OpenWindows ユーザーズガイド

マウスポインタのジャンプ

「マウス」プロパティには、スクロールバーとポップアップウィンドウ用のポインタのジャンプ制御が含まれています。これらはそれぞれ、ウィンドウまたはポップアップメニューでのスクロールに関連してポインタがどのように移動するかを定義します。

スクロールバーポインタのジャンプのカスタマイズ

「ポインタのジャンプ (Pointer Jumping)」の「スクロールバー (Scrollbars)」チェックボックスを使うと、スクロール操作時にポインタをスクロールバーのエレベータとともに動かすかどうかを指定することができます。図 17-6 に示すようにボックスにチェック印を付けると、ポインタのジャンプが可能になります。

ボックスにチェック印を付けない場合は、ポインタのジャンプは不可能になり、ポインタはスクロールバーのエレベータが移動しても固定位置にとどまっています。ポインタをエレベータの上または下に移動し、セレクトボタンを数回クリックすると、エレベータがポインタに追いつくため、同じ方向にスクロールを続けるにはポインタをまた移動しなければなりません。

ポップアップポインタのジャンプのカスタマイズ

「ポインタのジャンプ (Pointer Jumping)」の「ポップアップウィンドウ (Pop-up Windows)」チェックボックスを使うと、ポップアップウィンドウが現れるときにポインタを自動的にその中にジャンプさせるかどうかを指定することができます。

この設定を選択したときは、ポップアップウィンドウが確認ウィンドウとして表示されるとき、ポインタがそのデフォルトボタン (つまり、選択を予想される項目) にジャンプします。たとえば、ワークスペースメニューから「終了」を選択すると、確認ウィンドウが表示されてウィンドウシステムを終了してよいかどうかをたずねます。その確認ウィンドウは 2 つのボタンを持っています。「終了」と「取り消し」です。確認ウィンドウが表示されると、ポインタは「取り消し」にジャンプします (ポインタはすばやくジャンプするので目で動きを追うことはできせん)。図 17-6 では、このオプションはオンになっています。

このボックスにチェック印を付けなかったときは、ポインタはポップアップウィンドウのデフォルトボタンにジャンプせず、ポップアップウィンドウが現れたときにいた位置にとどまります。その場合は、ポインタを適切なボタンの上に移動し、セレクトボタンをクリックしてください。

ポップアップポインタのジャンプを取り消すには、チェック印の上でセレクトボタンをクリックします。チェック印が消え、このオプションの設定が取り消されます。