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Oracle® Databaseインストレーション・ガイド
11gリリース2 (11.2) for Linux
B56273-14
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2 Oracle Databaseのインストール前の作業

この章では、Oracle Universal Installer (OUI)を起動する前に完了しておく必要がある作業について説明します。

このマニュアルには、Oracle Database 11gリリース2(11.2)をインストールするために必要な情報が含まれています。Oracle Database 11gをインストールするプラットフォームに関連した情報を必ず確認してください。


注意:

  • Oracle Automatic Storage Management(Oracle ASM)またはOracle Restartを使用するには、データベースのインストールおよび作成を行う前に、まず、Oracle Grid Infrastructureをインストールする必要があります。そうでない場合は、データベースを手動でOracle Restartに登録する必要があります。

  • また、データベースのインストール前の作業を続行する前に、「Oracle Grid Infrastructureのインストール要件」を参照してください。


内容は次のとおりです。


関連項目:

  • 「Oracle Grid Infrastructureのインストール要件」

  • 『Oracle Configuration Managerインストールおよび管理ガイド』および『Oracle Configuration Manager前提条件』のインストール前の要件に関する項

  • Oracle Configuration Managerをインストールする際に使用できる有効な国コードのリストは、『Oracle Configuration Managerインストレーションおよび管理ガイド』の付録A「国コード」を参照してください。


2.1 Linuxオペレーティング・システムのインストールについて

この項では、サポートされているLinuxのディストリビューションのインストール方法を説明します。内容は次のとおりです。

2.1.1 Linuxの最小インストールの実行

Linuxの最小インストールを完了するには、最小インストール・オプション(パッケージ・グループ選択から「最小」オプションを選択するか、ベース・パックを除くすべてのパッケージの選択を解除するカスタム・インストール)の1つを選択します。このインストールでは、データベースのインストールに必要なRPMの多くが不足しているため、ご使用のOracle LinuxリリースのRPMパッケージを使用して、必須パッケージをインストールする必要があります。使用するパッケージは、Linuxリリース、およびUnbreakable Linux Network (ULN)でのサポート・ステータスによって異なります。


注意:

Oracle Preinstallation RPMにより、X11クライアント・ライブラリはインストールされますが、X Window Systemのサーバー・パッケージはインストールされません。OUI、コンフィギュレーション・アシスタント、Oracle Enterprise ManagerなどのGraphical User Interfaceを使用するには、表示をX Window Systemサーバー・パッケージを使用するシステムに設定します。

低減されたパッケージ・セットのインストールに関するマニュアルは、次のURLを参照してください。

https://support.oracle.com/CSP/main/article?cmd=show&type=NOT&id=728346.1


注意:

Unbreakable Linux NetworkまたはRed Hatサポート・ネットワークのメンバーでなく、My Oracle Supportを使用している場合は、低減されたパッケージ・セットのインストールを記述するスクリプトの構成手順をダウンロードできます。

https://support.oracle.com/CSP/main/article?cmd=show&type=NOT&id=579101.1

「Linuxの低減されたパッケージ・セット」を検索して、手順の場所を確認することもできます。


Oracle Grid Infrastructureのインストールには、SSHが必要です。Linuxディストリビューションの最小インストールには、OpenSSHが含まれます。次のコマンドを入力して、SSHパッケージがインストールされていることを確認します。

# rpm -qa |grep ssh

SSHパッケージのリストが表示されない場合は、Linuxディストリビューションにパッケージをインストールします。

2.1.2 デフォルトのLinuxインストールの完了

Oracle Preinstallation RPMをインストールしない場合は、デフォルトのソフトウェア・パッケージ(RPM)が付属しているLinuxオペレーティング・システムをインストールすることをお薦めします。このインストールには、ほとんどの必須パッケージが含まれており、手動によるパッケージの依存性チェックを削減できます。インストール時にRPMをカスタマイズしないことをお薦めします。

デフォルトのインストールの詳細を参照するには、My Oracle Supportにログオンします。

https://support.oracle.com

「デフォルトのRPM Linuxインストール」を検索して、Linuxのディストリビューションを探します。次に例を示します。

https://support.oracle.com/CSP/main/article?cmd=show&type=NOT&id=401167.1

インストール後に、ご使用のディストリビューションのシステム要件を確認し、必要なカーネル・パッケージがすべてインストールされており、ご使用のディストリビューションやシステム構成に必要なその他のすべての構成タスクが完了していることを確認します。

2.1.3 Oracle LinuxおよびUnbreakable Enterprise Kernelの概要

OracleのUnbreakable Enterprise Kernelは、上流の開発から、データ・センターでOracle Linuxを実行する顧客に、最新の技術革新を提供します。Unbreakable Enterprise Kernelは、Oracle Linux 5 Update 6からデフォルトで組み込まれ、有効化されます。

Unbreakable Enterprise Kernelは、最近の安定したメインライン開発のLinuxカーネルをベースとし、Oracle Database、OracleミドルウェアおよびOracleハードウェアの技術チームと連携して最適化が図られ、最も要求の厳しいエンタープライズ・ワークロードに安定性と最適なパフォーマンスを提供します。

エンタープライズ・アプリケーションを実行する場合は特に、Linux環境にOracle Unbreakable Enterprise Kernelをデプロイすることをお薦めします。ただし、Oracle Unbreakable Enterprise Kernelの使用はオプションです。RHELカーネルとの正確な互換性が要求される場合は、RHELのソース・コードから直接コンパイルされた、RHEL Linuxカーネルと互換性のあるカーネルをOracle Linuxにも含めます。

Oracle Unbreakable Enterprise Kernel for Linuxの詳細は、次のURLで取得できます。

http://www.oracle.com/us/technologies/linux/index.html

Oracle Unbreakable Enterprise Kernel for LinuxはOracle製品で使用される標準カーネルです。Oracle Databaseおよびその他のOracle製品のビルドおよびQAシステムではOracle Unbreakable Enterprise Kernel for Linuxが排他的に使用されます。Oracle Unbreakable Enterprise Kernel for LinuxはOracle ExadataおよびOracle Exalogicの各システムで使用されるカーネルでもあります。Oracle Unbreakable Enterprise Kernel for Linuxは、Oracleが関与するLinuxでのすべてのベンチマーク・テストおよびOracle Preinstallation RPMプログラム(x86-64用)で使用されます。

KspliceはOracle Linuxの一部で、Linuxオペレーティング・システム(OS)カーネルを、実行中に再起動や中断することなく更新します。KspliceはOracle Linuxでのみ使用できます。

2.1.4 Oracle Preinstallation RPMおよびOracle Validated RPMについて

ご使用のLinuxディストリビューションがOracle Linuxの場合は、使用しているリリース用のOracle Preinstallation RPMまたはOracle Validated RPM (Oracle Linux NetworkまたはOracle LinuxのDVDにあります)で、インストール前のほとんどの構成タスクを完了できます。Oracle Preinstallation RPMの使用は必須ではありませんが、クラスタ・サーバーの設定の時間を節約するため、使用をお薦めします。

Oracle Preinstallation RPMまたはOracle Validated RPMがインストールされると、次が実行されます。

  • Oracle Grid InfrastructureおよびOracle Databaseのインストールに必要な追加のRPMパッケージが自動的にダウンロードおよびインストールされ、依存性が解決されます。

  • oracleユーザーが作成され、そのユーザーのoraInventory(oinstall)およびOSDBA(dba)グループが作成されます。

  • 必要に応じて、sysctl.confの設定、システム起動パラメータおよびドライバ・パラメータの値がOracle RDBMS Pre-Installプログラムの推奨値に基づいて設定されます。

  • ハード・リソースおよびソフト・リソースの制限が設定されます。

  • ご使用のカーネルのバージョンに応じて、その他の推奨パラメータが設定されます。

Oracle Linux Networkを使用するには、営業担当者に連絡するか、または次のOracle Linuxストアからライセンスを購入します。

https://shop.oracle.com/product/oraclelinux

ご使用のサーバーをUnbreakable Linux Networkに登録するか、または詳しい情報を検索するには、次のURLを参照してください。

https://linux.oracle.com

Oracle Linux 5.2以上を使用している場合、Oracle Preinstallation RPMはインストール・メディアに含まれています。


注意:

Oracle Databaseのリリースごとに作成されたOracle Preinstallation RPMでは、ユーザー・アカウントoracleにのみカーネル・パラメータとリソース制限が設定されます。複数のソフトウェア・アカウント所有者を使用する場合、他のアカウントに対してはシステム構成を手動で行う必要があります。

Linuxカーネルは、Oracle Linuxの公開Yumリポジトリから取得できます。Oracle Linux 4、Oracle Linux 5およびOracle Linux 6の公開Yumリポジトリは、次のURLで使用できます。

http://public-yum.oracle.com/

Unbreakable Linux Networkを使用するには、営業担当者に連絡するか、またはUnbreakable Linuxストアからライセンスを購入します。

https://shop.oracle.com/product/oraclelinux

ご使用のサーバーをUnbreakable Linux Networkに登録するか、または詳しい情報を検索するには、次のURLを参照してください。

https://linux.oracle.com

Oracle Linux 4.7以上またはOracle Linux 5.2以上を使用している場合、Oracle Preinstallation RPMまたはOracle Validated RPMはインストール・メディアに含まれています。


注意:

Oracle Preinstallation RPMでは、ユーザー・アカウントoracleにのみカーネル・パラメータとリソース制限が設定されます。複数のソフトウェア・アカウント所有者を使用する場合、他のアカウントに対してはシステム構成を手動で行う必要があります。

また、ユーザーとグループは、次に使用可能なID番号を使用して作成されます。Oracle Preinstallation RPMを実行するクラスタ・ノード間で、サーバーのグループIDおよびユーザーIDが同一でない場合、これらのIDがノードによって一致しなくなる可能性があり、グループIDおよびユーザーIDが一致していないと、インストールは失敗します。

この問題を回避するには、すべてのノード上でコマンドid userを実行します。userはソフトウェア所有者のユーザー・アカウントです。すべてのノード間でグループIDまたはユーザーIDが一致していない場合は、必要に応じて変更して、IDを一致させます。


2.1.5 ULNサポートを使用したOracle Preinstallation RPMまたはOracle Validated RPMのインストール

次の手順を使用して、Unbreakable Linux Network (ULN) Oracle Linuxチャネルをサブスクライブし、使用するリリースに対応するOracle Preinstallation RPMまたはOracle Validated RPMを配布するOracle Linuxチャネルを追加します。

  1. Unbreakable Linux Network(ULN)にサーバーを登録します。デフォルトでは、ご使用のオペレーティング・システムおよびハードウェアのOracle Linux Latestチャネルに登録されています。

  2. Unbreakable Linux Networkにログインします。

    https://linux.oracle.com

  3. 「Systems」タブをクリックし、「System Profiles」リストで、登録されているサーバーを選択します。「System Details」ウィンドウが開き、サーバーのサブスクリプションが表示されます。

  4. 「Manage Subscriptions」をクリックします。「System Summary」ウィンドウが開きます。

  5. 「Available Channels」リストから、Linuxインストール・メディアのコピーを選択し、使用しているOracle Linuxディストリビューションに対応するパッチ・チャネルを更新します。たとえば、ディストリビューションがOracle Linux 5 Update 6 for x86_64の場合は、次のチャネルを選択します。

    • Oracle Linux 5 Update 6のインストール・メディアのコピー(x86_64)

    • Oracle Linux 5 Update 6 Patch (x86_64)

  6. 「Subscribe」をクリックします。

  7. ターミナル・セッションを開始し、プラットフォームに応じて、rootとして次のコマンドを入力します。

    Oracle Linux 6:

    # yum install oracle-rdbms-server-11gR2-preinstall
    

    Oracle Linux 5またはOracle Linux 4:

    # yum install oracle-validated
    

    Oracle Linuxチャネルへのサブスクライブが完了し、パッケージがインストールされていることを示す出力が表示されます。次に例を示します。

    el5_u6_i386_base
    el5_u6_x86_64_patch
    

    Oracle Linuxは、自動的に標準(ロール割当てなし)のOracleインストール所有者とグループを作成し、Oracleインストールの必要に応じて他のカーネル構成設定を設定します。

  8. クラスタ内の他のすべてのサーバーで手順1から8を繰り返します。


    注意:

    RPMログ・ファイルを参照して、システム構成の変更を確認します。次に例を示します。

    Oracle Linux 6:

    /var/log/oracle-rdbms-server-11gR2-preinstall/results/orakernel.log
    

    Oracle Linux 5およびOracle Linux 4:

    /var/log/oracle-validated/results/orakernel.log
    

2.1.6 DVDディスクまたはイメージからのOracle Preinstallation RPMのインストール

Oracle LinuxディストリビューションからOracle Preinstallation RPMまたはOracle Validated RPMをインストールするには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Linuxディスクを入手するには、Oracle StoreでOracle Linuxメディア・パックを注文するか、Oracle LinuxおよびOracle Virtual Machine (Oracle VM)のOracle Software Delivery Cloudポータルでディスク・イメージをダウンロードします。

    Oracle Store:

    https://shop.oracle.com/store/enterpriselinux
    

    Oracle Software Delivery Cloud:

    https://edelivery.oracle.com/linux
    
  2. Oracle Linuxのインストールを開始します。

  3. 最初のソフトウェア選択画面には、タスク固有のソフトウェア・オプションのリストが表示されます。この画面の下部にあるオプションにより、すぐにカスタマイズするか、後でカスタマイズするかを選択できます。Customize nowを選択し、Nextをクリックします。

  4. Customize selectionページで、画面の左側のリストでBase Systemを選択してから、画面の右側でSystem Toolsを選択します。次に、Optional Packagesをクリックします。

  5. Packages in System Toolsウィンドウが開きます。パッケージ・リストからOracle Preinstallation RPMパッケージ・ボックスを選択して「次へ」をクリックします。

  6. その他の画面の指示に従って、Oracle Linuxのインストールを完了します。

    Oracle Linuxは、自動的に標準(ロール割当てなし)のOracleインストール所有者とグループを作成し、Oracleインストールの必要に応じて他のカーネル構成設定を設定します。

2.1.7 Kspliceを使用したダウン時間ゼロの更新の実行

Ksplice Uptrack更新では、Linuxのセキュリティおよびバグ修正の更新が、カーネルを再起動せずに適用できる形式で再パッケージされ、提供されます。

Ksplice Uptrackを使用するには、次の手順を実行します。

  1. Unbreakable Linux Networkから、 Oracle Linuxプレミアム・サポート・サブスクリプションを入手または確認します。

    https://linux.oracle.com

  2. rootユーザーでログインします。

  3. Kspliceを使用するサーバー上で、インターネットにアクセスできることを確認します。たとえば、プロキシ・サーバーを使用している場合は、次のようなコマンドを使用して、シェルにプロキシ・サーバーおよびポート値を設定します。

    # export http_proxy=http://proxy.example.com:port
    # export https_proxy=http://proxy.example.com:port
    
  4. 次のURLでKsplice UptrackリポジトリのRPMパッケージをダウンロードします。

    https://www.ksplice.com/yum/uptrack/ol/ksplice-uptrack-release.noarch.rpm

  5. 次のコマンドを実行します。

    rpm -i ksplice-uptrack-release.noarch.rpm
    yum -y install uptrack
    
  6. テキスト・エディタで/etc/uptrack/uptrack.confを開き、プレミアム・サポートのアクセス・キーを入力し、ファイルを保存します。ご使用のシステムのすべてに、同じアクセス・キーを使用する必要があります。

  7. 次のコマンドを実行して、カーネルの停止時間ゼロ更新を実行します。

    uptrack-upgrade -y
    

    関連項目:


2.2 システムへrootとしてログイン

Oracleソフトウェアをインストールする前に、rootユーザーとしていくつかのタスクを完了しておく必要があります。rootユーザーとしてログインするには、次の手順のいずれかを実行します。


注意:

サイレント・モードのインストールを実行する場合を除き、X Window Systemワークステーション、Xターミナル、PC、またはXサーバー・ソフトウェアがインストールされているその他システムからソフトウェアをインストールする必要があります。

サイレント・モードのインストールの詳細は、付録Aを参照してください。


  • X Window SystemワークステーションまたはXターミナルからのソフトウェアのインストール手順:

    1. Xターミナル(xterm)など、ローカル・ターミナル・セッションを開始します。

    2. ローカル・システムにソフトウェアをインストールしない場合は、次のコマンドを入力して、リモート・ホストでのローカルのXサーバーのXアプリケーションの表示を可能にします。

      $ xhost fully_qualified_remote_host_name
      

      次に例を示します。

      $ xhost somehost.example.com
      
    3. ローカル・システムにソフトウェアをインストールしない場合は、sshrlogin、またはtelnetコマンドを使用して、ソフトウェアをインストールするシステムに接続します。

      $ telnet fully_qualified_remote_host_name
      
    4. rootユーザーとしてログインしていない場合は、次のコマンドを入力してユーザーをrootに切り替えます。

      $ sudo sh
      password:
      #
      
  • Xサーバー・ソフトウェアがインストールされたPCまたはその他のシステムからソフトウェアをインストールする手順:


    注意:

    この手順の実行に関する詳細は、必要に応じてXサーバーのドキュメントを参照するか、Xサーバーのベンダーまたはシステム管理者に問い合せてください。使用しているXサーバーのソフトウェアによっては、別の順序でタスクを実行する必要がある場合があります。

    1. Xサーバー・ソフトウェアを開始します。

    2. Xサーバー・ソフトウェアのセキュリティ設定を、リモート・ホストでローカル・システムのXアプリケーションを表示できるように構成にします。

    3. ソフトウェアをインストールするリモート・システムに接続し、そのシステム上でXターミナル(xterm)などのターミナル・セッションを開始します。

    4. リモート・システム上でrootユーザーとしてログインしていない場合、次のコマンドを入力してユーザーをrootに切り替えます。

      $ sudo sh
      password:
      #
      

2.3 ハードウェア要件の確認

システムは次の最小ハードウェア要件を満たしている必要があります。

2.3.1 メモリー要件

Oracle Database 11gリリース2(11.2)のインストールのメモリー要件は次のとおりです。

最小: 1GBのRAM

推奨: 2GB以上のRAM

  • RAMサイズを確認するには、次のコマンドを入力します。

    # grep MemTotal /proc/meminfo
    

    RAMのサイズが必要サイズより小さい場合は、先に進む前にメモリーを増設する必要があります。

  • 次の表は、インストールされているRAMと構成済スワップ領域の推奨サイズの関係を示したものです。


    注意:

    Linuxでは、HugePages機能により、メモリー・マップ・ファイルを使用して、ラージ・ページ表にスワップできないメモリーが割り当てられます。HugePagesを有効にする場合は、スワップ領域を計算する前に、HugePagesに割り当てられるメモリー分を使用可能なRAMから差し引く必要があります。

    RAM スワップ領域
    1から2GB RAMのサイズの1.5倍
    2から16GB RAMのサイズと同じ
    16GB超 16GB

RAMのサイズが必要サイズより小さい場合は、先に進む前にメモリーを増設する必要があります。

構成済スワップ領域のサイズを確認するには、次のコマンドを入力します。

# grep SwapTotal /proc/meminfo

追加のスワップ領域を構成する方法は、必要に応じてオペレーティング・システムのドキュメントを参照してください。

使用可能なRAM領域およびスワップ領域を確認するには、次のコマンドを入力します。

# free

注意:

  • 値をファイナライズする前に、使用可能なRAM領域およびスワップ領域用に複数の値を選択することをお薦めします。これは、ユーザーとコンピュータの間の相互作用に応じて、使用可能なRAM領域およびスワップ領域が常に変化するためです。

  • サーバーのスワップ領域の割当てについては、オペレーティング・システム・ベンダーに確認してください。ベンダーのガイドラインは、このガイドに示すスワップ領域の要件に優先します。


自動メモリー管理

Oracle Database 11g以降、自動メモリー管理機能は、より多くの共有メモリー(/dev/shm)とファイル記述子が必要になります。共有メモリーのサイズは、コンピュータ上のOracleインスタンスごとにMEMORY_MAX_TARGETおよびMEMORY_TARGETのサイズより大きい必要があります。MEMORY_MAX_TARGETパラメータまたはMEMORY_TARGETパラメータがゼロでない値に設定されており、共有メモリーのサイズが正しく割り当てられていない場合、起動時にORA-00845エラーが発生します。Linuxシステムで、オペレーティング・システムの/dev/shmマウント・サイズが、Oracleシステム・グローバル領域(SGA)およびプログラム・グローバル領域(PGA)に対して小さすぎる場合、ORA-00845エラーが生じます。

各Oracleインスタンスのファイル記述子数は512*PROCESSES以上である必要があります。また、各プロセスの記述子の制限は512以上である必要があります。ファイル記述子のサイズが正しくない場合、様々なOracleプロセスでORA-27123エラーが発生し、Oracle以外のプロセスでもLinux Error EMFILE(開いているファイルが多すぎます)が発生する可能性があります。

使用可能な共有メモリー容量を確認するには、次のコマンドを入力します。

# df -h /dev/shm/

注意:

MEMORY_MAX_TARGETパラメータとMEMORY_TARGETパラメータは、LOCK_SGAパラメータが有効の場合、またはLinux上にHugePagesがある場合は使用できません。

「初期化パラメータ」ページで、初期化パラメータMEMORY_TARGETまたはMEMORY_MAX_TARGETを設定する「メモリー・サイズ(SGAおよびPGA)」をメモします。初期化パラメータを、オペレーティング・システムの共有メモリー・ファイル・システムより大きくすることはできません。たとえば、システムの共有メモリー・ファイル・システム割当てが1GBで、メモリー・サイズ(MEMORY_TARGET)を2GBに設定した場合、データベースの起動時に次のエラー・メッセージが表示されます。

ORA-00845: MEMORY_TARGET not supported on this system
ORA-01078: Failure in processing system parameters

さらに、「すべての初期化パラメータ」をクリックすると、グローバル・データベース名が8文字より長い場合、データベース名の値(DB_NAMEパラメータ)は最初の8文字で切り捨てられ、DB_UNIQUE_NAMEパラメータ値はグローバル名に設定されます。

ORA-00845エラーが発生した場合の対処方法は、/dev/shmマウントポイント・サイズを大きくすることです。

次に例を示します。

# mount -t tmpfs shmfs -o size=7g /dev/shm

この変更をすべてのシステム再起動で永続化するには、/etc/fstabに次のようなエントリを追加します。

shmfs /dev/shm tmpfs size=7g 0

2.3.2 システム・アーキテクチャ

システム・アーキテクチャでソフトウェアを実行できるかどうかを確認するには、次のコマンドを入力します。

# uname -m

プロセッサ・アーキテクチャがインストールするOracleソフトウェアのリリースと適合することを確認します。想定した出力が表示されない場合、このシステムにそのソフトウェアはインストールできません。

2.3.3 ディスク領域要件

Oracle Database 11gリリース2(11.2)のインストールのディスク領域要件は次のとおりです。

  • /tmpディレクトリに1GBの領域。

    /tmpディレクトリ内の使用可能な領域の量を確認するには、次のコマンドを入力します。

    # df -h /tmp
    

    /tmpディレクトリの空き領域が、必要な領域の要件を満たさない場合、次のいずれかの手順を実行します。

    • ディスク領域の要件が満たされるように、/tmpディレクトリから不要なファイルを削除します。

    • oracleユーザーの環境を設定するときに、TMPおよびTMPDIR環境変数を設定します。


      関連項目:

      TMPおよびTMPDIRの設定の詳細は、「Oracleソフトウェア所有者環境の構成」を参照してください。

    • /tmpディレクトリを含むファイル・システムを拡張します。ファイル・システムの拡張については、必要に応じて、システム管理者に連絡してください。

  • 次の表は、ソフトウェア・ファイルおよびデータファイルのディスク領域要件をLinux x86のインストール・タイプごとに示したものです。

    インストール・タイプ ソフトウェア・ファイルの要件(GB)
    Enterprise Edition 4.5
    Standard Edition 4.4

    インストール・タイプ データファイルのディスク領域(GB)
    Enterprise Edition 1.7
    Standard Edition 1.5

  • 次の表は、ソフトウェア・ファイルおよびデータファイルのディスク領域要件をLinux x86-64のインストール・タイプごとに示したものです。

    インストール・タイプ ソフトウェア・ファイルの要件(GB)
    Enterprise Edition 4.7
    Standard Edition 4.6

    インストール・タイプ データファイルのディスク領域(GB)
    Enterprise Edition 1.7
    Standard Edition 1.5

  • 次の表は、ソフトウェア・ファイルおよびデータファイルのディスク領域要件をIBM: Linux on System z上のLinuxのインストール・タイプごとに示したものです。

    インストール・タイプ ソフトウェア・ファイルの要件(GB)
    Enterprise Edition 4.9
    Standard Edition 4.8

    インストール・タイプ データファイルのディスク領域(GB)
    Enterprise Edition 2.0
    Standard Edition 1.5

システムの空きディスク領域のサイズを確認するには、次のコマンドを入力します。

# df -h

自動バックアップを構成する場合は、高速リカバリ領域のために、ファイル・システムまたはOracle ASMディスク・グループのいずれかに追加のディスク領域が必要です。

2.3.4 ディスプレイ要件

Oracle Database 11gリリース2(11.2)の最小解像度は1024x768以上です。

2.4 ソフトウェア要件の確認

インストールする製品に応じて、次のソフトウェアがシステムにインストールされていることを確認します。


注意:

  • このマニュアルには、Oracle Database 11gリリース2(11.2)をインストールするために必要な情報が含まれています。Oracle Database 11gをインストールするプラットフォームに関連した情報を必ず確認してください。

  • Oracle Universal Installerは、システムをチェックして、リストに示されている要件を満たしているかどうかを検証します。これらのチェックに合格するために、Oracle Universal Installerを起動する前に要件を確認してください。



注意:

このマニュアルに記載されているプラットフォーム固有のハードウェア要件とソフトウェア要件は、このマニュアルの発行時点での最新情報です。ただし、このマニュアルの発行後にプラットフォームおよびオペレーティング・システム・ソフトウェアの新しいバージョンが動作保証されている場合があるため、My Oracle SupportのWebサイトの動作保証マトリックスで、動作保証済のハードウェア・プラットフォームおよびオペレーティング・システムのバージョンの最新リストを参照してください。

https://support.oracle.com/


2.4.1 オペレーティング・システム要件

Oracle Database 11gリリース2(11.2)には、次に示すバージョン以上のオペレーティング・システムが必要です。


注意:

  • Oracle Database 11gリリース2 (11.2.0.4)以降、Oracle Linux 7およびRed Hat Enterprise Linux 7はLinux x86-64でサポートされます。

  • Oracle Database 11gリリース2 (11.2.0.3)以降、Oracle Linux 6およびRed Hat Enterprise Linux 6はLinux x86およびLinux x86-64でサポートされます。

  • Oracle Database 11gリリース2 (11.2.0.3)以降、Asianux 4はLinux x86およびLinux x86-64でサポートされます。

  • Oracle Database 11gリリース2 (11.2.0.4)以降、SUSE Linux Enterprise Server 12はLinux x86-64システムで動作保証されます。

  • Oracle Database 11gリリース2 (11.2.0.4)以降、NeoKylin Linux Advanced Server 6はLinux x86-64システムで動作保証されます。

  • Oracle Database 11gリリース2 (11.2.0.4)以降、Red Hat Enterprise Linux 7は、IBM: Linux on System zでサポートされます。


  • Linux x86の場合:

    • Asianux Server 3 SP2

    • Asianux Server 4 SP3

    • Oracle Linux 4 Update 7

    • Oracle Linux 5 Update 2

    • Oracle Linux 6

    • Red Hat Enterprise Linux 4 Update 7

    • Red Hat Enterprise Linux 5 Update 2

    • Red Hat Enterprise Linux 6

    • SUSE Linux Enterprise Server 10 SP2

    • SUSE Linux Enterprise Server 11

  • Linux x86-64の場合:

    • Asianux Server 3 SP2

    • Asianux Server 4 SP3

    • Oracle Linux 4 Update 7

    • Oracle Linux 5 Update 2 (Red Hat Compatible Kernelを使用)

    • Oracle Linux 5 Update 5

    • Oracle Linux 6

    • Oracle Linux 6 (Red Hat Compatible Kernelを使用)

    • Oracle Linux 7

    • Oracle Linux 7 (Red Hat Compatible Kernelを使用)

    • Red Hat Enterprise Linux 4 Update 7

    • Red Hat Enterprise Linux 5 Update 2

    • Red Hat Enterprise Linux 6

    • Red Hat Enterprise Linux 7

    • SUSE Linux Enterprise Server 10 SP2

    • SUSE Linux Enterprise Server 11

    • SUSE Linux Enterprise Server 12 SP1

    • NeoKylin Linux Advanced Server 6

  • IBM: Linux on System zの場合

    • Red Hat Enterprise Linux 7 Update 1

    • Red Hat Enterprise Linux 6 Update 2

    • Red Hat Enterprise Linux 4 Update 8

    • Red Hat Enterprise Linux 5 Update 4

    • SUSE Linux Enterprise Server 10 SP3

    • SUSE Linux Enterprise Server 11 SP1

Oracle Database 11gリリース2 (11.2)以降では、Oracle Linux 4、Oracle Linux 5、Oracle Linux 6、Red Hat Enterprise Linux 4、Red Hat Enterprise Linux 5およびRed Hat Enterprise Linux 6に対してSecurity Enhanced Linux (SELinux)機能がサポートされています。


注意:

Asianux Server、Oracle LinuxおよびRed Hat Enterprise Linuxの場合、システム要件はカーネル・バージョンと同一です。具体的には、次のとおりです。
  • Oracle Linux 4とRed Hat Enterprise Linux 4の要件は同じです。

  • Asianux Server 3、Oracle Linux 5およびRed Hat Enterprise Linux 5 Update 2の要件は同一です。

  • x86-64システムに使用可能なOracle Unbreakable Enterprise Kernel for Linux 5 Update 5 (2.6.32)以上には、Oracle Linuxやその他のサポートされているLinuxディストリビューションにはない追加機能およびパフォーマンスの拡張機能がいくつか含まれます。このカーネルはOracle LinuxまたはRed Hat Enterprise Linuxのいずれかのディストリビューションにインストールできます。Oracle Unbreakable Enterprise Kernelをインストールする前に、x86-64サーバー上にOracle Linux 5 Update 5、Oracle Linux 6、Red Hat Enterprise Linux 5 Update 5またはRed Hat Enterprise Linux 6をインストールしておく必要があります。

  • Oracle Unbreakable Enterprise Kernel for Linuxは、Oracle Linux 6のインストール時にデフォルトでインストールされます。


インストールされているLinuxのディストリビューションおよびバージョンを確認するには、次のコマンドを入力します。

# cat /proc/version

Linuxの一部のディストリビューションでは次のコマンドを入力することもできます。

# lsb_release -id

関連項目:

最新のシステム要件にアクセスする方法の詳細は、「ハードウェアおよびソフトウェアの動作保証」を参照してください。

2.4.2 カーネル要件

Oracle Database 11gリリース2(11.2)のカーネル要件は次のとおりです。

Linux x86の場合:

  • Oracle Linux 4およびRed Hat Enterprise Linux 4の場合:

    2.6.9以上

  • Asianux Server 3、Oracle Linux 5およびRed Hat Enterprise Linux 5の場合:

    2.6.18以上

  • Oracle Linux 6の場合:

    2.6.32.100以上

  • Asianux Server 4およびRed Hat Enterprise Linux 6の場合

    2.6.32-71以上

  • SUSE Linux Enterprise Server 10の場合:

    2.6.16.21以上

  • SUSE Linux Enterprise Server 11の場合:

    2.6.27.19以上

Linux x86-64の場合:

  • Oracle Linux 4およびRed Hat Enterprise Linux 4の場合:

    2.6.9以上

  • Oracle Linux 5 Update 2 (Red Hat Compatible Kernelを使用)の場合

    2.6.18以上

  • Oracle Linux 5 Update 5 (Red Hat Compatible Kernelを使用)の場合

    2.6.18以上

  • Oracle Linux 5 Update 5 (Unbreakable Enterprise Kernelを使用)の場合

    2.6.32-100.0.19以上

  • Oracle Linux 6の場合:

    2.6.32-100.28.5.el6.x86_64以上

  • Oracle Linux 6 (Red Hat Compatible Kernelを使用)の場合

    2.6.32-71.el6.x86_64以上

  • Oracle Linux 7

    3.8.13-33.el7uek.x86_64以上

  • Oracle Linux 7 (Red Hat Compatible Kernelを使用)の場合

    3.10.0-54.0.1.el7.x86_64以上

  • Red Hat Enterprise Linux 5 Update 2の場合

    2.6.18以上

  • Red Hat Enterprise Linux 5 Update 5の場合

    2.6.18以上

  • Red Hat Enterprise Linux 6の場合:

    2.6.32-71.el6.x86_64以上

  • Red Hat Enterprise Linux 7の場合:

    3.10.0-54.0.1.el7.x86_64以上

  • Asianux Server 3の場合

    2.6.18以上

  • Asianux Server 4の場合

    2.6.32-71.el6.x86_64以上

  • SUSE Linux Enterprise Server 10の場合:

    2.6.16.21以上

  • SUSE Linux Enterprise Server 11の場合:

    2.6.27.19以上

  • SUSE Linux Enterprise Server 12の場合

    3.12.49-11以上

  • NeoKylin Linux Advanced Server 6の場合

    2.6.32-431.el6.x86_64以上

IBM: Linux on System zの場合:

  • Red Hat Enterprise Linux 7の場合:

    3.10.0-229.el7以上

  • Red Hat Enterprise Linux 6の場合:

    2.6.32-200以上

  • Red Hat Enterprise Linux 4の場合:

    2.6.9以上

  • Red Hat Enterprise Linux 5の場合:

    2.6.18以上

  • SUSE Linux Enterprise Server 10の場合:

    2.6.16.60以上

  • SUSE Linux Enterprise Server 11の場合:

    2.6.32.12以上

必要なカーネルがインストールされているかどうかを調べるために、次のコマンドを入力します。

# uname -r

このコマンドをOracle Linux 5システムで実行した場合のサンプル出力を次に示します。

2.6.18-128.el5PAE

この例の出力では、システムのカーネルのバージョン(2.6.18)およびエラータ・レベル(-128.el5PAE)を示しています。

カーネルのバージョンが要件を満たしていない場合、カーネル更新の取得およびインストールについてはオペレーティング・システム・ベンダーに問い合せてください。

2.4.3 パッケージ要件

Oracle Database 11gリリース2(11.2)のパッケージ要件は次のとおりです。


注意:

  • Linuxオペレーティング・システムをインストールするときは、最小インストールを実行する場合を除いて、デフォルトのソフトウェア・パッケージ(RPM)もインストールすることをお薦めします。その際は、インストールの実行手順に従って、Oracleソフトウェアに必要なすべてのパッケージをインストールしてください。

  • デフォルトのオペレーティング・システムのインストール時にRPMをカスタマイズしないことをお薦めします。デフォルトのインストールには、ほとんどの必須パッケージが含まれており、手動によるパッケージの依存性チェックを削減できます。

  • Linuxのインストールをデフォルトで実行せずにLDAPを使用する場合およびスクリプトodisrvregoidcaまたはschemasyncを使用する場合、LinuxディストリビューションにKornシェルRPMをインストールしてください。

  • 次の表に示すパッケージ(またはそれ以上のバージョン)をインストールする必要があります。また、RPMのリストとそのRPMのすべての前提条件がインストールされていることを確認してください。



関連項目:


Linux x86のOracle Databaseパッケージ要件

オペレーティング・システム 要件
Oracle Linux 4およびRed Hat Enterprise Linux 4 次のパッケージ(またはそれ以降のバージョン)がインストールされている必要があります。
binutils-2.15.92.0.2
compat-libstdc++-33-3.2.3
elfutils-libelf-0.97
elfutils-libelf-devel-0.97
gcc-3.4.6
gcc-c++-3.4.6
glibc-2.3.4-2.41
glibc-common-2.3.4
glibc-devel-2.3.4
glibc-headers-2.3.4
libaio-devel-0.3.105
libaio-0.3.105
libgcc-3.4.6
libstdc++-3.4.6
libstdc++-devel-3.4.6
make-3.80
numactl-0.6.4.i386
pdksh-5.2.14
sysstat-5.0.5
Asianux Server 3、Oracle Linux 5およびRed Hat Enterprise Linux 5 次のパッケージ(またはそれ以降のバージョン)がインストールされている必要があります。
binutils-2.17.50.0.6
compat-libstdc++-33-3.2.3
elfutils-libelf-0.125
elfutils-libelf-devel-0.125
elfutils-libelf-devel-static-0.125
gcc-4.1.2
gcc-c++-4.1.2
glibc-2.5-24
glibc-common-2.5
glibc-devel-2.5
glibc-headers-2.5
kernel-headers-2.6.18
ksh-20060214
libaio-0.3.106
libaio-devel-0.3.106 
libgcc-4.1.2
libgomp-4.1.2
libstdc++-4.1.2 
libstdc++-devel-4.1.2
make-3.81
sysstat-7.0.2
Oracle Linux 6、Red Hat Enterprise Linux 6およびAsianux Server 4 次のパッケージ(またはそれ以降のバージョン)がインストールされている必要があります。
binutils-2.20.51.0.2-5.11.el6.i686
compat-libcap1-1.10-1.i686
compat-libstdc++-33-3.2.3-69.el6.i686
gcc-4.4.4-13.el6.i686
gcc-c++-4.4.4-13.el6.i686
glibc-2.12-1.7.el6.i686
glibc-devel-2.12-1.7.el6.i686
ksh
libgcc-4.4.4-13.el6.i686
libstdc++-4.4.4-13.el6.i686
libstdc++-devel-4.4.4-13.el6.i686
libaio-0.3.107-10.el6.i686
libaio-devel-0.3.107-10.el6.i686
make-3.81-19.el6.i686
sysstat-9.0.4-11.el6.i686
SUSE Linux Enterprise Server 10 次のパッケージ(またはそれ以降のバージョン)がインストールされている必要があります。
binutils-2.16.91.0.5
compat-libstdc++-5.0.7
gcc-4.1.2
gcc-c++-4.1.2
glibc-2.4-31.63
glibc-devel-2.4-31.63
ksh-93r-12.9
libaio-0.3.104
libaio-devel-0.3.104
libelf-0.8.5
libgcc-4.1.2
libstdc++-4.1.2
libstdc++-devel-4.1.2
make-3.80
sysstat-8.0.4
SUSE Linux Enterprise Server 11 次のパッケージ(またはそれ以降のバージョン)がインストールされている必要があります。
binutils-2.19
gcc-4.3
gcc-c++-4.3
glibc-2.9
glibc-devel-2.9
ksh-93t
libstdc++33-3.3.3
libstdc++43-4.3.3_20081022
libstdc++43-devel-4.3.3_20081022
libaio-0.3.104
libaio-devel-0.3.104
libgcc43-4.3.3_20081022
libstdc++-devel-4.3
make-3.81
sysstat-8.1.5


注意:

  • kernel-headers-2.6.18パッケージは、Linux x86でのデータベース・インストールに必須ではありません。OUIまたはCVUの警告を無視してこのパッケージをインストールできます。

  • Linux x86のnumaパッケージのリンクは/usr/libです。


Linux x86-64のOracle Databaseパッケージ要件


注意:

  • Linux x86-64にデータベースをインストールする場合、Oracle Database 11gリリース2(11.2.0.2)以降では、次の表のすべての32ビット・パッケージ(gcc-32bit-4.3以外)は、インストールする必要がありません。64ビットのパッケージのみが必要です。ただし、リリース11.2.0.2より前のOracle Database 11gでは、次の表に示す32ビットおよび64ビットの両方のパッケージが必要です。

  • Oracle Unbreakable Enterprise Kernelを使用中の場合は、必要なカーネル・パッケージをすべてOracle Unbreakable Enterprise Kernelのインストールの一部としてインストールします。

  • Oracle Linux 6の場合、Oracle Validated RPMは、Oracle RDBMS Server 11gR2 Pre-install RPMに置き換えられています。詳細は、「Linuxの最小インストールの完了」を参照してください。


オペレーティング・システム 要件
Oracle Linux 4およびRed Hat Enterprise Linux 4 次のパッケージ(またはそれ以降のバージョン)がインストールされている必要があります。
binutils-2.15.92.0.2
compat-libstdc++-33-3.2.3
compat-libstdc++-33-3.2.3 (32 bit)
elfutils-libelf-0.97
elfutils-libelf-devel-0.97
expat-1.95.7
gcc-3.4.6
gcc-c++-3.4.6
glibc-2.3.4-2.41
glibc-2.3.4-2.41 (32 bit)
glibc-common-2.3.4
glibc-devel-2.3.4
glibc-headers-2.3.4
libaio-0.3.105
libaio-0.3.105 (32 bit)
libaio-devel-0.3.105
libaio-devel-0.3.105 (32 bit)
libgcc-3.4.6
libgcc-3.4.6 (32-bit)
libstdc++-3.4.6
libstdc++-3.4.6 (32 bit)
libstdc++-devel 3.4.6
make-3.80
numactl-0.6.4.x86_64
pdksh-5.2.14
sysstat-5.0.5
Oracle Linux 5、Red Hat Enterprise Linux 5およびAsianux Server 3 次のパッケージ(またはそれ以降のバージョン)がインストールされている必要があります。
binutils-2.17.50.0.6
compat-libstdc++-33-3.2.3
compat-libstdc++-33-3.2.3 (32 bit)
coreutils-5.97-23.el5_4.1
elfutils-libelf-0.125
elfutils-libelf-devel-0.125
gcc-4.1.2
gcc-c++-4.1.2
glibc-2.5-24
glibc-2.5-24 (32 bit)
glibc-common-2.5
glibc-devel-2.5
glibc-devel-2.5 (32 bit)
glibc-headers-2.5
ksh-20060214
libaio-0.3.106
libaio-0.3.106 (32 bit)
libaio-devel-0.3.106
libaio-devel-0.3.106 (32 bit)
libgcc-4.1.2
libgcc-4.1.2 (32 bit)
libstdc++-4.1.2
libstdc++-4.1.2 (32 bit)
libstdc++-devel-4.1.2
make-3.81
sysstat-7.0.2
Oracle Linux 6、Red Hat Enterprise Linux 6およびAsianux Server 4 次のパッケージ(またはそれ以降のバージョン)がインストールされている必要があります。
binutils-2.20.51.0.2-5.11.el6 (x86_64)
compat-libcap1-1.10-1 (x86_64)
compat-libstdc++-33-3.2.3-69.el6 (x86_64)
compat-libstdc++-33-3.2.3-69.el6.i686
gcc-4.4.4-13.el6 (x86_64)
gcc-c++-4.4.4-13.el6 (x86_64)
glibc-2.12-1.7.el6 (i686)
glibc-2.12-1.7.el6 (x86_64)
glibc-devel-2.12-1.7.el6 (x86_64)
glibc-devel-2.12-1.7.el6.i686
ksh
libgcc-4.4.4-13.el6 (i686)
libgcc-4.4.4-13.el6 (x86_64)
libstdc++-4.4.4-13.el6 (x86_64)
libstdc++-4.4.4-13.el6.i686
libstdc++-devel-4.4.4-13.el6 (x86_64)
libstdc++-devel-4.4.4-13.el6.i686
libaio-0.3.107-10.el6 (x86_64)
libaio-0.3.107-10.el6.i686
libaio-devel-0.3.107-10.el6 (x86_64)
libaio-devel-0.3.107-10.el6.i686
make-3.81-19.el6
sysstat-9.0.4-11.el6 (x86_64)
Oracle Linux 7およびRed Hat Enterprise Linux 7 次のパッケージ(またはそれ以降のバージョン)がインストールされている必要があります。
binutils-2.23.52.0.1-12.el7.x86_64 
compat-libcap1-1.10-3.el7.x86_64 
compat-libstdc++-33-3.2.3-71.el7.i686
compat-libstdc++-33-3.2.3-71.el7.x86_64
gcc-4.8.2-3.el7.x86_64 
gcc-c++-4.8.2-3.el7.x86_64 
glibc-2.17-36.el7.i686 
glibc-2.17-36.el7.x86_64 
glibc-devel-2.17-36.el7.i686 
glibc-devel-2.17-36.el7.x86_64 
ksh
libaio-0.3.109-9.el7.i686 
libaio-0.3.109-9.el7.x86_64 
libaio-devel-0.3.109-9.el7.i686 
libaio-devel-0.3.109-9.el7.x86_64 
libgcc-4.8.2-3.el7.i686 
libgcc-4.8.2-3.el7.x86_64 
libstdc++-4.8.2-3.el7.i686 
libstdc++-4.8.2-3.el7.x86_64 
libstdc++-devel-4.8.2-3.el7.i686 
libstdc++-devel-4.8.2-3.el7.x86_64 
libXi-1.7.2-1.el7.i686 
libXi-1.7.2-1.el7.x86_64 
libXtst-1.2.2-1.el7.i686 
libXtst-1.2.2-1.el7.x86_64 
make-3.82-19.el7.x86_64 
sysstat-10.1.5-1.el7.x86_64 
SUSE Linux Enterprise Server 10 次のパッケージ(またはそれ以降のバージョン)がインストールされている必要があります。
binutils-2.16.91.0.5
compat-libstdc++-5.0.7
gcc-4.1.0
gcc-c++-4.1.2
glibc-2.4-31.63
glibc-devel-2.4-31.63
glibc-devel-32bit-2.4-31.63
ksh-93r-12.9
libaio-0.3.104
libaio-32bit-0.3.104
libaio-devel-0.3.104
libaio-devel-32bit-0.3.104
libelf-0.8.5
libgcc-4.1.2
libstdc++-4.1.2
libstdc++-devel-4.1.2
make-3.80
numactl-0.9.6.x86_64
sysstat-8.0.4
SUSE Linux Enterprise Server 11 次のパッケージ(またはそれ以降のバージョン)がインストールされている必要があります。
binutils-2.19
gcc-4.3
gcc-32bit-4.3
gcc-c++-4.3
glibc-2.9
glibc-32bit-2.9
glibc-devel-2.9
glibc-devel-32bit-2.9
ksh-93t
libaio-0.3.104
libaio-32bit-0.3.104
libaio-devel-0.3.104
libaio-devel-32bit-0.3.104
libstdc++33-3.3.3
libstdc++33-32bit-3.3.3
libstdc++43-4.3.3_20081022
libstdc++43-32bit-4.3.3_20081022
libstdc++43-devel-4.3.3_20081022
libstdc++43-devel-32bit-4.3.3_20081022
libgcc43-4.3.3_20081022
libstdc++-devel-4.3
make-3.81
sysstat-8.1.5
SUSE Linux Enterprise Server 12 次のパッケージ(またはそれ以降のバージョン)がインストールされている必要があります。
binutils-2.25.0-13.1
gcc-4.8-6.189
gcc48-4.8.5-24.1
glibc-2.19-31.9
glibc-32bit-2.19-31.9
glibc-devel-2.19-31.9.x86_64
glibc-devel-32bit-2.19-31.9.x86_64
libaio1-0.3.109-17.15
libaio-devel-0.3.109-17.15
libcap1-1.10-59.61
libstdc++48-devel-4.8.5-24.1.x86_64
libstdc++48-devel-32bit-4.8.5-24.1.x86_64
libstdc++6-5.2.1+r226025-4.1.x86_64
libstdc++6-32bit-5.2.1+r226025-4.1.x86_64
libstdc++-devel-4.8-6.189.x86_64
libstdc++-devel-32bit-4.8-6.189.x86_64
libgcc_s1-5.2.1+r226025-4.1.x86_64
libgcc_s1-32bit-5.2.1+r226025-4.1.x86_64
mksh-50-2.13
make-4.0-4.1.x86_64
sysstat-10.2.1-3.1.x86_64
xorg-x11-driver-video-7.6_1-14.30.x86_64
xorg-x11-server-7.6_1.15.2-36.21.x86_64
xorg-x11-essentials-7.6_1-14.17.noarch
xorg-x11-Xvnc-1.4.3-7.2.x86_64
xorg-x11-fonts-core-7.6-29.45.noarch
xorg-x11-7.6_1-14.17.noarch
xorg-x11-server-extra-7.6_1.15.2-36.21.x86_64
xorg-x11-libs-7.6-45.14.noarch
xorg-x11-fonts-7.6-29.45.noarch

注意: パッチ18370031をダウンロードしてインストールする必要があります。このパッチのダウンロードおよびインストール方法の詳細は、次を参照してください。

https://support.oracle.com

『Oracle Databaseリリース・ノート』

NeoKylin Linux Advanced Server 6 次のパッケージ(またはそれ以降のバージョン)がインストールされている必要があります。
binutils-2.20.51.0.2-5.36.el6 (x86_64) 
compat-libcap1-1.10-1 (x86_64) 
compat-libstdc++-33-3.2.3-69.el6 (x86_64) 
compat-libstdc++-33-3.2.3-69.el6 (i686) 
gcc-4.4.7-4.el6 (x86_64) 
gcc-c++-4.4.7-4.el6 (x86_64) 
glibc-2.12-1.132.el6 (i686) 
glibc-2.12-1.132.el6 (x86_64) 
glibc-devel-2.12-1.132.el6 (x86_64) 
glibc-devel-2.12-1.132.el6 (i686) 
ksh 
libgcc-4.4.7-4.el6 (i686) 
libgcc-4.4.7-4.el6 (x86_64) 
libstdc++-4.4.7-4.el6 (x86_64) 
libstdc++-4.4.7-4.el6 (i686) 
libstdc++-devel-4.4.7-4.el6 (x86_64) 
libstdc++-devel-4.4.7-4.el6 (i686) 
libaio-0.3.107-10.el6 (x86_64) 
libaio-0.3.107-10.el6 (i686) 
libaio-devel-0.3.107-10.el6 (x86_64) 
libaio-devel-0.3.107-10.el6 (i686) 
make-3.81-20.el6
sysstat-9.0.4-22.el6 (x86_64)


注意:

Linux x86-64のnumaパッケージのリンクは/usr/lib64/です。

IBM: Linux on System zのOracle Databaseパッケージ要件

オペレーティング・システム 要件
Red Hat Enterprise Linux 4 次のパッケージ(またはそれ以降のバージョン)がインストールされている必要があります。
binutils-2.15.92.0.2-25 (s390x)
compat-libstdc++-33-3.2.3-47.3 (s390)
compat-libstdc++-33-3.2.3-47.3 (s390x)
gcc-3.4.6-11 (s390x)
gcc-c++-3.4.6-11 (s390x)
glibc-2.3.4-2.43 (s390)
glibc-2.3.4-2.43 (s390x)
glibc-devel-2.3.4-2.43 (s390)
glibc-devel-2.3.4-2.43 (s390x)
libaio-0.3.105-2 (s390)
libaio-0.3.105-2 (s390x)
libaio-devel-0.3.105-2 (s390)
libaio-devel-0.3.105-2 (s390x)
libgcc-3.4.6-11 (s390)
libgcc-3.4.6-11 (s390x)
libstdc++-3.4.6-10.0.1
libstdc++-3.4.6-10.0.1 (32-bit)
libstdc++-devel-3.4.6-10.0.1
libstdc++-devel-3.4.6-10.0.1 (x86_64)
make-3.80
pdksh
sysstat-5.0.5-25.el4 (s390x)
Red Hat Enterprise Linux 5 次のパッケージ(またはそれ以降のバージョン)がインストールされている必要があります。
binutils-2.17.50.0.6-12.el5 (s390x)
compat-libstdc++-33-3.2.3-61 (s390)
compat-libstdc++-33-3.2.3-61 (s390x)
gcc-4.1.2-46.el5 (s390x)
gcc-c++-4.1.2-46.el5 (s390x)
glibc-2.5-42(s390)
glibc-2.5-42 (s390x)
glibc-devel-2.5-42 (s390)
glibc-devel-2.5-42 (s390x)
ksh
libaio-0.3.106-3.2 (s390)
libaio-0.3.106-3.2 (s390x)
libaio-devel-0.3.106-3.2 (s390)
libaio-devel-0.3.106-3.2 (s390x)
libgcc-4.1.2-46.el5 (s390)
libgcc-4.1.2-46.el5 (s390x)
libstdc++-4.1.2-46.el5 (s390)
libstdc++-4.1.2-46.el5 (s390x)
libstdc++-devel-4.1.2-46.el5 (s390x)
make-3.81
sysstat-7.0.2-3.el5 (s390x)
Red Hat Enterprise Linux 6 次のパッケージ(またはそれ以降のバージョン)がインストールされている必要があります。
binutils-2.20.51.0.2-5.28 (s390x)
compat-libstdc++-33-3.2.3-69.el6 (s390x)
gcc-4.4.6-3.el6 (s390x)
gcc-c++-4.4.6-3.el6 (s390x)
glibc-2.12-1.47.el6 (s390)
glibc-2.12-1.47.el6 (s390x)
glibc-devel-2.12-1.47.el6 (s390)
glibc-devel-2.12-1.47.el6 (s390x)
libaio-0.3.107-10.el6 (s390)
libaio-0.3.107-10.el6 (s390x)
libaio-devel-0.3.107-10.el6 (s390x)
libgcc-4.4.6-3.el6 (s390)
libgcc-4.4.6-3.el6 (s390x)
libstdc++-4.4.6-3.el6 (s390x)
libstdc++-devel-4.4.6-3.el6 (s390x)
make-3.81-19.el6 (s390x)
pdksh
sysstat-9.0.4-18.el6 (s390x)
Red Hat Enterprise Linux 7 次のパッケージ(またはそれ以降のバージョン)がインストールされている必要があります。
binutils-2.23.52.0.1-30.el7.s390x
compat-libcap1-1.10-7.el7.s390x
cpp-4.8.2-16.el7.s390x
gcc-4.8.3-9.el7.s390x
gcc-c++-4.8.3-9.el7.s390x
glibc-2.17-78.el7.s390
glibc-2.17-78.el7.s390x
glibc-devel-2.17-78.el7.s390
glibc-devel-2.17-78.el7.s390x
glibc-headers-2.17-55.el7.s390x
ksh-20120801-22.el7.s390x
libaio-0.3.109-12.el7.s390
libaio-0.3.109-12.el7.s390x
libaio-devel-0.3.109-12.el7.s390
libaio-devel-0.3.109-12.el7.s390x
libgcc-4.8.3-9.el7.s390
libgcc-4.8.3-9.el7.s390x
libstdc++-4.8.3-9.el7.s390
libstdc++-4.8.3-9.el7.s390x
libstdc++-devel-4.8.3-9.el7.s390
libstdc++-devel-4.8.3-9.el7.s390x
libXi-1.2.2-2.1.el7.s390
libXi-1.2.2-2.1.el7.s390x
libXtst-1.2.2-2.1.el7.s390
libXtst-1.2.2-2.1.el7.s390x
make-3.82-21.el7.s390x
mpfr-3.1.1-4.el7.s390x
sysstat-10.1.5-7.el7.s390x
SUSE Linux Enterprise Server 10 次のパッケージ(またはそれ以降のバージョン)がインストールされている必要があります。
binutils-32bit-2.16.91.0.5-23.34.33 (s390x)
gcc-4.1.2_20070115-0.29.6 (s390x)
gcc-c++-4.1.2_20070115-0.29.6 (s390x)
glibc-2.4-31.74.1 (s390x)
glibc-32bit-2.4-31.74.1 (s390x)
glibc-devel-2.4-31.74.1 (s390x)
glibc-devel-32bit-2.4-31.74.1 (s390x)
ksh
libaio-0.3.104-14.2 (s390x)
libaio-32bit-0.3.104-14.2 (s390x)
libaio-devel-0.3.104-14.2 (s390x)
libaio-devel-32bit-0.3.104-14.2 (s390x)
libstdc++-4.1.2_20070115-0.29.6 (s390x)
libstdc++-devel-4.1.2_20070115-0.29.6 (s390x)
make-3.80-202.2 (s390x)
sysstat-8.0.4-1.7.27 (s390x)
SUSE Linux Enterprise Server 11 次のパッケージ(またはそれ以降のバージョン)がインストールされている必要があります。
binutils-2.20.0-0.7.9 (s390x)
gcc-4.3-62.198 (s390x)
gcc-c++-4.3-62.198 (s390x)
glibc-2.11.1-0.17.4 (s390x)
glibc-32bit-2.11.1-0.17.4 (s390x)
glibc-devel-2.11.1-0.17.4 (s390x)
glibc-devel-32bit-2.11.1-0.17.4 (s390x)
ksh
libaio-0.3.109-0.1.46 (s390x)
libaio-32bit-0.3.109-0.1.46 (s390x)
libaio-devel-0.3.109-0.1.46 (s390x)
libaio-devel-32bit-0.3.109-0.1.46 (s390x)
libstdc++43-4.3.4_20091019-0.7.35 (s390x)
libstdc++43-32bit-4.3.4_20091019-0.7.35 (s390x)
libstdc++43-devel-4.3.4_20091019-0.7.35 (s390x)
libstdc++43-devel-32bit-4.3.4_20091019-0.7.35 (s390x)
libgcc43-4.3.4_20091019-0.7.35 (s390x)
make-3.81
sysstat-8.1.5-7.9.56 (s390x)

ODBCパッケージの詳細は、「Oracle ODBCドライバ」を参照してください。

必要なパッケージがインストールされているかどうかを確認するには、次のようなコマンドを入力します。

# rpm -q package_name

パッケージがインストールされていない場合は、Linuxのディストリビューション・メディアからインストールするか、LinuxベンダーのWebサイトから必要なパッケージのバージョンをダウンロードします。

2.4.4 コンパイラ要件

Linux x86およびLinux x86-64の場合は、Intel C++ Compiler 10.1以上および「パッケージ要件」のリストに示されたバージョンのGNU CおよびC++コンパイラは、Oracle Database 11gリリース2のPro*C/C++、Oracle Call Interface、Oracle C++ Call InterfaceおよびOracle XML Developer's Kit(XDK)でサポートされます。


注意:

Linux x86およびLinux x86-64では、Intel C++ Compiler 10.1は 「パッケージ要件」に記載されたgccバージョンの標準テンプレート・ライブラリでのみ使用して、Oracle C++ Call Interface(OCCI)アプリケーションを構築できます。

Oracle XML Developer's Kitは、OCCIと同じコンパイラでサポートされます。


IBM: Linux on System zの場合は、「パッケージ要件」にリストされたバージョンのGNU CおよびC++コンパイラはOracle Database 11g Release 2でサポートされます。

2.4.5 その他のソフトウェア要件

使用するコンポーネントに応じて、次のソフトウェアがインストールされていることを確認する必要があります。


関連項目:

『Oracle Application Expressインストレーション・ガイド』の第2章「Oracle Application Expressインストール要件」およびインストール前の推奨タスクに関する項

2.4.5.1 Oracle ODBCドライバ

ODBCを使用する場合は、最新のLinux用のODBCドライバ・マネージャをインストールします。ODBCドライバ・マネージャおよびLinux RPMを次のWebサイトからダウンロードし、インストールします。

http://www.unixodbc.org

Linux x86でODBCを使用するには、次の追加の32ビットODBC RPMが必要です。

  • Oracle Linux 4およびRed Hat Enterprise Linux 4の場合:

    unixODBC-2.2.11 (32 bit) or later
    unixODBC-devel-2.2.11 (32 bit) or later
    
  • Oracle Linux 5、Red Hat Enterprise Linux 5およびAsianux Server 3の場合:

    unixODBC-2.2.11 (32 bit) or later
    unixODBC-devel-2.2.11 (32 bit) or later
    
  • Oracle Linux 6、Red Hat Enterprise Linux 6およびAsianux Server 4の場合:

    unixODBC-2.2.14-11 (32 bit) or later
    unixODBC-devel-2.2.14-11 (32 bit) or later
    
  • SUSE Linux Enterprise Server 10の場合:

    unixODBC-32bit-2.2.11 (32 bit) or later
    unixODBC-devel-32bit-2.2.11 (32 bit) or later
    
  • SUSE Linux Enterprise Server 11の場合:

    unixODBC-32bit-2.2.12 (32-bit) or later
    unixODBC-devel-32bit-2.2.12 (32 bit) or later
    

Linux x86-64でODBCを使用するには、次の追加のODBC RPMが必要です。

  • Oracle Linux 4およびRed Hat Enterprise Linux 4の場合:

    unixODBC-2.2.11 (32 bit) or later
    unixODBC-devel-2.2.11 (64 bit) or later
    unixODBC-2.2.11 (64 bit ) or later
    
  • Oracle Linux 5、Red Hat Enterprise Linux 5およびAsianux Server 3の場合:

    unixODBC-2.2.11 (32 bit) or later
    unixODBC-devel-2.2.11 (64 bit) or later
    unixODBC-2.2.11 (64 bit) or later
    
  • Oracle Linux 6、Red Hat Enterprise Linux 6およびAsianux Server 4の場合:

    unixODBC-2.2.14-11.el6 (x86_64) or later
    unixODBC-2.2.14-11.el6.i686 or later
    unixODBC-devel-2.2.14-11.el6 (x86_64) or later
    unixODBC-devel-2.2.14-11.el6.i686 or later
    
  • Oracle Linux 7およびRed Hat Enterprise Linux 7の場合:

    unixODBC-2.3.1-6.el7.x86_64 or later
    unixODBC-2.3.1-6.el7.i686 or later
    unixODBC-devel-2.3.1-6.el7.x86_64 or later
    unixODBC-devel-2.3.1-6.el7.i686 or later
    
  • SUSE Linux Enterprise Server 10の場合:

    unixODBC-32bit-2.2.11 (32 bit) or later
    unixODBC-2.2.11 (64 bit ) or later
    unixODBC-devel-2.2.11 (64 bit) or later
    
  • SUSE Linux Enterprise Server 11の場合:

    unixODBC-2.2.12 or later
    unixODBC-devel-2.2.12 or later
    unixODBC-32bit-2.2.12 (32 bit) or later 
    

IBM: Linux on System zでODBCを使用するには、次の追加ODBC RPMが必要です。

  • Red Hat Enterprise Linux 4の場合:

    unixODBC-2.2.11 (32 bit) or later
    unixODBC-devel-2.2.11 (64 bit) or later
    unixODBC-2.2.11 (64 bit ) or later
    
  • Red Hat Enterprise Linux 5の場合:

    unixODBC-2.2.11 (32 bit) or later
    unixODBC-devel-2.2.11 (64 bit) or later
    unixODBC-2.2.11 (64 bit) or later
    
  • Red Hat Enterprise Linux 6の場合:

    unixODBC-2.2.14-11 (32 bit) or later
    unixODBC-2.2.14-11 (64 bit) or later
    uunixODBC-devel-2.2.14-11 (64 bit) or later
    
  • Red Hat Enterprise Linux 7の場合::

    unixODBC-2.3.1-11 (32 bit) or later
    unixODBC-2.3.1-11 (64 bit) or later
    unixODBC-devel-2.3.1-11 (32 bit) or later
    unixODBC-devel-2.3.1-11 (64 bit) or later
    
  • SUSE Linux Enterprise Server 10の場合:

    unixODBC-32bit-2.2.11 (32 bit) or later
    unixODBC-2.2.11 (64 bit ) or later
    unixODBC-devel-2.2.11 (64 bit) or later
    
  • SUSE Linux Enterprise Server 11の場合:

    unixODBC-2.2.12 or later
    unixODBC-devel-2.2.12 or later
    unixODBC-32bit-2.2.12 (32 bit) or later 
    

2.4.5.2 Oracle JDBC/OCIドライバ

次のオプションのJDKバージョンは、Oracle JDBC/OCIドライバとともに使用できます。ただし、データベースのインストールに必須ではありません。

Linux x86およびLinux x86-64の場合:

Oracle Java Database ConnectivityおよびOracle Call Interfaceドライバでは、JNDI拡張機能を提供するJDK 6(Java SE Development Kit 1.6.0_21)またはJDK 5(1.5.0_24)を使用します。このリリースでは、JDK 1.5がインストールされています。

IBM: Linux on System zの場合:

  • JDK 6 SR16 FP1以上

  • JDK 5 SR16 FP3以上

2.4.5.3 Linux-PAMライブラリ

最新のLinux-PAM(Pluggable Authentication Modules for Linux)ライブラリをインストールすると、システム管理者は、アプリケーションのユーザーの認証方法を選択できます。

2.4.5.4 Oracle Messaging Gateway

Oracle Messaging Gatewayは、Oracle Streamsアドバンスト・キューイング(AQ)と次のソフトウェアの統合をサポートします。

  • IBM WebSphere MQ V7.0、クライアントおよびサーバー:

    MQSeriesClient
    MQSeriesServer
    MQSeriesRuntime
    
  • TIBCO Rendezvous 7.3


    注意:

    Oracle Messaging Gatewayは、IBM: Linux on System zでのAdvanced QueuingとTIBCO Rendezvousとの統合はサポートしていません。

2.4.5.5 プログラミング言語

次の製品の組合せが動作保証されています。

  • Pro* COBOL

    • Micro Focus Server Express 5.1

2.4.5.6 ブラウザ要件

Oracle Databaseのインストールには、Webブラウザは必須ではありません。ただし、ドキュメントにアクセスしたり、Oracle Enterprise Manager Database ControlおよびOracle Application Expressを使用するには、ブラウザが必要です。WebブラウザがJavaScriptおよびHTML 4.0標準とCSS 1.0標準をサポートしている必要があります。

Oracle Enterprise Manager Database Controlでは次のブラウザをサポートしています。

  • Microsoft Internet Explorer 10.0 (Oracle Enterprise Manager Database Control 11.2.0.3以上をサポート)

  • Microsoft Internet Explorer 9.0

  • Microsoft Internet Explorer 8.0

  • Microsoft Internet Explorer 7.0 SP1

  • Microsoft Internet Explorer 6.0 SP2

  • Firefox 21.0 (Oracle Enterprise Manager Database Control 11.2.0.4をサポート)

  • Firefox 17.0.6 ESR (Oracle Enterprise Manager Database Control 11.2.0.4をサポート)

  • Firefox 3.6

  • Firefox 3.5

  • Firefox 3.0.7

  • Firefox 2.0

  • Safari 4.0.x

  • Safari 3.2

  • Safari 3.1

  • Google Chrome 27.0 (Oracle Enterprise Manager Database Control 11.2.0.4をサポート)

  • Google Chrome 4.0

  • Google Chrome 3.0

  • Netscape Navigator 9.0

  • Netscape Navigator 8.1


関連項目:

『Oracle Application Expressインストレーション・ガイド』

2.4.5.7 Oracle Database Vaultのインストール前の要件

Oracle Database Vaultをインストールする場合は、DB_BLOCK_SIZE初期化パラメータを4096以上に設定します。この値が4096未満の場合は、変更できません。DB_BLOCK_SIZE値を変更するには、データベースを再度作成する以外に方法はありません。


関連項目:

『Oracle Database管理者ガイド』のデータベース・ブロック・サイズの指定に関する項

2.5 オペレーティング・システムの一般的なセキュリティの措置の確認

セキュアなオペレーティング・システムは、一般的なシステム・セキュリティの重要な基本です。オペレーティング・システムのデプロイメントが、オペレーティング・システム・ベンダーのセキュリティ・ガイドに記載されている一般的なセキュリティの措置に準拠していることを確認してください。

2.6 インストール修正スクリプト

インストールの際に、特定の前提条件チェックが失敗した場合、「修正および再チェック」をクリックして修正スクリプト(runfixup.sh)を生成します。rootユーザーとしてこのスクリプトを実行すると、必要なインストール前の手順を完了できます。

修正スクリプト:

  • 次のカーネル・パラメータをチェックし、正常なインストールに必要な値に設定します。

    • 共有メモリー・パラメータ

    • オープン・ファイル記述子およびUDP送信/受信パラメータ

生成された修正スクリプトの内容を変更しないことをお薦めします。


注意:

修正スクリプトを使用しても、Oracle Databaseのインストールの前提条件がすべて確実に満たされるとはかぎりません。インストールを確実に成功させるには、すべてのインストール前の要件が満たされていることを確認する必要があります。

2.7 UDPおよびTCPカーネル・パラメータの確認

TCP/IPエフェメラル・ポート範囲のパラメータを設定し、予想されるサーバーのワークロードに対して十分なエフェメラル・ポートを提供します。下限を9000以上に設定し、Well KnownポートとOracleおよびその他のサーバー・ポートで一般的に使用される登録済ポート範囲のポートを避けます。使用するアプリケーションに予約済のポートを避けるように十分ポート範囲を高く設定します。範囲の下限が9000を超え、予想されるワークロードに対して範囲が十分大きい場合は、エフェメラル・ポート範囲に関するOUI警告は無視できます。

たとえば、IPv4の場合は、次のコマンドを使用してエフェメラル・ポートの現在の範囲を確認します。

$ cat /proc/sys/net/ipv4/ip_local_port_range
32768 61000

上の例では、最低ポート(32768)および最高ポート(61000)はデフォルト範囲に設定されています。

必要に応じて、UDPとTCPのエフェメラル・ポート範囲を予想されるシステム・ワークロードに十分対応できるように高い範囲に更新し、エフェメラル・ポート範囲が9000以上になるようにします。次に例を示します。

# echo 9000 65500 > /proc/sys/net/ipv4/ip_local_port_range

これらの設定は永続的にすることをお薦めします。たとえば、rootとして、テキスト・エディタを使用して/etc/sysctl.confを開き、net.ipv4.ip_local_port_range = 9000 65500を追加またはこれに変更した後、ネットワークを再起動します(# /etc/rc.d/init.d/network restart)。システム再起動時にこのエフェメラル・ポート範囲の変更を自動化する方法の詳細は、Linuxディストリビューションのシステム管理に関するドキュメントを参照してください。

2.8 Linuxのcvuqdiskパッケージのインストール

オペレーティング・システム・パッケージcvuqdiskをインストールします。cvuqdiskをインストールしないでクラスタ検証ユーティリティ(CVU)を実行すると、クラスタ検証ユーティリティで共有ディスクは検出されず、「パッケージcvuqdiskがインストールされていません」というエラー・メッセージが表示されます。ご利用のハードウェアに対応したcvuqdiskRPMを使用します(x86_64またはi386など)。

cvuqdisk RPMをインストールするには、次の手順を実行します。


注意:

必要に応じて、クラスタ検証ユーティリティの共有ディスク検証を無効にすることもできます。その場合は、次の行をoracle_home1/cv/admin/cvu_configファイルに追加します。

CV_RAW_CHECK_ENABLED=FALSE

この例で、oracle_home1は、データベースがインストールされたOracleホーム・ディレクトリです。


  1. cvuqdisk RPMパッケージの場所を確認します。このパッケージは、インストール・メディアのrpmディレクトリにあります。Oracle Grid Infrastructureをインストールした場合は、oracle_home1/cv/rpmディレクトリにあります。

  2. rootとしてログインします。

  3. 次のコマンドを使用して、cvuqdiskパッケージの既存バージョンがあるかどうかを確認します。

    # rpm -qi cvuqdisk
    

    既存バージョンがある場合は、次のコマンドを入力して既存バージョンを削除します。

    # rpm -e cvuqdisk
    
  4. cvuqdiskを所有するグループを指すように環境変数CVUQDISK_GRPを設定します。通常は、oinstallです。次に例を示します。

    # CVUQDISK_GRP=oinstall; export CVUQDISK_GRP
    
  5. cvuqdiskRPMを保存したディレクトリで、次のコマンドを使用してcvuqdiskパッケージをインストールします。

    rpm -iv package
    

    次に例を示します。

    # rpm -iv cvuqdisk-1.0.9-1.rpm
    

2.9 ホスト名解決の確認

通常、Oracle Databaseをインストールするコンピュータはネットワークに接続されています。コンピュータのホスト名が、Domain Name System (DNS)、ネットワーク情報サービス(NIS)または集中管理されているTCP/IPホスト・ファイル(/etc/hostsなど)によって解決可能であることを確認します。pingコマンドを使用して、コンピュータのホスト名が解決可能でることを確認します。次に例を示します。

ping myhostname
pinging myhostname.example.com [192.0.2.2] with 32 bytes of data:
Reply from 192.0.2.2: bytes=32 time=138ms TTL=56

コンピュータのホスト名が解決されない場合は、システム管理者に連絡してください。

2.10 透過的なHugePagesの無効化

Red Hat Enterprise Linux 6、Oracle Linux 6、SUSE 11およびUnbreakable Enterprise Kernel 2 (UEK2)のカーネル以降、透過的なHugePagesは実行時にデフォルトで有効になっています。ただし、透過的なHugePagesを使用するとメモリーが動的に割り当てられるため、メモリー割当てに遅延が生じる場合があります。したがって、パフォーマンスの問題を回避するために、透過的なHugePagesはすべてのOracle Databaseサーバーで無効にすることをお薦めします。

透過的なHugePagesはHugePagesと似ていますが、標準のHugePagesが起動時に事前割当てされるのに対して、透過的なHugePagesはカーネルのkhugepagedスレッドによって実行時に動的に設定されます。標準のHugePagesを使用すると、パフォーマンスが向上します。


関連項目:

HugePagesの詳細は、『Oracle Database管理者リファレンスfor Linux and UNIX-Based Operating Systems』を参照してください。

透過的なHugePagesが有効かどうかを確認するには、rootユーザーとして次のコマンドのいずれかを実行します。

Red Hat Enterprise Linuxカーネルの場合:

# cat /sys/kernel/mm/redhat_transparent_hugepage/enabled

その他のカーネルの場合:

# cat /sys/kernel/mm/transparent_hugepage/enabled

次に示すのは、[always]フラグを有効にして透過的なHugePagesを使用している場合を示す出力例です。

[always] never

注意:

透過的なHugePagesをカーネルから削除した場合、/sys/kernel/mm/transparent_hugepageまたは/sys/kernel/mm/redhat_transparent_hugepageファイルは存在しません。

透過的なHugePagesを無効にするには、次の手順を実行します。

  1. /etc/grub.confファイルで、カーネル・ブートの行に次のエントリを追加します。

    transparent_hugepage=never
    

    次に例を示します。

    title Oracle Linux Server (2.6.32-300.25.1.el6uek.x86_64)
            root (hd0,0)
            kernel /vmlinuz-2.6.32-300.25.1.el6uek.x86_64 ro root=LABEL=/ transparent_hugepage=never
            initrd /initramfs-2.6.32-300.25.1.el6uek.x86_64.img
    
  2. システムを再起動して変更を確定します。

2.11 ネットワーク設定の確認

通常、Oracle Databaseをインストールするコンピュータはネットワークに接続されています。そのコンピュータには、Oracle Databaseインストールを格納するためのローカル記憶域があります。また、ディスプレイ・モニターとDVDドライブも備えています。この項では、このような標準的な構成とは異なるコンピュータにOracle Databaseをインストールする方法を説明します。この内容は次のとおりです。

2.11.1 ホスト名解決の確認

通常、Oracle Databaseをインストールするコンピュータはネットワークに接続されています。コンピュータのホスト名が、Domain Name System (DNS)、ネットワーク情報サービス(NIS)または集中管理されているTCP/IPホスト・ファイル(/etc/hostsなど)によって解決可能であることを確認します。pingコマンドを使用して、コンピュータのホスト名が解決可能でることを確認します。次に例を示します。

$ ping myhostname
pinging myhostname.example.com [192.0.2.2] with 32 bytes of data:
Reply from 192.0.2.2: bytes=32 time=138ms TTL=56

コンピュータのホスト名が解決されない場合は、システム管理者に連絡してください。

2.11.2 マルチホーム・コンピュータへのインストール

Oracle Databaseをマルチホーム・コンピュータにインストールできます。マルチホーム・コンピュータは複数のIPアドレスに関連付けられています。通常は、そのためにコンピュータに複数のネットワーク・カードが搭載されています。IPアドレスはそれぞれホスト名に関連付けられています。また、ホスト名の別名を設定できます。デフォルトでは、Oracle Universal InstallerはORACLE_HOSTNAME環境変数の設定を使用してホスト名を検索します。複数のネットワーク・カードが搭載されたコンピュータにインストールするとき、ORACLE_HOSTNAMEが設定されていない場合、Oracle Universal Installerは/etc/hostsファイルでホスト名を確認します。

クライアントは、ホスト名を使用して(またはこのホスト名の別名を使用して)コンピュータにアクセスできる必要があります。確認するには、短縮名(ホスト名のみ)および完全名(ホスト名とドメイン名)を使用して、クライアント・コンピュータからホスト名をpingします。両方のテストに成功する必要があります。

ORACLE_HOSTNAME環境変数の設定

ORACLE_HOSTNAME環境変数を設定する手順は、次のとおりです。たとえば、完全修飾されたホスト名がsomehost.example.comの場合、次のコマンドのいずれかを入力します。

Bourne、Bash、またはKornシェルの場合:

$ ORACLE_HOSTNAME=somehost.example.com
$ export ORACLE_HOSTNAME

Cシェルの場合:

% setenv ORACLE_HOSTNAME somehost.example.com

2.11.3 複数の別名を持つコンピュータへのインストール

複数の別名を持つコンピュータは、ネーミング・サービスに1つのIPと複数の別名で登録されます。ネーミング・サービスでは、これらの別名のいずれかが同じコンピュータに解決されます。この種のコンピュータにOracle Databaseをインストールする前に、ORACLE_HOSTNAME環境変数に、使用するコンピュータのホスト名を設定してください。

2.11.4 非ネットワーク・コンピュータへのインストール

Oracle Databaseを非ネットワーク・コンピュータにインストールできます。ラップトップなどのコンピュータがDHCP用に構成されており、Oracle Databaseのインストール後にコンピュータをネットワークに接続する予定の場合は、データベースをインストールするコンピュータ上でpingコマンドを使用して、コンピュータ自体に接続できるかどうかをチェックします。この手順は、最初にホスト名のみ、次に完全修飾名を使用して実行します。この名前は/etc/hostsファイルに含まれている必要があります。


注意:

コンピュータ自体でpingコマンドを実行すると、pingコマンドによりそのコンピュータのIPアドレスが戻されます。

pingコマンドに失敗した場合は、システム管理者に問い合せてください。

インストール後のコンピュータのネットワーク接続

インストール後にコンピュータをネットワークに接続すると、コンピュータ上のOracle Databaseインスタンスはネットワーク上の他のインスタンスで作業できます。コンピュータは、接続しているネットワークに応じて静的IPまたはDHCPを使用できます。

2.12 必要なオペレーティング・システム・グループおよびユーザーの作成

このシステムにOracleソフトウェアを初めてインストールするかどうかにより、またインストールする製品により、複数のオペレーティング・システム・グループおよびユーザーの作成が必要になる場合があります。

オペレーティング・システムのユーザー権限を割り当てるとき、1つの管理者ユーザーと1つのグループを使用してすべての管理権限のオペレーティング・システム認証を行う場合は、oracleユーザーをインストール所有者として使用し、1つのグループをOracle ASMおよびOracle Database管理に対する管理権限を必要とするユーザーのプライマリ・グループとして使用できます。このグループは、Oracleインベントリ・グループでもあります。Oracleツールのデフォルトの使用を容易にするには、グループ名をoinstallにします。

ジョブ・ロール別にカスタム構成グループおよびユーザーを作成することもできます。カスタム構成は、メンバーシップごとに付与されたアクセス権限を、別々のオペレーティング・システム・グループおよびユーザーに分割するグループおよびユーザーの構成のことです。Oracle DatabaseインストールおよびOracle Grid Infrastructureインストールの両方を所有する単一ユーザー(oracleなど)を作成できます。または、Oracle Grid Infrastructureインストールを別のユーザー(gridなど)が所有するように作成することもできます。

Oracle Databaseおよびスタンドアロン・サーバー・インストール所有者ユーザー用Oracle Grid Infrastructureは、Oracleインベントリ・グループ(oinstall)のメンバーである必要があります。


注意:

Oracleドキュメントでは、Oracle Grid Infrastructureソフトウェア・インストールのみを所有するために作成されたユーザーはgridユーザーと呼ばれます。すべてのOracleインストールまたはOracleデータベース・インストールのみのいずれかを所有するために作成されたユーザーはoracleユーザーと呼ばれます。

2.12.1 ジョブ・ロールに対するカスタム構成グループおよびユーザーの作成

この項では、ユーザーおよびグループを作成してジョブ・ロールごとにアクセス権限を分割する方法の概要を説明します。これらのグループおよびユーザーを作成するには、rootとしてログインします。

2.12.1.1 ジョブ・ロール別のOracleインストールの制約の理解

各Oracleソフトウェア・インストールを所有するソフトウェア所有者を作成することをお薦めします(通常、データベース・ソフトウェアの場合はoracle、Oracle Restart所有者ユーザーの場合はgrid)。Oracleソフトウェアをシステムに初めてインストールする場合、ソフトウェア所有者を少なくとも1つ作成する必要があります。

別のOracleソフトウェア所有者を作成して、Oracleソフトウェア・インストールごとに異なるユーザー、オペレーティング・システム権限グループを作成するには、各ユーザーの基本グループとして、Oracle中央インベントリ・グループ(oraInventoryグループ)が設定されている必要があります。このグループのメンバーはOracle中央インベントリ(oraInventory)ディレクトリに対する書込み権限を所有します。また、DBAが書込みアクセス権を必要とするOracle Restartホーム内の様々なOracle Restartリソースおよびディレクトリに対する権限やその他の必要な権限が付与されます。Oracleドキュメントのコード・サンプルでは、このグループはoinstallと表されています。「Oracleインベントリ・グループの作成」を参照してください。

データベース・ソフトウェア所有者(通常はoracle)には、Oracle Grid InfrastructureホームのOSDBAグループ(データベース・インスタンスがOracle ASMにログできるようにするため)およびセカンダリ・グループとしてOSOPERグループ(それを作成する場合)が必要です。Oracleドキュメントでは、Oracleソフトウェア所有者ユーザーはoracleユーザーと呼ばれます。

Oracle Databaseおよびスタンドアロン・サーバー用のOracle Grid Infrastructureのインストール所有者ユーザー(それぞれoracleおよびgrid)は、Oracleインベントリ・グループ(oinstall)に属する必要があります。

それぞれのOracleソフトウェア所有者は、同じ中央インベントリ・グループのメンバーであることが必要です。Oracleインストールに対して複数の中央インベントリを持たないことをお薦めします。あるOracleソフトウェア所有者が別の中央インベントリ・グループを持っている場合、その中央インベントリは破損することがあります。

スタンドアロン・サーバー用のOracle Grid Infrastructureの場合、グリッド・ユーザー(grid)は、すべてのデータベース・ホームのOSDBAグループに属する必要があります。


関連項目:

OSDBA、OSASMおよびOSOPERの各グループと、SYSDBASYSASMおよびSYSOPERの各権限の詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。

2.12.1.2 ジョブ・ロール・インストールに対するデータベース・グループ

Oracle Databaseをインストールする場合、次のオペレーティング・システム・グループを作成します。

  • OSDBAグループ(通常はdba)

    Oracle Databaseソフトウェアをシステムに初めてインストールする場合は、このグループを作成する必要があります。このグループにより、データベース管理権限(SYSDBA権限)を持つオペレーティング・システムのユーザー・アカウントが識別されます。Oracleコードの例で使用されるこのグループ名はdbaです。

  • Oracle DatabaseのOSOPERグループ(通常はoper)

    これはオプションのグループです。一連のデータベース管理権限(SYSOPER権限)を限定した別個のオペレーティング・システム・ユーザー・グループが必要な場合は、このグループを作成します。このグループは、明示的に付与されないかぎりSYSOPERとして直接接続できません。ただし、SYSOPER権限で付与される権限を持ちます。デフォルトでは、OSDBAグループのメンバーには、SYSOPER権限により付与されるすべての権限があります。

    Oracle Universal Installerにより、このグループ名の指定を求められます。通常、このグループ用に選択する名前はoperです。

2.12.1.3 ジョブ・ロール・インストールに対するOracle Grid Infrastructureグループ

Oracle Grid Infrastructureをインストールする場合、次のオペレーティング・システム・グループを作成します。


注意:

データベース管理者グループとは別に固有のグループを指定できます。または、OSASMおよびOSDBAグループと同じグループを使用して、Oracle ASMインスタンスとOracle Databaseインスタンスの両方を管理するためのシステム権限を付与することもできます。

  • Oracle ASMのOSDBAグループ(通常はasmdba)

    Oracle ASMのOSDBAグループは、データベースのOSDBAグループと同じでもかまいません。または、Oracle ASM用のOSDBAグループ(通常はasmdba)を別途作成して、Oracle ASMインスタンスへの管理者アクセス権限を提供することもできます。

    Oracle Grid Infrastructuretソフトウェア所有者(通常はgrid)は、OSDBAグループのメンバーである必要があります。OSDBAグループのメンバーシップにより、Oracle ASMで管理されるファイルにアクセスできます。Oracle ASM専用のOSDBAグループを作成した場合、Oracle Restartソフトウェア所有者は、各データベース用のOSDBAグループおよびOracle ASM用のOSDBAグループのメンバーである必要があります。

  • Oracle ASMのOSASMグループ(通常はasmadmin)

    Oracle ASMファイルに対するSYSASM権限は、ストレージ・ファイルに対する管理者権限を提供します。メンバーにSYSASM権限が付与されたオペレーティング・システム・グループは、OracleドキュメントではOSASMグループと呼ばれ、コマンドラインではasmadminと呼ばれます。Oracle ASMは、複数のデータベースをサポートできます。

    OSASMグループのメンバーは、SQLを使用して、オペレーティング・システム認証を使用するSYSASMとしてOracle ASMインスタンスに接続できます。SYSASM権限により、ディスク・グループのマウントとディスマウントおよびその他のストレージ管理タスクが許可されます。SYSASM権限では、RDBMSインスタンス上へのアクセス権限は提供されません。

    OSASMグループとして別のグループを指定しない場合は、定義するOSDBAグループもデフォルトでOSASMグループに指定されます。

  • Oracle ASMのOSOPERグループ(通常はasmoper)

    これはオプションのグループです。このグループは、Oracle ASMインスタンスの起動と停止を含め、制限されたセットのOracleインスタンス管理者権限(ASMのSYSOPER権限)を持つ別のオペレーティング・システム・グループが必要な場合に作成します。デフォルトでは、OSASMグループのメンバーには、ASMのSYSOPER権限により付与されるすべての権限もあります。

    Oracle ASMのOSOPERグループを作成する場合、このグループのメンバーはOracle Grid Infrastructureの所有者にする必要があります。

2.12.2 ジョブ・ロール別のデータベース・オペレーティング・システム・グループおよびユーザーの作成

次の各項では、必要なオペレーティング・システム・ユーザーおよびグループの作成方法について説明します。


注意:

  • この項で説明されている必要なオペレーティング・システム・グループを作成したら、それらのグループにOracleソフトウェア所有者ユーザー(通常はoracle)を追加する必要があり、追加しない場合、データベース・インストールの実行中にそれらのグループをOracle Universal Installerのオプションとして使用できません。

  • この項で説明されているUIDおよびGIDは単なる説明用です。UIDおよびGIDのデフォルトを使用しないことをお薦めします。かわりに、一般的に割り当てられるグループおよびユーザーIDを指定し、グループおよびユーザーを作成または変更する前にそれらが使用されていないことを確認してください。

  • 必要に応じて、既存のユーザーの使用または変更の前にシステム管理者に連絡してください。


2.12.2.1 Oracleインベントリ・グループの作成

Oracleソフトウェアをシステムに初めてインストールすると、Oracle Universal InstallerによりoraInst.locファイルが作成されます。このファイルでは、Oracleインベントリ・グループ名(通常はoinstall)およびOracleインベントリ・ディレクトリのパスが識別されます。

1つのグループを、Oracleインベントリ、データベース管理者(OSDBA)、およびオペレーティング・システム認証のためにOracleソフトウェアで使用されるその他すべてのアクセス制御グループに対するアクセス制御グループとして構成できます。ただし、その後、このグループを管理権限が付与されたすべてのユーザーのプライマリ・グループにする必要があります。

rootとしてログインし、次の手順に従ってOracleインベントリ・グループおよびソフトウェア所有者の検索または作成をします。

Oracleインベントリ・グループが存在するかどうかの判別

oraInst.locファイルには、次のような内容が含まれます。

inventory_loc=central_inventory_location
inst_group=group

前述の例では、central_inventory_locationがOracle中央インベントリの場所、groupが中央インベントリへの書込み権限のあるグループ名を示します。

既存のOracleインベントリがある場合は、すべてのOracleソフトウェアのインストールで同じOracleインベントリを使用し、インストールに使用するすべてのOracleソフトウェア・ユーザーにこのディレクトリへの書込み権限があることを確認してください。

Oracleインベントリ・グループが存在するかどうかを判別するには、次のコマンドを入力します。

# grep oinstall /etc/group

oraInst.locファイルが存在するかどうかを判別するには、次のコマンドを入力します。

# more /etc/oraInst.loc

oraInst.locファイルが存在する場合、このコマンドの出力は次のようになります。

inventory_loc=/u01/app/oraInventory
inst_group=oinstall

前述の出力例は、次の内容を示します。

  • inventory_locグループは、Oracleインベントリの場所を示します。

  • inst_groupパラメータは、Oracleインベントリ・グループ名(この例ではoinstall)を示します。

Oracleインベントリ・グループの作成

oraInst.locファイルが存在しない場合は、次のコマンドを入力してOracleインベントリ・グループを作成します。

# /usr/sbin/groupadd oinstall

2.12.2.2 データベース・インストール用のOSDBAグループの作成

次の場合には、OSDBAグループを作成する必要があります。

  • OSDBAグループが存在しない場合。たとえば、これがシステムに対するOracle Databaseソフトウェアの初回インストールの場合。

  • OSDBAグループは存在するが、新規のOracle Databaseインストールでは、異なるオペレーティング・システム・ユーザー・グループにデータベース管理権限を付与する場合。

OSDBAグループが存在しない場合、または新規のOSDBAグループが必要な場合は、次の手順で作成します。次の手順では、同じ名前のグループが存在する場合を除き、グループ名にdbaを使用します。

# /usr/sbin/groupadd -g 502 dba

2.12.2.3 データベース・インストール用のOSOPERグループの作成

一連の限られたデータベース管理権限(SYSOPERオペレータ権限)を持つオペレーティング・システム・ユーザーのグループを識別する場合のみ、OSOPERグループを作成します。ほとんどのインストールの場合、OSDBAグループを作成するのみで十分です。OSOPERグループを使用する場合は、次の状況で作成する必要があります。

  • OSOPERグループが存在しない場合。たとえば、これがシステムに対するOracle Databaseソフトウェアの初回インストールの場合。

  • OSOPERグループは存在するが、新規のOracleインストールでは、異なるオペレーティング・システム・ユーザー・グループにデータベース・オペレータ権限を付与する場合。

新規のOSOPERグループ(通常はoper)が必要な場合は、次の手順で作成します。次のコマンドでは、同じ名前のグループが存在する場合を除き、グループ名にoperを使用します。

# /usr/sbin/groupadd -g 503 oper

2.12.2.4 Oracle Automatic Storage Management用のOSASMグループの作成

OSASMグループが存在しない場合、または新規のOSASMグループが必要な場合は、次の手順で作成します。次の手順では、同じ名前のグループが存在する場合を除き、グループ名にasmadminを使用します。

# /usr/sbin/groupadd -g 504 asmadmin

2.12.2.5 Oracle Automatic Storage Management用のOSDBAグループの作成

Oracle ASM用に新規のOSDBAグループが必要な場合は、次の手順で作成します。次の手順では、同じ名前のグループが存在する場合を除き、グループ名にasmdbaを使用します。

# /usr/sbin/groupadd -g 506 asmdba

2.12.2.6 Oracle Automatic Storage Management用のOSOPERグループの作成

OSOPERグループが必要な場合、次の手順で作成します。次の手順では、同じ名前のグループが存在する場合を除き、グループ名にasmoperを使用します。

# /usr/sbin/groupadd -g 505 asmoper

2.12.2.7 Oracleソフトウェア所有者ユーザーの作成

次の状況では、Oracleソフトウェア所有者ユーザーを作成する必要があります。

  • Oracleソフトウェア所有者ユーザーが存在しない場合。たとえば、これがシステムに対するOracleソフトウェアの最初のインストールの場合。

  • Oracleソフトウェア所有者ユーザーは存在するが、新規のOracle Databaseインストールでは、別のグループ・メンバーシップを設定した別のオペレーティング・システム・ユーザーを使用して、これらのグループにデータベース管理権限を付与する場合。

  • Oracle Grid InfrastructureのOracleソフトウェア所有者(gridなど)を作成し、Oracle Databaseソフトウェア用に別のOracleソフトウェア所有者(oracleなど)を作成する場合。

2.12.2.7.1 Oracleソフトウェア所有者ユーザーが存在するかどうかの判別

oracleまたはgridというOracleソフトウェア所有者ユーザーが存在するかどうかを確認するには、次のようなコマンドを入力します。

# id oracle
# id grid

oracleユーザーが存在する場合、このコマンドからの出力は、次のようになります。

uid=501(oracle) gid=501(oinstall) groups=502(dba),503(oper)

gridユーザーが存在する場合、このコマンドからの出力は、次のようになります。

uid=8001(grid) gid=8001(oinstall) groups=8001(oinstall),8002(asmadmin),8003(asmdba),8006(dba)

Oracleソフトウェア所有者ユーザー(oracleまたはgrid)が、そのプライマリ・グループとしてOracleインベントリ・グループ(oinstall)を保持しており、前の項で作成した適切なOSDBA、ASMDBA、OSBACKUPDBA、OSDGDBAおよびOSKMDBAグループのメンバーであることを確認してください。新規ユーザーを作成するか、既存のユーザーを使用してこれを実行するかに応じて、次の項を参照してください。


注意:

必要に応じて、既存のユーザーの使用または変更の前にシステム管理者に連絡してください。

2.12.2.7.2 Oracleソフトウェア所有者ユーザーの作成

Oracleソフトウェア所有者ユーザーが存在しない場合、または新規のOracleソフトウェア所有者ユーザー(oraclegridなど)が必要な場合は、この項の説明に従って作成します(この例では、oracleユーザーを作成します)。

次の手順では、同じ名前のユーザーが存在する場合を除き、ユーザー名にoracleを使用します。

  1. oracleユーザーを作成するには、次のようなコマンドを入力します。

    # /usr/sbin/useradd -u 502 -g oinstall -G dba,asmdba oracle
    

    このコマンドの意味は次のとおりです。

    • -uオプションは、ユーザーIDを指定します。システムによって自動的にユーザーID番号を生成するようにできるため、このコマンド・フラグの使用は任意です。oracleユーザーID番号は、インストール前の作業で必要になるため、記録しておく必要がります。

    • -gオプションはプライマリ・グループを指定します。プライマリ・グループは、oinstallなどのOracleインベントリ・グループである必要があります。

    • -Gオプションでは、セカンダリ・グループが指定されます。セカンダリ・グループには、OSDBAグループおよび必要に応じてOSOPERグループとASMDBAグループを含める必要があります。たとえば、dbaasmdbaまたはoperなどです。

  2. oracleユーザーのパスワードを設定します。

    # passwd oracle
    
2.12.2.7.3 既存のOracleソフトウェア所有者ユーザーの変更

oracleユーザーが存在し、そのプライマリ・グループがoinstallでない、または適切なOSDBAグループまたはOSOPERグループのメンバーでない場合は、次のように変更します。

-gオプションを使用してプライマリ・グループを指定し、-Gオプションを使用して必要なセカンダリ・グループを指定します。

# /usr/sbin/usermod -g oinstall -G dba,asmdba[,oper] oracle

2.13 Oracleソフトウェア・インストール・ユーザーのリソース制限の確認

Oracle Linuxシステムでは、オペレーティング・システムを構成してlimits.confファイルでリソース制限を設定するなど、インストール前要件を満たすために、Oracle Preinstallation RPMをインストールすることをお薦めします。Oracle Preinstallation RPMは、oracleユーザーのlimits.confファイルのみを構成します。Oracle Grid Infrastructureジョブ・ロール分割を実装している場合は、limits.confファイル内でoracleユーザーからgridユーザーに値をコピーしてください。

各インストール・ソフトウェア所有者について、次の推奨範囲を使用して、インストールのリソース制限を確認します。

表2-1 インストール所有者のリソース制限の推奨範囲

リソースのシェル制限 リソース ソフト制限 強い制限

オープン・ファイル記述子

nofile

1024以上

65536以上

ユーザー1人当たりに使用可能なプロセス数

nproc

2047以上

16384以上

プロセスのスタック・セグメントのサイズ

スタック

10240KB以上

10240KB以上、32768KB以下


リソース制限を確認するには、次の手順を実行します。

  1. インストール所有者としてログインします。

  2. ファイル記述子の設定のソフト制限とハード制限を確認します。結果が推奨範囲内であることを確認します。次に例を示します。

    $ ulimit -Sn
    1024
    $ ulimit -Hn
    65536
    
  3. ユーザー1人当たりに使用可能なプロセス数のソフト制限とハード制限を確認します。結果が推奨範囲内であることを確認します。次に例を示します。

    $ ulimit -Su
    2047
    $ ulimit -Hu
    16384
    
    
  4. スタック設定のソフト制限を確認します。結果が推奨範囲内であることを確認します。次に例を示します。

    $ ulimit -Ss
    10240
    $ ulimit -Hs
    32768
    
  5. Oracleソフトウェア・インストール所有者ごとに、この手順を繰り返します。

必要に応じて、/etc/security/limits.conf構成ファイルのインストール所有者のリソース制限を更新します。ただし、構成ファイルはディストリビューション固有である場合があることに注意してください。配布固有の構成ファイルの情報については、システム管理者に問い合せてください。


注意:

gridユーザーまたはoracleユーザーがログインしている場合、これらのユーザーをログアウトしてログインしなおすまで、limits.confファイルの変更内容は有効になりません。これらのアカウントを使用してインストールを行う前に、変更内容を有効にする必要があります。

2.14 Linuxのカーネル・パラメータの構成

Oracle Databaseのインストール時に、修正スクリプトを生成および実行し、データベースの正常なインストールに必要なカーネル・パラメータの値をチェックして設定することができます。このスクリプトは、必要なカーネル・パッケージを必要に応じて最小値に更新します。

修正スクリプトを使用できない場合は、次の表のカーネル・パラメータが表に示す最小値以上の値に設定されていることを確認します。値の確認および設定を手動で行う方法については、「カーネル・パラメータの値の表示および変更」を参照してください。


重要:

次の項に示すカーネル・パラメータ値およびシェル制限値は、単なる最小値です。本番データベース・システムでは、これらの値をチューニングしてシステムのパフォーマンスを最適化することをお薦めします。カーネル・パラメータのチューニングの詳細は、オペレーティング・システムのドキュメントを参照してください。

パラメータ ファイル
semmsl

semmns

semopm

semmni

250

32000

100

128

/proc/sys/kernel/sem
shmall 2097152 /proc/sys/kernel/shmall
shmmax 最小: 536870912
  • 32ビットLinuxシステム

    最大: 4GBより1バイト少ない値(つまり、4294967295)

    推奨: 物理メモリーの半分以上

  • 64ビットLinuxシステム

    最大: 物理メモリーより1バイト少ない値

    推奨: 物理メモリーの半分以上

My Oracle Support shmmaxの構成の詳細は、ノート567506.1を参照してください。

/proc/sys/kernel/shmmax
shmmni 4096 /proc/sys/kernelshmmni
file-max 6815744 /proc/sys/fsfile-max
aio-max-nr 1048576

注意: この値は、同時未処理リクエストを制限し、I/Oサブシステムの障害を回避するために設定する必要があります。

/proc/sys/fs/aio-max-nr
ip_local_port_range 最小: 9000

最大: 65500

「UDPおよびTCPカーネル・パラメータの検証」を参照してください。

/proc/sys/net/ipv4ip_local_port_range
rmem_default 262144 /proc/sys/net/core/rmem_default
rmem_max 4194304 /proc/sys/net/core/rmem_max
wmem_default 262144 /proc/sys/net/core/wmem_default
wmem_max 1048576 /proc/sys/net/core/wmem_max

「UDPおよびTCPカーネル・パラメータの確認」で説明されている手順に従って、TCPおよびUDPカーネル・パラメータを設定していることを確認します。


注意:

いずれかのパラメータの現行の値がこの表に示す値より大きい場合、修正スクリプトによってそのパラメータの値は変更されません。

2.14.1 カーネル・パラメータの値の表示および変更

次の表に示すコマンドを入力して、カーネル・パラメータの現行の値を表示します。これらの値をメモし、変更が必要な値を特定します。

パラメータ コマンド
semmsl、semmns、semopmおよびsemmni # /sbin/sysctl -a | grep sem

このコマンドでは、リストされた順にセマフォ・パラメータの値が表示されます。

shmall、shmmaxおよびshmmni # /sbin/sysctl -a | grep shm

このコマンドでは、共有メモリーのセグメント・サイズの詳細が表示されます。

file-max # /sbin/sysctl -a | grep file-max

このコマンドでは、最大ファイル・ハンドラ数が表示されます。

ip_local_port_range # /sbin/sysctl -a | grep ip_local_port_range

このコマンドでは、ポート番号の範囲が表示されます。

rmem_default # /sbin/sysctl -a | grep rmem_default
rmem_max # /sbin/sysctl -a | grep rmem_max
wmem_default # /sbin/sysctl -a | grep wmem_default
wmem_max # /sbin/sysctl -a | grep wmem_max
aio-max-nr # /sbin/sysctl -a | grep aio-max-nr
tcp_wmem # /sbin/sysctl -a | grep tcp_wmem
tcp_rmem # /sbin/sysctl -a | grep tcp_rmem

カーネル・パラメータの値が最小値と異なる場合は、次の手順を実行します。

  1. テキスト・エディタを使用して/etc/sysctl.confファイルを作成または編集し、次のような行を追加または編集します。


    注意:

    変更するカーネル・パラメータ値の行のみを含めます。セマフォ・パラメータ(kernel.sem)の場合は、4つの値をすべて指定する必要があります。現行の値のいずれかが最小値より大きい場合は、大きい方の値を指定してください。

    fs.aio-max-nr = 1048576
    fs.file-max = 6815744
    kernel.shmall = 2097152
    kernel.shmmax = 4294967295
    kernel.shmmni = 4096
    kernel.sem = 250 32000 100 128
    net.ipv4.ip_local_port_range = 9000 65500
    net.core.rmem_default = 262144
    net.core.rmem_max = 4194304
    net.core.wmem_default = 262144
    net.core.wmem_max = 1048576
    

    /etc/sysctl.confファイルに指定した値は、システムの再起動時にも保持されます。SUSE Linux Enterprise Serverシステムでは、次のコマンドを入力して、システムの再起動時に必ず/etc/sysctl.confファイルが読み取られるようにします。

    # /sbin/chkconfig boot.sysctl on
    
  2. カーネル・パラメータの現行の値を変更するには、次のコマンドを入力します。

    # /sbin/sysctl -p
    

    このコマンドの出力結果を確認し、値が正しいかどうかを検証します。値が正しくない場合、/etc/sysctl.confファイルを編集し、このコマンドを再度入力します。

  3. コマンド/sbin/sysctl -aを入力して、値が正しく設定されていることを確認します。

  4. SUSE Linux Enterprise Serverシステムの場合のみ、次のコマンドを入力して、再起動時にシステムで/etc/sysctl.confファイルを読み取るようにします。

    # /sbin/chkconfig boot.sysctl on
    
  5. SUSE Linux Enterprise Serverシステムの場合のみ、パラメータ/proc/sys/vm/hugetlb_shm_groupの値として、oinstallグループのGIDを入力する必要があります。これを行うと、oinstallのメンバーに共有メモリー・セグメントを作成するためのグループ権限が付与されます。

    たとえば、oinstallグループのGIDが501の場合は次のようになります。

    # echo 501 > /proc/sys/vm/hugetlb_shm_group
    

    このコマンドの実行後、viを使用して次のテキストを/etc/sysctl.confに追加し、システムの再起動時にboot.sysctlスクリプトが実行されるようにします。

    vm.hugetlb_shm_group=501
    

    注意:

    vm.hugetlb_shm_groupとして定義できるのは1つのグループのみです。

  6. /etc/sysctl.confファイルのカーネル・パラメータの値を更新したら、コンピュータを再起動するか、コマンドsysctl -pを実行して、アクティブなカーネル・メモリーで使用可能な/etc/sysctl.confファイルを変更します。

2.15 必要なソフトウェア・ディレクトリの識別

Oracleソフトウェア用に次のディレクトリを識別または作成する必要があります。


注意:

  • Oracleソフトウェア用に選択したパス(Oracleホーム・パス、Oracleベース・パスなど)では、ASCII文字のみを必ず使用してください。一部のパスにインストール所有者名がデフォルトで使用されるため、このASCII文字制限はユーザー名、ファイル名およびディレクトリ名に適用されます。

  • データベース・ソフトウェアが使用するすべてのパス(Oracleホーム・パスおよびOracleベース・パスなど)は、"# % & ' () * + , - . / : ; < = > ? @ _ A-Z a-z 0-9の文字のみを使用する必要があります。これには、ユーザー名、ファイル名およびディレクトリ名も含まれます。このリリースでは、Oracle Grid InfrastructureホームまたはOracle Databaseホームでの他の文字の使用はサポートされません。文字セットは、オペレーティング・システムのユーザーおよびファイルのネーミング規則により、さらに制限されます。


2.15.1 Oracleベース・ディレクトリ

Oracleベース・ディレクトリは、Oracleソフトウェア・インストールのトップレベル・ディレクトリです。Optimal Flexible Architecture(OFA)ガイドラインでは、次のようなパスをOracleベース・ディレクトリで使用することを推奨しています。

/mount_point/app/software_owner

各項目の意味は次のとおりです。

  • mount_pointは、Oracleソフトウェアを格納するファイル・システムのマウント・ポイント・ディレクトリです。

    このマニュアルの例では、マウント・ポイント・ディレクトリに/u01を使用しています。

  • software_ownerは、oracleまたはgridなど、Oracleソフトウェアをインストールするソフトウェア所有者のオペレーティング・システム・ユーザー名です。


注意:

ORACLE_BASE環境変数が設定された状態でサーバー・パラメータ・ファイル(spfile)を使用してデータベース・インスタンスを起動すると、その値は自動的にspfileに格納されます。ORACLE_BASE環境変数の設定を解除して、インスタンスを再度起動すると、データベースではspfileに格納されたOracleベース・ディレクトリの値が使用されます。

すべてのOracle製品を含むOracleベース・ディレクトリを指定する必要があります。


注意:

既存のOracleベース・ディレクトリがある場合、データベースのインストール時に「Oracleベース」リストから選択できます。Oracleベースがない場合は、リスト・ボックスでテキストを編集して作成できます。デフォルトでは、リストには、Oracleベースの既存の値が含まれます。詳細は、「Oracle Databaseソフトウェアのインストール」を参照してください。

複数のインストールに同じOracleベース・ディレクトリを使用することも、異なるインストール用に別々のOracleベース・ディレクトリを作成することもできます。異なるオペレーティング・システム・ユーザーが同じシステム上にOracleソフトウェアをインストールする場合、各ユーザーは個別のOracleベース・ディレクトリを作成する必要があります。次に、同じシステム上に存在するOracleベース・ディレクトリの例を示します。

/u01/app/oracle
/u01/app/orauser

「Oracleベース・ディレクトリの作成」を参照してください。

2.15.2 Oracleインベントリ・ディレクトリ

Oracleインベントリ・ディレクトリ(oraInventory)には、システム上にインストールされたすべてのソフトウェアのインベントリが格納されます。このディレクトリは、単一システム上にインストールされたすべてのOracleソフトウェアに必須であり、共有のものです。既存のOracleインベントリ・パスがある場合は、Oracle Universal InstallerはそのOracleインベントリを使用します。

システムに初めてOracleソフトウェアをインストールする場合、Oracle Universal Installerでは、Optimal Flexible Architectureに準拠した/u[01-09]/app形式のパス(/u01/appなど)が提供されます。インストールを実行中のユーザーは、このパスへの書込み権限があります。該当する場合、Oracle Universal Installerにより、/u[01-09]/app/oraInventoryパスにOracleインベントリ・ディレクトリが作成されます。次に例を示します。

/u01/app/oraInventory

インストールの際にoracleユーザーのORACLE_BASEを設定した場合は、Oracle Universal Installerにより、ORACLE_BASE/../oraInventoryパスにOracleインベントリ・ディレクトリが作成されます。たとえば、ORACLE_BASE/u01/app/oracleに設定されている場合、Oracleインベントリ・ディレクトリは、パス/u01/app/oraInventoryに作成されます。

OFA準拠パスも作成しておらず、ORACLE_BASEも設定していない場合、Oracleインベントリ・ディレクトリはインストールを実行するユーザーのホーム・ディレクトリに配置されます。次に例を示します。

/home/oracle/oraInventory

Oracle Universal Installerでは、指定したディレクトリが作成され、それに対する適切な所有者、グループおよび権限が設定されます。ユーザーが作成する必要はありません。


注意:

  • すべてのOracleソフトウェア・インストールはOracle Inventoryディレクトリに依存します。ディレクトリを必ず定期的にバックアップしてください。

  • システムからすべてのOracleソフトウェアを完全に削除した場合を除き、このディレクトリは削除しないでください。

  • デフォルトでは、Oracleインベントリ・ディレクトリはOracleベース・ディレクトリの下にインストールされません。これは、すべてのOracleソフトウェア・インストールで共通のOracleインベントリを共有するため、すべてのユーザーに対して1つのOracleインベントリしかないためです。一方、各ユーザーには個別のOracleベースがあります。


2.15.3 Oracleホーム・ディレクトリ

Oracleホーム・ディレクトリは、特定のOracle製品のソフトウェアをインストールするディレクトリです。異なるOracle製品、または同じOracle製品の異なるリリースは、個別のOracleホーム・ディレクトリにインストールする必要があります。Oracle Universal Installerを実行すると、このディレクトリのパスと識別名を指定するよう求められます。OFAガイドラインに従い、指定するOracleホーム・ディレクトリを、インストールを実行するユーザー・アカウントのOracleベース・ディレクトリのサブディレクトリにすることを強くお薦めします。Oracleホーム・ディレクトリには、次のようなパスを指定することをお薦めします。

oracle_base/product/11.1.0/dbhome_1
oracle_base/product/11.2.0/dbhome_1
oracle_base/product/11.2.0/grid

Oracle Universal Installerは、指定したディレクトリ・パスをOracleベース・ディレクトリの下に作成します。また、適切な所有者、グループおよび権限も設定されます。このディレクトリを作成する必要はありません。


注意:

インストール時には、事前定義済の権限が適用された既存のディレクトリを、Oracleホーム・ディレクトリとして指定しないでください。指定した場合、ファイルおよびグループの所有権のエラーによりインストールが失敗する可能性があります。

2.16 Oracleベース・ディレクトリの識別または作成

インストールを開始する前に、既存のOracleベース・ディレクトリを識別するか、必要に応じて作成する必要があります。この項の内容は、次のとおりです。


注意:

システムに他のOracleベース・ディレクトリが存在する場合でも、Oracleベース・ディレクトリを作成できます。

2.16.1 既存のOracleベース・ディレクトリの識別

既存のOracleベース・ディレクトリは、Optimal Flexible Architecture (OFA)ガイドラインに準拠するパスを持たない可能性があります。ただし、既存のOracleインベントリ・ディレクトリまたは既存のOracleホーム・ディレクトリを識別する場合、通常は次のようにOracleベース・ディレクトリを識別できます。

  • 既存のOracleインベントリ・ディレクトリの識別。詳細は、「Oracleインベントリ・グループの作成」を参照してください。


    注意:

    新規インストールの場合、oraInventoryディレクトリをOracleベース・ディレクトリに配置しないことをお薦めします。ただし、既存のインストールがある場合、この項の手順に従ってください。

  • 既存のOracleホーム・ディレクトリの識別。

    次のコマンドを入力してoratabファイルの内容を表示します。

    # more /etc/oratab
    

    oratabファイルが存在する場合は、次のようなコード行が含まれます。

    *:/u03/app/oracle/product/11.2.0/dbhome_1:N
    *:/opt/orauser/infra_904:N
    *:/oracle/9.2.0:N
    

    各行に指定されたディレクトリ・パスは、Oracleホーム・ディレクトリを示します。使用するOracleソフトウェア所有者のユーザー名が末尾に付いているディレクトリ・パスは、Oracleベース・ディレクトリとして有効な選択です。oracleユーザーを使用してソフトウェアをインストールする場合、前述の例でリストされている次のディレクトリのどちらかを選択できます。

    /u03/app/oracle
    /oracle
    

    注意:

    可能であれば、最初のパス(/u03/app/oracle)のようなディレクトリ・パスを選択します。このパスは、OFAガイドラインに準拠しています。

  • 既存のOracleベース・ディレクトリの識別

    Oracleホーム・ディレクトリの場所を確認したら、次のようなコマンドを実行してOracleベースの場所を確認します。

    cat /u01/app/oraInventory/ContentsXML/inventory.xml
    

このインストールに既存のOracleベース・ディレクトリの使用を決定する前に、次の条件を満たしていることを確認してください。

  • このディレクトリがオペレーティング・システムと同じファイル・システム上にないこと。

  • 次に示すように、十分な空きディスク領域があること。

    要件 空きディスク領域
    Oracleベース・ディレクトリにソフトウェア・ファイルのみが含まれます。 最大4GB
    Oracleベース・ディレクトリにソフトウェア・ファイルとデータベース・ファイルの両方が含まれます(本番データベースには推奨外) 最大6GB

    Oracleベース・ディレクトリがあるファイル・システムの空きディスク領域を確認するには、次のコマンドを入力します。

    # df -h oracle_base_path
    

詳細は、次の各項を参照してください。

2.16.2 Oracleベース・ディレクトリの作成

Oracleベース・ディレクトリを作成する前に、十分な空きディスク領域を持つ適切なファイル・システムを識別する必要があります。

適切なファイル・システムを識別する手順は、次のとおりです。

  1. マウント済の各ファイル・システム上の空きディスク領域を確認するには、次のコマンドを使用します。

    # df -h
    
  2. 表示された結果から、適切な空き領域があるファイル・システムを識別します。

    識別するファイル・システムは、ローカル・ファイル・システム、クラスタ・ファイル・システムまたは動作保証されているNASデバイス上のNFSファイル・システムのいずれかです。

  3. 指定したファイル・システム用のマウント・ポイント・ディレクトリの名前を書き留めます。

Oracleベース・ディレクトリを作成し、適切な所有者、グループ、および権限を指定する手順は、次のとおりです。

  1. 次のようなコマンドを入力し、識別したマウント・ポイント・ディレクトリに推奨サブディレクトリを作成し、それに対する適切な所有者、グループおよび権限を設定します。

    # mkdir -p /mount_point/app/oracle_sw_owner
    # chown -R oracle:oinstall /mount_point/app/oracle_sw_owner
    # chmod -R 775 /mount_point/app/oracle_sw_owner
    

    次に例を示します。

    # mkdir -p /u01/app/oracle
    # chown -R oracle:oinstall /u01/app/oracle
    # chmod -R 775 /u01/app/oracle
    
  2. この後の項でoracleユーザーの環境を構成する際に、ORACLE_BASE環境変数を設定して、作成したOracleベース・ディレクトリを指定します。

2.17 Oracle Databaseファイルおよびリカバリ・ファイルの記憶域オプションの選択

Oracle Databaseファイルには、データファイル、制御ファイル、REDOログ・ファイル、サーバー・パラメータ・ファイル、およびパスワード・ファイルが含まれます。すべてのインストールに対して、Oracle Databaseファイルで使用する記憶域オプションを選択する必要があります。インストール時に自動バックアップを有効にする場合は、リカバリ・ファイル用に使用する記憶域オプション(高速リカバリ領域)も選択する必要があります。各ファイル・タイプに、同じ記憶域オプションを使用する必要はありません。


注意:

ファイル・システムおよびOracle ASMでは、データベース・ファイルおよびリカバリ・ファイルがサポートされます。

次のガイドラインに従って、各ファイル・タイプの記憶域オプションを選択します。

インストールを開始する前にディスク記憶域を構成する方法については、選択するオプションに応じて次のいずれかの項を参照してください。

2.18 Oracle Databaseファイルまたはリカバリ・ファイル用ディレクトリの作成

この項の内容は、次のとおりです。

2.18.1 Oracle Databaseファイルのファイル・システムの記憶域に関するガイドライン

ファイル・システムにOracle Databaseファイルを格納する場合は、次のガイドラインを使用してファイルの格納場所を決定します。

  • Oracle Universal Installerにより提示されるデータベース・ファイル・ディレクトリのデフォルト・パスは、Oracleベース・ディレクトリのサブディレクトリです。

  • データベース・ファイルの格納には、単一のファイル・システムまたは複数のファイル・システムのどちらでも選択できます。

    • 単一のファイル・システムを使用する場合は、データベース専用の物理デバイス上でファイル・システムを選択してください。

      最適のパフォーマンスと信頼性を得るには、複数の物理デバイス上でRAIDデバイスまたは論理ボリュームを選択して、Stripe-And-Mirror-Everything(SAME)方法論を実装します。

    • 複数のファイル・システムを使用する場合は、データベース専用の個別物理デバイス上でファイル・システムを選択します。

      この方法を使用すると、様々なデバイスに物理入出力操作を分散させ、個別の制御ファイルを作成して信頼性を高めることができます。これにより、OFAガイドラインを完全に実装することもできます。「詳細」データベース作成オプションを選択すると、このメソッドを実装できます。

  • インストール時に事前構成済データベースを作成する場合は、選択するファイル・システム(複数も可)に2GB以上の空きディスク領域が必要です。

    本番データベースの場合は、データベースの用途に応じて必要なディスク領域の量を見積もる必要があります。

  • 最適なパフォーマンスを得るには、データベース専用の物理デバイス上にあるファイル・システムを選択する必要があります。

  • oracleユーザーが指定したパスにファイルを作成するには、書込み権限が必要です。

2.18.2 必要なディレクトリの作成


注意:

この手順を行う必要があるのは、Oracleベース・ディレクトリとは別のファイル・システム上にOracle Databaseまたはリカバリ・ファイルを格納する場合のみです。

Oracleベース・ディレクトリから個別のファイル・システム上にOracleデータベース・ファイルまたはリカバリ・ファイルのディレクトリを作成する手順は、次のとおりです。

  1. マウント済の各ファイル・システム上の空きディスク領域を判別するには、次のコマンドを使用します。

    # df -h
    
  2. 表示される内容から、使用するファイル・システムを識別します。

    ファイル・タイプ ファイル・システム要件
    データベース・ファイル 次のいずれかを選択します。
    • 2GB以上の空きディスク領域を持つ単一のファイル・システム

    • 合計で2GB以上の空きディスク領域を持つ2つ以上のファイル・システム

    リカバリ・ファイル 2.4GB以上の空きディスク領域を持つファイル・システムを選択します。

    多数のファイル・タイプに対して同じファイル・システムを使用している場合は、各タイプに対するディスク領域要件を加算して、ディスク領域要件の合計を判断します。

  3. 指定したファイル・システム用のマウント・ポイント・ディレクトリの名前を書き留めます。

  4. 次のようなコマンドを入力し、マウント・ポイント・ディレクトリごとに推奨サブディレクトリを作成し、それに対する適切な所有者、グループおよび権限を設定します。

    • データベース・ファイル・ディレクトリ:

      # mkdir /mount_point/oradata
      # chown oracle:oinstall /mount_point/oradata
      # chmod 775 /mount_point/oradata
      

      データベース・ファイル・ディレクトリのデフォルトの位置は、$ORACLE_BASE/oradataです。

    • リカバリ・ファイル・ディレクトリ(高速リカバリ領域):

      # mkdir /mount_point/fast_recovery_area
      # chown oracle:oinstall /mount_point/fast_recovery_area
      # chmod 775 /mount_point/fast_recovery_area
      

      デフォルトの高速リカバリ領域は、$ORACLE_BASE/fast_recovery_areaです。高速リカバリ領域は、データベース・ファイル・ディレクトリのディスクとは別の物理ディスク上に保持することをお薦めします。これにより、oradataを含むディスクがなんらかの理由で使用できない場合に、高速リカバリ領域を使用してデータを取得できます。

  5. 保管用にOracle ASMも使用する場合は、「Oracle Automatic Storage Managementインストールのためのディスクの準備」および「既存のOracleプロセスの停止」を参照してください。

2.19 ブロック・デバイスを使用したOracle Databaseファイル用の記憶域の構成

この項では、ブロック・デバイスでのOracle Databaseファイルの構成方法について説明します。次の手順を使用して、ブロック・デバイス・パーティションを作成します。

  1. fdiskを使用して、ブロック・デバイス上にデータベース・ファイル用のパーティションを作成します。

    ブロック・デバイスを構成し、Oracle ASMを使用してデータファイルを管理する場合、ディスク全体を含むパーティションを各ディスクに対して1つ作成して、『Oracle Grid Infrastructureインストレーション・ガイド』のASMLIBを使用したOracle ASMのディスクの構成に関する項を参照してください。

  2. /etc/udev/rules.dのルール・ファイルを作成または変更し、データファイルの権限をデフォルトのroot所有権から変更します。

    作成するファイルがディストリビューションに適していることを確認します。たとえば、Asianux、Red Hat Enterprise Linux、Oracle LinuxおよびSUSE Linux Enterprise Serverシステムで、このファイルに99-oracle.rulesという名前を付けます。

    例2-1 ユーザーoracleを設定したルール・ファイルの例

    /etc/udev/rules.d/99-oracle.rules
    #
    # ASM disks
    KERNEL=="sdb[6-9]", OWNER="oracle", GROUP="dba", MODE="0660"
    KERNEL=="sdb10", OWNER="oracle", GROUP="dba", MODE="0660"
    

    例2-2 ユーザーgridを設定したルール・ファイルの例

    /etc/udev/rules.d/99-oracle.rules
    #
    # ASM disks
    KERNEL=="sdb[6-9]", OWNER="grid", GROUP="asmadmin", MODE="0660"
    KERNEL=="sdb10", OWNER="grid", GROUP="asmadmin", MODE="0660"
    

    関連項目:

    Oracle ASMの構成前のストレージ・サブシステムの準備の詳細は、『Oracle Automatic Storage Management管理者ガイド』の第2章「ASM用のストレージの準備」を参照してください。

2.20 Oracle Database用のディスク・デバイスの構成

O_DIRECTパラメータを指定すると、カーネルのオーバーヘッドを回避しながらブロック・デバイスを直接読取りおよび書込みできます。Oracle Databaseリリース10.2以降では、Oracle Databaseファイルが直接入力および出力を使用するようにデフォルトで構成されています。

Red Hat Enterprise Linuxのカーネル2. 6以降、Oracle LinuxおよびSUSE Linux Enterprise Serverの場合、権限ファイルを作成してOracle Databaseファイルの権限を保持する必要があります。この権限ファイルを作成しないと、ディスク・デバイスに対する権限がデフォルト値であるroot:diskに戻り、Oracle Databaseが起動に失敗します。次の手順を使用して、権限ファイル番号を設定します。

  • Red Hat Enterprise Linux 4およびOracle Linux 4では、50より小さい権限ファイル番号を作成する必要があります。

  • Asianux Server 3、Red Hat Enterprise Linux 5、Red Hat Enterprise Linux 6、Oracle Linux 5、Oracle Linux 6、SUSE Linux Enterprise Server 10またはSUSE Linux Enterprise Server 11では、50より大きい権限ファイル番号を作成する必要があります。

ディスク・デバイスの権限ファイルを構成する場合、次の例を参照してください。


関連項目:

共有ストレージ・デバイス上にあるOracleデータベース・ファイル用の記憶域の構成の詳細は、『Oracle Gridインフラストラクチャ・インストレーション・ガイド』を参照してください。

2.20.1 Oracle Database用Udev権限ファイルの作成例

権限ファイルの作成の詳細は、「ブロック・デバイスを使用したOracle Databaseファイル用の記憶域の構成」の例を参照してください。

2.20.2 Oracle Database用ブロック・デバイス・ストレージの構成例

次の手順では、ブロック・デバイス上にOracle Databaseファイル用のパーティションを作成します。

  1. rootとしてログインします。

  2. fdiskコマンドを入力して、特定のストレージ・ディスクをフォーマットします。たとえば、/sbin/fdisk /dev/sdbなどです。

  3. パーティションを作成します。たとえば、データ・ファイル用に280MBのパーティションを作成します。

  4. 次のようなコマンドを使用して、共有ストレージ・デバイスのカーネル・パーティション表を更新します。

    /sbin/partprobe diskpath
    

次に、fdiskコマンドを使用して、共有ストレージ・ブロック・ディスク・デバイスにデータ・ファイル用のパーティションを1つ作成する方法の例を示します。

$ sudo sh
Password:
# /sbin/fdisk /dev/sdb
The number of cylinders for this disk is set to 1024.
Command (m for help): n
Command action
  e   extended
  P   primary partition (1-4)
p
Partition number (1-4): 1
First cylinder (1-1024, default 1):
Using default value 1
Last cylinder or +size or +sizeM or +sizeK (1-4462, default 1)
Using default value 1
Last cylinder or +size or +sizeM or +sizeK (1-1024, default 4462): using default value 4462

Command (m for help):w

The partition table has been altered!
Calling ioctl () to re-read partition table.
Synching disks.
# exit
Last login Wed Feb 21 20:23:01 from localnode
$ sudo sh
Password:
# /sbin/partprobe /dev/sdb1

2.21 既存のOracleプロセスの停止


注意:

Oracle Database 11g製品を既存のOracleホームに追加でインストールする場合、リスナーおよびデータベースも含め、Oracleホームで実行中のすべての処理を停止します。Oracle Universal Installerを有効にして特定の実行可能ファイルおよびライブラリを再リンクするには、この作業を完了する必要があります。

Oracle Grid InfrastructureまたはOracle Databaseをインストールする前に、次のことを考慮します。

  • Oracle Restartを使用する場合は、データベースのインストールおよび作成を行う前にOracle Grid Infrastructureをインストールする必要があります。データベースをインストールするときは、Oracle Grid Infrastructureのインストールの際に作成されたリスナーを使用する必要があるため、この項で示す手順を実行する必要はありません。

    デフォルト・リスナーおよびその他のすべてのリスナーは、Oracle Grid Infrastructureホームで実行する必要があります。「Oracleソフトウェア所有者環境の構成」を参照して続行してください。

  • Oracle ASMで既存のOracle Database 11gリリース2(11.2)が実行中の場合は、既存のOracle ASMインスタンスを停止します。Oracle Grid Infrastructureソフトウェアのインストールが終了した後に、Oracle ASMインスタンスを再び起動します。

ソフトウェアのインストール時にデータベースの作成すると、ほとんどのインストール・タイプではTCP/IPポート1521とIPCキー値EXTPROCを使用して、デフォルトのOracle Netリスナーが構成および起動されます。既存のOracle Netリスナー・プロセスが同じポートまたはキー値を使用している場合は、Oracle Universal Installerは次に使用可能なポート(1522など)を探し、そのポートで新しいリスナーを構成および起動します。

既存のリスナー・プロセスが実行中かどうかを判別し、必要に応じてそれを停止する手順は、次のとおりです。

  1. ユーザーをoracleに切り替えます。

    # su - oracle
    
  2. 次のコマンドを入力し、リスナー・プロセスが実行中かどうかを判別し、プロセスの名前とそれがインストールされているOracleホーム・ディレクトリを識別します。

    $ ps -ef | grep tnslsnr
    

    このコマンドを実行すると、システム上で実行中のOracle Netリスナーに関する情報が表示されます。

    ... oracle_home1/bin/tnslsnr LISTENER -inherit
    

    この例で、oracle_home1は、リスナーがインストールされているOracleホーム・ディレクトリ、LISTENERはリスナー名です。


    注意:

    Oracle Netリスナーが実行中でない場合は、「Oracleソフトウェア所有者環境の構成」を参照して続行してください。

  3. コマンド・プロンプトで、ORACLE_HOME環境変数を設定して、リスナーの適切なOracleホーム・ディレクトリを指定します。

    • Bourne、Bash、またはKornシェルの場合:

      $ ORACLE_HOME=oracle_home1
      $ export ORACLE_HOME
      
    • Cまたはtcshシェルの場合:

      % setenv ORACLE_HOME oracle_home1
      
  4. 次のコマンドを入力し、リスナーが使用しているTCP/IPポート番号およびIPCキー値を識別します。

    $ $ORACLE_HOME/bin/lsnrctl status listenername
    

    注意:

    リスナーがデフォルト名LISTENERを使用する場合、このコマンドでリスナー名を指定する必要はありません。

  5. 次のようなコマンドを入力し、リスナー・プロセスを停止します。

    $ $ORACLE_HOME/bin/lsnrctl stop listenername
    
  6. この手順を繰り返して、このシステムで実行中のリスナーをすべて停止します。

2.22 Oracleソフトウェア所有者環境の構成

Oracle Universal Installerはoracleまたはgridアカウントから実行する必要があります。ただし、Oracle Universal Installerを起動する前に、oracleまたはgridユーザーの環境を構成する必要があります。環境を構成するには、次のことが必要です。

  • シェル起動ファイルで、デフォルトのファイル・モード作成マスク(umask)を022に設定します。

  • DISPLAY環境変数を設定します。


注意:

オペレーティング・システムのベンダーでサポートされるシェル・プログラムを使用してください。オペレーティング・システムでサポートされないシェル・プログラムを使用した場合、インストールの際にエラーが発生する可能性があります。

Oracleソフトウェア所有者の環境を設定するには、ソフトウェア所有者(oraclegrid)ごとに次の手順を実行します。次の手順は、oracleユーザーのみに対する手順を示しています。

  1. 新規Xターミナル・セッション(xterm)を開始します。

  2. 次のコマンドを入力し、Xウィンドウ・アプリケーションがこのシステム上に表示されることを確認します。

    $ xhost + RemoteHost
    

    RemoteHostは完全修飾されたリモートのホスト名です。次に例を示します。

    $ xhost + somehost.example.com
    
  3. そのユーザーでログインしていない場合は、構成するソフトウェア所有者に切り替えます。たとえば、oracleユーザーなどです。

    $ su - oracle
    
  4. oracleユーザーのデフォルトのシェルを判別するには、次のコマンドを入力します。

    $ echo $SHELL
    
  5. テキスト・エディタでユーザーのシェル起動ファイルを開きます。

    • Bashシェル(bash):

      $ vi .bash_profile
      
    • Bourneシェル(sh)またはKornシェル(ksh):

      $ vi .profile
      
    • Cシェル(cshまたはtcsh):

      % vi .login
      
  6. 次のように行を入力または編集して、デフォルトのファイル・モード作成マスクの値に022を指定します。

    umask 022
    
  7. ファイルを保存して、テキスト・エディタを終了します。

  8. シェル起動スクリプトを実行するには、次のいずれかのコマンドを入力します。

    • Bashシェルの場合:

      $ . ./.bash_profile
      
    • BourneまたはKornシェルの場合:

      $ . ./.profile
      
    • Cシェルの場合:

      % source ./.login
      
  9. ローカル・コンピュータにソフトウェアをインストールしない場合は、リモート・コンピュータで次のコマンドを実行して、DISPLAY変数を設定します。

    • Bourne、BashまたはKornシェルの場合:

      $ export DISPLAY=local_host:0.0       
      
    • Cシェルの場合:

      % setenv DISPLAY local_host:0.0
      

    この例で、local_hostは、インストーラを表示するためのシステム(ご使用のワークステーションまたは他のクライアント)のホスト名またはIPアドレスです。

    リモート・システム上で次のコマンドを実行し、SHELLおよびDISPLAY環境変数が正しく設定されていることを確認します。

    echo $SHELL
    echo $DISPLAY
    

    表示場所をデフォルト表示からリモート・システム表示に変更するには、ローカル・コンピュータで次のコマンドを実行します。

    $ xhost + RemoteHost
    

    Xアプリケーションの表示が正しく設定されていることを確認するには、オペレーティング・システムに付属のX11ベースのプログラム(xclockなど)を実行します。

    $ xclock
    

    この例では、xclock/usr/X11R6/bin/xclocksにあります。

    DISPLAY環境変数が正しく設定されていれば、xclockがコンピュータ画面に表示されます。xclockが起動しない場合は、システム管理者に連絡してください。

  10. /tmpディレクトリの空きディスク領域が1GB未満である場合は、1GB以上の空き領域があるファイル・システムを特定し、そのファイル・システムの一時ディレクトリを指定するようにTMPおよびTMPDIR環境変数を設定します。

    1. マウント済の各ファイル・システム上の空きディスク領域を判別するには、次のコマンドを使用します。

      # df -h /tmp
      
    2. 必要に応じて、次のようなコマンドを入力し、識別したファイル・システム上に一時ディレクトリを作成し、そのディレクトリに適切な権限を設定します。

      $ sudo - s
      # mkdir /mount_point/tmp
      # chmod 775 /mount_point/tmp
      # exit
      
    3. 次のようなコマンドを入力し、TMPおよびTMPDIR環境変数を設定します。

      • Bourne、Bash、またはKornシェルの場合:

        $ TMP=/mount_point/tmp
        $ TMPDIR=/mount_point/tmp
        $ export TMP TMPDIR
        
      • Cシェルの場合:

        % setenv TMP /mount_point/tmp
        % setenv TMPDIR /mount_point/tmp
        
  11. システムに既存のインストール環境があり、同じユーザー・アカウントを使用して今回のインストールを行う場合は、ORACLE_HOMEORACLE_BASEORACLE_SIDTNS_ADMINの環境変数と、Oracleソフトウェア・ホームに接続されているOracleインストール・ユーザーに対して設定されたその他の環境変数の設定を削除します。

    次のコマンドを入力し、ORACLE_HOMEORACLE_BASEORACLE_SIDおよびTNS_ADMINの環境変数が設定されていないことを確認します。

    • Bourne、Bash、またはKornシェルの場合:

      $ unset ORACLE_HOME
      $ unset ORACLE_BASE
      $ unset ORACLE_SID
      $ unset TNS_ADMIN
      
    • Cシェルの場合:

      % unsetenv ORACLE_HOME
      % unsetenv ORACLE_BASE
      % unsetenv ORACLE_SID % unsetenv TNS_ADMIN

    次のコマンドを使用してPATH環境変数をチェックします。

    $ echo $PATH
    

    $ORACLE_HOME/binパスがPATH環境変数から削除されていることを確認します。


    注意:

    ORACLE_HOME環境変数が設定されている場合、Oracle Universal Installerはその環境変数でOracleホーム・ディレクトリのデフォルト・パスとして指定されている値を使用します。ORACLE_BASE環境変数を設定する場合は、ORACLE_HOME環境変数の設定を解除し、Oracle Universal Installerによって提示されるデフォルト・パスを選択することをお薦めします。

  12. 環境設定が正しく行われたかどうかを確認するには、次のコマンドを入力します。

    $ umask
    $ env | more
    

    umaskコマンドによって値22022または0022が表示されること、およびこの項で設定した環境変数に正しい値が指定されていることを確認します。


関連項目:

Oracle Grid Infrastructureソフトウェア所有者ユーザーの環境設定の詳細は、「ユーザーの環境の構成」を参照してください。