ワークスペースのプロパティウィンドウの「ロケール (Locale)」カテゴリは、入力言語、表示言語、および特定の地域 (ロケール) の時刻、日付、数値表記をユーザが指定するための手段です。図 17-11 はワークスペースのプロパティウィンドウの「ロケール (Locale)」カテゴリを示しています。
ユーザのシステムに Solaris のローカリゼーションプログラム、つまり日本語 Solaris とか、ドイツ語 Solaris とか、フランス語 Solaris などがインストールされている場合は、基本の米国ロケール以外のロケールにもアクセスできます。システムに Solaris ローカリゼーションプログラムがインストールされていなければ、米国ロケールだけしか利用できません。以下にプロパティウィンドウの各選択項目を説明します。
「基本ロケール (Basic Locale) 」とは、ユーザインタフェースの国またはその母国語の名前です。「詳細設定 (Specific setting)」選択項目は基本ロケールの設定によって変わります。
以下の設定を使うと、特定のロケールまたは文化地域の特性を指定することができます。
「表示ロケール (Display Locale)」は、メッセージ、メニューラベル、ボタンラベル、ヘルプファイルなどを表示するための言語を指定する。
「入力ロケール (Input Locale)」は入力を行うための言語を指定する。
「時刻形式 (Time Format)」は、時刻と日付の形式を指定する。
「数値 (Numeric Format)」は、数字形式、つまりカンマや小数点の位置を指定する。
ロケールの指定ができるシステムについては、その変更は新たにアプリケーションを開始したときから適用されます。すでに実行中のアプリケーションには適用されません。