原典情報: $ORACLE_HOME/sqlplus/doc/README.htm
目次
このリリース・ノートでは、要件、SQL*Plusとそのドキュメントに記述された機能との違い、今回のリリースの新機能およびサポート情報について説明します。内容は次のとおりです。
SQL*Plusは、オペレーティング・システム固有のOracle Databaseドキュメントに記載されているオペレーティング・システムに対して認証されます。
SQL*Plusは、Oracle Database 11g リリース2(11.2)およびサポート対象のすべてのOracle Serverに対して認証されます。
SQL*Plusリリース11.2.0.2は、SQL*Plusリリース11.2のスーパーセットです。
この項では、今回のリリースのSQL*Plusで導入された新機能について説明します。一部の機能は、SQLPLUSCOMPATIBILITY設定の影響を受ける場合があります。『SQL*Plusユーザーズ・ガイドおよびリファレンス』の第12章「SQL*Plusコマンド・リファレンス」のSET SQLPLUSCOMPATIBILITYのマトリックスに関する項を参照してください。
SET XMLOPTIMIZATIONCHECKでは、完全に最適化されたXML問合せとDML操作のみの実行が指定されます。この新機能による支援は、コードの開発とデバックのときのみです。
この項では、以前のリリースのSQL*Plusで導入された新機能を示します。
エディション・オプション
SET EXITCOMMIT
RACデータベースのFANイベント
SET ERRORLOGGINGコマンドは、SQL、PL/SQLおよびSQL*Plusのエラーのエラー・ロギングを可能にします。
SQL*Plusで、BLOBおよびBFILEデータ型を含む表やオブジェクトの標準の問合せがサポートされるようになりました。
SET ESCCHARコマンドを使用して、ファイル名の特定の文字をエスケープさせることができます。
SQLPLUSコマンドの-F引数を使用すると、SQL*PlusでRACデータベースからFANイベントを受信できます。
XQUERYは新しいSQL*Plusコマンドで、SQL*Plusからデータベースに対してXQueryを実行できます。
gloginとloginのコール
SQL*Plusサイト・プロファイルとユーザー・プロファイルの変更
SET SQLPROMPT
事前定義の置換変数: _DATE、_PRIVILEGEおよび_USER
SET SERVEROUTPUT ONの変更
SHOW RECYCLEBIN
SPOOLコマンドでのAPPEND、CREATEおよびREPLACEの拡張
SQLPLUS -C[OMPATIBILITY]引数
Windowsにおけるファイル名およびパス名での空白のサポート
メッセージおよびプロンプトの改善
SET PAGESIZEのデフォルト値
Windows固有の情報
次の項では、SQL*Plusで修正された不具合を示します。問題の説明の後にあるカッコ内の番号は、オラクル社のBugデータベース内のBug番号です。
SPERRORLOGは、完全な文を適切に表示するようになりました(9559937)
NLS環境でのSQL*Plus の予期しない終了が修正されました (9575131)
SQL*Plus WHENEVERコマンドは無効化できるようになりました (9298298)
EDITでのワイルドカードの動作がドキュメント化されました (9046816)
SHUTDOWN IMMEDIATEの停止がなくなりました (8299200)
内部変更(9587831、9587716、9587244、9370232、9437352、9379339、9370460、9370232、9328006、9226453、9299444、9226453、7676775)
UNIX/Linuxコンピュータ上のRACデータベースからFANイベントを受信するために、-Fオプションは不要になりました (6660746, 8352590)
Apple MacでHOSTコマンドを使用する際に、SQL*Plusがハングしなくなりました(7529591)
PRODUCT_USER_PROFILEでSQL*Plus DELコマンドを無効にしても、SQL DELETEコマンドが無効にならなくなりました(7462252)
SQL*Plusを-Sオプションで起動した場合、ACCEPTコマンドとHIDEオプションを使用しても入力した値は表示されません(3863763)
DESCRIBE procedure @ db linkによって、プロシージャ名が正しく表示されるようになりました(7259464)
PASSWORDコマンドに対して、正しいフィードバック・メッセージが表示されるようになりました(7258594)
SQL*Plusが、ファイル名に空白を含むSQLスクリプトを実行するようになりました(7150873)
STARTUPコマンドでREAD ONLYオプションを使用しても、内部エラーが生成されなくなりました(6981649)
大量のデータにAUTOTRACEコマンドを使用しても、内部エラーが生成されなくなりました(6718674)
スクリプトの実行中に[Control]+[C]が正しく機能するようになりました(6499532)
RDBMS_METADATA.GET_DDLを実行しても、JA16SJISクライアント・キャラクタ・セットで出力が切り捨てられなくなりました(6459688)
NLS_DATE_FORMATが正しく設定されていない場合に、SQL*Plusで内部エラーが生成されなくなりました(6376008)
SPOOLコマンドの動作が旧リリースのものと同じになりました(6214990)
SQLNET.AUTHENTICATION_SERVICES=(NONE)の場合に、エラーORA-1031が発生しなくなりました(5997159)
IBM zSeriesプラットフォームで、SHOW ALLに対してSP2-0308メッセージが生成されなくなりました(3989135)
同じセッション内でのDB停止と起動の後、AUTOTRACEによってORA-1012メッセージが生成されなくなりました(3445839)
EXITコマンドで正しいステータス・コードが返されるようになりました(2697996)
埋込みコメントを持つALTER PACKAGEに対して、SHOW ERRORによって正しいエラーが表示されるようになりました(2223969)
内部変更(8356309、8337410、8337402、8337395、8308134、8229404、7571278、7521006、6605695、6350579、6340232、6261618、6110590、5081837、4176440、3975044、3243405、2833775、1134891)
SQL*Plusのサポートについては、Oracleサポート・サービスに連絡してください。
この項では、SQL*Plusコマンドおよびインタフェースのサポート解除を事前通知します。これは、サポート解除の時期についての正式な通知ではなく、Oracleの廃止プロセスにかわるものでもありません。ここでの情報は、オラクル社が将来のリリースで機能またはインタフェースのサポートを解除する予定であることを事前に警告するために提供されます。
SQL*Plus for Windowsのグラフィカル・ユーザー・インタフェース(GUI)は、SQL*Plusリリース11.1でサポートされなくなりました。Oracle Database 11gリリース1(11.1)では、次のいずれかを使用することをお薦めします。
SQL*Plusのコマンドライン
Oracle Application Express
Oracle SQL Developer
iSQL*Plusのユーザー・インタフェースは、SQL*Plusリリース11.1でサポートされなくなりました。Oracle Database 11gリリース1(11.1)では、次のいずれかを使用することをお薦めします。
SQL*Plusのコマンドライン
Oracle Application Express
Oracle SQL Developer
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