Solaris Live Upgrade 2.0

ブート環境にフラッシュアーカイブをインストールする (コマンド行インタフェース)

  1. スーパーユーザーとしてログインします。

  2. 次のように入力します。


    # luupgrade -f -n BE_name -s os_image_path -J "profile"
    

    オプションとして、-a- j、または -J のいずれかを指定する必要があります。

    -f

    オペレーティングシステムをフラッシュアーカイブからアップグレードすることを示します。 

    -n BE_name

    アップグレード対象のブート環境の名前を指定します。 

    -s os_image_path

    オペレーティングシステムイメージを含むディレクトリのパス名を指定します。これは、インストールメディア (CD-ROM など) 上のディレクトリでも、NFS または UFS ディレクトリでも構いません。 

    -J profile

    フラッシュインストール用に構成された JumpStart プロファイル内のエントリです。JumpStart ソフトウェアについての詳細は、pfinstall(1M) のマニュアルページ、および『Solaris 8 のインストール (上級編)』の「カスタム JumpStart インストールに関するトピック」を参照してください。-a-j、または - J のいずれかを指定する必要があります。

    -j profile_path

    フラッシュインストール用に構成された JumpStart プロファイルのパスです。JumpStart ソフトウェアについての詳細は、pfinstall(1M) のマニュアルページ、および『Solaris 8 のインストール (上級編)』の「カスタム JumpStart インストールに関するトピック」を参照してください。-a-j、または - J のいずれかを指定する必要があります。

    -a archive

    フラッシュアーカイブのパス (ローカルファイルシステムでそのアーカイブが利用できる場合)。-a-j、または - J のいずれかを指定する必要があります。


    例 4–4 ブート環境へフラッシュアーカイブをインストールする (コマンド行インタフェース)

    この例では、second_disk ブート環境にフラッシュアーカイブをインストールしています。-J オプションは、アーカイブを取り出すために使用されています。second_disk 上のファイルは、共有可能ファイルを除いてすべて上書きされます。


    # luupgrade -f -n second_disk \
    -s /net/installmachine/export/solarisX/OS_image \
    -J "archive_location http://example.com/myflash.flar"