このマニュアルについて

このマニュアルでは、Sun Java^TMSystemConnector for Microsoft Outlook の配備について説明します。このマニュアルは、Sun Java System Connector Deployment Toolkit を使用する前に、配備に関する選択およびオプションについて理解していただくことを目的としています。このツールキットは、特定のユーザー向けに Sun Java System Connector for Microsoft Outlook をインストールして設定するように設定された、システム管理者用ソフトウェアツールのセットです。

対象読者

このマニュアルは、それぞれの現場で Sun Java System Connector for Microsoft Outlook の管理と配備を担当するユーザーを対象としています。

必要な知識

このマニュアルでは、読者が Connector for Microsoft Outlook ソフトウェアの管理および配備担当者であり、次の一般的な知識を習得していると想定しています。

インターネットおよび WWW

Messaging Server プロトコルおよび Calendar Server プロトコル

次のプラットフォームでのシステム管理とネットワーキング

Microsoft Windows 2000

Microsoft Windows XP

Microsoft Outlook

一般的な配備アーキテクチャ

このマニュアルの構成

マニュアルの表記上の規則

このマニュアルでは、ファイルとディレクトリパスは、Windows 形式で表記されます (ディレクトリまたはフォルダ名を円マークで区分)。Sun Java System の他のマニュアルを参照する場合は、UNIX の表記規則でファイルおよびディレクトリパスが表されています (ディレクトリをスラッシュで区分)。

モノスペースフォントは、コンピュータの画面に表示されるテキストまたは入力するテキストに使用されます。また、ファイル名、識別名、関数、および例にも使用されます。

ボールドモノスペースフォントは、コード例の中で入力するテキストを表します。

イタリック体フォントは、インストールに特有の情報を使用して入力するテキストを表します (変数など)。これはサーバーのパスと名前に使用されます。

たとえばファイル参照は、次の形式で記述されます。

ISTOREx.LOG

この場合、x は曜日を示す数値になります。

イタリック体フォントは、コマンド行ユーティリティのシノプシス内の変数またはパラメータにも使用されます。たとえば、インストールパッケージは、次のコマンド行ユーティリティをサポートしています。

/USERNAME=xxx

この例では、関連するコマンドの引数がイタリック体フォントです。xxx は、サーバーの UserID を示します。

角カッコ [] は、オプションパラメータを囲むために使用されます。たとえば、setup コマンドが次のように記述されている場合があります。

installer [options] [arguments]

次のように installer コマンドを単独で実行して、Messaging Server のインストールを開始することができます。

setup

ただし、[options] と [arguments] は、setup コマンドに追加できるオプションのパラメータがあることを示しています。たとえば、次のように -k オプションを付けて setup コマンドを使用すると、インストールキャッシュを保持できます。

setup -k