モジュール java.xml.bind
パッケージ javax.xml.bind.attachment

クラスAttachmentMarshaller



  • public abstract class AttachmentMarshaller
    extends Object

    JAXB整列化プロセスがバイナリ・データのストレージを最適化できるようにします。

    このAPIは、JAXB整列化プロセスとMIMEベース・パッケージ・プロセッサ間における、最適化されたバイナリ・データ形式の効率的かつ協調的な作成を可能にします。 JAXB実装はMIMEベース・パッケージのルート本体を整列化し、参照可能なMIMEパートの作成をこの抽象化オブジェクトを実装するMIMEベース・パッケージ・プロセッサに委任します。

    isXOPPackage()がtrueの場合、XOP処理は有効になります。 詳細は、addMtomAttachment(DataHandler, String, String)を参照してください。

    WS-I Attachment Profile 1.0は、{http://ws-i.org/profiles/basic/1.1/xsd}swaRefに関係する各JAXBプロパティに対するmarshallerによって呼び出されるaddSwaRefAttachment(DataHandler)によってサポートされています。

    導入されたバージョン:
    1.6, JAXB 2.0
    関連項目:
    Marshaller.setAttachmentMarshaller(AttachmentMarshaller), XML-binary Optimized Packaging, WS-I Attachments Profile Version 1.0
    • コンストラクタの詳細

      • AttachmentMarshaller

        public AttachmentMarshaller​()
    • メソッドの詳細

      • addMtomAttachment

        public abstract String addMtomAttachment​(DataHandler data,
                                                 String elementNamespace,
                                                 String elementLocalName)

        MIMEコンテンツdataを、添付として最適化されたバイナリ・ストレージにすることを考慮します。

        isXOPPackage()trueの場合、「Creating XOP Packages」のステップ3に記載されているとおり、データ型が「base64Binary」である各要素に対し、JAXB整列化プロセスによってこのメソッドは呼び出されます。

        このメソッドの実装者は、dataを独立して添付するか、base64Binaryデータ形式にインライン化するかを決定します。 実装がMIMEパートとしてバイナリ・データのストレージを最適化することを選択した場合、dataをMIMEベース・パッケージに添付した後、MIMEメッセージ内のMIMEパートを識別する一意のコンテンツID、cidを割り当てることが必要です。 このメソッドはcidを返します。これにより、JAXBマーシャラは、バイナリ・データを整列化するかわりに、そのcidを参照するXOP要素を整列化できます。 メソッドがnullを返す場合、JAXBマーシャラはbase64binaryデータとしてdataをインラインにします。

        このメソッドの呼出し側は、次の制約を満たす必要があります。 dataを含む要素情報セット・アイテムがxmime:contentType属性を持つ場合、またはdataを表すJAXBプロパティ/フィールドが既知のMIME型で注釈付けされている場合、data.getContentType()をそのMIME型に設定する必要があります。

        elementNamespaceおよびelementLocalNameパラメータは、バイナリ・データを含むコンテキストを提供します。 この情報は、バイナリ・データをインラインにするか、添付として最適化するかを決定するために、MIMEベース・パッケージ・プロセッサによって使用される場合があります。

        パラメータ:
        data - 添付するデータを表現する。 null以外。
        elementNamespace - base64Binaryデータを包含する要素の名前空間URI。 nullは不可、空は可。
        elementLocalName - 要素のローカル名。 常にnull以外の有効な文字列。
        戻り値:
        dataを含む添付を識別する有効なコンテンツID URI (RFC 2387を参照)。 それ以外の場合、添付が追加されておらず、代わりにメッセージ内にインライン化するべきなら、null。
        関連項目:
        XML-binary Optimized Packaging, Describing Media Content of Binary Data in XML
      • addMtomAttachment

        public abstract String addMtomAttachment​(byte[] data,
                                                 int offset,
                                                 int length,
                                                 String mimeType,
                                                 String elementNamespace,
                                                 String elementLocalName)

        バイナリdataを、添付として最適化されたバイナリ・ストレージにすることを考慮します。

        コンテンツ型が不明であるため、添付のMIMEコンテンツ型を「application/octet-stream」に設定する必要があります。

        elementNamespaceおよびelementLocalNameパラメータは、バイナリ・データを含むコンテキストを提供します。 この情報は、バイナリ・データをインラインにするか、添付として最適化するかを決定するために、MIMEベース・パッケージ・プロセッサによって使用される場合があります。

        パラメータ:
        data - 添付するデータを表現する。 null以外。 実際のデータ領域は(data,offset,length)タプルによって指定される。
        offset - 最初のバイトの読込み先となる配列内のオフセット。array.length以下の負でない値にする必要がある
        length - 指定された配列から読み込むバイト数。array.length以下の負でない値にする必要がある
        mimeType - データにJAXBが認識しているMIME型が関連付けられている場合、それがこのパラメータとして渡される。 認識しているものがない場合、「application/octet-stream」。 このパラメータはnullは不可。
        elementNamespace - base64Binaryデータを包含する要素の名前空間URI。 nullは不可、空は可。
        elementLocalName - 要素のローカル名。 常にnull以外の有効な文字列。
        戻り値:
        dataを含む添付に対するコンテンツID URI、cid。データをインライン化するべき場合はnull。
        関連項目:
        addMtomAttachment(DataHandler, String, String)
      • isXOPPackage

        public boolean isXOPPackage​()

        JAXB marshallerがXOP作成を有効にすべき場合、trueを返す読取り専用プロパティ。

        整列化プロセス中に、この値を変更しないでください。 この値がtrueの場合、整列化プロセスで適切なバイナリ・データ型が現れたとき、addMtomAttachment(...)メソッドが呼び出されます。

        この値がtrueであり、整列化されたXMLコンテンツが「Creating XOP Pacakges」(http://www.w3.org/TR/2005/REC-xop10-20050125/#creating_xop_packages)のステップ1に違反した場合、Marshaller.marshal()はIllegalStateExceptionをスローします。 「Ensure the Original XML Infoset contains no element information item with a [namespace name] of "http://www.w3.org/2004/08/xop/include" and a [local name] of Include (元のXML情報セットに、[namespace name]が「http://www.w3.org/2004/08/xop/include」で、[local name]がIncludeである要素情報項目が含まれないようにすること)」

        このメソッドがtrueを返し、整列化プロセス中、最低1回のaddMtomAttachment(...)呼出しがコンテンツIDを返した場合、MIMEベース・パッケージ・プロセッサは、「Creating XOP Pacakges」のステップ5に記載されているとおり、application/xop+xmlメディア・タイプをルート部分にラベル付けする必要があります。

        戻り値:
        MIMEコンテキストがXOPパッケージの場合、true。
      • addSwaRefAttachment

        public abstract String addSwaRefAttachment​(DataHandler data)

        添付としてMIME dataを追加し、添付のコンテンツID、cidを返します。

        このメソッドは、{http://ws-i.org/profiles/basic/1.1/xsd}swaRef型であるそれぞれの要素/属性に対するJAXB整列化プロセスによって呼び出されます。 このメソッドを実装するMIMEベース・パッケージ・プロセッサは、指定されたデータをMIME添付に添付し、MIMEベース・パッケージ内でその添付を一意に識別するコンテンツID、cidを生成します。

        呼出し側は、返されたコンテンツID、cidを、整列化されたXMLコンテンツに挿入します。

        パラメータ:
        data - 添付するデータを表現する。 null以外。
        戻り値:
        cidとして使用される有効なURI。 WS-I Attachments Profile Version 1.0の準拠要件R2928を満たすこと。