Solaris CDE は完全に国際化されており、システムにインストールされたロケールを使用して任意のアプリケーションを実行できます。言語および文化に依存する情報をアプリケーションのソースコードとは別にすることにより、他の国の市場に参入するときに、アプリケーションを書き直したり、再コンパイルする必要がありません。この代わりに、外部情報を言語や慣習に合わせて言語対応するだけで済みます。
アプリケーションインタフェースは標準化されており、東アジアも含め、任意のロケールの機能を使用できます。Solaris 8 は、Portable Operating Systems for Computer Environments (POSIX および X/Open の規格、XPG4.2 とも呼ばれる) でコンパイルされています。
デスクトップの各層において、次の資料に説明されている適切な国際化インタフェースの規格を使用しなければなりません。
『X Window System, The Complete Reference to Xlib, Xprotocol, ICCM, XLFD-X Version, Release 5』, Digital Press, 1992.
『IEEE Std. 1003.1-1990. Information Technology-Portable Operating System Interface (POSIX)-Part 1: System Application Program Interface (API)』. ISO/IEC 9945-1:1990.
『OSF Motif 1.2 Programmer's Reference, Revision 1.2, Open Software Foundation』, Prentice Hall, 1992.
『X/Open CAE Specification Commands and Utilities, Issue 4』, X/Open Company Ltd., 1992.
『共通デスクトップ環境 プログラマーズ・ガイド (国際化対応編)』更新されたバージョンは AnswerBook の Solaris 8 Common Desktop Environment Developer Collection - Japanese によりオンラインで提供されています。詳細については、「関連マニュアル」を参照してください。