モジュール javafx.graphics
パッケージ javafx.concurrent

列挙型Worker.State

  • すべての実装されたインタフェース:
    Serializable, Comparable<Worker.State>
    含まれているインタフェース:
    Worker<V>

    public static enum Worker.State
extends Enum<Worker.State>

    Workerの状態。 Workerでの状態遷移は明確に定義されています。 すべてのWorkerはREADY状態で開始されます。 状況によっては、Workerは実際に実行される前に、その実行がスケジュールされる場合があります。 そのような場合、WorkerがいつRUNNINGであるかとは別に、いつSCHEDULEDであるかを知ることが有用なことがあります。 ただし、Workerが即時に実行される場合でも、WorkerはRUNNING状態になる前に一時的にSCHEDULED状態になります。 つまり、遷移は常にREADYからSCHEDULEDへ、そこからRUNNINGへとなります(Workerが取り消される場合以外)。

    実行され、取り消されないWorkerは、SUCCEEDEDまたはFAILEDという2つの状態のいずれかになります。 Workerの実行中に例外がスローされた場合にのみ、FAILEDになります。 WorkerはREADY、SCHEDULEDまたはRUNNINGのときに取り消される場合があり、その場合の最終ステータスはCANCELLEDになります。 これらの状況のいずれかで取り消されると、Workerは即時にCANCELLED状態に移行します。

    再利用可能なWorkerは、CANCELLED、SUCCEEDEDまたはFAILEDからREADYに戻ります。 その時点から、再度、通常の状態遷移に従います。

    導入されたバージョン:
    JavaFX 2.0

    • 列挙型定数のサマリー

      列挙型定数 
      列挙型定数 説明
      CANCELLED
      このWorkerがWorker.cancel()メソッドによって取り消されたことを示します。
      FAILED
      通常は予期しない条件が発生したことによって、このWorkerが失敗したことを示します。
      READY
      Workerがまだ実行されておらず、実行の準備ができているか、またはWorkerが再初期化されたことを示します。
      RUNNING
      このWorkerが実行中であることを示します。
      SCHEDULED
      Workerの実行がスケジュールされているが、現在は実行中ではないことを示します。
      SUCCEEDED
      このWorkerが正常に完了しており、valueプロパティから読み取る準備ができている有効な結果があることを示します。

    • 列挙型定数の詳細

      • READY

        public static final Worker.State READY
        Workerがまだ実行されておらず、実行の準備ができているか、またはWorkerが再初期化されたことを示します。 これは、Workerのデフォルトの初期状態です。

      • SCHEDULED

        public static final Worker.State SCHEDULED
        Workerの実行がスケジュールされているが、現在は実行中ではないことを示します。 これは、Workerが実行を開始する前にスレッド・プールのスレッドが使用可能になるのを待機しているためである場合があります。

      • RUNNING

        public static final Worker.State RUNNING
        このWorkerが実行中であることを示します。 これは、Workerが処理の最初の部分を実際に開始する直前に設定されます。

      • SUCCEEDED

        public static final Worker.State SUCCEEDED
        このWorkerが正常に完了しており、valueプロパティから読み取る準備ができている有効な結果があることを示します。

      • CANCELLED

        public static final Worker.State CANCELLED
        このWorkerがWorker.cancel()メソッドによって取り消されたことを示します。

      • FAILED

        public static final Worker.State FAILED
        通常は予期しない条件が発生したことによって、このWorkerが失敗したことを示します。 例外はexceptionプロパティから取得できます。

    • メソッドの詳細

      • values

        public static Worker.State[] values​()
        この列挙型の定数を含む配列を、宣言されている順序で返します。 このメソッドは、次のようにして定数を反復するために使用できます。 
        for (Worker.State c : Worker.State.values())
    System.out.println(c);
        戻り値:
        この列挙型の定数を含む配列(宣言されている順序)

      • valueOf

        public static Worker.State valueOf​(String name)
        指定された名前を持つ、この型の列挙型定数を返します。 文字列は、この型の列挙型定数を宣言するのに使用した識別子と厳密に一致している必要があります。 (不適切な空白文字は許可されません。)
        パラメータ:
        name - 返される列挙型定数の名前。
        戻り値:
        指定された名前を持つ列挙型定数
        例外:
        IllegalArgumentException - 指定された名前を持つ定数をこの列挙型が持っていない場合
        NullPointerException - 引数がnullの場合