- java.lang.Object
-
- java.util.EventObject
-
- java.awt.AWTEvent
-
- java.awt.event.ComponentEvent
-
- java.awt.event.InputEvent
-
- java.awt.event.MouseEvent
-
- すべての実装されたインタフェース:
Serializable
- 直系の既知のサブクラス:
MenuDragMouseEvent
,MouseWheelEvent
public class MouseEvent extends InputEvent
コンポーネント内でマウス・アクションが発生したことを示すイベントです。 マウス・アクションは、アクション発生時にマウス・カーソルが特定コンポーネントの境界の隠されていない部分上にあるときにのみ、そのコンポーネントで発生したと見なされます。 Swingのコンポーネントのような軽量コンポーネントの場合は、そのマウス・イベント・タイプがコンポーネントで有効になっている場合のみ、マウス・イベントがコンポーネントにディスパッチされます。 マウス・イベント・タイプを有効にするには、対応するマウス・ベースのEventListener
をコンポーネント(MouseListener
またはMouseMotionListener
)に追加するか、対応するマスク・パラメータ(AWTEvent.MOUSE_EVENT_MASK
またはAWTEvent.MOUSE_MOTION_EVENT_MASK
)を指定してComponent.enableEvents(long)
を呼び出します。 マウス・イベント・タイプがコンポーネントで有効になっていない場合、対応するマウス・イベントは、そのマウス・イベント・タイプが有効になっている最初の祖先にディスパッチされます。たとえば、
MouseListener
をコンポーネントに追加したか、enableEvents(AWTEvent.MOUSE_EVENT_MASK)
を呼び出した場合は、MouseListener
で定義されているすべてのイベントがコンポーネントにディスパッチされます。 一方、MouseMotionListener
が追加されておらず、AWTEvent.MOUSE_MOTION_EVENT_MASK
を指定してenableEvents
が呼び出されていない場合は、マウス・モーション・イベントはコンポーネントにディスパッチされません。 マウス・モーション・イベントは代わりに、マウス・モーション・イベントが有効になっている最初の祖先にディスパッチされます。この低レベル・イベントは、次の場合にコンポーネント・オブジェクトによって生成されます。
- マウス・イベント
- マウス・ボタンを押す
- マウス・ボタンを離す
- マウス・ボタンをクリックする(押してから離す)
- マウス・カーソルがコンポーネントのジオメトリの隠されていない部分に入る
- マウス・カーソルがコンポーネントのジオメトリの隠されていない部分から出る
- マウス・モーション・イベント
- マウスを移動する
- マウスをドラッグする
MouseEvent
オブジェクトは、そのコンポーネントのaddMouseListener
メソッドを使って「関連する」マウス・イベントを受け取るように登録されている、すべてのMouseListener
またはMouseAdapter
オブジェクトに渡されます。 (MouseAdapter
オブジェクトはMouseListener
インタフェースを実装します。) 各リスナー・オブジェクトは、マウス・イベントを含むMouseEvent
を取得します。MouseEvent
オブジェクトは、そのコンポーネントのaddMouseMotionListener
メソッドを使ってマウス・モーション・イベントを受け取るように登録されている、すべてのMouseMotionListener
またはMouseMotionAdapter
オブジェクトにも渡されます。 (MouseMotionAdapter
オブジェクトはMouseMotionListener
インタフェースを実装します。) 各リスナー・オブジェクトは、マウス・モーション・イベントを含むMouseEvent
を取得します。マウス・ボタンをクリックするとイベントが生成され、登録されている
MouseListener
に送られます。 モーダル・キーの状態は、InputEvent.getModifiers()
およびInputEvent.getModifiersEx()
を使って取得できます。InputEvent.getModifiers()
によって返されたボタン・マスクは、すべてのボタンの現在の状態ではなく、状態が変更されたボタンのみを反映します。 (なお、ALT_MASK/BUTTON2_MASKおよびMETA_MASK/BUTTON3_MASKの値がオーバーラップするため、修飾キーが関連するマウス・イベントの場合は、これが常にあてはまるわけではありません)。 すべてのボタンおよび修飾キーの状態を取得するには、InputEvent.getModifiersEx()
を使用します。 状態が変更されたボタンはgetButton()
により返されます。たとえば、マウスの第1ボタンを押すと、イベントは次の順序で送信されます。
id modifiers button
複数のマウス・ボタンを押した場合は、各ボタンのプレス、リリース、クリックに対して個別のイベントが生成されます。MOUSE_PRESSED: BUTTON1_MASK BUTTON1 MOUSE_RELEASED: BUTTON1_MASK BUTTON1 MOUSE_CLICKED: BUTTON1_MASK BUTTON1
たとえば、ユーザーがボタン1に続いてボタン2を押し、同じ順序でボタンを離した場合、次の一連のイベントが生成されます。
id modifiers button
ボタン2を先に離した場合には、MOUSE_PRESSED: BUTTON1_MASK BUTTON1 MOUSE_PRESSED: BUTTON2_MASK BUTTON2 MOUSE_RELEASED: BUTTON1_MASK BUTTON1 MOUSE_CLICKED: BUTTON1_MASK BUTTON1 MOUSE_RELEASED: BUTTON2_MASK BUTTON2 MOUSE_CLICKED: BUTTON2_MASK BUTTON2
BUTTON2_MASK
のMOUSE_RELEASED
/MOUSE_CLICKED
のペアが先に生成され、そのあとにBUTTON1_MASK
のそのペアが生成されます。マウス・ボタンが追加され、
BUTTON1
、BUTTON2
、およびBUTTON3
の定数で表されるボタンの標準セットが拡張されます。 追加のボタンには、割り当てられたBUTTONx
定数はなく、そのボタン・マスクには、割り当てられたBUTTONx_DOWN_MASK
定数はありません。 ただし、4から始まる序数をボタン番号(ボタンID)として使用できます。getMaskForButton(button)
メソッドによって取得される値は、ボタン・マスクとして使用できます。MOUSE_DRAGGED
イベントは、マウスのボタンを離すまで、マウスのボタンが押されたComponent
に(マウスの位置がそのComponent
の境界内にあるかどうかに関係なく)継続して送られます。 ドラッグ&ドロップの実装はプラットフォームによって異なるため、ネイティブのドラッグ&ドロップの操作中にMOUSE_DRAGGED
イベントが配信されない場合があります。 マルチスクリーン環境の場合には、マウスの位置がそのComponent
に関連付けられたGraphicsConfiguration
の境界の外側にある場合でも、マウス・ドラッグ・イベントはComponent
に送られます。 ただし、この場合のマウス・ドラッグ・イベントで報告されるマウスの位置は、実際のマウスの位置と異なることがあります。- 仮想デバイスのないマルチスクリーン環境の場合
マウス・ドラッグ・イベントで報告された座標はクリッピングされ、Component
に関連付けられたGraphicsConfiguration
の境界内に収められる。 - 仮想デバイスを持つマルチスクリーン環境の場合
マウス・ドラッグ・イベントで報告された座標はクリッピングされ、Component
に関連付けられた仮想デバイスの境界内に収められる。
特定の
MouseEvent
インスタンスのid
パラメータがMOUSE_FIRST
からMOUSE_LAST
-1までの範囲にない場合に、未指定の動作が発生します(MOUSE_WHEEL
は受け入れられません)。
-
-
フィールドのサマリー
フィールド 修飾子と型 フィールド 説明 static int
BUTTON1
マウス・ボタン1を示します。getButton()
によって使用されます。static int
BUTTON2
マウス・ボタン2を示します。getButton()
によって使用されます。static int
BUTTON3
マウス・ボタン3を示します。getButton()
によって使用されます。static int
MOUSE_CLICKED
「マウス・クリック」イベントです。static int
MOUSE_DRAGGED
「マウス・ドラッグ」イベントです。static int
MOUSE_ENTERED
「フォーカス取得」イベントです。static int
MOUSE_EXITED
「フォーカス喪失」イベントです。static int
MOUSE_FIRST
マウス・イベントに使用されるIDの範囲内の最初の番号です。static int
MOUSE_LAST
マウス・イベントに使用されるIDの範囲内の最後の番号です。static int
MOUSE_MOVED
「マウス移動」イベントです。static int
MOUSE_PRESSED
「マウス・プレス」イベントです。static int
MOUSE_RELEASED
「マウス・リリース」イベントです。static int
MOUSE_WHEEL
「マウス・ホイール」イベントです。static int
NOBUTTON
マウス・ボタンなしを示します。getButton()
によって使用されます。-
クラス java.awt.AWTEventから継承されるフィールド
ACTION_EVENT_MASK, ADJUSTMENT_EVENT_MASK, COMPONENT_EVENT_MASK, consumed, CONTAINER_EVENT_MASK, FOCUS_EVENT_MASK, HIERARCHY_BOUNDS_EVENT_MASK, HIERARCHY_EVENT_MASK, id, INPUT_METHOD_EVENT_MASK, INVOCATION_EVENT_MASK, ITEM_EVENT_MASK, KEY_EVENT_MASK, MOUSE_EVENT_MASK, MOUSE_MOTION_EVENT_MASK, MOUSE_WHEEL_EVENT_MASK, PAINT_EVENT_MASK, RESERVED_ID_MAX, TEXT_EVENT_MASK, WINDOW_EVENT_MASK, WINDOW_FOCUS_EVENT_MASK, WINDOW_STATE_EVENT_MASK
-
クラス java.awt.event.ComponentEventから継承されるフィールド
COMPONENT_FIRST, COMPONENT_HIDDEN, COMPONENT_LAST, COMPONENT_MOVED, COMPONENT_RESIZED, COMPONENT_SHOWN
-
クラス java.util.EventObjectから継承されたフィールド
source
-
クラス java.awt.event.InputEventから継承されるフィールド
ALT_DOWN_MASK, ALT_GRAPH_DOWN_MASK, ALT_GRAPH_MASK, ALT_MASK, BUTTON1_DOWN_MASK, BUTTON1_MASK, BUTTON2_DOWN_MASK, BUTTON2_MASK, BUTTON3_DOWN_MASK, BUTTON3_MASK, CTRL_DOWN_MASK, CTRL_MASK, META_DOWN_MASK, META_MASK, SHIFT_DOWN_MASK, SHIFT_MASK
-
-
コンストラクタのサマリー
コンストラクタ コンストラクタ 説明 MouseEvent(Component source, int id, long when, int modifiers, int x, int y, int clickCount, boolean popupTrigger)
指定されたソース・コンポーネント、型、修飾子、座標、クリック・カウント、popupTriggerフラグで、MouseEvent
オブジェクトを構築します。MouseEvent(Component source, int id, long when, int modifiers, int x, int y, int clickCount, boolean popupTrigger, int button)
指定されたソース・コンポーネント、型、時間、修飾子、座標、クリック・カウント、popupTriggerフラグ、ボタン番号で、MouseEvent
オブジェクトを構築します。MouseEvent(Component source, int id, long when, int modifiers, int x, int y, int xAbs, int yAbs, int clickCount, boolean popupTrigger, int button)
指定されたソース・コンポーネント、型、時間、修飾子、座標、絶対座標、クリック・カウント、popupTriggerフラグ、ボタン番号で、MouseEvent
オブジェクトを構築します。
-
メソッドのサマリー
すべてのメソッド staticメソッド インスタンス・メソッド 具象メソッド 修飾子と型 メソッド 説明 int
getButton()
状態が変更されたマウス・ボタンがある場合、そのマウス・ボタンを返します。int
getClickCount()
このイベントに関連付けられたマウス・クリック数を返します。Point
getLocationOnScreen()
イベントの絶対x、y座標を返します。int
getModifiersEx()
このイベントの拡張修飾子マスクを返します。static String
getMouseModifiersText(int modifiers)
イベントの発生時に押されていた「Shift」キーや「Ctrl+Shift」キーなどの修飾キーやマウス・ボタンを記述するString
インスタンスを返します。Point
getPoint()
ソース・コンポーネントを基準とする、イベントの相対x、y座標を返します。int
getX()
ソース・コンポーネントを基準とする、イベントの相対x座標(水平方向)を返します。int
getXOnScreen()
イベントの絶対x座標(水平方向)を返します。int
getY()
ソース・コンポーネントを基準とする、イベントの相対y座標(垂直方向)を返します。int
getYOnScreen()
イベントの絶対y座標(垂直方向)を返します。boolean
isPopupTrigger()
このマウス・イベントが、そのプラットフォームのポップアップ・メニュー・トリガー・イベントであるかどうかを返します。String
paramString()
このイベントを特定するパラメータ文字列を返します。void
translatePoint(int x, int y)
指定されたx
(水平方向)およびy
(垂直方向)オフセットを加算することにより、イベントの座標を新しい位置に変換します。-
クラス java.awt.event.ComponentEventから継承されるメソッド
getComponent
-
クラス java.util.EventObjectから継承されたメソッド
getSource
-
クラス java.awt.event.InputEventから継承されるメソッド
consume, getMaskForButton, getModifiers, getModifiersExText, getWhen, isAltDown, isAltGraphDown, isConsumed, isControlDown, isMetaDown, isShiftDown
-
-
-
-
フィールドの詳細
-
MOUSE_FIRST
public static final int MOUSE_FIRST
マウス・イベントに使用されるIDの範囲内の最初の番号です。- 関連項目:
- 定数フィールド値
-
MOUSE_LAST
public static final int MOUSE_LAST
マウス・イベントに使用されるIDの範囲内の最後の番号です。- 関連項目:
- 定数フィールド値
-
MOUSE_CLICKED
public static final int MOUSE_CLICKED
「マウス・クリック」イベントです。 このMouseEvent
は、マウス・ボタンを押して離すと発生します。- 関連項目:
- 定数フィールド値
-
MOUSE_PRESSED
public static final int MOUSE_PRESSED
「マウス・プレス」イベントです。 このMouseEvent
は、マウス・ボタンを押すと発生します。- 関連項目:
- 定数フィールド値
-
MOUSE_RELEASED
public static final int MOUSE_RELEASED
「マウス・リリース」イベントです。 このMouseEvent
は、マウス・ボタンを離すと発生します。- 関連項目:
- 定数フィールド値
-
MOUSE_MOVED
public static final int MOUSE_MOVED
「マウス移動」イベントです。 このMouseEvent
は、マウスの位置を変更すると発生します。- 関連項目:
- 定数フィールド値
-
MOUSE_ENTERED
public static final int MOUSE_ENTERED
「フォーカス取得」イベントです。 このMouseEvent
は、マウス・カーソルがコンポーネントのジオメトリの隠されていない部分に入ると発生します。- 関連項目:
- 定数フィールド値
-
MOUSE_EXITED
public static final int MOUSE_EXITED
「フォーカス喪失」イベントです。 このMouseEvent
は、マウス・カーソルがコンポーネントのジオメトリの隠されていない部分から出ると発生します。- 関連項目:
- 定数フィールド値
-
MOUSE_DRAGGED
public static final int MOUSE_DRAGGED
「マウス・ドラッグ」イベントです。 このMouseEvent
は、マウス・ボタンを押している間にマウスの位置が変更されると発生します。- 関連項目:
- 定数フィールド値
-
MOUSE_WHEEL
public static final int MOUSE_WHEEL
「マウス・ホイール」イベントです。 これは、MouseWheelEvent
のみです。 ホイール付きマウスのホイールを回転させると発生します。- 導入されたバージョン:
- 1.4
- 関連項目:
- 定数フィールド値
-
NOBUTTON
public static final int NOBUTTON
マウス・ボタンなしを示します。getButton()
によって使用されます。- 導入されたバージョン:
- 1.4
- 関連項目:
- 定数フィールド値
-
BUTTON1
public static final int BUTTON1
マウス・ボタン1を示します。getButton()
によって使用されます。- 導入されたバージョン:
- 1.4
- 関連項目:
- 定数フィールド値
-
BUTTON2
public static final int BUTTON2
マウス・ボタン2を示します。getButton()
によって使用されます。- 導入されたバージョン:
- 1.4
- 関連項目:
- 定数フィールド値
-
BUTTON3
public static final int BUTTON3
マウス・ボタン3を示します。getButton()
によって使用されます。- 導入されたバージョン:
- 1.4
- 関連項目:
- 定数フィールド値
-
-
コンストラクタの詳細
-
MouseEvent
public MouseEvent(Component source, int id, long when, int modifiers, int x, int y, int clickCount, boolean popupTrigger, int button)
指定されたソース・コンポーネント、型、時間、修飾子、座標、クリック・カウント、popupTriggerフラグ、ボタン番号で、MouseEvent
オブジェクトを構築します。無効なイベントを作成すると(複数の古い_MASK、または一致しない修飾子/ボタン値を使用するなどによって)、未指定の動作が発生します。 フォーム
MouseEvent(source, id, when, modifiers, x, y, clickCount, popupTrigger, button)
の呼び出しは、呼び出しMouseEvent(source, id, when, modifiers, x, y, xAbs, yAbs, clickCount, popupTrigger, button)
とまったく同じように動作します。ここで、xAbsとyAbsはスクリーン上のソース・ロケーションと相対座標xとyを定義します。xAbsとyAbsは、ソースが表示されていない場合はゼロに設定されます。 このメソッドはsource
がnull
の場合にIllegalArgumentException
をスローします。- パラメータ:
source
- イベントを発生させたComponent
id
- イベントのタイプを示す整数。 許容される値については、MouseEvent
のクラスの説明を参照してください。when
- イベントが発生した時間を渡すlong整数。 負またはゼロの値を渡すことはお薦めできませんmodifiers
- イベントの発生時に押されていた修飾キーおよびマウス・ボタン(Shift、Ctrl、Alt、Metaなど)を記述する修飾子マスク。 このパラメータの値として使用できるのは拡張修飾子だけです(拡張修飾子については、InputEvent.getModifiersEx()
クラスを参照)。 負の値のパラメータを渡すことはお薦めできません。 ゼロの値は修飾子が渡されなかったことを意味しますx
- マウス位置のx座標(水平方向)。 負の値を渡すことができますy
- マウス位置のy座標(垂直方向)。 負の値を渡すことができますclickCount
- イベントに関連付けられたマウス・クリックの回数。 負の値を渡すことはお薦めできませんpopupTrigger
- boolean型。このイベントがポップアップ・メニューのトリガーである場合はtrue
button
- 状態が変更されたマウス・ボタンを示す整数。 このパラメータには次の規則が適用されます。- 拡張マウス・ボタンのサポートがJavaで
disabled
にされている場合、NOBUTTON
、BUTTON1
、BUTTON2
、BUTTON3
の標準ボタンによってのみ、MouseEvent
オブジェクトを作成できます。 - 拡張マウス・ボタンのサポートがJavaで
enabled
にされている場合、標準ボタンによってMouseEvent
オブジェクトを作成できます。 拡張マウス・ボタンのサポートがJavaでenabled
にされている場合、標準ボタンに加えて、マウスに4つ以上のボタンがある場合に、4からMouseInfo.getNumberOfButtons()
の範囲のボタンを使用して、MouseEvent
オブジェクトを作成できます。
- 拡張マウス・ボタンのサポートがJavaで
- 例外:
IllegalArgumentException
-button
が0より小さい場合IllegalArgumentException
-source
がnullである場合IllegalArgumentException
-button
がBUTTON3より大きく、拡張されたマウス・ボタンのサポートがJavaのdisabled
の場合IllegalArgumentException
-button
がcurrent number of buttons
より大きく、拡張されたマウス・ボタンのサポートがJavaのenabled
の場合IllegalArgumentException
- 無効なbutton
値が渡された場合IllegalArgumentException
-source
がnullである場合- 導入されたバージョン:
- 1.4
- 関連項目:
EventObject.getSource()
,AWTEvent.getID()
,InputEvent.getWhen()
,InputEvent.getModifiers()
,getX()
,getY()
,getClickCount()
,isPopupTrigger()
,getButton()
-
MouseEvent
public MouseEvent(Component source, int id, long when, int modifiers, int x, int y, int clickCount, boolean popupTrigger)
指定されたソース・コンポーネント、型、修飾子、座標、クリック・カウント、popupTriggerフラグで、MouseEvent
オブジェクトを構築します。 フォームMouseEvent(source, id, when, modifiers, x, y, clickCount, popupTrigger)
の呼び出しは、呼び出しMouseEvent(source, id, when, modifiers, x, y, xAbs, yAbs, clickCount, popupTrigger, MouseEvent.NOBUTTON)
とまったく同じように動作します。ここで、xAbsとyAbsはスクリーン上のソース・ロケーションと相対座標xとyを定義します。xAbsとyAbsは、ソースが表示されていない場合はゼロに設定されます。 このメソッドはsource
がnull
の場合にIllegalArgumentException
をスローします。- パラメータ:
source
- イベントを発生させたComponent
id
- イベントのタイプを示す整数。 許容される値については、MouseEvent
のクラスの説明を参照してください。when
- イベントが発生した時間を渡すlong整数。 負またはゼロの値を渡すことはお薦めできませんmodifiers
- イベントの発生時に押されていた修飾キーおよびマウス・ボタン(Shift、Ctrl、Alt、Metaなど)を記述する修飾子マスク。 このパラメータの値として使用できるのは拡張修飾子だけです(拡張修飾子については、InputEvent.getModifiersEx()
クラスを参照)。 負の値のパラメータを渡すことはお薦めできません。 ゼロの値は修飾子が渡されなかったことを意味しますx
- マウス位置のx座標(水平方向)。 負の値を渡すことができますy
- マウス位置のy座標(垂直方向)。 負の値を渡すことができますclickCount
- イベントに関連付けられたマウス・クリックの回数。 負の値を渡すことはお薦めできませんpopupTrigger
- boolean型。このイベントがポップアップ・メニューのトリガーである場合はtrue
- 例外:
IllegalArgumentException
-source
がnullである場合- 関連項目:
EventObject.getSource()
,AWTEvent.getID()
,InputEvent.getWhen()
,InputEvent.getModifiers()
,getX()
,getY()
,getClickCount()
,isPopupTrigger()
-
MouseEvent
public MouseEvent(Component source, int id, long when, int modifiers, int x, int y, int xAbs, int yAbs, int clickCount, boolean popupTrigger, int button)
指定されたソース・コンポーネント、型、時間、修飾子、座標、絶対座標、クリック・カウント、popupTriggerフラグ、ボタン番号で、MouseEvent
オブジェクトを構築します。無効なイベントを作成すると(複数の古い_MASK、または一致しない修飾子/ボタン値を使用するなどによって)、未指定の動作が発生します。 コンストラクタに渡された相対座標と絶対座標の値が矛盾している場合でもマウス操作のインスタンスは作成され、例外はスローされません。 このメソッドは
source
がnull
の場合にIllegalArgumentException
をスローします。- パラメータ:
source
- イベントを発生させたComponent
id
- イベントのタイプを示す整数。 許容される値については、MouseEvent
のクラスの説明を参照してください。when
- イベントが発生した時間を渡すlong整数。 負またはゼロの値を渡すことはお薦めできませんmodifiers
- イベントの発生時に押されていた修飾キーおよびマウス・ボタン(Shift、Ctrl、Alt、Metaなど)を記述する修飾子マスク。 このパラメータの値として使用できるのは拡張修飾子だけです(拡張修飾子については、InputEvent.getModifiersEx()
クラスを参照)。 負の値のパラメータを渡すことはお薦めできません。 ゼロの値は修飾子が渡されなかったことを意味しますx
- マウス位置のx座標(水平方向)。 負の値を渡すことができますy
- マウス位置のy座標(垂直方向)。 負の値を渡すことができますxAbs
- マウス位置の絶対x座標(水平方向)。負の値を渡すことができますyAbs
- マウス位置の絶対y座標(垂直方向)。負の値を渡すことができますclickCount
- イベントに関連付けられたマウス・クリックの回数。 負の値を渡すことはお薦めできませんpopupTrigger
- boolean型。このイベントがポップアップ・メニューのトリガーである場合はtrue
button
- 状態が変更されたマウス・ボタンを示す整数。 このパラメータには次の規則が適用されます。- 拡張マウス・ボタンのサポートがJavaで
disabled
にされている場合、NOBUTTON
、BUTTON1
、BUTTON2
、BUTTON3
の標準ボタンによってのみ、MouseEvent
オブジェクトを作成できます。 - 拡張マウス・ボタンのサポートがJavaで
enabled
にされている場合、標準ボタンによってMouseEvent
オブジェクトを作成できます。 拡張マウス・ボタンのサポートがJavaでenabled
にされている場合、標準ボタンに加えて、マウスに4つ以上のボタンがある場合に、4からMouseInfo.getNumberOfButtons()
の範囲のボタンを使用して、MouseEvent
オブジェクトを作成できます。
- 拡張マウス・ボタンのサポートがJavaで
- 例外:
IllegalArgumentException
-button
が0より小さい場合IllegalArgumentException
-source
がnullである場合IllegalArgumentException
-button
がBUTTON3より大きく、拡張されたマウス・ボタンのサポートがJavaのdisabled
の場合IllegalArgumentException
-button
がcurrent number of buttons
より大きく、拡張されたマウス・ボタンのサポートがJavaのenabled
の場合IllegalArgumentException
- 無効なbutton
値が渡された場合IllegalArgumentException
-source
がnullである場合- 導入されたバージョン:
- 1.6
- 関連項目:
EventObject.getSource()
,AWTEvent.getID()
,InputEvent.getWhen()
,InputEvent.getModifiers()
,getX()
,getY()
,getXOnScreen()
,getYOnScreen()
,getClickCount()
,isPopupTrigger()
,getButton()
,button
,Toolkit.areExtraMouseButtonsEnabled()
,MouseInfo.getNumberOfButtons()
,InputEvent.getMaskForButton(int)
-
-
メソッドの詳細
-
getLocationOnScreen
public Point getLocationOnScreen()
イベントの絶対x、y座標を返します。 デスクトップ領域が複数の物理画面デバイスにまたがっている可能性のある仮想デバイス・マルチスクリーン環境では、これらの座標は仮想の座標系を基準にしています。 それ以外の場合、これらの座標は、コンポーネントのGraphicsConfigurationに関連付けられた座標系を基準にしています。- 戻り値:
- 絶対X座標と絶対Y座標を含む
Point
オブジェクト。 - 導入されたバージョン:
- 1.6
- 関連項目:
GraphicsConfiguration
-
getXOnScreen
public int getXOnScreen()
イベントの絶対x座標(水平方向)を返します。 デスクトップ領域が複数の物理画面デバイスにまたがっている可能性のある仮想デバイス・マルチスクリーン環境では、この座標は仮想の座標系を基準にしています。 それ以外の場合、この座標は、コンポーネントのGraphicsConfigurationに関連付けられた座標系を基準にしています。- 戻り値:
- x水平方向の絶対位置を示す整数
- 導入されたバージョン:
- 1.6
- 関連項目:
GraphicsConfiguration
-
getYOnScreen
public int getYOnScreen()
イベントの絶対y座標(垂直方向)を返します。 デスクトップ領域が複数の物理画面デバイスにまたがっている可能性のある仮想デバイス・マルチスクリーン環境では、この座標は仮想の座標系を基準にしています。 それ以外の場合、この座標は、コンポーネントのGraphicsConfigurationに関連付けられた座標系を基準にしています。- 戻り値:
- y垂直方向の絶対位置を示す整数
- 導入されたバージョン:
- 1.6
- 関連項目:
GraphicsConfiguration
-
getModifiersEx
public int getModifiersEx()
このイベントの拡張修飾子マスクを返します。拡張修飾子は、ALT_DOWN_MASK、BUTTON1_DOWN_MASKなどのように、_DOWN_MASK接尾辞で終わる修飾子です。
拡張修飾子は、イベントが発生した直後のAlt、Ctrl、Metaキーやマウス・ボタンなど、すべてのモーダル・キーの状態を表します。
たとえば、ユーザーがボタン1に続いてボタン2を押し、同じ順序でボタンを離した場合、次の一連のイベントが生成されます。
MOUSE_PRESSED
:BUTTON1_DOWN_MASK
MOUSE_PRESSED
:BUTTON1_DOWN_MASK | BUTTON2_DOWN_MASK
MOUSE_RELEASED
:BUTTON2_DOWN_MASK
MOUSE_CLICKED
:BUTTON2_DOWN_MASK
MOUSE_RELEASED
:MOUSE_CLICKED
:今後、新しい修飾子が追加される可能性があるため、
==
を使用してこのメソッドの戻り値を比較することは非推奨です。 たとえば、次のコードにより、ShiftキーとButton 1を押してCtrlキーを離したことをチェックできます。int onmask = SHIFT_DOWN_MASK | BUTTON1_DOWN_MASK; int offmask = CTRL_DOWN_MASK; if ((event.getModifiersEx() & (onmask | offmask)) == onmask) { ... }
上記のコードは、新しい修飾子が追加されても動作します。- オーバーライド:
getModifiersEx
、クラス:InputEvent
- 戻り値:
- このイベントの拡張ファイア・マスク
-
getX
public int getX()
ソース・コンポーネントを基準とする、イベントの相対x座標(水平方向)を返します。- 戻り値:
- xコンポーネントを基準とする水平位置を示す整数
-
getY
public int getY()
ソース・コンポーネントを基準とする、イベントの相対y座標(垂直方向)を返します。- 戻り値:
- yコンポーネントを基準とする垂直位置を示す整数
-
getPoint
public Point getPoint()
ソース・コンポーネントを基準とする、イベントの相対x、y座標を返します。- 戻り値:
- ソース・コンポーネントを基準とするx座標およびy座標を含む
Point
オブジェクト
-
translatePoint
public void translatePoint(int x, int y)
指定されたx
(水平方向)およびy
(垂直方向)オフセットを加算することにより、イベントの座標を新しい位置に変換します。- パラメータ:
x
- 現在のx座標に加算されるx (水平方向)値y
- 現在のy座標に加算されるy (垂直方向)値
-
getClickCount
public int getClickCount()
このイベントに関連付けられたマウス・クリック数を返します。- 戻り値:
- クリック数を表す整数値
-
getButton
public int getButton()
状態が変更されたマウス・ボタンがある場合、そのマウス・ボタンを返します。 戻り値の範囲は、0からMouseInfo.getNumberOfButtons()
値です。 戻り値には、少なくとも次の定数が含まれます。-
NOBUTTON
-
BUTTON1
-
BUTTON2
-
BUTTON3
if (anEvent.getButton() == MouseEvent.BUTTON1) {
特に、ボタンが1、2、または3つのマウスの場合は、このメソッドによって次の値が返されます。- 0 (
NOBUTTON
) - 1 (
BUTTON1
) - 2 (
BUTTON2
) - 3 (
BUTTON3
)
BUTTON3
より大きいボタン番号には、定数識別子がありません。 したがって、ボタンが5つのマウスがインストールされている場合は、このメソッドによって次の値が返されます。- 0 (
NOBUTTON
) - 1 (
BUTTON1
) - 2 (
BUTTON2
) - 3 (
BUTTON3
) - 4
- 5
注: 拡張マウス・ボタンのサポートがJavaで
disabled
にされている場合、AWTイベント・サブシステムでは拡張マウス・ボタンのマウス・イベントは発生しません。 したがって、このメソッドがNOBUTTON
、BUTTON1
、BUTTON2
、BUTTON3
以外を返すことはありません。- 戻り値:
- 拡張マウス・ボタンのサポートがJavaで
enabled
にされている場合は、0からMouseInfo.getNumberOfButtons()
値のいずれか。 拡張マウス・ボタンのサポートがJavaでdisabled
にされている場合は、この範囲にはNOBUTTON
、BUTTON1
、BUTTON2
、BUTTON3
、
NOBUTTON
、BUTTON1
、BUTTON2
、またはBUTTON3
が含まれます。 - 導入されたバージョン:
- 1.4
- 関連項目:
Toolkit.areExtraMouseButtonsEnabled()
,MouseInfo.getNumberOfButtons()
,MouseEvent(Component, int, long, int, int, int, int, int, int, boolean, int)
,InputEvent.getMaskForButton(int)
-
-
isPopupTrigger
public boolean isPopupTrigger()
このマウス・イベントが、そのプラットフォームのポップアップ・メニュー・トリガー・イベントであるかどうかを返します。注: ポップアップ・メニューのトリガーはシステムによって異なります。 したがって、クロス・プラットフォームを適切に機能させるために、
mousePressed
およびmouseReleased
の両方でisPopupTrigger
をチェックすることをお薦めします。- 戻り値:
- boolean型。このイベントがこのプラットフォームのポップアップ・メニュー・トリガーである場合はtrue
-
getMouseModifiersText
public static String getMouseModifiersText(int modifiers)
イベントの発生時に押されていた「Shift」キーや「Ctrl+Shift」キーなどの修飾キーやマウス・ボタンを記述するString
インスタンスを返します。 これらの文字列はawt.properties
ファイルを変更することによりローカライズが可能です。InputEvent.ALT_MASK
とInputEvent.BUTTON2_MASK
は同じ値になるため、どちらの修飾子に対しても文字列「Alt」が返されます。 同様に、InputEvent.META_MASK
とInputEvent.BUTTON3_MASK
は同じ値になるため、どちらの修飾子に対しても文字列「Meta」が返されます。負の値のパラメータを渡すことは誤りであり、未指定の文字列が返されます。 ゼロのパラメータは修飾子が渡されていないことを示し、空の文字列が返されます。
- パラメータ:
modifiers
- イベントの発生時に押されていた修飾キーおよびマウス・ボタンを記述する修飾子マスク- 戻り値:
- 文字列イベント発生時に押されていた修飾キーおよびマウス・ボタンの組み合わせを記述するテキスト文字列
- 導入されたバージョン:
- 1.4
- 関連項目:
InputEvent.getModifiersExText(int)
-
paramString
public String paramString()
このイベントを特定するパラメータ文字列を返します。 このメソッドは、イベント・ログの作成およびデバッグに便利です。- オーバーライド:
paramString
、クラス:ComponentEvent
- 戻り値:
- イベントを特定する文字列とその属性
-
-