モジュール java.desktop
パッケージ javax.sound.sampled

クラスAudioFileFormat



  • public class AudioFileFormat
    extends Object
    AudioFileFormatクラスのインスタンスは、オーディオ・ファイルについて、ファイル・タイプ、バイト数で表されるファイルの長さ、ファイルに含まれるオーディオ・データのサンプル・フレーム数で表される長さ、オーディオ・データの形式などを記述します。

    AudioSystemクラスには、オーディオ・ファイルのフォーマットを決定し、オーディオ・ファイルからオーディオ入力ストリームを取得し、オーディオ入力ストリームからオーディオ・ファイルを書き込むメソッドが含まれています。

    AudioFileFormatオブジェクトには、一式のプロパティを組み込むことができます。 1つのプロパティは、キーと値のペアから成ります。キーはString型で、対応するプロパティ値は任意のオブジェクトです。 プロパティには、作成者や著作権やファイルのデュレーションなど、付加的な情報のメタデータを指定します。 プロパティはオプション情報であり、プロパティを提供または認識するためのファイル・リーダーおよびファイル・ライターの実装は必須ではありません。

    次の表に、実装で使用される一般的なプロパティの例を示します。

    オーディオ・ファイル形式のプロパティ
    プロパティ・キー 値の型 説明
    "duration" Long マイクロ秒単位でのファイルの再生デュレーション
    "author" String このファイルの作成者の名前
    "title" String このファイルのタイトル
    "copyright" String 著作権メッセージ
    "date" Date 録音またはリリースの日付
    "comment" String 任意のテキスト
    導入されたバージョン:
    1.3
    関連項目:
    AudioInputStream
    • コンストラクタの詳細

      • AudioFileFormat

        protected AudioFileFormat​(AudioFileFormat.Type type,
                                  int byteLength,
                                  AudioFormat format,
                                  int frameLength)
        オーディオ・ファイル形式オブジェクトを構築します。 このprotectedコンストラクタは、オーディオ・ファイルまたはサポートされているオーディオ・ファイル形式に関する情報を返すときに、ファイル読込みサービスを行うプロバイダによって使用されます。
        パラメータ:
        type - オーディオ・ファイルのタイプ
        byteLength - ファイルの長さ(バイト単位)か、AudioSystem.NOT_SPECIFIED
        format - ファイルに含まれるオーディオ・データの形式
        frameLength - サンプル・フレーム数で表されるオーディオ・データの長さ、またはAudioSystem.NOT_SPECIFIED
        関連項目:
        getType()
      • AudioFileFormat

        public AudioFileFormat​(AudioFileFormat.Type type,
                               AudioFormat format,
                               int frameLength)
        オーディオ・ファイル形式オブジェクトを構築します。 このpublicコンストラクタは、要求されたオーディオ・ファイルのプロパティを記述するためにアプリケーションで使用できます。
        パラメータ:
        type - オーディオ・ファイルのタイプ
        format - ファイルに含まれるオーディオ・データの形式
        frameLength - サンプル・フレーム数で表されるオーディオ・データの長さ、またはAudioSystem.NOT_SPECIFIED
      • AudioFileFormat

        public AudioFileFormat​(AudioFileFormat.Type type,
                               AudioFormat format,
                               int frameLength,
                               Map<String,Object> properties)
        定義された一式のプロパティを使用して、オーディオ・ファイル形式オブジェクトを構築します。 このpublicコンストラクタは、要求されたオーディオ・ファイルのプロパティを記述するためにアプリケーションで使用できます。 プロパティ・マップは、変更できないようにするためにコピーされます。
        パラメータ:
        type - オーディオ・ファイルのタイプ
        format - ファイルに含まれるオーディオ・データの形式
        frameLength - サンプル・フレーム数で表されるオーディオ・データの長さ、またはAudioSystem.NOT_SPECIFIED
        properties - プロパティを指定したMap<String, Object>オブジェクト
        導入されたバージョン:
        1.5
    • メソッドの詳細

      • getByteLength

        public int getByteLength​()
        (オーディオ・データだけでなく)オーディオ・ファイル全体のサイズをバイト単位で取得します。
        戻り値:
        バイト数で表されるオーディオ・ファイルの長さ
        関連項目:
        AudioSystem.NOT_SPECIFIED
      • getFormat

        public AudioFormat getFormat​()
        オーディオ・ファイルに含まれるオーディオ・データの形式を取得します。
        戻り値:
        オーディオ・データの形式
      • getFrameLength

        public int getFrameLength​()
        サンプル・フレーム数で表される、ファイルに含まれるオーディオ・データの長さを取得します。
        戻り値:
        ファイル内のオーディオ・データのサンプル・フレーム数
        関連項目:
        AudioSystem.NOT_SPECIFIED
      • properties

        public Map<String,Object> properties​()
        変更不可能なプロパティのマップを取得します。 プロパティの概念の詳細は、class descriptionの説明を参照してください。
        戻り値:
        すべてのプロパティを格納するMap<String, Object>オブジェクト。 プロパティが1つも認識されない場合は、空のマップが返される。
        導入されたバージョン:
        1.5
        関連項目:
        getProperty(String)
      • getProperty

        public Object getProperty​(String key)
        キーによって指定されたプロパティ値を取得します。 プロパティの概念の詳細は、class descriptionの説明を参照してください。

        指定したプロパティが特定のファイル形式で定義されていない場合、このメソッドはnullを返します。

        パラメータ:
        key - 取得したいプロパティのキー
        戻り値:
        指定されたキーを持つプロパティの値、またはプロパティが存在しない場合はnull
        導入されたバージョン:
        1.5
        関連項目:
        properties()
      • toString

        public String toString​()
        ファイル形式の文字列表現を提供します。
        オーバーライド:
        toString、クラス: Object
        戻り値:
        文字列としてのファイル形式