第 1 章設定ファイルとディレクトリ構造

この章では、Instant Messaging の管理に使用する設定ファイルについて説明します。配備の設定を変更する前に、各ファイルの場所を把握しておいてください。

この節では、Instant Messaging Server のディレクトリ構造と、Instant Messaging の処理データと設定情報を格納するためのプロパティファイルについて説明します。

Instant Messaging Server のディレクトリ構造

表 1-1 は、Instant Messaging Server のプラットフォーム別のディレクトリ構造を示したものです。

表 1-1 Instant Messaging Server のディレクトリ
説明	Solaris での場所	Windows での場所
プログラムファイルこれらのファイルには、ネイティブの実行可能ファイルとライブラリファイル (bin ディレクトリまたは lib ディレクトリ内)、シェルスクリプト ( sbin ディレクトリ内)、Java クラス (classes ディレクトリ内)、テンプレートファイル (lib ディレクトリ内) が含まれている	instant-messaging-installation-directory/SUNWiim instant-messaging-installation-directory のデフォルト値は /opt	instant-messaging-installation-directory instant-messaging-installation-directory のデフォルト値は c:¥Program Files¥Sun¥InstantMessaging
サーバー設定ファイルこれらのファイルは、instant-messaging-configuration ディレクトリ内に格納される。このディレクトリには、iim.conf ファイルが格納される。また、そのサブディレクトリには、サーバー全体に対するすべてのアクセス制御ファイルが格納される	デフォルトで、instant-messaging-configuration ディレクトリは次の場所に設定される /etc/opt/SUNWiim/default/config 注 : インストーラは、/etc/opt/SUNWiim/default/config から instant-messaging-installation-directory/SUNWiim/configへのシンボリックリンクを作成する	instant-messaging-installation-directory ¥config
Instant Messaging Server データこれらのファイルには、実行時にサーバーによって生成されたファイルを格納するための設定可能なディレクトリが含まれる。エンドユーザーデータが instant- messaging-database ディレクトリ内に格納される。このディレクトリには、ユーザーやニュースチャネル用のディレクトリなどの情報が含まれる。また、サーバーおよびマルチプレクサのログファイルが log ディレクトリ内に格納される	instancevardir/default instancevardir のデフォルト値は /var/opt/SUNWiim	instant-messaging-installation-directory¥
Instant Messenger リソースこれらのファイルには、Instant Messenger が使用する HTML 文書や jar ファイルなどがある。最上位のディレクトリにはロケールに依存しないリソースが、ロケール固有のディレクトリにはローカライズされたリソースが、それぞれ格納される	instant-messaging-resource ディレクトリこのリソースディレクトリのデフォルト値は次のとおり /opt/SUNWiim/html	instant-messaging-resource ディレクトリ


注	Linux 上でのプライマリサーバーパッケージ名は、soim です。したがって、表 1-1 の「Solaris の場所」欄に記載されているすべてのパス内のパッケージ名を、soim で置き換える必要があります。たとえば、SUNWiim を soim で置き換えます。

Instant Messaging Server の設定ファイル

Instant Messaging は、すべての設定オプションを iim.conf ファイル内に格納します。このファイルに格納されるパラメータと値の詳細については、「Instant Messaging の設定パラメータ」を参照してください。

Instant Messaging のデータ

Instant Messaging Server は、Sun Java System Instant Messengerが使用する以下のデータを、ユーザーがインストール時に指定した実行時ファイル用ディレクトリ内に格納します。このディレクトリ名は、iim.conf 内の iim.instancevardir パラメータに設定されています。

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Sun Java System Instant Messaging 6 2004Q2 管理ガイド