特定の 1 つまたは複数のアドレスについて、DHCP サービスによる管理を停止したい場合があります。DHCP からアドレスを削除する方法は、その変更が一時的なものか永続的なものかによって異なります。
アドレスを使用不可にするには、DHCP サービスで IP アドレスを使用不可にするで説明しているように「アドレスの属性 (Address Properties)」ダイアログボックスでそれらのアドレスを使用不可に指定できます。
DHCP クライアントによってアドレスが永続的に使用されないようにするには、DHCP サービスからの IP アドレスの削除で説明しているように、DHCP ネットワークテーブルからそれらのアドレスを削除します。
-f UNUSABLE オプションを付けて pntadm -M コマンドを使用すると、アドレスを使用不可に指定できます。
DHCP マネージャでは、次の手順に示すとおり、図 4–10 の「アドレスの属性 (Address Properties)」ダイアログボックスを使用して各アドレスを指定でき、図 4–11 の「複数アドレスの変更 (Modify Multiple Addresses)」ダイアログボックスを使用して複数のアドレスを指定できます。
「アドレス (Addresses)」タブを選択します。
その IP アドレスのネットワークを選択します。
使用不可に指定したい IP アドレスを 1 つまたは複数選択します。
複数のアドレスを使用不可に指定する場合は、Control キーを押しながらマウスをクリックして、複数のアドレスを選択します。Shift キーを押しながらマウスをクリックして、一定範囲のアドレスを選択することもできます。
「編集 (Edit)」メニューから「属性 (Properties)」を選択します。
「アドレスの変更 (Modify Addresses)」ダイアログボックスまたは「複数アドレスの変更 (Modify Multiple Addresses)」ダイアログボックスが開きます。
アドレスを 1 つ変更する場合は、「リース (Lease)」タブを選択します。
「アドレスを使用しない (Addressis Unusable)」を選択します。
複数のアドレスを編集する場合は、「すべてのアドレスを使用しない (Mark All Addresses Unusable)」を選択します。
「了解 (OK)」をクリックします。
スーパーユーザーまたは DHCP 管理プロファイルに割り当てられたユーザーになります。
次の書式でコマンドを入力します。
# pntadm -M ip-address -f UNUSABLE network-address |
たとえば、アドレス 24.64.3.3 を使用不可に指定するには、次のように入力します。
pntadm -M 24.64.3.3 -f UNUSABLE 24.64.3.0
IP アドレスを DHCP で管理したくない場合は、DHCP サービスデータベースからそのアドレスを削除する必要があります。pntadm -D コマンドまたは DHCP マネージャの「アドレスの削除 (Delete Address)」ダイアログボックス使用できます。
次に、「アドレスの削除 (Delete Address)」ダイアログボックスを示します。
「アドレス (Addresses)」タブを選択します。
その IP アドレスのネットワークを選択します。
削除する IP アドレスを選択します。
複数のアドレスを削除する場合は、Control キーを押しながらマウスをクリックして、複数のアドレスを選択します。Shift キーを押しながらマウスをクリックして、一定範囲のアドレスを選択することもできます。
「編集 (Edit)」メニューから「削除 (Delete)」を選択します。
「アドレスの削除 (Delete Address)」ダイアログボックスに、選択したアドレスがリストされるので、削除する内容を確認できます。
DHCP または dhcpconfig によって生成されたホスト名について、その名前をホストテーブルから削除したい場合、「ホストテーブルから削除 (Delete From Hosts Table)」を選択します。
ホスト名が DHCP マネージャまたは dhcpconfig によって生成された場合、その名前をホストテーブルから削除できます。
「了解 (OK)」をクリックします。