SQL演算子を使用して、式間の比較および算術演算を指定します。
様々なタイプのSQL演算子を使用できます。
演算子 | 例 | 説明 | 構文 |
---|---|---|---|
BETWEEN |
|
値が2つの境界値の間(境界値は含まない)にあるかどうかを判断します。 条件を否定する場合は、 |
|
IN |
|
値が値のセット内に存在するかどうかを判断します。 |
|
IS NULL |
|
値がnullかどうかを判断します。 |
|
LIKE |
|
値が文字列のすべてまたは一部と一致するかどうかを判断します。通常、ゼロ文字以上の任意の文字列と一致することを示すワイルドカード文字(%)、または任意の単一の文字と一致することを示すワイルドカード文字(_)とともに使用します。 |
|
+ |
|
加算用のプラス記号。 |
|
- |
|
減算用のマイナス記号。 |
|
*またはX |
|
乗算用の乗算記号。 |
|
/ |
|
除算用の除算記号。 |
|
% |
パーセンテージ |
|
|
|| |
|
文字列の連結。 |
|
( |
|
左カッコ。 |
|
) |
|
右カッコ。 |
|
> |
|
大なり記号は、値が比較対象より大きいことを示します。 |
|
< |
|
小なり記号は、値が比較対象より小さいことを示します。 |
|
= |
等号は、同じ値であることを示します。 |
|
|
>= |
以上記号は、値が比較対象と同じか、比較対象より大きいことを示します。 |
|
|
<= |
以下記号は、値が比較対象と同じか、比較対象より小さいことを示します。 |
|
|
<> |
|
等しくありませんは、値が比較対象より大きいか小さいが、異なることを示します。 |
|
, |
|
カンマは、リスト内の要素を区切るために使用されます。 |
|
式で使用できる関数には様々なタイプがあります。
トピック:
集計関数は、複数の値に対して操作を実行しサマリー結果を作成します。
次のリストに、列およびメジャー列で使用できる集計ルールを示します。リストには、分析の計算項目の作成時に使用できる関数も含まれています。
デフォルト - セマンティック・モデルと同様に、もしくは分析の最初の作成者によって、デフォルトの集計ルールが適用されます。分析の計算項目には使用できません。
サーバーの設定を適用 — Oracle Analyticsによって決定された集計ルール(セマンティック・モデルで定義されたルールなど)が適用されます。集計は、合計、最小および最大などの単純なルールの場合は、Oracle Analytics内で実行されます。「レイアウト」ペインのメジャー列または分析の計算項目には使用できません。
SUM - 結果セットに含まれるすべての値を加算して取得した合計が計算されます。数値を含む項目に使用します。
MIN - 結果セットに含まれる行の最小値(最も低い数値)が計算されます。数値を含む項目に使用します。
MAX - 結果セットに含まれる行の最大値(最も高い数値)が計算されます。数値を含む項目に使用します。
AVG - 結果セットに含まれる項目の平均値が計算されます。数値を含む項目に使用します。表およびピボット表の平均が、近似の整数値に丸められます。
FIRST - メジャーに関して、結果セットに含まれるその項目のうち、最初に出現するものが選択されます。計算項目の場合は、「選択済」リストの表示に準じて最初のメンバーが選択されます。「列式の編集」ダイアログ・ボックスでは使用できません。
LAST - 結果セットに含まれるその項目のうち、最後に出現するものが選択されます。計算項目の場合は、「選択済」リストの表示に準じて最後のメンバーが選択されます。「列式の編集」ダイアログ・ボックスでは使用できません。
COUNT - その項目に関して、結果セットに含まれるnullでない値を持つ行の数が計算されます。通常、項目は列名であり、その場合はその列に対してnull以外の値を持つ行の数が返されます。
COUNT DISTINCT - COUNT関数に個別処理を追加します。つまり、項目の個別の出現が1回のみカウントされるようになります。
なし - 集計は適用されません。分析の計算項目には使用できません。
レポートを基準にした合計(適用可能な場合) — 選択解除すると、メジャーにフィルタが適用される前に、結果セット全体に基づいて、Oracle Analyticsによって合計が計算されます。「列式の編集」ダイアログ・ボックスまたは分析の計算項目には使用できません。属性列のみに使用できます。
関数 | 例 | 説明 | 構文 |
---|---|---|---|
AGGREGATE AT |
|
指定したデータ・モデル階層内のレベルに基づいて列を集計します。
オプションで、複数のレベルを指定できます。1番目の引数で指定したメジャーのメジャー・レベルとして使用されるレベルを含むディメンションのレベルを指定できません。たとえば、monthがyearly_salesのメジャー・レベルとして使用される同じ時間ディメンションからのものである場合、この関数を |
|
AGGREGATE BY | AGGREGATE(sales BY month, region) |
1つ以上のディメンション列に基づいてメジャーを集計します。
|
AGGREGATE(measure BY column [, column1, columnN]) |
AVG |
|
数値のセットの平均(平均値)を計算します。 |
|
AVGDISTINCT |
式のすべての値の平均(平均値)を個別に計算します。 |
|
|
BIN |
|
指定された数式を、指定された数の等幅のバケットに分類します。この関数は、ビン番号、またはビン間隔の2つのエンドポイントのいずれかを返すことができます。numeric_exprはビンに対するメジャーまたは数値属性です。BY grain_expr1,…, grain_exprNは、numeric_exprが計算されるグレインを定義する式のリストです。BYはメジャー式では必須ですが、属性式ではオプションです。WHEREは数値がビンに割り当てられる前にnumeric_exprに適用されるフィルタです。INTO number_of_bins BINSは、返すビンの数です。BETWEEN min_value AND max_valueは、最も外側のビンのエンドポイントに使用する最小値と最大値です。RETURNING NUMBERは、戻り値をビン番号(1、2、3、4など)にすることを示しています。これがデフォルト値です。RETURNING RANGE_LOWは、ビン間隔の最低値を示します。RETURNING RANGE_HIGHは、ビン間隔の最高値を示します |
|
BottomN |
式引数の下位n件の値を1からn番目までランク付けします。1が最下位の数値です。 exprは、数値に評価される任意の式です。integerは、任意の正の整数です。結果セットに表示されるランキングの下位数を表し、1が最低ランクです。 |
|
|
COUNT |
|
null以外の値を含む項目の数を判別します。 |
|
COUNTDISTINCT |
個別の処理をCOUNT関数に追加します。 exprは任意の式です。 |
|
|
COUNT* |
|
行数をカウントします。 |
|
First |
|
式引数のnull以外の最初の戻り値を選択します。 |
|
Last |
|
式のnull以外の最後の戻り値を選択します。 |
|
MAVG |
現在の行を含めて、結果セットのデータの最後のn行の移動平均を計算します。 exprは、数値に評価される任意の式です。integerは、任意の正の整数です。最後のn行のデータ平均を表します。 |
|
|
MAX |
|
数値式引数に一致する行の最大値(最も高い数値)を計算します。 |
|
MEDIAN |
|
数値式引数に一致する行のメジアン(中央)値を計算します。偶数行がある場合、メジアンは2つの中央行の平均値です。通常、この関数はdouble値を返します。 |
|
MIN |
|
数値式引数に一致する行の最小値(最も低い数値)を計算します。 |
|
NTILE |
ユーザー指定範囲内での値のランクを判別します。範囲内のランクを示す整数が返されます。numTiles=100を指定したNTILEは、一般に「パーセンタイル」(1から100までの範囲の数値で、100がこの分割の最高値)と呼ばれる値を返します。 exprは、数値に評価される任意の式です。numTilesは、タイルの数を表す、nullではない正の整数です。 |
|
|
PERCENTILE |
数値式引数に一致する各値のパーセンタイル・ランクを計算します。パーセンタイル・ランクの範囲は、0 (0番目のパーセンタイル)から1 (100番目のパーセンタイル)です。 exprは、数値に評価される任意の式です。 |
|
|
RANK |
|
数値式引数に一致する各値のランクを計算します。最も高い数にはランク1が割り当てられ、次に続くランクには2、3、4などの連続した整数が割り当てられます。ある値が等しい場合、同じランクが割り当てられます(例: 1、1、1、4、5、5、7...)。 exprは、数値に評価される任意の式です。 |
|
STDDEV |
|
値のセットの標準偏差を返します。通常、戻り型はdoubleです。 |
|
STDDEV_POP |
|
母分散と標準偏差の計算式を使用して、値のセットの標準偏差を返します。 |
|
SUM |
|
数値式引数に一致するすべての値を加算して得られる合計を計算します。 |
|
SUMDISTINCT |
数値式引数に一致するすべての値を個別に加算して得られる合計を計算します。 exprは、数値に評価される任意の式です。 |
|
|
TOPN |
式引数の上位n件の値を1からn番目までランク付けします。1が最上位の数値です。 exprは、数値に評価される任意の式です。integerは、任意の正の整数です。結果セットに表示されるランキングの上位数を表し、1が最高ランクです。 |
|
分析関数では、予測、トレンド線やクラスタなどのモデルを使用してデータを調査できます。または、分析関数をワークブック・エディタにドラッグ・アンド・ドロップできます。
または、予測、トレンド線およびクラスタをワークブック・エディタのデータ・パネルの「分析」タブで選択して、ワークブックに追加できます。ビジュアライゼーションへの統計分析関数の追加を参照してください。
関数 | 例 | 説明 | 構文 |
---|---|---|---|
CLUSTER |
|
K平均法または階層的クラスタリングを使用する1つ以上の入力式に基づいてレコード・セットをグループに集めます。 |
|
EVALUATE_SCRIPT |
|
1つ以上の列またはリテラル式を入力として渡して、script_file_pathに指定されたPythonスクリプトを実行します。関数の出力はoutput_column_nameによって決まります。 |
|
FORECAST |
日ごとの収益予測の例 この例では、日ごとの収益予測を選択しています。 FORECAST("A - Sample Sales"."Base Facts"."1- Revenue" Target, ("A - Sample Sales"."Time"."T00 Calendar Date"),'forecast', 'numPeriods=30;predictionInterval=70;') ForecastedRevenue 年および四半期ごとの収益予測の例 この例では、年および四半期ごとの収益予測を選択しています。 FORECAST("A - Sample Sales"."Base Facts"."1- Revenue", ("A - Sample Sales"."Time"."T01 Year" timeYear, "A - Sample Sales"."Time"."T02 Quarter" TimeQuarter),'forecast', 'numPeriods=30;predictionInterval=70;') ForecastedRevenue |
指数平滑法(ETS)または季節性ARMIAやARIMAを使用して、seriesに対して指定されたメジャーの時系列モデルを作成します。この関数は、numPeriods引数で指定された一連の期間の予測を出力します。 次の追加のFORECAST関数のオプションも参照してください。 |
FORECAST(measure, ([series]), output_column_name, options,[runtime_binded_options])])
ここで:
次の追加のFORECAST関数のオプションも参照してください。 |
OUTLIER |
|
K平均法、階層的クラスタリングまたは多変量外れ値検出アリゴリズムを使用する1つ以上の入力式に基づいて、レコードを外れ値として分類します。 |
|
REGR |
|
線形モデルに適合させて、適合した値またはモデルを返します。この関数は、2つのメジャーに線形曲線を適合するために使用できます。 |
|
TRENDLINE |
|
ビジュアライゼーションを表示する際に、「統計の追加」プロパティを使用してトレンド線を適用することをお薦めします。ビジュアライゼーション・プロパティの調整を参照してください。 線形、多項式または指数モデルに適合させて、適合した値またはモデルを返します。numeric_exprはトレンドのY値を表し、series (時間列)はX値を表します。 |
|
FORECAST関数のオプション 次の表は、FORECAST
関数とともに使用できるオプションを示しています。
オプション名 | 値 | 説明 |
---|---|---|
numPeriods | 整数 | 予測する期間の数 |
predictionInterval | 0から100。高い値で高い信頼度を指定します。 | 予測の信頼度レベル。 |
modelType |
ETS (指数平滑法) SeasonalArima ARIMA |
予測に使用するモデル。 |
useBoxCox |
TRUE FALSE |
TRUEの場合は、Box-Cox変換を使用します。 |
lambdaValue | 該当なし |
Box-Cox変換パラメータ。 NULLの場合または それ以外の場合は、モデルが評価される前にデータが変換されます。 |
trendDamp |
TRUE FALSE |
これは、指数平滑法モデルに固有です。 TRUEの場合は、減衰トレンドを使用します。FALSEまたはNULLの場合は、非減衰トレンドを使用します。 |
errorType |
該当なし |
これは、指数平滑法モデルに固有です。 |
trendType |
N (なし) A (加算) M (乗算) Z (自動選択) |
これは、指数平滑法モデルに固有です |
seasonType |
N (なし) A (加算) M (乗算) Z (自動選択) |
これは、指数平滑法モデルに固有です |
modelParamIC |
ic_auto ic_aicc ic_bic ic_auto (デフォルト) |
モデル選択で使用される情報基準(IC)。 |
変換関数は、ある形式から別の形式に値を変換します。
関数 | 例 | 説明 | 構文 |
---|---|---|---|
CAST |
|
式またはnullリテラルのデータ型を別のデータ型に変更します。たとえば、customer_name ( |
|
IFNULL |
|
ある式がnull値と評価されるかどうかをテストし、評価された場合は、指定された値をその式に割り当てます。 |
|
INDEXCOL |
|
外部情報を使用して、サインイン・ユーザーが表示するのに適切な列を戻します。 |
|
NULLIF |
|
2つの式を比較します。それらが等しい場合、関数によりNULLが戻されます。それらが等しくない場合、関数により最初の式が戻されます。最初の式には、リテラルのNULLを指定できません。 |
|
To_DateTime |
|
DateTime書式の文字列リテラルをDateTimeデータ型に変換します。 |
|
VALUEOF |
|
フィルタでセマンティック・モデル変数の値を参照します。 expr変数を |
|
日付と時間関数は、DATE
およびDATETIME
に基づいてデータを操作します。
関数 | 例 | 説明 | 構文 |
---|---|---|---|
CURRENT_Date |
|
現在の日付を返します。 日付はOracle BIを実行しているシステムによって決定されます。 |
|
CURRENT_TIME |
|
たとえば、HH:MM:SS.SSSなど、指定された精度の桁数で現在の時刻を返します。 引数の指定がない場合は、デフォルトの精度を返します。 |
|
CURRENT_TIMESTAMP |
|
指定された精度の桁数で現在の日付/タイムスタンプを返します。 |
|
DAYNAME |
|
指定された日付式について、どの曜日かを示す名前を返します。 |
|
DAYOFMONTH |
|
指定された日付式について、1か月のうちのどの日付かを示す数値を返します。 |
|
DAYOFWEEK |
|
指定された日付式について、どの曜日かを示す1から7の数値を返します。たとえば、1は常に日曜に対応し、2は月曜に対応し、同様の要領で7を返す土曜まであります。 |
|
DAYOFYEAR |
|
指定された日付式について、年の通算日に対応する数字(1から366)を返します。 |
|
DAY_OF_QUARTER |
|
指定された日付式について、四半期の通算日に対応する数字(1から92)を返します。 |
|
HOUR |
|
指定された時刻式について、時に対応する数字(0から23)を返します。たとえば、0は午前12時に対応し、23は午後11時に対応します。 |
|
MINUTE |
|
指定された時刻式について、分に対応する数字(0から59)を返します。 |
|
MONTH |
|
指定された日付式について、月に対応する数字(1から12)を返します。 |
|
MONTHNAME |
|
指定された日付式について、月の名前を返します。 |
|
MONTH_OF_QUARTER |
|
指定された日付式について、四半期の通算月に対応する数字(1から3)を返します。 |
|
NOW |
|
現在のタイムスタンプを返します。 |
|
QUARTER_OF_YEAR |
|
指定された日付式について、年の四半期に対応する数字(1から4)を返します。 |
|
SECOND |
|
指定された時刻式について、秒に対応する数字(0から59)を返します。 |
|
TIMESTAMPADD |
|
指定された間隔の数をタイムスタンプに加算して、単一のタイムスタンプを返します。 間隔のオプションは、SQL_TSI_SECOND、SQL_TSI_MINUTE、SQL_TSI_HOUR、SQL_TSI_DAY、SQL_TSI_WEEK、SQL_TSI_MONTH、SQL_TSI_QUARTER、SQL_TSI_YEARです |
|
TIMESTAMPDIFF |
|
2つのタイムスタンプ間の指定された間隔の合計数を返します。 TIMESTAMPADDと同じ間隔を使用します。 |
|
WEEK_OF_QUARTER |
|
指定された日付式について、四半期の通算週に対応する数字(1から13)を返します。 |
|
WEEK_OF_YEAR |
|
指定された日付式について、年の通算週に対応する数字(1から53)を返します。 |
|
YEAR |
|
指定された日付式の年を返します。 |
|
これらの関数は、タイムスタンプ値の計算または切捨てを行って、最も近い指定した期間(時間、日、週、月、四半期など)にします。
計算されたタイムスタンプを使用して、異なるグレインを使用してデータを集計できます。たとえば、EXTRACTDAY()
関数を受注日に適用して、注文が発生した日の午前0時のタイムスタンプを計算すると、データを日別に集計できます。
関数 | 例 | 説明 | 構文 |
---|---|---|---|
日を抽出 |
EXTRACTDAY("Order Date")
|
入力値が発生した日の午前0時(午前12時)のタイムスタンプを返します。たとえば、入力タイムスタンプが2月22日午前3時02分01秒の場合、関数は2月22日午前12時00分00秒のタイムスタンプを返します。 |
|
時間を抽出 |
EXTRACTHOUR("Order Date")
|
入力値が発生した時刻の時間の開始のタイムスタンプを返します。たとえば、入力タイムスタンプが午後11時18分30秒の場合、関数は午後11時00分00秒のタイムスタンプを返します。 |
|
日の時間を抽出 |
EXTRACTHOUROFDAY("Order Date")
|
年、月、日、分および秒のデフォルト値を使用して、時間が入力値の時間と等しいタイムスタンプを返します。 |
|
ミリ秒を抽出 |
EXTRACTMILLISECOND("Order Date")
|
入力値のミリ秒を含むタイムスタンプを返します。たとえば、入力タイムスタンプが15時32分02.150秒の場合、関数は15時32分02.150秒のタイムスタンプを返します。 |
|
分を抽出 |
EXTRACTMINUTE("Order Date")
|
入力値が発生した時刻の分の開始のタイムスタンプを返します。たとえば、入力タイムスタンプが午前11時38分21秒の場合、関数は午前11時38分00秒のタイムスタンプを返します。 |
|
月を抽出 |
EXTRACTMONTH("Order Date")
|
入力値が発生した月の最初の日のタイムスタンプを返します。たとえば、入力タイムスタンプが2月22日の場合、関数は2月1日のタイムスタンプを返します。 |
|
四半期を抽出 |
EXTRACTQUARTER("Order Date")
|
入力値が発生した四半期の最初の日のタイムスタンプを返します。たとえば、入力タイムスタンプが第3会計四半期に発生した場合、関数は7月1日のタイムスタンプを返します。 |
|
秒を抽出 |
EXTRACTSECOND("Order Date")
|
入力値のタイムスタンプを返します。たとえば、入力タイムスタンプが15時32分02.150秒の場合、関数は15時32分02秒のタイムスタンプを返します。 |
|
週を抽出 |
EXTRACTWEEK("Order Date")
|
入力値が発生した週の最初の曜日(日曜日)の日付を返します。たとえば、入力タイムスタンプが9月24日水曜日の場合、関数は9月21日日曜日のタイムスタンプを返します。 |
|
年を抽出 |
EXTRACTYEAR("Order Date")
|
入力値が発生した年の1月1日のタイムスタンプを返します。たとえば、入力タイムスタンプが1967年に発生した場合、関数は1967年1月1日のタイムスタンプを返します。 |
|
表示関数は、問合せの結果セットを操作します。
関数 | 例 | 説明 | 構文 |
---|---|---|---|
BottomN |
|
式の下位n件の値を、最低から最高の順にランク付けして返します。 |
|
FILTER |
|
特定の事前集計済フィルタを使用して式を計算します。 |
|
MAVG |
|
現在の行を含めて、結果セットのデータの最後のn行の移動平均を計算します。 |
|
MSUM |
|
現在の行を含めて、データの最後のn行の移動合計を計算します。 最初の行の合計は、最初の行の数値式と同じです。2番目の行の合計は、最初の2つの行のデータ合計を取得することで計算され、同様に続いて実行されます。n 番目の行に到達すると、合計は最後のn行のデータに基づいて計算されます。 |
|
NTILE |
|
ユーザー指定範囲内での値のランクを判別します。範囲内のランクを示す整数が返されます。この例では、1から100までの範囲(最低がsale = 1で最高がsale = 100)を示しています。 |
|
PERCENTILE |
|
数値式引数に一致する各値のパーセント・ランクを計算します。パーセンタイル・ランクの範囲は、0(1番目のパーセンタイル)から1(100番目のパーセンタイル)です。 |
|
RANK |
|
数値式引数に一致する各値のランクを計算します。最も高い数にはランク1が割り当てられ、次に続くランクには2、3、4などの連続した整数が割り当てられます。ある値が等しい場合、同じランクが割り当てられます(例: 1、1、1、4、5、5、7...)。 |
|
RCOUNT |
|
入力として一連のレコードを取得して、見つかったレコード数をカウントします。 |
|
RMAX |
|
入力として一連のレコードを取得して、そこまでに処理されたレコードに基づいて最大値を表示します。指定するデータ型はソートできるデータ型である必要があります。 |
|
RMIN |
|
入力として一連のレコードを取得して、そこまでに処理されたレコードに基づいて最小値を表示します。指定するデータ型はソートできるデータ型である必要があります。 |
|
RSUM |
|
そこまでに処理されたレコードに基づいて累計を計算します。 最初の行の合計は、最初の行の数値式と同じです。2番目の行の合計は、最初の2つの行のデータ合計を取得することで計算され、同様に続いて実行されます。 |
|
TOPN |
|
式の上位n件の値を、最高から最低の順にランク付けして返します。 |
|
表示関数の使用に関するヒント
filter (<measure> using fiscal_quarter = 'Q4')
filter (<measure> using fiscal_quarter = 'Q3')
filter (<measure> using fiscal_year = 'FY24')
評価関数は、式を渡して高度な計算を取得するために使用できるデータベース関数です。
埋込みデータベース関数には、1つ以上の列が必要になる場合があります。これらの列は、関数内で%1 ... %Nによって参照されます。実際の列は、関数の後にリストする必要があります。
関数 | 例 | 説明 | 構文 |
---|---|---|---|
EVALUATE |
|
パラメータとして(オプションで)参照列を使用する、指定されたデータベース関数をデータベースに渡して評価します。 |
|
EVALUATE_AGGR |
|
パラメータとして(オプションで)参照列を使用する、指定されたデータベース関数をデータベースに渡して評価します。この関数は、 |
|
ここで説明する算術関数では、数学的な操作を実行します。
関数 | 例 | 説明 | 構文 |
---|---|---|---|
ABS |
|
数値式の絶対値を計算します。 exprは、数値に評価される任意の式です。 |
|
ACOS |
|
数値式のアークコサインを計算します。 exprは、数値に評価される任意の式です。 |
|
ASIN |
|
数値式のアークサインを計算します。 exprは、数値に評価される任意の式です。 |
|
ATAN |
|
数値式のアークタンジェントを計算します。 exprは、数値に評価される任意の式です。 |
|
ATAN2 |
|
y/xのアークタンジェントを計算します。ここでyは最初の数値式、xは2番目の数値式です。 |
|
CEILING |
|
整数以外の数値式を最も近い整数に切り上げます。数式が整数に評価される場合、 |
|
COS |
|
数値式のコサインを計算します。 exprは、数値に評価される任意の式です。 |
|
COT |
|
数値式のコタンジェントを計算します。 exprは、数値に評価される任意の式です。 |
|
DEGREES |
|
式をラジアンから次数に変換します。 exprは、数値に評価される任意の式です。 |
|
EXP |
|
値を指定された値でべき乗します。eのn乗を計算します。ここでeは自然対数の底です。 |
|
ExtractBit |
|
整数内の特定の位置にあるビットを取得します。そのビットに対応する0か1の整数が返されます。 |
|
FLOOR |
|
整数以外の数値式を最も近い整数に切り下げます。数式が整数に評価される場合、 |
FLOOR(expr) |
LOG |
|
式の自然対数を計算します。 exprは、数値に評価される任意の式です。 |
|
LOG10 |
|
式の十進法の対数を計算します。 exprは、数値に評価される任意の式です。 |
|
MOD |
|
最初の数値式を2番目の数値式で除算し、商の剰余を返します。 |
|
PI |
|
PIの定数値を戻します。 |
|
POWER |
|
最初の数値式を使用して、これを2番目の数値式で指定された累乗にします。 |
|
RADIANS |
|
式を次数からラジアンに変換します。 exprは、数値に評価される任意の式です。 |
|
RAND |
|
0から1の擬似乱数を返します。 |
|
RANDFromSeed |
|
シード値に基づいた擬似乱数を返します。特定のシード値に対して、乱数の同一のセットが生成されます。 |
|
ROUND |
|
数値式をn桁の精度で丸めます。 exprは、数値に評価される任意の式です。 integerは、丸める精度の桁数を表す任意の正の整数です。 |
|
SIGN |
|
次が返されます。
|
|
SIN |
|
数値式のサインを計算します。 |
|
SQRT |
|
数値式引数の平方根を計算します。数式は、負数でない数値に評価される必要があります。 |
|
TAN |
|
数値式のタンジェントを計算します。 exprは、数値に評価される任意の式です。 |
|
TRUNCATE |
|
小数部分を切り捨て、小数点から指定した数の桁数を返します。 exprは、数値に評価される任意の式です。 integerは、小数位の右側から返す文字数を表す任意の正の整数です。 |
|
集計実行関数は、複数の値に対して操作を実行しサマリー結果を作成します。
関数 | 例 | 説明 | 構文 |
---|---|---|---|
MAVG |
現在の行を含めて、結果セットのデータの最後のn行の移動平均を計算します。 exprは、数値に評価される任意の式です。integerは、任意の正の整数です。最後のn行のデータ平均を表します。 |
|
|
MSUM |
|
現在の行を含めて、データの最後のn行の移動合計を計算します。 exprは、数値に評価される任意の式です。integerは、任意の正の整数です。データの最後のn行の合計を表します。 |
|
RSUM |
|
そこまでに処理されたレコードに基づいて累計を計算します。 exprは、数値に評価される任意の式です。 |
|
RCOUNT |
|
入力として一連のレコードを取得して、見つかったレコード数をカウントします。 exprは、任意のデータ型の式です。 |
|
RMAX |
|
入力として一連のレコードを取得して、そこまでに処理されたレコードに基づいて最大値を表示します。 exprは、任意のデータ型の式です。 |
|
RMIN |
|
入力として一連のレコードを取得して、そこまでに処理されたレコードに基づいて最小値を表示します。 exprは、任意のデータ型の式です。 |
|
文字列関数は様々な文字操作を実行します。これらは文字列に対して動作します。
関数 | 例 | 説明 | 構文 |
---|---|---|---|
ASCII |
|
シングル・キャラクタ文字列を、0から255までの対応するASCIIコードに変換します。文字式が複数の文字に評価される場合は、式の最初の文字に対応するASCIIコードが返されます。 exprは、文字列に評価される任意の式です。 |
|
BIT_LENGTH |
|
指定した文字列の長さをビット単位で返します。各Unicode文字の長さは2バイトです(16ビットに相当)。 exprは、文字列に評価される任意の式です。 |
|
CHAR |
|
0から255の間の数値を対応するASCIIコードの文字値に変換します。 exprは、0から255までの数値に評価される任意の式です。 |
|
CHAR_LENGTH |
|
指定した文字列の長さを文字数で返します。先頭と末尾の空白は、文字列の長さとして計算されません。 exprは、文字列に評価される任意の式です。 |
|
CONCAT |
|
2つの文字列を連結します。 exprsは、カンマで区切られた文字列に評価される式です。
|
|
INSERT |
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指定した文字列を別の文字列の指定した場所に挿入します。 expr1は、文字列に評価される任意の式です。ターゲットの文字列を示します。 integer1は、2番目の文字列が挿入される、ターゲットの文字列の先頭からの文字数を表す任意の正の整数です。 integer2は、2番目の文字列によって置換される、ターゲットの文字数を表す任意の正の整数です。 expr2は、文字列に評価される任意の式です。ターゲットの文字列に挿入される文字列を示します。 |
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LEFT |
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文字列の左側から、指定された文字数を返します。 exprは、文字列に評価される任意の式です integerは、文字列の左側から返す文字数を表す任意の正の整数です。 |
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LENGTH |
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指定した文字列の長さを文字数で返します。末尾の空白文字を除いた長さが返されます。 exprは、文字列に評価される任意の式です。 |
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LOCATE |
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別の文字列での文字列の数値位置を返します。文字列が検索される文字列で見つからない場合、関数は値0を返します。 expr1は、文字列に評価される任意の式です。検索する文字列を示します。 expr2は、文字列に評価される任意の式です。 検索される文字列を示します。 |
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LOCATEN |
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LOCATEと同様に、別の文字列での文字列の数値位置を返します。LOCATENには、検索の開始位置を指定できる整数の引数が含まれます。 expr1は、文字列に評価される任意の式です。検索する文字列を示します。 expr2は、文字列に評価される任意の式です。検索される文字列を示します。 integerは、文字列の検索を開始する位置を表す任意の正(ゼロ以外)の整数です。 |
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LOWER |
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文字列を小文字に変換します。 exprは、文字列に評価される任意の式です。 |
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OCTET_LENGTH |
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指定した文字列のバイト数を返します。 exprは、文字列に評価される任意の式です。 |
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POSITION |
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文字式でのstrExpr1の数値位置を返します。strExpr1が見つからない場合、関数は0を返します。 expr1は、文字列に評価される任意の式です。ターゲット文字列で検索する文字列を示します。たとえば、"d"などです。 expr2は、文字列に評価される任意の式です。検索されるターゲット文字列を示します。たとえば、"abcdef"などです。 |
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REPEAT |
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指定した式をn回繰り返します。 exprは、文字列に評価される任意の式です integerは、文字列を繰り返す回数を表す任意の正の整数です。 |
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REPLACE |
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指定した文字式の1つ以上の文字を、別の1つ以上の文字で置換します。 expr1は、文字列に評価される任意の式です。これは、文字が置換される文字列です。 expr2は、文字列に評価される任意の式です。この2番目の文字列は、1番目の文字列で置換される文字を示します。 expr3は、文字列に評価される任意の式です。この3番目の文字列は、1番目の文字列内に代入する文字を指定します。 |
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RIGHT |
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文字列の右側から、指定した数の文字を返します。 exprは、文字列に評価される任意の式です。 integerは、文字列の右側から返す文字数を表す任意の正の整数です。 |
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SPACE |
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空白を挿入します。 integerは、挿入するスペースの数を示す任意の正の整数です。 |
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SUBSTRING |
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固定文字数から元の文字列の新しい文字列を作成します。 exprは、文字列に評価される任意の式です。 startPosは、文字列の左の先頭(結果の先頭)からの文字数を表す任意の正の整数です。 |
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SUBSTRINGN |
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SUBSTRINGと同様に、固定文字数から元の文字列の新しい文字列を作成します。 SUBSTRINGNには、新しい文字列の長さを文字数で指定できる整数の引数が含まれます。 exprは、文字列に評価される任意の式です。 startPosは、文字列の左の先頭(結果の先頭)からの文字数を表す任意の正の整数です。 |
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TrimBoth |
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文字列から指定した先頭および末尾の文字列を削除します。 charは、任意の単一文字です。文字の指定(および必須の一重引用符)を省略すると、空白文字がデフォルトで使用されます。 exprは、文字列に評価される任意の式です。 |
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TRIMLEADING |
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文字列から指定した先頭の文字列を削除します。 charは、任意の単一文字です。文字の指定(および必須の一重引用符)を省略すると、空白文字がデフォルトで使用されます。 exprは、文字列に評価される任意の式です。 |
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TRIMTRAILING |
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文字列から指定した末尾の文字列を削除します。 charは、任意の単一文字です。文字の指定(および必須の一重引用符)を省略すると、空白文字がデフォルトで使用されます。 exprは、文字列に評価される任意の式です。 |
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UPPER |
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文字列を大文字に変換します。 exprは、文字列に評価される任意の式です。 |
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USER
システム関数は、セッションに関連する値を返します。たとえば、サインインしたユーザーのユーザー名です。
関数 | 例 | 説明 | 構文 |
---|---|---|---|
DATABASE |
ログオンしているサブジェクト領域の名前を返します。 |
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USER |
ログオンしているセマンティック・モデルのユーザー名を返します。 |
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時系列関数では、時間ディメンションに基づいてデータを集計および予測できます。たとえば、AGO関数を使用して、1年前からの収益を計算できます。
時間ディメンションのメンバーは、関数のレベル以下である必要があります。そのため、指定されたレベル以下のメンバーを一意に識別する1つ以上の列が、問合せに計画されている必要があります。
関数 | 例 | 説明 | 構文 |
---|---|---|---|
AGO |
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過去の指定された期間のメジャーの集計値を計算します。たとえば、1年前の月次収益を計算するには、 |
ここで:
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PERIODROLLING |
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x単位の時間から始まり、現在の時刻からy単位の時間で終わる期間のメジャーの合計を計算します。たとえば、 |
ここで:
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TODATE |
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期間の開始から最新の期間までのメジャーの集計値を計算します。たとえば、年度開始から現在の計算。 たとえば、過去1年間の売上を計算するには、 |
ここで:
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定数を使用して特定の固定日時をワークブックおよびレポートに含めることができます。
定数 | 例 | 説明 | 構文 |
---|---|---|---|
DATE |
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計算または式で特定の日付を作成します。 |
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TIME |
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計算または式で特定の時間を作成します。 |
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TIMESTAMP |
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計算または式で特定のタイムスタンプを作成します。 |
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