視点領域について

「スコアカード」エディタの視点領域には、イニシアチブと目標の進捗とパフォーマンスを測定するためにスコアカードで使用されるKPIのディメンションのコントロールが表示されます。

KPIディメンションの詳細は、ディメンションおよび固定されたディメンション値とはを参照してください。

コントロールは、表示されないよう明示的に指定されているもの以外、スコアカードで参照されているKPIディメンションごとに表示されます。同一のディメンションが複数のKPIで参照されている場合、KPI間でコントロールを共有できます。視点領域でのコントロールの設定方法の詳細は、視点コントロールの設定を参照してください。

この図に、Region階層、顧客セグメント、Offices階層、Products階層および2010/Q3ディメンションの視点領域を示します。

図13-1 視点領域の例

図13-1の説明が続きます
説明: 図13-1 視点領域の例

各コントロールには、ラベルおよび選択できるディメンション値のリストが表示される下向き矢印、および「検索」リンクが含まれています(詳細は、「メンバーの検索」ダイアログを参照してください)。ラベルは、ディメンションのデータベース名(デフォルト)、ユーザーにわかりやすい名前(コントロールに対して指定されている場合)、1つ以上の値(ディメンションが特定の値または複数の値に固定されている場合)のいずれかです。

この領域を使用して、ディメンションの値を一時的に固定または設定します。ディメンションを固定すると、スコアカードのデータがフィルタされ、新たな視点(データの新たなビュー)が得られます。これによって、担当しているビジネス分野など、対象とする特定のデータに的を絞ることができます。

視点領域設定は一時的であり、スコアカードの保存時に維持されません。固定の永続化は、次の場所で行えます。

  • 「設定」ダイアログ: 「ディメンション設定」タブは、スコアカード内のすべてのKPI使用箇所に設定を適用します。

  • 「スコアカード」エディタ: KPIの詳細タブの「分析」ペインの「ディメンション」領域は、特定のKPI使用箇所に対する値を固定します。

  • 「KPIウォッチリスト」エディタの「KPIの追加」ダイアログ(「ウォッチリスト・エントリの編集」ダイアログとしても表示されます)は、個々のKPIに対する値を固定します。

  • 「ディメンション固定」ダイアログは、ダッシュボードに追加されたビュー内の値を固定します。

  • 「KPI」エディタ: ディメンション・ページ(「スコアカード」エディタ: 「KPI」タブとしても表示されます)は、KPIの定義内の値を固定します。この方法は、KPIの定義を様々なコンテキストで再利用可能にする場合と比べて柔軟性が低く、KPIを参照するビュー内でのみ値を固定します。

「スコアカード」エディタには、「戻る」ボタンと「前へ」ボタンも含まれ、視点履歴間を移動して以前の視点や開始時の視点を選択できます。

ディメンションを一時的に固定するには:

  1. ディメンションの右にある下向きの矢印ボタンをクリックします。

  2. 使用方法:

    • 特定の1つの値を選択するには、値をクリックします。

    • 複数の値を選択するには、「検索」リンクをクリックして「メンバーの検索」ダイアログを表示し、値を選択して「OK」ボタンをクリックします。[Ctrl]キーを押したまま必要な値をクリックして、複数の値を選択することもできます。

    • 値が階層列の場合は、横向きの三角形ボタンをクリックするとレベルが展開されます。[Ctrl]キーを押したまま必要な値をクリックします。

  3. 下向き矢印またはダイアログ・ボックスの外側をクリックして、ダイアログ・ボックスを閉じます。

データがフィルタされ、新たな視点が表示されます。