モジュール java.desktop

クラスJobKOctets

  • すべての実装されたインタフェース:
    Serializable, Cloneable, Attribute, PrintJobAttribute, PrintRequestAttribute


    public final class JobKOctets
    extends IntegerSyntax
    implements PrintRequestAttribute, PrintJobAttribute
    JobKOctetsクラスは、Kオクテット単位、つまりジョブの処理で要求される1024オクテット単位で、ドキュメントの合計サイズを指定する整数型の値の印刷属性クラスです。 値は、1から1024オクテットのジョブが1Kオクテットとして表示され、1025から2048のジョブが2Kオクテットなどとなるように切り上げて表示されなければいけません。multidoc印刷ジョブ(複数のドキュメントを持つジョブ)の場合、JobKOctetsの値は、個々のドキュメントのサイズをオクテット単位で合計して、次のKオクテットの値に切り上げることによって計算されます。

    JobKOctets属性はジョブのサイズを記述します。 この属性は、カウンタとなるためのものではありません。これは、有益なルーティングおよびスケジューリング情報(既知の場合)となるためのものです。 プリンタは、Print Requestに指定されない場合、JobKOctets属性の値を計算しようとします。 クライアントがJobKOctets属性の値をPrint Requestに指定する場合でも、プリンタが、クライアントが指定した値より正確な値を計算できる場合、プリンタは値の変更を選択できます。 プリンタは、ちょうどジョブを送信した時間またはそのしばらく後にJobKOctets属性の正しい値を決定できます。

    JobKOctets値はCopies属性によって指定されるコピー部数が寄与する乗法因子を保持してはいけません。デバイスがジョブまたはドキュメント・データに対して複数のパスを行わずに複数のコピー部数を処理できるかどうか、また出力がページ揃えであるかどうかに依存してはいけません。 この結果、値は実装から独立し、コピー部数に依存しないKオクテットで測定されたドキュメントのサイズを示します。

    JobKOctetsの値は、ドキュメント・データに組み込まれているコピー部数の命令が寄与する乗除因子も保持してはいけません。 ドキュメント・データが実際にドキュメント・データの複製を保持している場合は、この値はこのような複製を含みます。 言い換えると、この値は、生成されるハード・コピー出力の測定によるのではなく、常にソース・ドキュメント・データのサイズになります。

    ドキュメントのサイズは、ドキュメントのDocFlavorによって指定された印刷データ表現クラスに基づいて計算されます。次の表でこれを説明します。

    ドキュメント・サイズの計算方法を示す表
    表現クラス ドキュメントのサイズ
    byte[] バイト配列の長さ
    java.io.InputStream ストリームから読み込まれるバイト数
    char[] 文字配列の長さx 2
    java.lang.String 文字列の長さx 2
    java.io.Reader ストリームから読み込まれる文字数x 2
    java.net.URL 指定されたURLアドレスのファイルから読み込まれるバイト数
    java.awt.image.renderable.RenderableImage 実装依存*
    java.awt.print.Printable 実装依存*
    java.awt.print.Pageable 実装依存*

    *これらの場合、Print Service自体がプリンタに送信する印刷データを生成します。 Print ServiceがJobKOctets属性をサポートする場合、クライアントが指定したJobKOctetsの値に置き換えるために、これらの場合に対してPrint Service自体が印刷データのサイズを計算しなければいけません。

    IPP互換性: 整数値はIPP整数値を示します。 getName()によって返されるカテゴリ名はIPP属性の名前を示します。

    関連項目:
    JobKOctetsSupported, JobKOctetsProcessed, JobImpressions, JobMediaSheets, 直列化された形式
    • コンストラクタの詳細

      • JobKOctets

        public JobKOctets​(int value)
        指定された整数値で新しいジョブKオクテット属性を構築します。
        パラメータ:
        value - 整数値。
        例外:
        IllegalArgumentException - 非チェック例外。valueが0より小さい場合にスローされる。
    • メソッドの詳細

      • equals

        public boolean equals​(Object object)
        このジョブKオクテット属性がオブジェクトに渡された属性と等しいかどうかを返します。 次の条件がすべてtrueの場合に同等とみなされます。
        1. objectがnullではない。
        2. objectがJobKOctetsクラスのインスタンスである。
        3. このジョブKオクテット属性の値とobjectの値が同じである。
        オーバーライド:
        equals、クラス: IntegerSyntax
        パラメータ:
        object - 比較対象のオブジェクト。
        戻り値:
        objectがこのジョブKオクテット属性と等しい場合はtrue、そうでない場合はfalse。
        関連項目:
        Object.hashCode()HashMap
      • getCategory

        public final Class<? extends Attribute> getCategory​()
        この印刷属性値の「カテゴリ」として使用される印刷属性クラスを返します。

        JobKOctetsクラスの場合、カテゴリはJobKOctetsクラス自体です。

        定義:
        getCategory、インタフェース: Attribute
        戻り値:
        印刷属性クラス(カテゴリ)、java.lang.Classクラスのインスタンス。
      • getName

        public final String getName​()
        属性値がインスタンスとなるカテゴリの名前を返します。

        JobKOctetsクラスの場合、カテゴリ名は"job-k-octets"です。

        定義:
        getName、インタフェース: Attribute
        戻り値:
        属性カテゴリの名前