Java Platform, Standard Editionトラブルシューティング・ガイド
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2.2 Java Mission Control

Java Mission Control (JMC)は、HotSpot JVM用の新しいJDKプロファイリングおよび診断ツール・プラットフォームです。基本的なモニタリングと管理、および本番稼働時のプロファイリングと診断を行う高性能なツール・スイートです。Java Mission Controlは、プロファイリング・ツールにつきもののパフォーマンス・オーバーヘッドの問題を最小限に抑えます。このツールはJVMに組み込まれた商用機能であり、実行時に使用できます。

Java Flight Recorder (JFR)は商用機能です。開発者のデスクトップ/ラップトップ上では無償で、また評価目的であればテスト環境、開発環境および本番環境で使用できます。ただし、JFRを本番サーバーで有効にする場合は、商用ライセンスが必要です。それ以外の目的でJMC UIをJDK上で使用する場合、商用ライセンスは必要ありません

Java Mission Control (JMC)は、Java管理コンソール(JMX)とJava Flight Recorder (JFR)の他、ツールからダウンロード可能ないくつかのプラグインで構成されます。JMXはJavaアプリケーションのモニタリングおよび管理用ツールで、JFRはプロファイリング・ツールです。Java Mission Controlは、Eclipse IDE用のプラグインのセットとしても使用可能です。

次のトピックでは、Java Mission Controlでトラブルシューティングを行う方法を説明します。

2.2.1 Java Mission Controlによるトラブルシューティング

Java Mission Controlでは次のトラブルシューティング・アクティビティを実行できます。

JMCの詳細は、JMCドキュメントを参照してください。

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