パフォーマンスを測定する場合は、フライト・レコーダ自体によって追加されるパフォーマンス・オーバーヘッドを考慮することが重要です。 オーバーヘッドは、アプリケーションに応じて異なります。 パフォーマンス・テストがセット・アップされている場合は、特定のアプリケーションに顕著なオーバーヘッドが存在するかどうかを測定できます。 ただし、デフォルトの設定を使用して標準のプロファイリング記録を記録するためのオーバーヘッドは、ほとんどのアプリケーションで2%未満です。 通常、標準の連続記録の実行では、測定可能なパフォーマンスへの影響はありません。
オーバーヘッドの1つの大きな要因は、デフォルトで無効になっているヒープ統計イベントです。 ヒープ統計を有効にすると、テスト実行の開始時と終了時にOldガベージ・コレクションがトリガーされます。 これらのOld GCは、アプリケーションに追加の休止時間を与えるので、遅延を測定している場合または休止時間の影響を受けやすい環境では、ヒープ統計を有効にして実行しないでください。 メモリー・リークをデバッグするとき、またはアプリケーションのライブ・セットを調査するとき、ヒープ統計は便利です。 詳細は、「Javaフライト・レコーダによるメモリー・リークのデバッグ」を参照してください。
ノート: パフォーマンスのプロファイリングのユース・ケースでは、この情報は必要でない場合があります。