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Oracle® Databaseリファレンス
11gリリース2 (11.2)
B56311-12
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PGA_AGGREGATE_TARGET

プロパティ 説明
パラメータ・タイプ 大整数
構文 PGA_AGGREGATE_TARGET = integer [K | M | G]
デフォルト値 10MB、またはSGAサイズの20%のいずれか大きい方
変更の可/不可 ALTER SYSTEM
値の範囲 最小値: 10MB

最大値: 4096GB - 1

基本/基本以外 基本

PGA_AGGREGATE_TARGETには、インスタンスに接続されたすべてのサーバー・プロセスが使用できるターゲット集計PGAメモリーを指定します。

PGA_AGGREGATE_TARGETを0以外の値に設定すると、WORKAREA_SIZE_POLICYパラメータがAUTOに自動的に設定されます。つまり、メモリー集中型のSQL演算子(ソート、グループ化、ハッシュ結合、ビットマップ・マージ、ビットマップ作成など)が使用するSQL作業領域のサイズが自動的に設定されます。特に指定しないかぎり、SGAの20%または10MBのいずれか大きい方に設定されるため、このパラメータについては、0以外の値がデフォルトです。

PGA_AGGREGATE_TARGETを0に設定すると、WORKAREA_SIZE_POLICYパラメータはMANUALに自動的に設定されます。つまり、SQL作業領域のサイズは*_AREA_SIZEパラメータを使用して設定されます。

Oracleは、作業領域の最適サイズをプライベート・メモリーに適合させることによって、プライベート・メモリー量をこのパラメータで指定したターゲット以下に抑えようとします。このパラメータの値を大きくすると、作業領域に割り当てたメモリーを間接的に増やしたことになります。この結果、より多くのメモリー集中型の処理がメモリー内で実行され、ディスクで行われる処理は少なくなります。

自動メモリー管理が有効で(MEMORY_TARGETが正の値に設定され)、PGA_AGGREGATE_TARGETも正の値に設定されている場合、PGA_AGGREGATE_TARGETの値がインスタンスPGAのサイズの最小値として動作します。


関連項目: