モジュール java.desktop

クラスSheetCollate

  • すべての実装されたインタフェース:
    Serializable, Cloneable, Attribute, DocAttribute, PrintJobAttribute, PrintRequestAttribute


    public final class SheetCollate
    extends EnumSyntax
    implements DocAttribute, PrintRequestAttribute, PrintJobAttribute
    SheetCollateは、ドキュメントを2部以上印刷することがCopies属性で指定されている場合、そのジョブの印刷ドキュメントを部単位で印刷するかどうかを列挙して指定する印刷属性クラスです。 COLLATEDの場合、各ドキュメントは出力ストリームで部単位に印刷されます。 UNCOLLATEDの場合、出力ストリームの各ページがCopies属性で指定された枚数ずつ順番に印刷されます。 たとえば、印刷すると用紙2枚になるドキュメントのCopiesに6が指定され、SheetCollateがUNCOLLATEDの場合、まず最初のページが6枚印刷され、次に2ページ目が6枚印刷されます。

    部単位で印刷されたドキュメントを複数の出力トレーに出力するか、それとも同じトレーに出力して実装で定義された方法で仕分けを行うかは、実装によって決定されます。 複数の出力先を使用するか、それとも出力ソーターを使用するかも実装によって決定されます。

    SheetCollate属性をプリンタがサポートしない場合、つまり部単位で印刷するかどうかをクライアントで指定できない場合、プリンタ側はSheetCollateが常にCOLLATEDに設定されているように動作する必要があります。

    SheetCollate属性はMultipleDocumentHandling属性と相互に作用します。 MultipleDocumentHandling属性では全ドキュメントを部単位で印刷するかどうかを指定し、SheetCollate属性はドキュメントの各ページを部単位で印刷するかどうかを指定します。

    multidoc印刷ジョブ(複数のドキュメントを持つジョブ)に対するSheetCollate属性の効果は、すべてのドキュメントに用紙の部単位印刷属性で同じ値が指定されているかどうか(または、異なるドキュメントで異なる値が指定されているかどうか)、およびMultipleDocumentHandling属性の値(通常はデフォルト)によって決定されます。

    • すべてのドキュメントに用紙の部単位印刷属性で同じ値が指定されている場合、SheetCollateとMultipleDocumentHandlingについては次の組み合わせを許可。これ以外の組み合わせを指定したジョブが送信されると、プリンタがエラーを報告する。
      • SheetCollate = COLLATED、MultipleDocumentHandling = SINGLE_DOCUMENT -- すべての入力ドキュメントが1つの出力ドキュメントにまとめられる。 出力ドキュメントは部単位、つまり1, 2, 3,..., 1, 2, 3,... のように印刷される。
      • SheetCollate = COLLATED、MultipleDocumentHandling = SINGLE_DOCUMENT_NEW_SHEET -- すべての入力ドキュメントが1つの出力ドキュメントにまとめられ、各入力ドキュメントの最初の印刷データは常に新しい用紙に印刷される。 出力ドキュメントは部単位、つまり1, 2, 3,..., 1, 2, 3,... のように印刷される。
      • SheetCollate = COLLATED、MultipleDocumentHandling = SEPARATE_DOCUMENTS_UNCOLLATED_COPIES -- 各入力ドキュメントが独立した出力ドキュメントとして処理される。 各出力ドキュメント(ここではA, B,... とする)は部単位に印刷されるが、ドキュメント自体はそれぞれまとめて、つまりA1, A2, A3,..., A1, A2, A3,..., B1, B2, B3,..., B1, B2, B3,... のように印刷される。
      • SheetCollate = COLLATED、MultipleDocumentHandling = SEPARATE_DOCUMENTS_COLLATED_COPIES -- 各入力ドキュメントが独立した出力ドキュメントとして処理される。 各出力ドキュメント(ここではA, B,... とする)が部単位で印刷され、ドキュメント自体も部単位で、つまりA1, A2, A3,...,B1, B2, B3,...,A1, A2, A3,...,B1, B2, B3,... のように印刷される。
      • SheetCollate = UNCOLLATED、MultipleDocumentHandling = SINGLE_DOCUMENT -- すべての入力ドキュメントが1つの出力ドキュメントにまとめられる。 出力ドキュメントはページごと、つまり1, 1,..., 2, 2,..., 3, 3,... のように印刷される。
      • SheetCollate = UNCOLLATED、MultipleDocumentHandling = SINGLE_DOCUMENT_NEW_SHEET -- すべての入力ドキュメントが1つの出力ドキュメントにまとめられ、各入力ドキュメントの最初の印刷データは常に新しい用紙に印刷される。 出力ドキュメントはページごと、つまり1, 1,..., 2, 2,..., 3, 3,... のように印刷される。
      • SheetCollate = UNCOLLATED、MultipleDocumentHandling = SEPARATE_DOCUMENTS_UNCOLLATED_COPIES -- 各入力ドキュメントが独立した出力ドキュメントとして処理される。 各出力ドキュメント(ここではA, B,... とする)はページごとにまとめて、ドキュメント自体もそれぞれまとめて、つまりA1, A1,..., A2, A2,..., A3, A3,..., B1, B1,..., B2, B2,..., B3, B3,... のように印刷される。
    • 用紙の部単位印刷属性で指定されている値がドキュメントごとに異なる場合、MultipleDocumentHandlingについては1つの値だけが許可され、ほかの値が指定されてジョブが送信されると、プリンタはエラーを報告する。
      • MultipleDocumentHandling = SEPARATE_DOCUMENTS_UNCOLLATED_COPIES -- 各入力ドキュメントが独立した出力ドキュメントとして処理される。 各出力ドキュメント(ここではA, B,... とする)を部単位で印刷するかどうかは、対応する入力ドキュメントのSheetCollate属性で決定され、各ドキュメントはそれぞれまとめて印刷される。 ドキュメントAでSheetCollate = UNCOLLATED、ドキュメントBでSheetCollate = COLLATEDの場合、A1, A1,..., A2, A2,..., A3, A3,..., B1, B2, B3,..., B1, B2, B3,... のように印刷される。

    IPP互換性: SheetCollateは現在のところIPP属性ではありません。

    関連項目:
    MultipleDocumentHandling, 直列化された形式
    • フィールドの詳細

      • UNCOLLATED

        public static final SheetCollate UNCOLLATED
        2部以上のドキュメントはページごとにまとめて印刷されます。
      • COLLATED

        public static final SheetCollate COLLATED
        2部以上のドキュメントは部単位で印刷されます。
    • コンストラクタの詳細

      • SheetCollate

        protected SheetCollate​(int value)
        指定された整数値を使用して新しい部単位印刷列挙値を構築します。
        パラメータ:
        value - 整数値。
    • メソッドの詳細

      • getStringTable

        protected String[] getStringTable​()
        SheetCollateクラスの文字列テーブルを返します。
        オーバーライド:
        getStringTable、クラス: EnumSyntax
        戻り値:
        文字列テーブル
      • getEnumValueTable

        protected EnumSyntax[] getEnumValueTable​()
        SheetCollateクラスの列挙値テーブルを返します。
        オーバーライド:
        getEnumValueTable、クラス: EnumSyntax
        戻り値:
        値テーブル
      • getCategory

        public final Class<? extends Attribute> getCategory​()
        この印刷属性値の「カテゴリ」として使用される印刷属性クラスを返します。

        SheetCollateクラスの場合、カテゴリはSheetCollateクラス自身です。

        定義:
        getCategory、インタフェース: Attribute
        戻り値:
        印刷属性クラス(カテゴリ)、java.lang.Classクラスのインスタンス。
      • getName

        public final String getName​()
        属性値がインスタンスとなるカテゴリの名前を返します。

        SheetCollateクラスの場合、カテゴリ名は"sheet-collate"です。

        定義:
        getName、インタフェース: Attribute
        戻り値:
        属性カテゴリの名前