Oracle BI Publisherレポートでは、構成された分析がダッシュボード・ページに追加されます。
この項では、Oracle BI Publisherレポートをダッシュボード・ページに追加する方法について説明します。内容は次のとおりです。
注意:
バージョン7のMicrosoft Internet Explorerブラウザを使用する場合、ブラウザのプライバシの設定によっては、分析またはダッシュボードに埋め込まれたBI Publisherレポートの表示で問題が起こることがあります。Oracle BI EEからページをブラウザに表示すると、BI Publisherレポートが欠落している場合があります。この問題は、中程度のプライバシとポップアップ・ブロックを使用するブラウザで起こります。この問題を回避するには、Internet Explorerバージョン7以外のブラウザを使用するか、Oracle BI EEではなくBI Publisherでレポートを表示するか、ブラウザのプライバシ設定を下げます。どうすればOracle BI Publisherレポートとダッシュボード・ページが相互作用できるようにできるかを説明します。
この項は次のトピックで構成されています。
Oracle BI Publisherおよびダッシュボード・ページの詳細は、次の各トピックを参照してください。
この項は次のトピックで構成されています。
BI Publisherの一般情報は、Oracle BI EEとOracle BI Publisherの統合を参照してください
ダッシュボード・ページでBI Publisherレポートの実行や表示、およびBI Publisherレポートとの相互作用を行えます。
BI Publisherレポートをダッシュボード・ページに含めると、レイアウト・テンプレートの選択、BI Publisherレポートの出力書式の変更、BI Publisherレポートのエクスポート、使用可能な送信先(プリンタ、ファックス、電子メール、FTPなど)へのBI Publisherレポートの送信、BI Publisherレポートのスケジュールおよびデータの分析を行うためのオプションを持つツールバーを、BI Publisherレポートに含めることができます。
BI Publisherレポートを含むブリーフィング・ブックまたはダッシュボード・ページを限られた形式で印刷できます。
BI Publisherレポートを含むダッシュボード・ページを印刷する場合、またはブリーフィング・ブックにページを含める場合、次の点に注意する必要があります。
PDF形式のブリーフィング・ブックを印刷する場合およびBI Publisherレポートの出力書式がPDFの場合、BI Publisherレポートは、ページの他のオブジェクトの後に印刷されます。PDF形式のBI Publisherレポートを含むダッシュボード・ページを印刷するが、そのダッシュボード・ページがブリーフィング・ブックの一部ではない場合、BI Publisherレポートは印刷されません。
MHTML形式のダッシュボード・ページまたはブリーフィング・ブックを印刷する場合、BI Publisherレポートは印刷されません。
レポートをダッシュボード・ページに追加すると、レポートを他のユーザーと共有できるようになります。
1つ以上の既存のレポートをダッシュボード・ページに追加できます。この利点は、他のユーザーとレポートを共有したり、エージェントを使用してダッシュボード・ページをスケジュールできる点です。エージェントは、レポートが参照するすべてのデータ・ページを含む、ダッシュボード全体をユーザーに送信します。
BI Publisherレポートを含むダッシュボード・ページに対してエージェントを構成する場合、次の基準を満たしているか確認してください。
BI Publisherレポートの出力書式はPDFである必要があります。
エージェントはPDFを配信するよう設定されている必要があります。
レポートは、埋込みコンテンツまたはリンクとしてダッシュボード・ページに追加できます。埋込みとは、レポートがダッシュボード・ページに直接表示されることです。リンクは、Oracle BI EE内でBI Publisherのレポートを開きます。
BI Publisherでレポートを変更して変更を保存した場合、変更を表示するには、ダッシュボード・ページをリフレッシュします。
プロンプトを使用して、パラメータ化された埋込みBI Publisherレポートの結果をフィルタし、プロンプトの基準に合う結果のみを表示できます。
BI Publisherレポートは、次のいずれかになります:
Oracle BI EEの分析からデータを受け取るBI Publisherレポート。このレポートの場合、フィルタ処理するレポート列の分析にプロンプトで使用を設定する必要があります。この種のレポートでは、様々なプロンプト式がサポートされます。
サブジェクト領域への直接接続を使用して作成されたBI Publisherレポート。サブジェクト領域への直接接続の使用によるレポートの作成の詳細は、Oracle Business Intelligence Publisherレポート・デザイナーズ・ガイドのサブジェクト領域への直接接続の使用によるレポートの作成を参照してください。
パラメータ化されたレポートにプロンプトを使用するには:
BI Publisherでレポートを開き、使用されているパラメータを特定します。必須パラメータごとにデフォルト値を設定し、ユーザーとの対話がなくてもレポートが正しく表示されるようにします。
次の手順を使用して、パラメータごとに新規列プロンプトを作成します。
グローバル・ヘッダーで、「新規」、「ダッシュボード・プロンプト」の順にクリックします。
レポートからの列が含まれるサブジェクト領域またはレポートの列と厳密に一致する列を含むサブジェクト領域を選択します。
「定義」ペインで「新規」ボタンをクリックし、「列プロンプト」を選択して、プロンプトに使用する列を選択します。サブジェクト領域への直接接続を使用してBI Publisherレポートを作成した場合は、BI Publisherレポートで選択した列と同じ列を選択していることを確認してください。
プロンプトの作成の詳細は、ダッシュボードと分析でのプロンプトを参照してください。
「新規プロンプト: 列」ダイアログにすべて入力し、「OK」をクリックします。次の設定を確認します。
「演算子」フィールドが「次と等しい/次に存在する」に設定されています。
レポートからのパラメータと完全に同じ名前でプレゼンテーション変数を定義します。プロンプトで変数名を使用する場合、スペルと大文字/小文字が正しいことを確認します。パラメータと列が同じデータベース列に基づいていない場合、データ型が一致することを確認します。
サブジェクト領域への直接接続を使用してBI Publisherレポートを作成した場合は、次の形式で変数値を指定します:
"Subject Area Name"."Folder Name"."Column Name"
例:
"Sample Sales Lite"."Time"."Per Name Year"
ネストされたフォルダに列がある場合は、すべてのフォルダをリストします。例:
"Sample Sales Lite"."Time"."More Time Objects"."Day of Week"
「プロンプトの保存」ツールバー・ボタンをクリックし、共有フォルダのカタログにプロンプトを保存します。
パラメータ化されたレポートが含まれるダッシュボードに移動し、「ダッシュボードの編集」ツールバー・ボタンをクリックします。
ダッシュボード・ビルダーが表示されます。
「カタログ」ペインで、追加するプロンプトが含まれるフォルダに移動します。
レポートが含まれるダッシュボード・ページのセクションにプロンプトをドラッグ・アンド・ドロップします。
「保存」ツールバー・ボタンをクリックします。