Java Access Bridgeは、ユーザー補助テクノロジとJavaアプリケーションの間のやり取りを可能にするクラスおよびDLLのパッケージで構成されています。
次の図は、Java Access BridgeとJava Accessibilityユーティリティのコンポーネントが互いに対話する様子を示しています。
Java Access Bridgeは、Java Accessibility APIのサブセットをWindows\System32\windowsaccessbridge-64.dll
Windows DLL経由で提供します。Microsoft Windowsのユーザー補助テクノロジはこのDLLをロードしてリンクします。Java Access Bridgeは、Javaランタイムがロードするjavaaccessbridge.dll
も提供します。このDLLは、Java Accessibility API経由でアプリケーションとやり取りし、さらにそれ経由でユーザー・インタフェース・ツールキットおよびコンポーネントとやり取りします。DLLは、Java Accessibilityユーティリティ(イベントを合体し、ユーザー補助テクノロジ(およびユーザー補助テクノロジとして動作するJava Access Bridge)にアプリケーション・ライフサイクル機能を提供するクラスのコレクション)経由でもアプリケーションとやり取りします。Java Accessibilityユーティリティの概要を参照してください。Java Access BridgeのJavaコンポーネントは、JavaランタイムにロードされたDLLとJavaランタイム内のその他のJavaコードとの間のやり取りを管理します。Java Access BridgeのJavaコンポーネントは、assistive_technologies
プロパティの指定内容を使用してJava SEランタイムにロードされ(Accessibilityのプロパティを参照)、次にJava Native Interfaces (JNI)を使用してJava側DLLをロードします。Java Access BridgeがJava Accessibilityユーティリティ経由で実現する、ユーザー補助テクノロジとJavaアプリケーションとの間のやり取りは、プロセス間通信と呼ばれます。