OpenWindows ユーザーズガイド

イメージファイルとドキュメントのオープン

イメージツールを起動する手順によって、イメージをオープンする (表示する) 方法が異なります。

    「ファイル」->「オープン」を選択してイメージをオープンします。

    ファイルの一般的なオープン方法については、第 1 章「Solaris ユーザ環境の紹介」を参照してください。

    メールツールにおいて、アタッチされているイメージファイルもしくは複数ページのドキュメントをオープンします。

    他のアプリケーションからイメージツール表示ウィンドウにファイルをドラッグ&ドロップします。

    スナップショットツールで、画面イメージのスナップを取ってから「表示 (View)」オプションを選択します。

一度メールツールまたはスナップショットからイメージツールを起動しておくと、他のイメージを表示するのに再びイメージツールをオープンする必要はありません。

1 ページのイメージの表示

1 ページのイメージをオープンした場合、表示ウィンドウはそのイメージの大きさに変わります (ただし、そのイメージが画面の大きさを超えないと仮定します) 。

イメージの保存については 「イメージの保存」、イメージの印刷については 「イメージの印刷」、また、パレットの使い方については 「イメージツールパレットの使い方」を参照してください。

複数ページのドキュメントの場合については、「複数ページのドキュメントの表示」を参照してください。

イメージツールがオープンできる形式

表 13-1はイメージツールがオープンできるファイル形式を、ファイル名の拡張子とともにリストしています。これらの拡張子はファイル形式の識別に便利です。


注 -

PostScript ファイル形式は PostScript およびカプセル化 PostScript ファイル (EPSF)ドキュメント用です。この章では PostScript とは EPSF を含めたものを意味します。


表 13-1 イメージツールのファイル形式と拡張子

ファイル形式 

ファイル名拡張子 

Encapsulated PostScript File 

.ps.eps.epsf

PostScript 

.ps

3 Portable Graymap 

.rgb3

Abekas YUV 

.yuv

Andrew Toolkit 

.atk

Atari Compressed 

.spc

Atari Uncompressed Spectrum 

.spu

Atari Degas 1 

.pi1

Atari Degas 3 

.pi3

AutoCAD Slide 

.sld

Benet Yee Face File 

.ybm

CMU Window Manager 

.cmu

FITS 

.fits

GEM 

.img

GIF 

.gif.GIF

Gould Scanner 

.gould

Group 3 Fax 

.g3

HIPS 

.hips

IFF ILBM 

.ilbm

HP PaintJet 

.pj

JFIF (JPEG) 

.jpg.jpeg.JPG.JPEG

Lisp Machine Bit-Array 

.lispm

MGR 

.mgr

MTV/PRT Ray-Tracer 

.mtv

MacPaint 

.mac

PBM 

.pbm

PC Paintbrush 

.pcx

PGM 

.pgm

PICT 

.pict

PPM 

.ppm

QRT Ray-Tracer 

.qrt

Raw Grayscale 

.rawg

Raw RGB 

.raw

Sun Icon 

.icon

Sun Raster 

.im1 (モノクロ)

.im8 (8 ビットカラー)

.im24 (24 ビットカラー)

.im32 (32 ビットカラー)

.rs

TIFF 

.tif.tiff.TIF.TIFF

TrueVision Targa  

.tga

Usenix FaceSaver 

.fs

X Bitmap 

.xbm

X11 Window Dump 

.xwd

XPM 

.xpm

Xerox Doodle Brush 

.brush

Xim 

.xim

特定の形式のファイルをオープンする

オープンしたいファイル形式をイメージツールで認識できない場合は、この後説明するように形式を指定する必要があります。次の手順に従ってください。

  1. 「ファイル」->「オープン (指定)」を選択します。

    次の図 13-3 に示すように「オープン (指定) (Open As)」ウィンドウは、現在のフォルダの位置とドキュメントファイルの形式を示します。

    図 13-3 オープン (指定) ウィンドウ

    Graphic

  2. ファイル形式から該当するものを選択します。

    次の表 13-1に、使われる可能性があるファイル拡張子とイメージツールがオープンできるファイルのリストを示しています。

  3. スクローリングリストからファイルを選択します。

  4. 「オープン (Open)」をクリックします。

    ファイルまたはドキュメントが表示ウィンドウでオープンします。ファイルがオープンするとパレットが自動的に表示されます。パレットを自動的に表示したくない場合は、「イメージツールプロパティの設定」を参照してください。

イメージに関する情報の取得

イメージツールは、現在オープンしているファイルの高さ、幅、カラー、サイズについての情報を提供します。

    「表示」->「イメージ情報」を選択します。

イメージ情報 (Image Information) ウィンドウは図 13-4 のように表示されます。

図 13-4 イメージ情報ウィンドウ