直接データベース・リクエストの使用

適切な権限を持つユーザーは、直接データベース・リクエストを作成し、物理バックエンド・データベースに発行できます。

リクエストの結果は、「分析」エディタで表示および操作し、その後、ダッシュボードおよびエージェントに取り込むことができます。この項は次のトピックで構成されています。

直接リクエストの権限の設定

管理者は、直接リクエストのアクセス権限を設定できます。

Oracle BIプレゼンテーション・サービス管理コントロールでの次の権限の設定によって、直接データベース・リクエストの変更や実行が行えるかどうかが制御されます:

  • 直接データベース分析の編集

    この権限が設定されている場合、直接データベース・リクエストを作成および編集できます。

  • 直接データベース分析の実行

    この権限が設定されている場合、直接データベース・リクエストを発行し、結果を表示できます。

詳細は、Oracle Business Intelligence Enterprise Editionセキュリティ・ガイドプレゼンテーション・サービス権限の管理を参照してください。

直接データベース・リクエストの実行

データベースに対して直接問い合せることができます。

データベースへの直接リクエストをOracle BI EEから送信できます。

注意:

直接データベース・リクエストがOracle BI EEから送信される場合、Oracle BIサーバーのデータ・セキュリティ・ルールは無視され、適用されません。

直接データベース・リクエストを実行するには:

  1. グローバル・ヘッダーで、「新規」「分析」「直接データベース問合せの作成」の順に選択します。

    データベース・リクエストの作成オプションを含む「分析」エディタ: 「基準」タブが表示されます。

  2. 「基準」タブで適切なオプションを指定します。
  3. リクエストを発行して結果を表示する(ある場合)には、「結果」タブをクリックします。

直接データベース・リクエストの結果の表示

分析を作成する列を直接データベース・リクエストから取得したら、その分析を他の分析と同様に使用できます。

次のリストで、直接データベース・リクエストから列を生成した分析の違いを概説します:

  • リポジトリからの列を使用していないため、「サブジェクト領域」ペインに列が含まれません。

  • この分析のグループや選択ステップを作成できません。

  • 条件付き書式を列に指定できません。

  • ピボット表、表またはトレリス・ビューの見出しに含まれる列名の右の領域にマウスを合せたときに表示される「昇順ソート」(上向き三角形)および「降順ソート」(下向き三角形)はサポートされていません。