モジュール java.sql.rowset

パッケージ javax.sql.rowset.serial

クラスSerialRef

java.lang.Object

javax.sql.rowset.serial.SerialRef

すべての実装されたインタフェース:

Serializable, Cloneable, Ref

public class SerialRef
extends Object
implements Ref, Serializable, Cloneable

Refオブジェクトの直列化マッピングであり、Javaプログラミング言語でのSQL REF値のマッピングです。

SerialRefクラスは、RefオブジェクトからSerialRefインスタンスを作成するためのコンストラクタと、Refオブジェクトを取得および設定するためのメソッドを提供します。

スレッドの安全性

SerialRefは、複数の並行スレッドによる使用において安全ではありません。 複数のスレッドで使用する場合は、適切な同期処理によってSerialRefへのアクセスを制御するようにしてください。

導入されたバージョン:

1.5

関連項目:

直列化された形式

コンストラクタのサマリー

コンストラクタ

コンストラクタ	説明
SerialRef(Ref ref)	指定されたRefオブジェクトからSerialRefオブジェクトを構築します。

メソッドのサマリー

修飾子と型	メソッド	説明
Object	clone()	このSerialRefのクローンを返します。
boolean	equals(Object obj)	このSerialRefを指定されたオブジェクトと比較します。
String	getBaseTypeName()	Refの基底型名を説明する文字列を返します。
Object	getObject()	このSerialRefオブジェクトが参照するSQL構造化型を表すObjectを返します。
Object	getObject(Map<String,Class<?>> map)	このSerialRefオブジェクトが参照するSQL構造化型を表すObjectを返します。
int	hashCode()	このSerialRefのハッシュ・コードを返します。
void	setObject(Object obj)	このSerialRefオブジェクトが参照するSQL構造型を指定のObjectオブジェクトに設定します。

クラス java.lang.Objectから継承されたメソッド

finalize, getClass, notify, notifyAll, toString, wait, wait, wait

コンストラクタの詳細

SerialRef

public SerialRef(Ref ref)
          throws SerialException,
                 SQLException

指定されたRefオブジェクトからSerialRefオブジェクトを構築します。

パラメータ:

ref - Refオブジェクト。nullは不可

例外:

SQLException - データベース・アクセス・エラーが発生した場合、refがnullの場合、またはRefオブジェクトがnull値の基底型名を返した場合。

SerialException - Refオブジェクトの直列化時にエラーが発生した場合

メソッドの詳細

getBaseTypeName

public String getBaseTypeName()
                       throws SerialException

Refの基底型名を説明する文字列を返します。

定義:

getBaseTypeName、インタフェース: Ref

戻り値:

Refの基底型名を説明する文字列

例外:

SerialException - Refオブジェクトが設定されていない場合

getObject

public Object getObject(Map<String,Class<?>> map)
                 throws SerialException

このSerialRefオブジェクトが参照するSQL構造化型を表すObjectを返します。 構造型の属性は、指定の型マップに従ってマッピングされます。

定義:

getObject、インタフェース: Ref

パラメータ:

map - 0個以上のエントリを持つjava.util.Mapオブジェクト。各エントリは、(1) UDTの完全修飾名を指定するStringオブジェクトと、(2) UDTのマッピング方法を定義するSQLData実装のClassオブジェクトで構成される

戻り値:

Ref参照によって解決され、提供された型マップに従ってマッピングされたオブジェクト・インスタンス

例外:

SerialException - 参照解決でエラーが発生した場合

関連項目:

Ref.setObject(java.lang.Object)

getObject

public Object getObject()
                 throws SerialException

このSerialRefオブジェクトが参照するSQL構造化型を表すObjectを返します。

定義:

getObject、インタフェース: Ref

戻り値:

Ref参照から解決されたオブジェクト・インスタンス

例外:

SerialException - 参照解決でエラーが発生した場合

関連項目:

Ref.setObject(java.lang.Object)

setObject

public void setObject(Object obj)
               throws SerialException

このSerialRefオブジェクトが参照するSQL構造型を指定のObjectオブジェクトに設定します。

定義:

setObject、インタフェース: Ref

パラメータ:

obj - 参照されるSQL構造型を表すObject

例外:

SerialException - このSerialRefオブジェクトによって参照される構造型の生成時にエラーが発生した場合

関連項目:

Ref.getObject(), Ref.getObject(Map), PreparedStatement.setObject(int, Object), CallableStatement.setObject(String, Object)

equals

public boolean equals(Object obj)

このSerialRefを指定されたオブジェクトと比較します。 引数がnullでなく、このオブジェクトと同じオブジェクトを表す SerialRefオブジェクトである場合にのみ、結果は trueになります。

オーバーライド:

equals、クラス: Object

パラメータ:

obj - このSerialRefと比較するオブジェクト

戻り値:

指定されたオブジェクトがこのSerialRefに等しいSerialRefを表す場合はtrue、それ以外の場合はfalse

関連項目:

Object.hashCode(), HashMap

hashCode

public int hashCode()

このSerialRefのハッシュ・コードを返します。

オーバーライド:

hashCode、クラス: Object

戻り値:

このオブジェクトのハッシュ・コード値

関連項目:

Object.equals(java.lang.Object), System.identityHashCode(java.lang.Object)

clone

public Object clone()

このSerialRefのクローンを返します。 ベースとなるRefオブジェクトはnullに設定されます。

オーバーライド:

clone、クラス: Object

戻り値:

このSerialRefのクローン

関連項目:

Cloneable