KPIは、モニタリング、改善および評価が必要な、より大きい組織の戦略へとつながる特定のビジネスのゴールや目標を定義および追跡する計量法です。
KPIには、通常時間とともに変わる計量可能な値や、スコアとパフォーマンス・ステータスを決定するためのターゲット、詳細な分析を可能にするディメンションがあり、トレンド用およびパフォーマンス・パターンの特定のために経時的な比較を行えます。
次のリストで、Oracle BI EEでのKPIの特定の使用法について確認してください。
ターゲットに対するメトリックを評価し、ターゲットが達成されていない場合にエージェントを使用して適切なユーザーにアラートを送信します。
KPIから分析を作成し、その分析をダッシュボードに追加します。KPIから作成される分析では、ユーザーは、KPIのディメンションに基づいて、様々な詳細レベルにドリルできます。
たとえば、製品の売上というKPIに、地域と会計時間のディメンションを追加し、地域ごと、および会計四半期などの期間ごとの製品の売上値を表示できます。この追加によって、データの多次元のサブセットを収集し、ディメンション・メトリックの異なるターゲット値に対して、KPIで測る目標とイニシアチブのパフォーマンスを評価できます。
Oracle Scorecard and Strategy Managementでは、KPIを使用して、戦略を形成する目標と、目標の達成に必要なイニシアチブ(タスクまたはプロジェクト)のパフォーマンスを評価したり、モニターします。スコアカードとその作成方法の詳細は、スコアカードを参照してください。
たとえば、顧客満足度調査の平均スコアと再注文のKPIを使用して、顧客満足度の改善という目標のパフォーマンスを測ります。