JDK 1.3では、クライアント・アプリケーションが印刷ジョブのプロパティやページの属性を指定できるように、AWT印刷にJobAttributes
およびPageAttributes
クラスが導入されました。
この2つのAPIは主に、ページのレンダリングをサポートします。これはページのレンダリングおよび書式設定であり、印刷サブシステムの1つのコンポーネントです。 クライアントは印刷ダイアログからプリンタを選択し、JobAttributes
およびPageAttributes
を使用して印刷属性を指定できますが、AWTおよびJava 2D印刷APIでは、印刷サブシステムのもう1つの主要コンポーネントである、その機能に基づくプリンタの検出はサポートされていません。 Javaプラットフォーム上での印刷の歴史の詳細は、Java開発者向けの印刷に関するヘルプを参照してください。
JDK 1.2では、java.awt.print
パッケージを使用したJavaプラットフォームでの高度な印刷が導入されました。これにより、アプリケーションは、2Dグラフィック、テキストおよびイメージを含むすべてのJava 2Dグラフィックを印刷できます。
Javaプラットフォームでの基本的な印刷サポートは、Java Development Kit, version 1.1ではじめて導入されました。 JDK 1.1の印刷APIは、クライアント・アプリケーションからユーザー・インタフェースの内容を印刷するための基本的なフレームワークを開発者に提供しました。 JDK 1.1の印刷APIは、AWT印刷APIとも呼ばれ、印刷要求がカプセル化されたjava.awt.PrintJob
クラスを中心に設計されました。 PrintJob
クラスは、Graphics
のサブクラスを作成します。このサブクラスには、ページをレンダリングするためのレンダリング呼出しが実装されています。