モジュール java.base
パッケージ java.lang

クラスBoolean

  • すべての実装されたインタフェース:
    Serializable, Comparable<Boolean>


    public final class Boolean
    extends Object
    implements Serializable, Comparable<Boolean>
    Booleanクラスは、プリミティブ型booleanの値をオブジェクトにラップします。 Boolean型のオブジェクトには、型がbooleanの単一フィールドが含まれます。

    さらにこのクラスは、booleanStringに、Stringbooleanに変換する多数のメソッドや、booleanの処理時に役立つ定数およびメソッドも提供します。

    導入されたバージョン:
    1.0
    関連項目:
    直列化された形式
    • フィールドのサマリー

      フィールド 
      修飾子と型 フィールド 説明
      static Boolean FALSE
      プリミティブ値falseに対応するBooleanオブジェクトです。
      static Boolean TRUE
      プリミティブ値trueに対応するBooleanオブジェクトです。
      static Class<Boolean> TYPE
      booleanのプリミティブ型を表すClassオブジェクトです。
    • コンストラクタのサマリー

      コンストラクタ 
      コンストラクタ 説明
      Boolean​(boolean value)
      非推奨。 
      このコンストラクタを使用することはめったに適切ではありません。 静的ファクトリvalueOf(boolean)は、より良い選択肢です。スペースと時間のパフォーマンスが大幅に向上する可能性が高いためです。 また、可能であれば最終フィールドTRUEFALSEの使用も検討してください。
      Boolean​(String s)
      非推奨。 
      このコンストラクタを使用することはめったに適切ではありません。 文字列をbooleanプリミティブに変換するにはparseBoolean(String)を使用し、文字列をBooleanオブジェクトに変換するにはvalueOf(String)を使用します。
    • メソッドのサマリー

      すべてのメソッド staticメソッド インスタンス・メソッド 具象メソッド 
      修飾子と型 メソッド 説明
      boolean booleanValue​()
      このBooleanオブジェクトの値をプリミティブboolean型として返します。
      static int compare​(boolean x, boolean y)
      2つのboolean値を比較します。
      int compareTo​(Boolean b)
      このBooleanインスタンスを別のインスタンスと比較します。
      boolean equals​(Object obj)
      引数がnullではなく、このオブジェクトと同じboolean値を表すBooleanオブジェクトの場合にだけ、trueを返します。
      static boolean getBoolean​(String name)
      引数で指定されたシステム・プロパティが存在し、大文字と小文字を区別しない場合は、文字列"true"と等しい場合にのみ、trueを返します。
      int hashCode​()
      このBooleanオブジェクトのハッシュ・コードを返します。
      static int hashCode​(boolean value)
      Boolean.hashCode()との互換性がある、boolean値のハッシュ・コードを返します。
      static boolean logicalAnd​(boolean a, boolean b)
      指定されたbooleanオペランドに論理積演算子を適用した結果を返します。
      static boolean logicalOr​(boolean a, boolean b)
      指定されたbooleanオペランドに論理和演算子を適用した結果を返します。
      static boolean logicalXor​(boolean a, boolean b)
      指定されたbooleanオペランドに排他的論理和演算子を適用した結果を返します。
      static boolean parseBoolean​(String s)
      文字列引数をboolean型として解析します。
      String toString​()
      このBooleanの値を表すStringオブジェクトを返します。
      static String toString​(boolean b)
      指定されたbooleanを表すStringオブジェクトを返します。
      static Boolean valueOf​(boolean b)
      指定されたboolean値を表すBooleanインスタンスを返します。
      static Boolean valueOf​(String s)
      指定された文字列によって表される値を持つBooleanを返します。
    • フィールドの詳細

      • TRUE

        public static final Boolean TRUE
        プリミティブ値trueに対応するBooleanオブジェクトです。
      • FALSE

        public static final Boolean FALSE
        プリミティブ値falseに対応するBooleanオブジェクトです。
      • TYPE

        public static final Class<Boolean> TYPE
        booleanのプリミティブ型を表すClassオブジェクトです。
        導入されたバージョン:
        1.1
    • コンストラクタの詳細

      • Boolean

        @Deprecated(since="9")
        public Boolean​(boolean value)
        非推奨。 このコンストラクタを使用することはめったに適切ではありません。 静的ファクトリvalueOf(boolean)は、より良い選択肢です。スペースと時間のパフォーマンスが大幅に向上する可能性が高いためです。 また、可能であれば最終フィールドTRUEFALSEの使用も検討してください。
        value引数を表すBooleanオブジェクトを割り当てます。
        パラメータ:
        value - Booleanの値。
      • Boolean

        @Deprecated(since="9")
        public Boolean​(String s)
        非推奨。 このコンストラクタを使用することはめったに適切ではありません。 文字列をbooleanプリミティブに変換するにはparseBoolean(String)を使用し、文字列をBooleanオブジェクトに変換するにはvalueOf(String)を使用します。
        文字列引数がnullではなく、文字列"true"に等しい(大文字と小文字は区別しない)場合は、値trueを表すBooleanオブジェクトを割り当てます。 それ以外の場合は、値falseを表すBooleanオブジェクトを割り当てます。
        パラメータ:
        s - Booleanに変換する文字列。
    • メソッドの詳細

      • parseBoolean

        public static boolean parseBoolean​(String s)
        文字列引数をboolean型として解析します。 文字列引数がnullではなく、文字列"true"に等しい(大文字と小文字は区別しない)場合、返されるbooleanは値trueを表します。 それ以外の場合は、ヌル引数を含むfalse値が返されます。

        例: Boolean.parseBoolean("True")trueを返す。
        例: Boolean.parseBoolean("yes")falseを返す。

        パラメータ:
        s - 解析対象のboolean表現を含むString
        戻り値:
        文字列引数で表されるboolean型
        導入されたバージョン:
        1.5
      • booleanValue

        public boolean booleanValue​()
        このBooleanオブジェクトの値をプリミティブboolean型として返します。
        戻り値:
        このオブジェクトのプリミティブboolean値。
      • valueOf

        public static Boolean valueOf​(boolean b)
        指定されたboolean値を表すBooleanインスタンスを返します。 指定されたboolean値がtrueの場合、このメソッドはBoolean.TRUEを返し、falseの場合、このメソッドはBoolean.FALSEを返します。 新規Booleanインスタンスが不要な場合、通常このメソッドがコンストラクタBoolean(boolean)に優先して使用されます。その理由は、このメソッドが操作に必要な領域や時間がはるかに少なくて済む場合が多いためです。
        パラメータ:
        b - boolean型の値。
        戻り値:
        bを表すBooleanインスタンス
        導入されたバージョン:
        1.4
      • valueOf

        public static Boolean valueOf​(String s)
        指定された文字列によって表される値を持つBooleanを返します。 文字列引数がnullではなく、文字列"true"に等しい(大文字と小文字は区別しない)場合、返されるBooleanはtrue値を表します。 それ以外の場合は、ヌル引数を含むfalse値が返されます。
        パラメータ:
        s - 文字列
        戻り値:
        文字列が表すBoolean値。
      • toString

        public static String toString​(boolean b)
        指定されたbooleanを表すStringオブジェクトを返します。 指定されたbooleanがtrueの場合は文字列"true"が返され、それ以外の場合は文字列"false"が返されます。
        パラメータ:
        b - 変換されるboolean
        戻り値:
        指定されたbooleanの文字列表現
        導入されたバージョン:
        1.4
      • toString

        public String toString​()
        このBooleanの値を表すStringオブジェクトを返します。 このオブジェクトが値trueを表している場合、"true"に等しい文字列が返されます。 それ以外の場合、"false"に等しい文字列が返されます。
        オーバーライド:
        toString、クラス: Object
        戻り値:
        このオブジェクトの文字列表現。
      • hashCode

        public static int hashCode​(boolean value)
        Boolean.hashCode()との互換性がある、boolean値のハッシュ・コードを返します。
        パラメータ:
        value - ハッシュ対象の値
        戻り値:
        boolean値のハッシュ・コード値。
        導入されたバージョン:
        1.8
      • equals

        public boolean equals​(Object obj)
        引数がnullではなく、このオブジェクトと同じboolean値を表すBooleanオブジェクトの場合にだけ、trueを返します。
        オーバーライド:
        equals、クラス: Object
        パラメータ:
        obj - 比較対象のオブジェクト
        戻り値:
        Booleanオブジェクトが同じ値を表す場合はtrue、そうでない場合はfalse
        関連項目:
        Object.hashCode(), HashMap
      • getBoolean

        public static boolean getBoolean​(String name)
        引数で指定されたシステム・プロパティが存在し、大文字と小文字を区別しない場合は、文字列"true"と等しい場合にのみ、trueを返します。 システム・プロパティには、Systemクラスによって定義されるgetPropertyメソッドを使ってアクセスできます。

        指定された名前を持つプロパティがない場合、あるいは指定された名前が空またはnullの場合は、falseが返されます。

        パラメータ:
        name - システム・プロパティ名。
        戻り値:
        システム・プロパティのboolean値。
        例外:
        SecurityException - System.getPropertyと同じ理由のため
        関連項目:
        System.getProperty(java.lang.String), System.getProperty(java.lang.String, java.lang.String)
      • compareTo

        public int compareTo​(Boolean b)
        このBooleanインスタンスを別のインスタンスと比較します。
        定義:
        compareTo、インタフェース: Comparable<Boolean>
        パラメータ:
        b - 比較対象のBooleanインスタンス
        戻り値:
        このオブジェクトが引数と同じboolean値を表す場合はゼロ。このオブジェクトがtrueを表し、引数がfalseを表す場合は正の値。このオブジェクトがfalseを表し、引数がtrueを表す場合は負の値
        例外:
        NullPointerException - 引数がnullの場合
        導入されたバージョン:
        1.5
        関連項目:
        Comparable
      • compare

        public static int compare​(boolean x,
                                  boolean y)
        2つのboolean値を比較します。 返される値は、次から返される値と同じになります。
            Boolean.valueOf(x).compareTo(Boolean.valueOf(y))
         
        パラメータ:
        x - 比較する最初のboolean
        y - 比較する2番目のboolean
        戻り値:
        x == yの場合は値0!x && yの場合は0より小さい値、x && !yの場合は0より大きい値
        導入されたバージョン:
        1.7
      • logicalAnd

        public static boolean logicalAnd​(boolean a,
                                         boolean b)
        指定されたbooleanオペランドに論理積演算子を適用した結果を返します。
        パラメータ:
        a - 第1オペランド
        b - 第2オペランド
        戻り値:
        abの論理積
        導入されたバージョン:
        1.8
        関連項目:
        BinaryOperator
      • logicalOr

        public static boolean logicalOr​(boolean a,
                                        boolean b)
        指定されたbooleanオペランドに論理和演算子を適用した結果を返します。
        パラメータ:
        a - 第1オペランド
        b - 第2オペランド
        戻り値:
        abの論理和
        導入されたバージョン:
        1.8
        関連項目:
        BinaryOperator
      • logicalXor

        public static boolean logicalXor​(boolean a,
                                         boolean b)
        指定されたbooleanオペランドに排他的論理和演算子を適用した結果を返します。
        パラメータ:
        a - 第1オペランド
        b - 第2オペランド
        戻り値:
        abの排他的論理和
        導入されたバージョン:
        1.8
        関連項目:
        BinaryOperator