Solaris のシステム管理 (上級編)

listen 固有の管理コマンド (nlsadmin)

listen ポートモニターの管理ファイルは、sacadm コマンドおよび pmadm コマンドのほかに、nlsadmin コマンドでも更新できます。nlsadmin コマンドは、listen 固有の情報を書式化し、その情報を標準出力に書き出し、書式化された listen 固有のデータを sacadm コマンドおよび pmadm コマンドに提示する手段を提供します。

したがって、nlsadmin コマンドが listen を直接管理するわけではありません。このコマンドは、一般的な管理用コマンドである sacadm および pmadm を補足します。

個別に構成される各ネットワークには、ネットワークリスナープロセスのインスタンスが少なくとも 1 つは存在します。nlsadmin コマンドは listen ポートモニターの動作状態を制御します。

nlsadmin コマンドは、あるネットワーク用に listen ポートモニターを設定し、そのポートモニターの固有の属性を構成し、そのモニターを起動したり、強制終了させたりすることができます。さらに、マシン上にある listen ポートモニターについて報告することもできます。

詳細は、nlsadmin(1M) のマニュアルページを参照してください。