使用可能なアクション・タイプ

使用可能なアクションのタイプは、関連するコンテンツへの移動と、外部システムでの操作、関数またはプロセスの起動の2つのグループに分類されます。

権限によって、作成できるアクションのタイプが制御されます。移動タイプのアクションのみを作成できる場合も、起動タイプのアクションのみを作成できる場合も、移動と起動の両方のタイプのアクションを作成できる場合もあります。あるいは、アクションの実行のみが可能な場合もあります(アクションがカタログ内、またはダッシュボードや分析などの共有オブジェクト内に共有オブジェクトとして存在する場合)。詳細は、アクションを作成できるユーザーを参照してください。

また、アクションを追加できる場所は、タイプによって異なります。詳細は、アクションを追加できる場所を参照してください。

Oracle BI EEオブジェクトをOracle ADFアプリケーションに追加するのに開発者が使用できる、コンテキスト・イベント・アクション・タイプの詳細は、Oracle Business Intelligence Enterprise Edition開発者ガイドOracle BI EEコンテキスト・イベント・アクションでのビジネス・インテリジェンス・コンテンツの引渡しを参照してください。

関連するコンテンツに移動するアクション

役立つコンテンツへのナビゲーションを用意できます。

次のリストに、関連するコンテンツに移動するタイプのアクションを示し、説明します:

  • BIコンテンツにナビゲート - 分析、特定のダッシュボード・ページまたはダッシュボードに移動します。

  • Webページにナビゲート - 指定されたURLに移動します。

  • EPMコンテンツにナビゲート - Financial Reportingのコンテンツに移動します。

    このアクション・タイプを使用するには、構成が必要です。必要な構成の詳細は、Oracle Business Intelligence Enterprise Editionインテグレーターズ・ガイドを参照してください。

  • E-Business Suiteにナビゲート - Oracle E-Business Suiteのページまたはフォームに移動します。このアクション・タイプによって、ユーザーは、まずOracle E-Business Suiteにログインして、Oracle BI EEにアクセスした後で、Oracle E-Business Suiteのページまたはフォームに戻ることができます。

    このアクション・タイプを使用するには、構成が必要です。必要な構成の詳細は、Oracle Business Intelligence Enterprise Editionインテグレーターズ・ガイドを参照してください。

  • Siebel CRMにナビゲート - Siebel CRMアプリケーションのビュー(機会など)にナビゲートします。このアクション・タイプによって、ユーザーは、Siebel CRMアプリケーションに埋め込まれたダッシュボードから、CRMアプリケーションのビュー内のレコードにナビゲートできます。

    このアクション・タイプを使用するには、構成が必要です。必要な構成の詳細は、Oracle Business Intelligence Enterprise Editionインテグレーターズ・ガイドを参照してください。

外部システムで操作、関数またはプロセスを起動するアクション

外部システムに接続されるアクションを設定できます。

次のリストに、外部システムで操作、関数またはプロセスを起動するタイプのアクションを示し、説明します:

  • Webサービスの起動 - Webサービス操作またはWebサービスとして公開されているSOAサービス(Webサービスとして構成されているOracle SOA SuiteのBusiness Process Execution Language(BPEL)プロセスなど)を起動します。

    このアクション・タイプを使用するには、構成が必要です。必要な構成の詳細は、Oracle Business Intelligence Enterprise Editionインテグレーターズ・ガイドを参照してください。

  • Javaメソッドの起動 - Enterprise Java Bean(EJB)のJavaメソッドを起動します。

    このアクション・タイプを使用するには、構成が必要です。必要な構成の詳細は、Oracle Business Intelligence Enterprise Editionインテグレーターズ・ガイドを参照してください。

  • ブラウザ・スクリプトの起動: クライアントWebブラウザからJavaScript関数を起動します。

    このアクション・タイプを使用するには、構成が必要です。必要な構成の詳細は、Oracle Business Intelligence Enterprise Editionインテグレーターズ・ガイドを参照してください。

  • サーバー・スクリプトの起動 - 現在のエージェントの完了時、カスタム・スクリプトを実行します。カスタム・スクリプトのタイプは、JavascriptまたはVBScriptのいずれかです。

    注意:

    このアクションでは、サーバーがMicrosoft Windowsで稼働している場合、カスタム・スクリプト・アクションがサポートされます。他のプラットフォーム(Windowsを含む)の場合、Javaメソッド(EJB)の起動アクションまたはWebサービスの起動アクションを使用することを検討してください。
  • HTTPリクエストの起動 - サーバーを介してターゲットURLにHTTPリクエストが送信されます。このアクション・タイプは、URL APIによって公開されている外部システムの起動に使用されます。

  • エージェントの起動 - 別のエージェントを起動します。このアクション・タイプでは、エージェントを連鎖させることができます。たとえば、エージェントAにエージェントBを起動させ、エージェントBにエージェントCを起動させることができます。

  • Javaジョブの起動 - 以前のリリース(11gより前)で作成され、このリリースにアップグレードされたカスタムJavaプログラム・アクションを実行します。このタイプのアクションを作成することはできません。このアクション・タイプは読取り専用です。