モジュール java.desktop
パッケージ javax.sound.midi

クラスSoundbankResource

  • 直系の既知のサブクラス:
    Instrument


    public abstract class SoundbankResource
    extends Object
    SoundbankResourceは、Soundbankに格納されているすべてのオーディオ・リソースを表します。 一般的なサウンドバンク・リソースには、次のものが含まれます。
    • インストゥルメント インストゥルメントはさまざまな方法で指定できる。 ただし、すべてのサウンド・バンクはインストゥルメントを定義するための何らかのメカニズムを備えている。 サウンド・バンクは、インストゥルメントを定義する際にそこに格納されているほかのリソースを参照する場合がある。 それぞれのインストゥルメントには、MIDIメッセージでそのインストゥルメントを参照できるMIDIプログラムおよびバンクを指定するPatchがある。 機器情報は、Instrumentオブジェクトに格納することができます。
    • オーディオ・サンプル。 サンプルは通常、サンプリングされたオーディオの波形で、数分の1秒から数秒程度の長さを持つ短いサウンド・レコーディングが収められている。 これらのオーディオ・サンプルは、MIDIコマンドにレスポンスしてサウンドを合成するためにSynthesizerによって使用されるか、またはアプリケーションによって使用のために抽出される。 (この用語は、ミュージシャンが単一の断片的なサンプルではなく、一連の連続したオーディオ・サンプルやフレームを全体としてサンプルと呼んでいることを反映している。) オーディオ・サンプルのデータ・クラスは、オーディオ・サンプル・データ自体とその解釈方法に関する情報(オーディオ・データの形式)をカプセル化した、AudioInputStreamなどのオブジェクトになる。
    • 組込み処理。 サウンド・バンクには、Sequenceなどのデータ・オブジェクトに格納されている内蔵の曲データが含まれている場合があります。
    Wavetable合成やそれに関連する技術を使用するシンセサイザは、ノート(音符)を合成する際、特に初めに録音された現実のインストゥルメント(楽器)をエミュレートする場合に、サンプルを用いてオーディオを再生します。 ただし、Instrumentsと、Soundbankのサンプルは1対1に対応しているとは限りません。 1つのInstrumentで複数のSoundbankResources (通常はピッチや明るさの異なるノート)を使用することができます。 また、複数のInstrumentで同じサンプルを使用することもできます。
    • コンストラクタの詳細

      • SoundbankResource

        protected SoundbankResource​(Soundbank soundBank,
                                    String name,
                                    Class<?> dataClass)
        指定したサウンド・バンクおよびWavetableのインデックスから新しいSoundbankResourceを構築します。 (SoundbankResource'sの名前、サンプリングされたオーディオ・データ、およびインストゥルメントはサブクラスで設定します。)
        パラメータ:
        soundBank - このSoundbankResourceが格納されているサウンド・バンク
        name - サンプルの名前
        dataClass - サンプルのデータを表すために使用されているクラス
        関連項目:
        getSoundbank(), getName(), getDataClass(), getData()
    • メソッドの詳細

      • getSoundbank

        public Soundbank getSoundbank​()
        このSoundbankResourceが格納されているサウンド・バンクを取得します。
        戻り値:
        このSoundbankResourceが格納されているサウンド・バンク
      • getName

        public String getName​()
        リソース名を取得します。 これは、通常、リソースを説明する文字列になります。
        戻り値:
        インストゥルメントの名前
      • getDataClass

        public Class<?> getDataClass​()
        このサンプルでそのデータを表すために使用されているクラスを取得します。 getDataで返されるオブジェクトはこのクラスのオブジェクトです。 このSoundbankResourceオブジェクトがそのデータに直接アクセスできない場合は、nullが返されます。
        戻り値:
        サンプルのデータを表すために使用されているクラス、データにアクセスできない場合はnull
      • getData

        public abstract Object getData​()
        このSoundbankResourceに格納されているオーディオ・サンプルを取得します。 返されるオブジェクトの型は具象クラスの実装に依存し、getDataClassで照会できる場合もあります。
        戻り値:
        サンプリングされたオーディオ・データを格納するオブジェクト
        関連項目:
        getDataClass()