<span class="merged" id="migrating-java-applets-to-jws-and-jnlp.2jarS7" title="原文: Migrating Java Applets to Java Web Start and JNLP">JavaアプレットからJava Web StartおよびJNLPへの移行</span>

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JavaアプレットからJava Web StartおよびJNLPへの移行

ブラウザではJava Plug-inのサポートが縮小中または撤廃中であるため、既存のJavaアプレットをJava Web Startに移行することを検討してください。Java Web Startでは、Java Network Launching Protocol (JNLP)を使用して、アプリケーションをダウンロードしてローカルに実行します。

アプレットAPIおよびJava Plug-inは、JDK 8で使用可能でありサポートされていますが、将来のリリースでの削除に備えて非推奨とマークされています。 アプレットおよび埋込みJavaFXアプリケーションに代わるものには、Java Web Startおよび自己完結型アプリケーションがあります。

Java Web Startに移行すると、Webブラウザとは独立してアプリケーションを起動できます。 ユーザーがオフラインの場合やブラウザにアクセスできない場合、デスクトップ・ショートカットでアプリケーションを起動できるため、ユーザーはネイティブ・アプリケーションと同じ操作性を得られます。

この章の内容は次のとおりです。

既存のJavaアプレットの移行

Java Web Startテクノロジにはアプレットのサポートが組み込まれています。 アプレットの再コンパイルを行わずに、使用しているアプレットをJava Web Startテクノロジで実行できます。 JNLPのapplet-desc要素を使用して、アプレットのHTMLタグをJava Network Launching Protocolの(JNLP)ファイルに変換するだけです。次に例を示します:

<resources>
  <jar href="SwingSet2.jar"/>
</resources>
<applet-desc main-class="SwingSet2Applet" name="SwingSet" width="625" height="595">
  <param name="param1" value="value1"/>
  <param name="param2" value="value2"/>
</applet-desc>

ノート: JDK 8で使用可能およびサポートされていますが、将来のリリースで削除される準備として、アプレットAPIは非推奨としてマークされています。 アプレットの代わりに、Java Web Startや自己完結型アプリケーションなどの代替手段を検討してください。

JavaアプレットからJava Web Startアプリケーションへの書直し

使用しているアプレットを移行する最善の方法は、それをスタンドアロンのJavaアプリケーションに書き直してから、Java Web Startテクノロジでデプロイすることです。 アプレットを書き直して結果となるアプリケーションをテストすると、変換されたアプレットが期待どおりに機能することを確認でき、アプリケーションでJava Web Startの機能を利用できます。

必要とされる主な作業は、使用しているappletクラスをアプリケーションのmainクラスに変換することです。 アプレットのinitおよびstartメソッドは存在せず、かわりにアプリケーションのmainメソッドの先頭にアプリケーションを初期化します。

移行をすばやく開始するには、mainメソッドを元のappletクラスに追加し、アプレットのinitメソッドおよびstartメソッドから通常コールされるアプレット初期化コードのコールを開始します。 appletクラスにmainメソッドがある場合、Java Web Startテクノロジを使用して起動を開始してから、Appletクラスへの依存性をゆっくりと削除し、アプリケーションのmainクラスに完全に変換できます。

特別な考慮事項

移行時に考慮すべき事項を次に示します。


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