Sun Java Enterprise System 2005Q4 インストールガイド(UNIX 版)

単一セッションインストールの例

次の例は、単一セッションで、単一ホストにインストールする場合に適用されます。

評価の例

評価インストールでは、通常、インストールがどのように行われるかを確認するために、トライアル配備、クイックインストールが検討されます。この例は、グラフィカルインタフェースと「今すぐ設定」オプションを使用します。設定ページが表示されたら、可能な限りデフォルト設定を受け入れます。

この例では、単一インストールセッションで、単一ホストに Sun Cluster ソフトウェアを除くすべての Java ES コンポーネントをインストールします。Web Server は Web コンテナとして使用されるため、Application Server はインストールされません。

ProcedureJava ES 評価のシーケンスを作成するには、次の手順に従います。

大まかにいって次のタスクが必要です。

手順
  1. Java ES グラフィカルインストーラを起動します。

  2. インストールの前提要件をチェックします。

  3. コンポーネントの選択で、「全て選択」を選択し、次に Application Server と Sun Cluster コンポーネントの選択を解除します。

    インストーラは、ホスト上のソフトウェアを検証し、非互換性が識別された場合のガイダンスを示します。

  4. インストールディレクトリを確認します。

  5. 「今すぐ設定」オプションを選択します。

    インストール時に設定できないコンポーネントを示すメッセージが表示されます。

  6. デフォルト設定がある場合は、それを受け入れます。

    非デフォルトの設定情報を使用する場合は、『Sun Java Enterprise System 2005Q4 インストールリファレンス』の第 1 章「設定情報」の該当する設定の表を確認します。

  7. インストールサマリーとログを表示します。

  8. インストール後の設定を完了します。

    インストール後の設定の手順については、第 6 章「インストール後のコンポーネントの設定」を参照してください。

  9. コンポーネントを起動します。

    「インストール後設定後の確認」には、推奨 Java ES 起動シーケンスが記載されています。この表の起動手順に従います。


    注 –

    リモートコンポーネントを使用して、依存性の要件を満たす場合は、依存するコンポーネントをインストールする前に、リモートコンポーネントをインストールし、稼働しておく必要があります。


Access Manager と Portal Server の例

この例では、単一ホストの Access Manager で、Web コンテナとして Web Server を使用して、Portal Server をインストールします。Portal Server と Access Manager で同じ種類の Web コンテナを使用してください。

アイデンティティー管理およびポリシーコアサービス、Access Manager 管理コンソール、および連携の共有ドメインサービスを異なるホスト上で使用する場合は、これらの Access Manager サブコンポーネントの選択を解除します。


注 –

Access Manager を Portal Server、Messaging Server、Calendar Server、Delegated Administrator、または Instant Messaging とともにインストールする場合は、Access Manager 旧バージョン (6.x) インストールタイプを使用する必要があります。Access Manager レルム (7.x) インストールタイプは、これらのコンポーネントを 1 つもインストールしない場合にのみ使用できます。


ProcedureAccess Manager と Portal Server のインストールシーケンスを作成するには、次の手順に従います。

大まかにいって次のタスクが必要です。

手順
  1. Java ES インストーラを実行します。

  2. コンポーネントの選択で、Portal Server と Web Server を選択します。

    Access Manager、Directory Server、および Directory Preparation Tool は自動的に選択されます。管理サーバーは Directory Server のグラフィカルインタフェースを提供するので、管理サーバーも選択することをお勧めします。

    • Directory Server のリモートコピーを使用する場合は、Directory Server の選択を解除し、プロンプト表示でリモートコピーを指定します。


      注 –

      その他任意のコンポーネントをインストールする前に、リモートの Directory Server を実行する必要があります。Directory Server のインストール手順については、「Directory Server のみをインストールする例」を参照してください。


    • Access Manager のリモートコピーを使用する場合は、Access Manager の選択を解除し、インストール後の設定時にリモートコピーを指定します。

  3. 非互換性の問題を解決します。

    インストーラは、ホスト上のソフトウェアを検証し、非互換性が識別された場合のガイダンスを示します。

  4. 「今すぐ設定」または「あとで設定」オプションを選択します。

    • 「今すぐ設定」オプションでは、インストール時の設定が可能なコンポーネントを示す設定ページが表示されます。リモートに配置するコンポーネントでは、デフォルトを受け入れずに、リモートの情報を使用してください。

    • 「あとで設定」オプションでは、設定ページは表示されません。

  5. インストールを実行します。

  6. インストールサマリーとログを表示します。

  7. インストール後の設定を完了します。

  8. コンポーネントを起動します。

  9. デフォルトの Access Manager ログインページにアクセスします。

    http://webserver-host:port /amconsole

    次の表には、Access Manager の追加情報が含まれています。

    実行するタスク 

    関連情報 

    インストーラの設定情報 

    『Sun Java Enterprise System 2005Q4 インストールリファレンス』「Access Manager 設定情報」

    インストール後の設定 

    「Access Manager のインストール後の設定」

    起動と停止 

    「Access Manager の起動と停止」

    アンインストール 

    「Access Manager のアンインストール動作」

    トラブルシューティング 

    「Access Manager のトラブルシューティングのヒント」

    アップグレード 

    『Sun Java Enterprise System 2005Q4 アップグレードガイド』

    次の表には、Portal Server の追加情報が含まれています。

    実行するタスク 

    関連情報 

    インストーラの設定情報 

    『Sun Java Enterprise System 2005Q4 インストールリファレンス』「Portal Server の設定情報」

    インストール後の設定 

    「Portal Server および Portal Server Secure Remote Access のインストール後の設定」

    起動と停止 

    「Web コンテナの起動と Portal Server デスクトップへのアクセス」

    アンインストール 

    「Portal Server のアンインストール動作」

    トラブルシューティング 

    「Portal Server のトラブルシューティングのヒント」

    アップグレード 

    『Sun Java Enterprise System 2005Q4 アップグレードガイド』

Application Server のみをインストールする例

この例では、Application Server を単独でインストールします。

要件

Application Server は、Message Queue のローカルコピーが必要です。負荷分散を使用する場合は、Web Server のローカルコピーが必要です。


注 –

このコンポーネントを Sun Cluster ソフトウェアで使用する場合、コンポーネントをインストールする前に一連のタスクを正確に実行する必要があります。Sun Cluster のガイドラインについては、「Sun Cluster ソフトウェアの例」を参照してください。


ProcedureApplication Server のインストールシーケンスを作成するには、次の手順に従います。

大まかにいって次のタスクが必要です。

手順
  1. Java ES インストーラを実行します。

  2. コンポーネントの選択で、Application Server を選択します。

    Message Queue は自動的に選択されます。ロードバランスプラグインおよび Application Server ノードエージェントは選択されません。

    (オプション) 負荷分散を実装する場合は、Application Server を展開し、ロードバランスプラグインのサブコンポーネントを選択します。Web Server は必要に応じて選択します。Apache Web Server を使用する場合、すでに Apache Web Server がインストールされている必要があります。Web Server もインストールされます。Application Server のインストールページで、Web Server と Apache のいずれかを選択します。Web Server のパスを入力します。

  3. 非互換性の問題を解決します。

    インストーラは、ホスト上のソフトウェアを検証し、非互換性が識別された場合のガイダンスを示します。

  4. インストールディレクトリを確認します。

  5. 「今すぐ設定」または「あとで設定」オプションを選択します。

    1. 「今すぐ設定」オプションでは、インストール時の設定が可能なローカルコンポーネントを示す設定ページが表示されます。

      『Sun Java Enterprise System 2005Q4 インストールリファレンス』「Application Server の設定情報」に示す表から、Application Server の設定情報を収集します。

    2. 「あとで設定」オプションでは、設定ページは表示されません。

  6. インストールを実行します。

  7. インストールサマリーとログを表示します。

  8. インストール後の設定を完了します。

  9. Application Server を起動します (Message Queue が自動的に起動する)。

    次の表には、Application Server の追加情報が含まれています。

    実行するタスク 

    関連情報 

    インストーラの設定情報 

    『Sun Java Enterprise System 2005Q4 インストールリファレンス』「Application Server の設定情報」

    インストール後の設定 

    「「あとで設定」設定オプションでのインストール後に Application Server を設定するには」

    起動と停止 

    「Application Server の起動と停止」

    アンインストール 

    「Application Server のアンインストール動作」

    トラブルシューティング 

    「Application Server のトラブルシューティングのヒント」

    アップグレード 

    『Sun Java Enterprise System 2005Q4 アップグレードガイド』

Directory Server のみをインストールする例

この例では、Directory Server を単独でインストールします。

要件およびシーケンスの問題

Directory Server は、他の Java ES コンポーネントとの依存関係はありません。ただし、管理サーバーは Directory Server のグラフィカルインタフェースを提供するので、管理サーバーも選択することをお勧めします。


注 –

Directory Server の暗号化のためにレプリケーションを使用する場合は、コンポーネントの選択で管理サーバーを選択してください。


ProcedureDirectory Server のインストールシーケンスを作成するには、次の手順に従います。

大まかにいって次のタスクが必要です。

手順
  1. Java ES インストーラを実行します。

  2. コンポーネントの選択で、Directory Server とオプションで管理サーバーを選択します。

    Directory Preparation Tool は自動的に選択されます。

  3. 非互換性の問題を解決します。

    インストーラは、ホスト上のソフトウェアを検証し、非互換性が識別された場合のガイダンスを示します。

  4. インストールディレクトリを確認します。

  5. 「今すぐ設定」または「あとで設定」オプションを選択します。

    1. 「今すぐ設定」オプションでは、インストール時の設定が可能なローカルコンポーネントを示す設定ページが表示されます。

      『Sun Java Enterprise System 2005Q4 インストールリファレンス』の第 1 章「設定情報」に示す表から、設定情報を収集します。

    2. 「あとで設定」オプションでは、設定ページは表示されません。

  6. インストールを実行します。

  7. インストールサマリーとログを表示します。

  8. インストール後の設定を完了します。

  9. 次の順序で、コンポーネントを起動します。

    1. 「Directory Server の起動と停止」

    2. (オプション) 「管理サーバーとサーバーコンソールの起動と停止」

      次の表には、Directory Server の追加情報が含まれています。

      実行するタスク 

      関連情報 

      インストーラの設定情報 

      『Sun Java Enterprise System 2005Q4 インストールリファレンス』「Directory Server 設定情報」

      インストール後の設定 

      「Directory Server のインストール後の設定」

      起動と停止 

      「Directory Server の起動と停止」

      アンインストール 

      「Directory Server のアンインストール動作」

      トラブルシューティング 

      「Directory Server のトラブルシューティングのヒント」

      アップグレード 

      『Sun Java Enterprise System 2005Q4 アップグレードガイド』

Directory Proxy Server の例

この例では、単一ホストで、Directory Server とともに Directory Proxy Server をインストールします。

要件

Directory Proxy Server は Directory Server が必要ですが、必ずしもローカルコピーである必要はありません。また、Directory Proxy Server は、管理サーバーのローカルコピーが必要です。

ProcedureDirectory Proxy Server のインストールシーケンスを作成するには、次の手順に従います。

大まかにいって次のタスクが必要です。

手順
  1. Java ES インストーラを実行します。

  2. コンポーネントの選択で、Directory Proxy Server を選択します。

    Directory Server、Directory Preparation Tool、および管理サーバーは自動的に選択されます。

    (オプション) Directory Server のリモートコピーを使用する場合は、Directory Server の選択を解除し、プロンプト表示でリモートコピーを指定します。


    注 –

    その他任意のコンポーネントをインストールする前に、リモートの Directory Server を実行する必要があります。Directory Server のインストール手順については、「Directory Server のみをインストールする例」を参照してください。


  3. 非互換性の問題を解決します。

    インストーラは、ホスト上のソフトウェアを検証し、非互換性が識別された場合のガイダンスを示します。

  4. インストールディレクトリを確認します。

  5. 「今すぐ設定」または「あとで設定」オプションを選択します。

    1. 「今すぐ設定」オプションでは、インストール時の設定が可能なローカルコンポーネントを示す設定ページが表示されます。

      リモートに配置するコンポーネントでは、デフォルトを受け入れずに、リモートの情報を使用してください。

      『Sun Java Enterprise System 2005Q4 インストールリファレンス』の第 1 章「設定情報」に示す表から、設定情報を収集します。

    2. 「あとで設定」オプションでは、設定ページは表示されません。

  6. インストールを実行します。

  7. インストールサマリーとログを表示します。

  8. インストール後の設定を完了します。

  9. 次の順序で、コンポーネントを起動します。

    1. 「Directory Server の起動と停止」

    2. 「管理サーバーとサーバーコンソールの起動と停止」

    3. 「Directory Proxy Server の起動と停止」

      次の表には、Directory Proxy Server の追加情報が含まれています。

      実行するタスク 

      関連情報 

      インストーラの設定情報 

      『Sun Java Enterprise System 2005Q4 インストールリファレンス』「Directory Proxy Server 設定情報」

      インストール後の設定 

      「Directory Proxy Server のインストール後の設定」

      起動と停止 

      「Directory Proxy Server の起動と停止」

      アンインストール 

      「Directory Proxy Server のアンインストール動作」

      トラブルシューティング 

      「Directory Proxy Server のトラブルシューティングのヒント」

      アップグレード 

      『Sun Java Enterprise System 2005Q4 アップグレードガイド』

Instant Messaging のみをインストールする例

この例では、Instant Messaging を単独でインストールします。その他のコンポーネントをインストールして設定してから、別のインストールセッションで Instant Messaging をインストールすることは、まれなことではありません。


注 –

シングルサインオンまたは Access Manager 管理ポリシーを使用する場合は、Access Manager が必要です。ガイダンスについては、「Instant Messaging と Access Manager の例」を参照してください。


シーケンスの問題

ProcedureInstant Messaging のインストールシーケンスを作成するには、次の手順に従います。

大まかにいって次のタスクが必要です。

手順
  1. Java ES インストーラを実行します。

  2. コンポーネントの選択で、Instant Messaging を選択します。

  3. 非互換性の問題を解決します。

    インストーラは、ホスト上のソフトウェアを検証し、非互換性が識別された場合のガイダンスを示します。

  4. インストールディレクトリを確認します。

  5. 「あとで設定」オプションを選択します。

    Instant Messaging は、インストール時に設定できません。

  6. インストールを実行します。

  7. インストールサマリーとログを表示します。

  8. インストール後の設定を完了します。

    「「あとで設定」設定オプションでのインストール後の Instant Messaging の設定」

  9. Instant Messaging を起動します (Instant Messaging が依存する可能性のあるその他のコンポーネントを起動後)。

    「Instant Messaging サーバーとマルチプレクサの起動と停止」

    次の表には、Instant Messaging の追加情報が含まれています。

    実行するタスク 

    関連情報 

    インストール後の設定 

    「「あとで設定」設定オプションでのインストール後の Instant Messaging の設定」

    起動と停止 

    「Instant Messaging サーバーとマルチプレクサの起動と停止」

    アンインストール 

    「Instant Messaging のアンインストール動作」

    トラブルシューティング 

    「Instant Messaging のトラブルシューティングのヒント」

    アップグレード 

    『Sun Java Enterprise System 2005Q4 アップグレードガイド』

    配備シナリオ 

    Sun Java System Communications Deployment Planning Guide

Message Queue のみをインストールする例

この例では、Message Queue を単独でインストールします。

要件

Message Queue は、他の Java ES コンポーネントとの依存関係はありません。


注 –

このコンポーネントを Sun Cluster ソフトウェアで使用する場合、コンポーネントをインストールする前に一連のタスクを正確に実行する必要があります。「Sun Cluster ソフトウェアの例」を参照して、Sun Cluster のガイドラインを確認します。


ProcedureMessage Queue のインストールシーケンスを作成するには、次の手順に従います。

大まかにいって次のタスクが必要です。

手順
  1. Java ES インストーラを実行します。

  2. コンポーネントの選択で、Message Queue を選択します。

  3. 非互換性の問題を解決します。

    インストーラは、ホスト上のソフトウェアを検証し、非互換性が識別された場合のガイダンスを示します。

    • Solaris OS の場合:

      以前の Message Queue の Platform Edition のコピーがホストで検出された場合、インストーラは Message Queue の Enterprise Edition に、自動的にインストールをアップグレードします。

      以前の Message Queue の Enterprise Edition のコピーがホストで検出された場合、インストーラを終了し、『Sun Java Enterprise System 2005Q4 アップグレードガイド』で説明する Message Queue の Enterprise Edition へのアップグレード手順に従う必要があります。

    • Linux の場合:

      以前の Message Queue のコピー (Platform または Enterprise Edition) がホストで検出された場合、インストーラを終了し、『Sun Java Enterprise System 2005Q4 アップグレードガイド』で説明する Message Queue の Enterprise Edition へのアップグレードおよび移行手順に従う必要があります。

  4. 「あとで設定」オプションを選択します。

    Message Queue は、インストール時に設定できません。

  5. インストールを実行します。

  6. インストールサマリーとログを表示します。

  7. Message Queue を起動します。

    「Message Queue の起動」

    次の表には、Message Queue の追加情報が含まれています。

    実行するタスク 

    関連情報 

    インストール後の設定 

    「Message Queue のインストール後の設定」

    起動と停止 

    「Message Queue の起動」

    アンインストール 

    「Message Queue のアンインストール動作」

    トラブルシューティング 

    「Message Queue のトラブルシューティングのヒント」

    アップグレード 

    『Sun Java Enterprise System 2005Q4 アップグレードガイド』

Portal Server Secure Remote Access の例

この例では、単一ホストの Access Manager で、Web コンテナとして Web Server を使用して、Portal Server Secure Remote Access をインストールします。

要件

Portal Server Secure Remote Access は、Access Manager または Access Manager SDK のローカルコピーが必要です。Portal Server Secure Remote Access コアには、ゲートウェイの場合を除き Portal Server のローカルコピーが必要です。ゲートウェイの場合、Portal Server Secure Remote Access は Portal Server のローカルコピーは必要とせず、別のホストにインストールできます。Portal Server Secure Remote Access は、Portal Server と同じ場所にインストールする必要があります。Directory Server は Portal Server で必要になりますが、必ずしもローカルコピーである必要はありません。Access Manager には、ローカルの Web コンテナが必要です。


注 –

Access Manager を Portal Server、Messaging Server、Calendar Server、Delegated Administrator、または Instant Messaging とともにインストールする場合は、Access Manager 旧バージョン (6.x) インストールタイプを使用する必要があります。Access Manager レルム (7.x) インストールタイプは、これらのコンポーネントを 1 つもインストールしない場合にのみ使用できます。


ProcedurePortal Server Secure Remote Access のインストールシーケンスを作成するには、次の手順に従います。

大まかにいって次のタスクが必要です。

手順
  1. Java ES インストーラを実行します。

  2. コンポーネントの選択で、Portal Server Secure Remote Access と Web Server を選択します。

    Portal Server、Access Manager、Directory Server、および Directory Preparation Tool は自動的に選択されます。

    • Directory Server のリモートコピーを使用する場合は、Directory Server の選択を解除し、プロンプト表示でリモートコピーを指定します。


      注 –

      その他任意のコンポーネントをインストールする前に、リモートの Directory Server を実行する必要があります。Directory Server のインストール手順については、「Directory Server のみをインストールする例」を参照してください。


    • Access Manager のリモートコピーを使用する場合は、Access Manager の選択を解除し、インストール後の設定時にリモートコピーを指定します。


      注 –

      その他任意のコンポーネントをインストールする前に、リモートの Access Manager を実行する必要があります。Access Manager のインストール手順については、「アイデンティティー管理の例」を参照してください。


  3. 非互換性の問題を解決します。

    インストーラは、ホスト上のソフトウェアを検証し、非互換性が識別された場合のガイダンスを示します。

  4. 「今すぐ設定」または「あとで設定」オプションを選択します。

    1. 「今すぐ設定」オプションでは、インストール時の設定が可能なコンポーネントを示す設定ページが表示されます。リモートに配置するコンポーネントでは、デフォルトを受け入れずに、リモートの情報を使用してください。

      『Sun Java Enterprise System 2005Q4 インストールリファレンス』の第 1 章「設定情報」に示す表から、設定情報を収集する必要があります。

    2. 「あとで設定」オプションでは、設定ページは表示されません。

  5. インストールを実行します。

  6. インストールサマリーとログを表示します。

  7. インストール後の設定を完了します。

    「今すぐ設定」の場合は、次を参照してください。

    「あとで設定」の場合は、次を参照してください。

  8. コンポーネントを起動します。

  9. デフォルトの Access Manager ログインページにアクセスします。


    http://webserver-host:port/amserver
  10. ポータルにアクセスします。


    http://webserver-host:port/portal/dt
  11. Portal Gateway にアクセスします。


    http://gateway-server:port/

    次の表には、Portal Server Secure Remote Access の追加情報が含まれています。

    実行するタスク 

    関連情報 

    インストーラの設定情報 

    『Sun Java Enterprise System 2005Q4 インストールリファレンス』「Portal Server Secure Remote Access の設定情報」

    起動と停止 

    「Portal Server Secure Remote Access の起動と停止」

    アンインストール 

    「Portal Server Secure Remote Access のアンインストール動作」

    トラブルシューティング 

    「Portal Server Secure Remote Access のトラブルシューティングのヒント」

    アップグレード 

    『Sun Java Enterprise System 2005Q4 アップグレードガイド』

Service Registry のみをインストールする例

この例では、Service Registry を単独でインストールします。

要件

Service Registry は、Application Server のローカルコピーと少なくともその 2 つのサブコンポーネント、ドメイン管理サーバーとコマンド行管理ツールが必要です。Message Queue も必要です。

ProcedureService Registry のインストールシーケンスを作成するには、次の手順に従います。

大まかにいって次のタスクが必要です。

手順
  1. Java ES インストーラを実行します。

  2. コンポーネントの選択で、Service Registry を選択します。

    Application Server とその必須サブコンポーネント、および Message Queue は自動的に選択されます。

  3. 非互換性の問題を解決します。

    インストーラは、ホスト上のソフトウェアを検証し、非互換性が識別された場合のガイダンスを示します。

  4. インストールディレクトリを確認します。

  5. 「今すぐ設定」または「あとで設定」オプションを選択します。

    1. 「今すぐ設定」オプションでは、インストーラによって Application Server 設定ページが表示されます。

      『Sun Java Enterprise System 2005Q4 インストールリファレンス』の第 1 章「設定情報」に示す表から、設定情報を収集します。

    2. 「あとで設定」オプションでは、設定ページは表示されません。

      Service Registry は、インストール時に設定できません。

  6. インストールを実行します。

  7. インストールサマリーとログを表示します。

  8. 次の順序で、インストール後の設定を完了します。

    1. 「Application Server のインストール後の設定」

    2. 「Service Registry のインストール後の設定」

  9. Application Server と Service Registry を起動します。

    次の表には、Service Registry のインストールの追加情報が含まれています。

    実行するタスク 

    関連情報 

    インストール後の設定 

    「Service Registry のインストール後の設定」

    アンインストール 

    「Service Registry のアンインストール動作」

    トラブルシューティング 

    「Service Registry のトラブルシューティングのヒント」

Web Server のみをインストールする例

この例では、Web Server を単独でインストールします。

要件

Web Server は、他のコンポーネントとの依存関係はありません。


注 –

このコンポーネントを Sun Cluster ソフトウェアで使用する場合、コンポーネントをインストールする前に一連のタスクを正確に実行する必要があります。「Sun Cluster ソフトウェアの例」を参照して、Sun Cluster のガイドラインを確認します。


ProcedureWeb Server のインストールシーケンスを作成するには、次の手順に従います。

大まかにいって次のタスクが必要です。

手順
  1. Java ES インストーラを実行します。

  2. コンポーネントの選択で、Web Server を選択します。

  3. 非互換性の問題を解決します。

    インストーラは、ホスト上のソフトウェアを検証し、非互換性が識別された場合のガイダンスを示します。

  4. インストールディレクトリを確認します。

  5. 「今すぐ設定」または「あとで設定」オプションを選択します。

    1. 「今すぐ設定」オプションでは、インストーラによって Web Server 設定ページが表示されます。

      『Sun Java Enterprise System 2005Q4 インストールリファレンス』の第 1 章「設定情報」に示す表から、設定情報を収集します。

    2. 「あとで設定」オプションでは、設定ページは表示されません。

  6. インストールを実行します。

  7. インストールサマリーとログを表示します。

  8. インストール後の設定を完了します。

    「Web Server のインストール後の設定」

  9. Web Server を起動します。

    「Web Server の起動と停止」

    次の表には、Web Server.のインストールの追加情報が含まれています。

    実行するタスク 

    関連情報 

    インストール後の設定 

    「Web Server のインストール後の設定」

    起動と停止 

    「Web Server の起動と停止」

    アンインストール 

    「Web Server のアンインストール動作」

    トラブルシューティング 

    「Web Server のトラブルシューティングのヒント」

    アップグレード 

    『Sun Java Enterprise System 2005Q4 アップグレードガイド』