Solaris のシステム管理 (第 1 巻)

キャッシュファイルシステムの設定

表 29-1 作業マップ : キャッシュファイルシステムの設定

作業 

説明 

手順の説明 

1. キャッシュの作成 

cfsadmin コマンドを使用してキャッシュを作成する。

「キャッシュを作成する方法」

2. ファイルシステムをキャッシュにマウントする 

mount コマンドを使用してファイルシステムをキャッシュにマウントする。

mount を使用してキャッシュにマウントするファイルシステムを指定する方法」

 

/etc/vfstab ファイルを編集してファイルシステムをキャッシュに書き込む。

/etc/vfstab ファイルを編集してファイルシステムをキャッシュにマウントする方法」

 

AutoFS を使用してファイルシステムをキャッシュに書き込む。 

「AutoFS を使用してファイルシステムをキャッシュにマウントする方法」

キャッシュを作成する方法

  1. スーパーユーザーになります。

  2. cfsadmin(1M) コマンドの -c オプションを使用してキャッシュを作成します。


    # cfsadmin -c cache-directory
    

    cache-directory

    キャッシュが作成されるディレクトリ名。詳細は、cfsadmin(1M) のマニュアルページを参照


    注 -

    キャッシュを作成し終わったら、キャッシュディレクトリ内では操作しないでください。何か実行すると、CacheFS ソフトウェア内で矛盾が生じます。


例 - キャッシュを作成する

次の例では、デフォルトのキャッシュパラメータ値を使用して、/local/mycache ディレクトリ内にキャッシュを作成します。


# mkdir /local
# cfsadmin -c /local/mycache