EVALUATE_PREDICATE関数の使用

このSQL関数により、標準以外のフィルタを追加できます。

この項には、EVALUATE_PREDICATE関数の使用に関する次のトピックが含まれています。

この関数の詳細は、論理SQLリファレンスを参照してください。

フィルタにEVALUATE_PREDICATE関数を使用する方法

EVALUATE_PREDICATE関数は、インライン・フィルタ句として追加できます。

この関数は、階層列には使用できません。Oracle BI EEのフィルタ演算子で適切なフィルタ句を作成できない場合にこの関数を使用します。この関数は、ブールを戻り型とするデータベース関数用で、SQL関数にのみ使用できます。EVALUATE_PREDICATEのサポートは、多次元のデータ・ソース全体には及んでいません。また、EVALUATE_PREDICATEをXMLデータ・ソースに使用できません。

インライン・フィルタ句としてEVALUATE_PREDICATE関数を追加するには、管理者からEVALUATE_PREDICATE関数の追加権限を付与されている必要があります。

EVALUATE_PREDICATE関数の使用方法の例は、次のとおりです。この例では、Products.P4 Brand値は、6文字より長い必要があります。実行後、この例では、P4 Brand列のデータの長さが6文字より長い(BizTechやHomeViewなど)行を返します。

SELECT 0 s_0, "A - Sample Sales"."Products"."P3 LOB s_1, "A - Sample Sales"."Products"."P4 Brand" s_2, "A - Sample Sales"."Base Facts"."1- Revenue" s_3 FROM "A - Sample Sales" Where EVALUATE_PREDICATE('length(%1)>6',"A - Sample Sales"."Products"."P4 Brand").ORDER BY 1,2,3

インライン・フィルタへのEVALUATE_PREDICATE関数の追加

この手順では、EVALUATE_PREDICATE関数をインライン・フィルタに追加する方法について説明します。

この関数は、階層列には使用できないことに注意してください。詳細は、フィルタにEVALUATE_PREDICATE関数を使用する方法およびOracle Business Intelligence Enterprise Edition論理SQLリファレンス・ガイドを参照してください。

EVALUATE_PREDICATE関数をインライン・フィルタに追加するには:

  1. 「分析」エディタの「フィルタ」ペインに移動して「詳細オプション」ツールバー・ボタンをクリックし、「EVALUATE_PREDICATE関数の追加」オプションを選択します。

    「新規EVALUATE_PREDICATE関数」ダイアログが表示されます。

  2. 関数の式を入力します。

    正しい構文の入力の例は、フィルタにEVALUATE_PREDICATE関数を使用する方法を参照してください。

  3. 「OK」をクリックします。

    EVALUATE_PREDICATE関数が「フィルタ」ペインに表示されます。