Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.3 トラブルシューティングガイド

ProcedureDSCC のトラブルシューティングデータを収集する

  1. Sun Java Web コンソールが実行されていることを確認します。


    # smcwebserver status
    Sun Java(TM) Web Console is running
  2. DSCC の状態を確認します。


    /opt/SUNWdsee/dscc6/bin/dsccsetup status

    正しく実行されている場合は、このコマンドで次の出力が表示されます。


    ***
    DSCC Application is registered in Sun Java (TM) Web Console
    ***
    DSCC Agent is registered in Cacao
    ***
    DSCC Registry has been created
    Path of DSCC registry is /var/opt/sun/dscc6/dcc/ads
    Port of DSCC registry is 3998
    *** 
  3. DSCC アプリケーションが登録されていないと表示される場合は、DSCC を再初期化する必要があります。

    DSCC アプリケーションが登録されていないと、DSCC は Sun Java Web コンソールに表示されません。次のコマンドを使用して DSCC を再初期化します。


    # dsccsetup console-reg
  4. DSCC エージェントが登録されていないと表示される場合は、エージェントを再初期化します。

    DSCC エージェントが登録されていないと、ローカルの Directory Server および Directory Proxy Server インスタンスをリモート DSCC から管理することはできません。次のコマンドを使用してエージェントを再初期化します。


    # dsccsetup cacao-reg
  5. DSCC レジストリが作成されていないという状態メッセージが表示される場合は、DSCC レジストリを初期化します。

    レジストリが存在しない場合は、DSCC アプリケーションを初期化する必要があります。次のコマンドを使用してレジストリを初期化します。


    # dsccsetup ads-create
  6. ほかの処置が役に立たない場合は、DSCC のクリーンセットアップを実行します。

    クリーンセットアップを実行すると DSCC がリセットされますが、その過程で DSCC レジストリが失われます。

    次の各コマンドを実行します。


    # /opt/SUNWdsee/dscc6/bin/dsccsetup dismantle
    #/opt/SUNWdsee/dscc6/bin/dsccsetup initialize

    これらのコマンドで、DSCC とそのエージェントがクリーンアップされ、再構成されます。