jmap
コマンドは、指定されたプロセスの詳細を出力する場合に使用します。このコマンドは試験的なものであり、サポート対象外になっています。
形式
jmap [options] pid
options
これは、jmap
コマンド行オプションです。「jmapコマンドのオプション」を参照してください。
pid
options
で指定された情報が出力されるプロセスID。プロセスはJavaプロセスである必要があります。マシン上で実行されているJavaプロセスのリストを取得するには、jpsコマンドを使用します。
説明
jmap
コマンドは、指定された実行中のプロセスの詳細を出力します。
注意:
このコマンドはサポート対象外であり、将来のJDKリリースでは利用できなくなる可能性があります。dbgeng.dll
ファイルが存在していないWindowsシステムでは、Debugging Tools For Windowsをインストールしないとこれらのツールが正常に動作しません。PATH
環境変数に、ターゲット・プロセスで使用されるjvm.dll
ファイルの場所またはコア・ダンプ・ファイルが生成された場所を含めてください。
jmapコマンドのオプション
-clstats pid
実行中のプロセスに接続し、Javaヒープのクラス・ローダーの統計情報を出力します。
-finalizerinfo pid
実行中のプロセスに接続し、ファイナライズを待機しているオブジェクトに関する情報を出力します。
-histo[:live] pid
実行中のプロセスに接続し、Javaオブジェクト・ヒープのヒストグラムを出力します。live
サブオプションが指定された場合、ライブ・オブジェクトのみをカウントします。
-dump:dump options pid
実行中のプロセスに接続し、Javaヒープをダンプします。dump options
には、次のものがあります。
live
— 指定されている場合、ライブ・オブジェクトのみをダンプします。指定されていない場合、ヒープ内のすべてのオブジェクトをダンプします。
format=b
— Javaヒープをhprof
バイナリ形式でダンプします
file=filename
— ヒープをfilename
にダンプします
例: jmap -dump:live,format=b,file=heap.bin pid