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Oracle® Databaseプラットフォーム共通日本語README
11gリリース2 (11.2)
B56292-21
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6 ドキュメントの追加事項

この項では、次に示すOracleドキュメントへの修正事項について説明します。

第6.1項「Oracle Automatic Storage Management管理者ガイド」

第6.2項「Oracle Clusterware管理およびデプロイメント・ガイド」

第6.3項「Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・リファレンス」

第6.4項「Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・ユーザーズ・ガイド」

第6.5項「Oracle Databaseデータ・ウェアハウス・ガイド」

第6.6項「Oracle Database Net Servicesリファレンス」

第6.7項「Oracle Databaseリファレンス」

第6.8項「Oracle Databaseユーティリティ」

第6.9項「Oracle Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイド」

第6.10項「Oracle Real Application Clustersインストレーション・ガイド」

第6.11項「Oracle Textアプリケーション開発者ガイド」

第6.12項「Oracle Textリファレンス」

6.1 Oracle Automatic Storage Management管理者ガイド

『Oracle Automatic Storage Management管理者ガイド』(11gリリース2 (11.2)、部品番号B61035)については、次の変更に注意してください。

6.1.1 第1章: Oracle Automatic Storage Managementの概要

「Oracle ASMの概要の理解」の項にある「Oracle ASMファイルについて」の「エクステント」の項は、次のように読み替える必要があります。

Oracle ASMファイルの内容は、ディスク・グループ内の各ディスクに格納されているエクステントのセット(集合)としてディスク・グループに格納されます。各エクステントは、個々のディスク上にあります。エクステントは1つ以上の割当て単位(AU)から構成されます。次第に大きくなるファイルに対応するために、Oracle ASMでは可変サイズのエクステントが使用されます。

可変サイズのエクステントを使用すると、大きなOracle ASMデータファイルがサポートされ、大規模データベースに必要なSGAメモリーが少なくてすみます。また、ファイルの作成操作やオープン操作のパフォーマンスが向上します。最初のエクステント・サイズは、ディスク・グループの割当て単位サイズと同じで、事前定義のしきい値に基づき、4倍および16倍に増加します。特定のディスク・グループの互換性属性が11.1以上に設定されている場合、この機能は、新規作成およびサイズ変更されたデータファイルに対して自動的に実行されます。互換性属性の詳細は、「ディスク・グループの互換性」を参照してください。

AUサイズが4MB未満のディスク・グループの場合、ファイルのエクステント・サイズは、次のように変化します。

  • 最初の20000エクステント・セット(0から19999)のエクステント・サイズは、ディスク・グループのAUサイズと常に同じです。

  • 次の20000エクステント・セット(20000から39999)のエクステント・サイズは、4*AUサイズになります。

  • 次の20000エクステント・セット以上(40000から)のエクステント・サイズは、16*AUサイズになります。

図1-4に、Oracle ASMファイル・エクステントとアロケーション・ユニットとの関係を示します。

AUサイズが4MB以上のディスク・グループの場合、ファイルのエクステント・サイズは、ディスク・グループの冗長性に応じて次のように変わります。

  • AUサイズが4 MBの場合、エクステント・サイズはそのディスク・グループのAUサイズと同じで、冗長性が外部、通常、高のディスク・グループについて、それぞれ順に15658728、6710880、3728269エクステントになります。

  • AUサイズが8 MBの場合、エクステント・サイズはそのディスク・グループのAUサイズと同じで、冗長性が外部、通常、高のディスク・グループについて、それぞれ順に16777216、7829368、4846749エクステントになります。

  • AUサイズが16 MBの場合、エクステント・サイズはそのディスク・グループのAUサイズと同じで、冗長性が外部、通常、高のディスク・グループについて、それぞれ順に16777216、8388608、5405989エクステントになります。

  • AUサイズが32MBの場合、エクステント・サイズはそのディスク・グループのAUサイズと同じで、冗長性が外部、通常、高のディスク・グループについて、それぞれ順に16777216、8388608、5592405エクステントになります。

すべてのケースについて、残りのエクステント・セットのサイズは16*AUサイズです。4*AUサイズと同じサイズのエクステントは作成されません。

6.1.2 第3章: Oracle ASMインスタンスの管理

「Oracle ASMインスタンスの初期化パラメータの構成」の項にある「Oracle ASMパラメータ設定の推奨事項」のPROCESSESの説明には、次の段落を含める必要があります。

Oracle Grid Infrastructure (11gリリース2 (11.2.0.3および11.2.0.4))では、PROCESSES初期化パラメータはデフォルトで、Oracle ASM SPFILE内の"available CPU cores * 80 + 40"と等しい値になります。MEMORY_TARGET初期化パラメータのデフォルト値はPROCESSESの値に基づくため、CPUやディスク・グループの数が多い場合は、この値では不十分な可能性があります。Oracle Grid Infrastructure (11gリリース2 (11.2.0.3および11.2.0.4))のアップグレードやインストールを行う場合は、事前にMEMORY_MAX_TARGETおよびMEMORY_TARGET初期化パラメータの値を増やしてください。

6.1.3 第4章: Oracle ASMディスク・グループの管理

「ディスク・グループ属性」の項にあるSTORAGE.TYPEの説明で、「ZFSストレージはDirect NFS (dNFS)によって追加される必要があります」という制限事項は、COMPATIBLE.ASMおよびCOMPATIBLE.RDBMSディスク・グループ属性が11.2.0.4以上に設定されている場合には該当しなくなりました。

6.1.4 第12章: Oracle ASMコマンドライン・ユーティリティ

『Oracle Automatic Storage Management管理者ガイド』(11gリリース2 (11.2)、部品番号B61035)の第12章については、次の変更に注意してください。

6.1.4.1「ASMCMDボリューム管理コマンド」の項

「ASMCMDボリューム管理コマンド」の項にある「volcreate」の項には、次の警告が適用されます。


警告:

--redundancyをunprotectedに指定すると、Oracle ASMミラーリングはOracle ADVMボリュームを使用したデータ・リカバリには使用できなくなります。ディスク・グループの冗長性設定(normal)では、非保護のOracle ADVMボリュームに対するミラーリングは提供されません。非保護構成を使用すると、断続的ストレージ・アクセスが失敗した場合にデータが失われる恐れがあります。この構成はお薦めしません。バックアップをとることを強くお薦めします。


6.1.4.2「ASMCMDディスク・グループ管理コマンド」の項

「ASMCMDディスク・グループ管理コマンド」の項にある「iostat」の項で、Read_TimeおよびWrite_Time属性によって指定されるI/O時間の単位は秒です(100分の1秒ではなく)。

6.2 Oracle Clusterware管理およびデプロイメント・ガイド

『Oracle Clusterware管理およびデプロイメント・ガイド』(11g リリース2 (11.2)、部品番号B56289)については、次の変更に注意してください。

6.2.1 第4章: クラスタ・ノードの追加および削除

Exadata環境のクラスタにノードを追加する際に必要となる手順が、クラスタ・ノードを追加するための手順に含まれていません。第4章の手順は、非Exadata環境の場合には正しく機能します。ただし、この手順に従って、Exadataマシンで実行されているクラスタにノードを追加した場合、必要な手順が欠落しているためroot.shの実行が失敗します。

Exadataマシンで実行されているクラスタにノードを追加するための全手順は、Oracle Exadata Database Machineオーナーズ・ガイドの第7章Oracle Exadataラックの保守に記載されています。

6.2.2 第5章: Oracle Clusterwareのクローニング

「Oracle Clusterwareのクローニングによるクラスタの作成」の項の「手順2: 宛先ノードでのOracle Grid Infrastructureホームのデプロイ」で、消去された情報をリストアするために次のコマンドを実行する手順が誤っています。

chmod u+s Grid_home/bin/oracle 
chmod g+s Grid_home/bin/oracle 
chmod u+s Grid_home/bin/extjob 
chmod u+s Grid_home/bin/jssu 
chmod u+s Grid_home/bin/oradism

これらの手順は無視しても問題ありません。12cリリース1 (12.1)以上のリリースの『Oracle Clusterware管理およびデプロイメント・ガイド』では修正されています。

6.2.3 第6章: Oracle Clusterwareを使用したアプリケーションの高可用性の実現

「Oracle Clusterwareによるリソースの自動再起動の管理」の項にある「リソースの再起動試行カウンタの自動管理」の最初の3行を、次の文に置き換えてください。

「リソースで障害が発生した場合、Oracle ClusterwareはRESTART_ATTEMPTSリソース属性で指定された回数だけ、リソースの再起動を試みます。この属性は、障害が発生したリソースを何回再起動するかというよりは(試行は常に1回)、ローカルでリソースに何回障害が発生したらClusterwareがフェイルオーバーを実行するのかを示しています。CRSDプロセスは内部カウンタを保持しており、Oracle Clusterwareがリソースを再起動する回数を追跡します。Oracle Clusterwareがローカルでリソースの再起動を試行した回数はRESTART_COUNTリソース属性に反映されます。」

6.3 Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・リファレンス

Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・リファレンス(11g リリース2 (11.2)、部品番号B56270)については、次の変更に注意してください。

6.3.1 第3章: RMANコマンド: RECOVERからVALIDATEまで

VALIDATEコマンドの使用上の注意の第2段落目の最初の2文を、次の文に置き換えてください。

VALIDATEコマンドは検証中、いかなるブロックもスキップしません。

6.4 Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・ユーザーズ・ガイド

Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・ユーザーズ・ガイド(11g リリース2 (11.2)、部品番号B56269)については、次の変更に注意してください。

6.4.1 第22章: RMANのパフォーマンスのチューニング

「RMANのパフォーマンスのチューニングの基本的な概念」の項にある「読取りフェーズ」の「入力ディスク・バッファの割当て」の項で、図22-3に続く最初の文を、次の文に置き換えてください。

ASMに格納されているファイルをチャネルがバックアップする場合、入力ディスクのバッファの数はASMディスク・グループの物理ディスクの数と等しくなります(多重化レベルが1である場合のみ)。

6.4.2 第24章: データベースの複製

「データベースの複製の準備」の項にある「手順2: 複製ファイルの名前の指定方法の選択」の項で、2つ目の箇条書き項目のパラメータ名をDB_FILE_CREATE_DESTからDB_CREATE_FILE_DESTに変更する必要があります。

6.5 Oracle Databaseデータ・ウェアハウス・ガイド

Oracle Databaseデータ・ウェアハウス・ガイド(11g リリース2 (11.2)、部品番号B56309)については、次の変更に注意してください。

6.5.1 第9章: 基本的なマテリアライズド・ビュー

「マテリアライズド・ビューの作成」の項にある「リフレッシュ・オプション」の「集計を含むマテリアライズド・ビューの高速リフレッシュに関する制限」の項に、次の制約事項を追加する必要があります。

  • 1つ以上のリモート表に基づくマテリアライズド・ビューは許可されません。

6.5.2 第10章: 高度なマテリアライズド・ビュー

「マテリアライズド・ビューのセキュリティ問題」の項にある「仮想プライベート・データベース(VPD)を含むマテリアライズド・ビューの問合せ」の項の第2段落目を、次の文に置き換える必要があります。

仮想プライベート・データベースを含むマテリアライズド・ビューを使用する場合も同様です。マテリアライズド・ビューを作成する際、そのマテリアライズド・ビューの所有者には、マテリアライズド・ビューのベース関係に対して有効になっているVPDポリシーが存在しないようにする必要があります。VPDポリシーが存在する場合、マテリアライズド・ビューの作成時にUSING TRUSTED CONSTRAINTS句を使用する必要があります。マテリアライズド・ビューの所有者が新しいマテリアライズド・ビューにVPDポリシーを設定することは可能です。マテリアライズド・ビューにアクセスするユーザーは、そのマテリアライズド・ビューに設定されているVPDポリシーの対象になります。ただし、これに加えてこれらのユーザーがマテリアライズド・ビューの基礎となるベース関係のVPDポリシーの対象になることはありません。基礎となるベース関係のセキュリティ処理は、マテリアライズド・ビューの所有者に対して行われるためです。

6.6 Oracle Database Net Servicesリファレンス

Oracle Database Net Servicesリファレンス(11g リリース2 (11.2)、部品番号B56287)については、次の変更に注意してください。

6.6.1 第5章: sqlnet.oraファイルのパラメータ

項5.2「プロファイル・パラメータ(sqlnet.ora)」については、次の変更に注意してください。

6.6.1.1 SQLNET.EXPIRE_TIME

「SQLNET.EXPIRE_TIME」の項に、次の内容を制限事項として追加する必要があります。

  • TCPSでのSQLNET.EXPIRE_TIMEの使用はサポートされていません。

6.6.1.2 SSL_VERSION

項「SSL_VERSION」全体を、次のように読み替える必要があります。

用途

接続で許可するSSLまたはTLSのバージョンを制限します。

使用上の注意

クライアントとデータベース・サーバーで互換するバージョンを使用する必要があります。このパラメータは下位互換性が必要な場合にのみ、使用してください。現在のデフォルトではTLSバージョン1.2が使用されます。これは複数のセキュリティ・コンプライアンス要件で必要とされるバージョンです。

SSL_VERSIONundeterminedに設定すると、デフォルトで3.0が使用されます。

デフォルト

1.2


注意:

sqlnet.oraパラメータADD_SSLV3_TO_DEFAULTはこのパラメータに影響しません。

undertermined | 3.0 | 1.0 | 1.1 | 1.2

あるバージョンと、もう1つ別のバージョンを指定する必要がある場合は、"または"を使用します。許可されている値は次のとおりです。

1.0 or 3.0 | 1.2 or 3.0 | 1.1 or 1.0 | 1.2 or 1.0 | 1.2 or 1.1 | 1.1 or 1.0 or 3.0 | 1.2 or 1.0 or 3.0 | 1.2 or 1.1 or 1.0 | 1.2 or 1.1 or 3.0 | 1.2 or 1.1 or 1.0 or 3.0

SSL_VERSION=1.2

残りのバージョン番号は、TLSバージョン(TLSv1.0、TLSv1.1、TLSv1.2など)に対応します。

6.6.2 第6章: tnsnames.oraファイルのローカル・ネーミング・パラメータ

Oracle Database Net Servicesリファレンスの第6章については、次の変更に注意してください。

6.6.2.1 項タイトル: 接続データ・セクション

「接続データ・セクション」の項にある「HS」という項に記載されている例を、次のように読み替えてください。

net_service_name=
  (DESCRIPTION=
    (ADDRESS=...)
    (ADDRESS=...)
    (CONNECT_DATA=
      (SID=sales6)
    (HS=ok)))

(HS=ok)句は、ADDRESSまたはCONNECT_DATA句と同じレベルの独立した最上位レベルの句です。

6.6.2.2 項タイトル: セキュリティ・セクション

「セキュリティ・セクション」の項にある「SECURITY」という項に記載されている使用上の注意を、「SECURITYに指定できるパラメータは、SSL_SERVER_CERT_DNAUTHENTICATION_SERVICEです」と読み替えてください。

6.6.2.3 項タイトル: タイムアウト・パラメータ

「タイムアウト・パラメータ」の項にある「CONNECT_TIMEOUT」の項で、TCP_CONNECT_TIMEOUTという記述はすべて、TCP.CONNECT_TIMEOUTに変更する必要があります。

6.6.3 第8章: Oracle Connection Managerパラメータ(cman.ora)

「Oracle Connection Managerのパラメータ」の項にある「INBOUND_CONNECT_TIMEOUT」の項で、「値」の下の最初の箇条書き項目は、次のように読み替える必要があります。

  • 60 secsがデフォルトです。タイムアウトを無効にするには、値0を使用します。

6.7 Oracle Databaseリファレンス

Oracle Databaseリファレンス・ガイド(11g リリース2 (11.2)、部品番号B56311)については、次の変更に注意してください。

6.7.1 第1章: 初期化パラメータ

初期化パラメータの説明に関する項については、次の変更に注意してください。

6.7.1.1 ASM_DISKGROUPS

ASM_DISKGROUPSは動的パラメータです。サーバー・パラメータ・ファイル(SPFILE)を使用している場合は、Oracle Flex ASMの構成以外でASM_DISKGROUPSの値を手動で変更する必要はありません。

Oracle Flex ASMの構成では、ディスク・グループが正しく作成またはマウントされると、ディスク・グループがパラメータに自動的に追加されます。Oracle ASMでは、ディスク・グループが削除されると、ディスク・グループがパラメータからも自動的に削除されます。ただし、手動でディスマウントした場合はSPFILEが更新されません。

6.7.1.2 REDO_TRANSPORT_USERSにSYSDBAは不要

REDO_TRANSPORT_USER初期化パラメータの説明には、このパラメータを使用するにはSYSDBAまたはSYSOPER権限がユーザーに必要であると記述されています。この記述は誤りです。このパラメータを使用するには、SYSOPER権限がユーザーに必要です。

6.8 Oracle Databaseユーティリティ

Oracle Databaseユーティリティ・ガイド(11g リリース2 (11.2)、部品番号B56303)については、次の変更に注意してください。

6.8.1 第2章: データ・ポンプ・エクスポート

データ・ポンプ・エクスポートのACCESS_METHODパラメータに次の制限事項が追加されました。

データ・ポンプ・エクスポートのACCESS_METHODパラメータはトランスポータブル表領域ジョブに対しては無効です。

データ・ポンプ・エクスポートのTRANSPORT_TABLESPACESパラメータに次の制限事項が追加されました。

トランスポータブル表領域ジョブは、データ・ポンプ・エクスポートのACCESS_METHODパラメータをサポートしていません。

6.8.2 第3章: データ・ポンプ・インポート

データ・ポンプ・インポートのACCESS_METHODパラメータに次の制限事項が追加されました。

データ・ポンプ・インポートのACCESS_METHODパラメータはトランスポータブル表領域ジョブに対しては無効です。

データ・ポンプ・インポートのTRANSPORT_TABLESPACESパラメータに次の制限事項が追加されました。

トランスポータブル表領域ジョブは、データ・ポンプ・インポートのACCESS_METHODパラメータをサポートしていません。

6.9 Oracle Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイド

Oracle Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイド(11g リリース2 (11.2)、部品番号B56290)については、次の変更に注意してください。

6.9.1 第10章: LinuxおよびUNIXシステムのノードでのOracle RACの追加と削除

「Oracle ClusterwareがインストールされたノードへのOracle RACの追加」の項の手順2に、スクリプト名root.shの記述があります。この記述は誤りです。正しいスクリプト名はroot.batです。

6.9.2 付録A: サーバー制御ユーティリティのリファレンス

「srvctl start listener」および「srvctl stop listener」の項にある表内の次の記述に誤りがあります。

「このオプションを指定しない場合、リスナー名はデフォルトでLISTENERになります。」

  • 「srvctl start listener」での正しい説明は次のとおりです。

    「このパラメータを指定しない場合、すべての既知のリスナーが開始されます。」

  • 「srvctl stop listener」での正しい説明は次のとおりです。

    「このパラメータを指定しない場合、すべての既知のリスナーが停止されます。」

6.10 Oracle Real Application Clustersインストレーション・ガイド

Oracle Real Application Clustersインストレーション・ガイド(11g リリース2 (11.2)、部品番号B56272)については、次の変更に注意してください。

6.10.1 付録C: シングル・インスタンスOracle DatabaseからOracle RACおよびOracle RAC One Nodeへの変換

「rconfigおよびOracle Enterprise Managerを使用して変換するための準備」の項にある「Oracle Enterprise Managerを使用したデータベースのOracle RACへの変換」の項で、手順4を削除し、手順3を次の文に置き換える必要があります。

3.データベースのホーム・ページの「可用性」メニューから「クラスタ・データベースへの変換」を選択します。

6.11 Oracle Textアプリケーション開発者ガイド

Oracle Textアプリケーション開発者ガイド(11gリリース2 (11.2)、部品番号B61358)については、次の変更に注意してください。

6.11.1 第11章: XML問合せの結果セット・インタフェースの使用

「XML問合せの結果セット・インタフェースの使用」の項の最初の段落を、次のように読み替える必要があります。

CTX_QUERY.RESULT_SET() APIおよびCTX_QUERY.RESULT_SET_CLOB_QUERY() APIを使用して、単一の問合せで複数の問合せ結果を取得できるため、CONTAINS()問合せを複数回実行する必要はありません。この2つのAPIは同等ですが、長い問合せを処理するために、一方はVARCHAR2問合せパラメータを使用し、もう一方はCLOB問合せパラメータを使用するという点が異なります。

6.12 Oracle Textリファレンス

Oracle Textリファレンス(11gリリース2 (11.2)、部品番号B61357)については、次の変更に注意してください。

6.12.1 第8章: CTX_DDLパッケージ

ADD_STOPCLASSプロシージャで、ストップクラスがサポートされる言語は英語のみです。

6.12.2 第10章: CTX_QUERYパッケージ

この章に次の新しい項を追加する必要があります。

RESULT_SET_CLOB_QUERY

このプロシージャはXML問合せを実行し、XMLのCLOB問合せパラメータに基づいて結果セットを生成します。

RESULT_SET_CLOB_QUERYプロシージャはRESULT_SETプロシージャと同等ですが、VARCHAR2ではなくCLOBデータ型の問合せパラメータを使用して長い問合せを処理する点が異なります。

構文

CTX_QUERY.RESULT_SET_CLOB_QUERY (
   index_name            IN VARCHAR2,
   query                 IN CLOB,
   result_set_descriptor IN CLOB,
   result_set            IN OUT CLOB,
   part_name             IN VARCHAR2 DEFAULT 
);