テープまたはアーカイブファイルとの間で読み書きを行う前に、図 12-7 に示すように、使いたいプロパティが正しく設定されていることを確認するとよいでしょう。
プロパティウィンドウを表示するには、「プロパティ (Props)」ボタンの上でセレクトボタンをクリックします。
「装置 (Device)」テキストフィールドは、システムのテープドライブを識別するのに使います。テープドライブに最も一般的なデバイス番号は /dev/rmt/0mb(m は中間密度を表す)と /dev/rmt/0lb(l は低密度を表す)です。あるいは、テープではなく 1 つの大きなアーカイブファイルとの間でファイルの読み書きを行いたい場合にも、ファイル名をこのフィールドに指定することができます。
「ホスト名 (Host Name)」テキストフィールドは、ファイルの読み取りや保管が行われるワークステーションの名前を指定するのに使います。デフォルト値はユーザのローカルホスト名です。
「書き込み (Write)」設定は、以下に示すオプションの一部または全部を選択するか、あるいは何も選択しないかを指定します。
「パスの省略 (Strip Path)」設定を使って、選択したファイルから完全にパス名を削除したいか、完全なパス名を使いたいか、または特定のパス名を使いたいかを選択します。パターンの上でセレクトボタンをクリックすると、全ファイルに使うパス名を入力できるテキストフィールドが表示されます。
「読み取り (Read)」設定を使って、ここに示されるオプションの一部または全部を選択するか、または何も選択しないかを指定します。
「その他 (Other)」設定を使って、読み書きの両操作に対して以下のオプションを選択しないか、1 つを選択するか、または両方を選択するかを指定します。
必要なオプションを設定したら、「適用 (Apply)」ボタンの上でセレクトボタンをクリックしてその変更内容を適用します。これらのオプションは、テープツールアプリケーションを終了するまで有効です。