Wnn8 には通常のかな漢字変換以外にも、さまざまな変換機能があります。
それらを活用することにより、より便利に効率よく文章を作成できます。また「逆引き変換」は文章の閲覧時にも活用できます。
連想変換機能とは、変換した単語と同じ意味の語句を連想して表示する機能です。文章作成中「単語が思い出せない」「もっと適する表現がある気がする」といったときに有効な機能です。
例「性質」の同義語、類似語を調べたい。 |
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せいしつ |
-> |
性質 |
-> |
特性・特質・性状・適性・・・ |
(変換) |
(連想変換) |
連想変換したい語句を漢字に変換します。確定はしません。
その状態で Shift + F9 キーを押すと、連想変換候補が表示されます。
通常の変換候補と同じ要領で選択し、確定します。
変換元と同じ語句しか候補が表示されない場合は、その語句に対する連想候補はありません。
人名や地名など読み方が解らない語句に遭遇した場合、その語句を「読み」に変換とするのが「逆引き変換」機能です。
wnn8le を入力オンの状態にし、Shift + F10 キーを押して「逆引き変換」ウィンドウを開きます。
(※) この例は ATOK 風キースタイル時のものです。他のキースタイルではキーバインドが異なる場合があります。
調べたい語句をコピー&ペーストまたは直接入力して「逆引き」ボタンをクリックすると、読みが表示されます。
「確定」をクリックすると、元のアプリケーションの入力エリアに反映されます。確認するだけでよければ、「キャンセル」で終了します。
文字のコピー&ペーストの方法
一般的な X Window System 上では、まず対象となる文字列をマウスでドラッグします。そのままペーストする位置にマウスカーソルを移動し、そこで中クリックすると貼り付けできます。
Wnn8 には「郵便番号変換」と「電話番号変換」機能が搭載されています。
郵便番号 (7 桁) や電話番号の市外局番から該当する住所に変換します。
住所録の作成など、住所入力の効率が大幅に向上します。
郵便番号 ( 7 桁) をキー入力します。
Shift + F2 キーを押すと、該当する住所に変換されます。
電話番号の市外局番をキー入力します。
Shift + F3 キーを押すと、該当する住所に変換されます。
目的の住所に変換できなかった場合
目的とは違う住所に変換された場合、該当する住所の候補が複数存在する可能 性があります。
再度 Shift + F2 / F3 を実行すると候補一覧が表示されますので、その中から選択してください。
「英単語日本語変換機能」とは、先頭に「;」キーをつけて英単語を入力すると、その英単語を日本語の単語 (ひらがな、カタカナ) として変換する機能です。
「あr」の入力変換モードで、「;pilot」と入力します。
Space や Shift + Space を実行すると、日本語の単語に変換します。
「英単語日本語変換機能」は、「Wnn」ローマ字スタイルでのみ動作する機能です。他のローマ字スタイルではご利用いただけません。