モジュール java.desktop

クラスJobState

  • すべての実装されたインタフェース:
    Serializable, Cloneable, Attribute, PrintJobAttribute


    public class JobState
    extends EnumSyntax
    implements PrintJobAttribute
    JobStateは印刷ジョブの現在の状態を識別して列挙する印刷属性クラスです。 JobStateクラスはジョブの状態を表す標準値を定義します。 印刷サービスが実装される場合、実装に適合するジョブの状態のみを通知する必要があります。定義されたすべての状態を通知する必要はありません。 JobStateReasons属性はJobState属性を拡張し、ある状態のジョブについてより詳細な情報を提供します。

    IPP互換性: getName()によって返されるカテゴリ名はIPP属性の名前です。 列挙の整数値はIPP列挙型値です。 toString()メソッドは、属性値のIPP文字列表現を返します。

    関連項目:
    直列化された形式
    • フィールドのサマリー

      フィールド 
      修飾子と型 フィールド 説明
      static JobState ABORTED
      通常、ジョブの状態がPROCESSINGまたはPROCESSING_STOPPEDのときに、システム側でジョブが取り消され、プリンタがジョブの取消しを完了し、すべてのジョブ状態属性がジョブの最終値に設定されています。
      static JobState CANCELED
      ユーザー側の操作でジョブが取り消され、プリンタがジョブの取消しを完了し、すべてのジョブ状態属性がジョブの最終値に設定されています。
      static JobState COMPLETED
      ジョブが正常に完了しているか、処理後に警告またはエラーが出され、印刷された用紙はすべて適切な出力トレーに排出され、すべてのジョブ状態属性がジョブの最終値に設定されています。
      static JobState PENDING
      ジョブは処理対象になっていますがまだ処理されていません。
      static JobState PENDING_HELD
      いくつかの原因でジョブが処理対象になっていませんが、これらが解決された時点で状態がPENDINGになります。
      static JobState PROCESSING
      ジョブは処理中です。
      static JobState PROCESSING_STOPPED
      いくつかの原因で、ジョブが処理中に停止されています。これらが解決された時点で状態がPROCESSINGに戻ります。
      static JobState UNKNOWN
      ジョブの状態は不明です。
    • コンストラクタのサマリー

      コンストラクタ 
      修飾子 コンストラクタ 説明
      protected JobState​(int value)
      指定された整数値を使用して新しいジョブ状態列挙値を構築します。
    • フィールドの詳細

      • UNKNOWN

        public static final JobState UNKNOWN
        ジョブの状態は不明です。
      • PENDING

        public static final JobState PENDING
        ジョブは処理対象になっていますがまだ処理されていません。
      • PENDING_HELD

        public static final JobState PENDING_HELD
        いくつかの原因でジョブが処理対象になっていませんが、これらが解決された時点で状態がPENDINGになります。 ジョブのJobStateReasons属性で、ジョブが処理対象になっていない原因を示す必要があります。
      • PROCESSING

        public static final JobState PROCESSING
        ジョブは処理中です。 次のアクティビティが1つ以上発生しています。
        1. PDL等の分析、生成、変換を行う、1つ以上の純粋なソフトウェア・プロセスをジョブが使用中、または使用試行中
        2. PDL変換、媒体へのマーキング、またはステープリングなどの終了処理を行う、1つ以上のハードウェア・デバイスをジョブが使用中、または使用試行中
        3. プリンタの印刷準備は完了しているが、ジョブが出力デバイスに到着していないため、または出力デバイスか別のスプーラのキューに入っていて印刷待ち状態になっているため、出力デバイスで印刷がまだ実行されていない

        ジョブの状態がPROCESSINGのとき、ジョブ全体の状態に、プリンタのPrinterStateおよびPrinterStateReasons属性で表される詳細なステータスが含まれます。

        ジョブの進捗を示すジョブのJobStateReasons属性の追加値が、必要がなくても実装に含まれる場合があります。出力デバイスが実際に用紙にマーキングするタイミングを示すJOB_PRINTING値や、プリンタがジョブの取り消しまたは中止を行なっていることを示すPROCESSING_TO_STOP_POINT値の追加がこれに該当します。

      • PROCESSING_STOPPED

        public static final JobState PROCESSING_STOPPED
        いくつかの原因で、ジョブが処理中に停止されています。これらが解決された時点で状態がPROCESSINGに戻ります。

        ジョブのJobStateReasons属性はジョブが処理を停止している原因を示します。 たとえば出力デバイスが停止している場合は、PRINTER_STOPPED値がジョブのJobStateReasons属性に含まれていることがあります。

        注: 出力デバイスが停止しているときは、近くにいる人が認識できるような形で、そのデバイス自体が状態を表します。 クライアントからプリンタのPrinterStateおよびPrinterStateReasons属性を照会することにより、デバイスのステータスをより完全に、リモートで取得することができます。

      • CANCELED

        public static final JobState CANCELED
        ユーザー側の操作でジョブが取り消され、プリンタがジョブの取消しを完了し、すべてのジョブ状態属性がジョブの最終値に設定されています。 プリンタでジョブが取り消されているときには、ジョブは現在の状態のまま残りますが、ジョブのJobStateReasons属性にはPROCESSING_TO_STOP_POINT値、およびCANCELED_BY_USER、CANCELED_BY_OPERATOR、またはCANCELED_AT_DEVICEのいずれかの値が含まれるようにします。 ジョブの状態がCANCELEDに変わるときには、PROCESSING_TO_STOP_POINT値が残っている場合は削除する必要がありますが、CANCELED_BY_xxx値はそのまま残す必要があります。
      • ABORTED

        public static final JobState ABORTED
        通常、ジョブの状態がPROCESSINGまたはPROCESSING_STOPPEDのときに、システム側でジョブが取り消され、プリンタがジョブの取消しを完了し、すべてのジョブ状態属性がジョブの最終値に設定されています。 プリンタでジョブが中止されているときには、ジョブは現在の状態のまま残りますが、ジョブのJobStateReasons属性にはPROCESSING_TO_STOP_POINT値、およびABORTED_BY_SYSTEM値を含めるようにします。 ジョブの状態がABORTEDに変わるときには、PROCESSING_TO_STOP_POINT値が残っている場合は削除する必要がありますが、ABORTED_BY_SYSTEM値はそのまま残す必要があります。
      • COMPLETED

        public static final JobState COMPLETED
        ジョブが正常に完了しているか、処理後に警告またはエラーが出され、印刷された用紙はすべて適切な出力トレーに排出され、すべてのジョブ状態属性がジョブの最終値に設定されています。 ジョブのJobStateReasons属性に含める値は、COMPLETED_SUCCESSFULLY、COMPLETED_WITH_WARNINGS、またはCOMPLETED_WITH_ERRORSのいずれかである必要があります。
    • コンストラクタの詳細

      • JobState

        protected JobState​(int value)
        指定された整数値を使用して新しいジョブ状態列挙値を構築します。
        パラメータ:
        value - 整数値。
    • メソッドの詳細

      • getStringTable

        protected String[] getStringTable​()
        JobStateクラスの文字列テーブルを返します。
        オーバーライド:
        getStringTable、クラス: EnumSyntax
        戻り値:
        文字列テーブル
      • getEnumValueTable

        protected EnumSyntax[] getEnumValueTable​()
        JobStateクラスの列挙値テーブルを返します。
        オーバーライド:
        getEnumValueTable、クラス: EnumSyntax
        戻り値:
        値テーブル
      • getCategory

        public final Class<? extends Attribute> getCategory​()
        この印刷属性値の「カテゴリ」として使用される印刷属性クラスを返します。

        JobStateクラス、およびベンダー定義の任意のサブクラスでは、カテゴリはJobStateクラス自身になります。

        定義:
        getCategory、インタフェース: Attribute
        戻り値:
        印刷属性クラス(カテゴリ)、java.lang.Classクラスのインスタンス。
      • getName

        public final String getName​()
        属性値がインスタンスとなるカテゴリの名前を返します。

        JobStateクラスおよびベンダー定義のサブクラスの場合、カテゴリ名は"job-state"です。

        定義:
        getName、インタフェース: Attribute
        戻り値:
        属性カテゴリの名前