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Solaris のシステム管理 (上級編) Oracle Solaris 10 8/11 Information Library (日本語) |
3. サービスアクセス機能によるシリアルポートの管理 (手順)
18. ソフトウェアで発生するさまざまな問題の解決 (手順)
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次の表に、一般的なシステム情報を表示するためのコマンドを示します。
表 5-1 システム情報を表示するためのコマンド
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# isainfo options
isainfo コマンドをオプションなしで実行すると、現在の OS バージョンでサポートされるアプリケーションのネイティブ命令セットの名前が表示されます。
ほかのオプションに関する詳細情報を表示します。
ネイティブ命令セットのアドレス空間のビット数を表示します。
OS の現在のバージョンでサポートされる、移植性のあるアプリケーションで使用されるネイティブ命令セットを表示します。
デバイスドライバや STREAMS モジュールなどの OS カーネルコンポーネントで使用される命令セットの名前を表示します。
例 5-1 SPARC: システムで 32 ビットまたは 64 ビット機能が有効になっているか調べる
旧リリースの Oracle Solaris OS を 32 ビットカーネルで実行する UltraSPARC システムの isainfo コマンド出力は、次のように表示されます。
$ isainfo -v 32-bit sparc applications
この出力は、システムが 32 ビットアプリケーションだけをサポートすることを示します。
最新リリースの Oracle Solaris OS で SPARC ベースのシステム用に出荷されるのは、64 ビットカーネルだけです。64 ビットカーネルを実行する UltraSPARC システムの isainfo コマンド出力は、次のように表示されます。
$ isainfo -v 64-bit sparcv9 applications 32-bit sparc applications
この出力は、システムが 32 ビットと 64 ビットのアプリケーションを両方サポートすることを示しています。
動作しているシステムのネイティブアプリケーションによってサポートされるビット数を表示するには、isainfo -b コマンドを使用します。
32 ビット Oracle Solaris OS を実行する SPARC ベース、x86 ベース、UltraSPARC システムの出力は、次のように表示されます。
$ isainfo -b 32
64 ビット Oracle Solaris OS を実行する 64 ビット UltraSPARC システムの isainfo コマンド出力は、次のように表示されます。
$ isainfo -b 64
コマンドは 64 だけを返します。64 ビット UltraSPARC システムでは 32 ビットと 64 ビットのアプリケーションが両方動作しますが、64 ビットシステムで実行するには 64 ビットアプリケーションが最適です。
例 5-2 x86: システムで 32 ビットまたは 64 ビット機能が有効になっているか調べる
64 ビットカーネルを実行する x86 システムの isainfo コマンド出力は、次のように表示されます。
$ isainfo amd64 i386
この出力は、システムが 64 ビットアプリケーションをサポートすることを示します。
x86 システムが 32 ビットカーネルを実行できるかどうか調べるには、isainfo -v コマンドを使用します。
$ isainfo -v 64-bit amd64 applications fpu tsc cx8 cmov mmx ammx a3dnow a3dnowx fxsr sse sse2 32-bit i386 applications fpu tsc cx8 cmov mmx ammx a3dnow a3dnowx fxsr sse sse2
この出力は、システムが 32 ビットと 64 ビットのアプリケーションを両方サポートすることを示しています。
動作しているシステムのネイティブアプリケーションによってサポートされるビット数を表示するには、isainfo -b コマンドを使用します。
32 ビット Oracle Solaris OS を実行する x86 システムの出力は、次のように表示されます。
$ isainfo -b 32
64 ビット Oracle Solaris OS を実行する x86 システムの isainfo コマンド出力は、次のように表示されます。
$ isainfo -b 64
また、x86 システムが 32 ビットモードと 64 ビットモードのどちらで動作しているかを判別するには、isalist コマンドも使用できます。
$ isalist amd64 pentium_pro+mmx pentium_pro pentium+mmx pentium i486 i386 i86
上の例の amd64 は、システムで 64 ビットの 機能が有効になっていることを示します。
$ cat /etc/release Oracle Solaris 10 s10_51 SPARC Copyright (c) 1983, 2011, Oracle and/or its affiliates. All Rights Reserved. Use is subject to license terms. Assembled 28 February 20011
$ showrev options
利用できるすべてのシステムリビジョン情報を表示します。
コマンドに関するリビジョン情報を表示します。
パッチに関するリビジョン情報のみを表示します。
root_path として使用するディレクトリのフルパス名を定義します。
この操作を実行するホスト名を指定します。
OpenWindows のリビジョン情報のみを表示します。
システム情報の表示には、uname コマンドも使用できます。次の例は、uname コマンドの出力を示します。-a オプションを使用すると、オペレーティングシステム名とともに、システムノード名、オペレーティングシステムのリリース、オペレーティングシステムのバージョン、ハードウェア名、およびプロセッサタイプが表示されます。
$ uname SunOS $ uname -a SunOS starbug 5.10 Generic sun4u sparc SUNW,Ultra-5_10 $
例 5-3 一般的なシステム情報を表示する
次の例は、showrev コマンドの出力を示します。-a オプションは、提供可能なあらゆるシステム情報を表示します。
$ showrev -a Hostname: stonetouch Hostid: 8099dfb9 Release: 5.10 Kernel architecture: sun4u Application architecture: sparc Hardware provider: Domain: Kernel version: SunOS 5.10 s10_46 OpenWindows version: Solaris X11 Version 6.6.2 19 November 2010 No patches are installed
例 5-4 システムのホスト ID を表示する
次の例は、hostid コマンドの出力を示します。
$ hostid 80a5d34c
Solaris 10 1/06: prtconf コマンドの -b オプションを使用すると、システムの製品名を表示できます。この機能の詳細については、prtconf(1M) のマニュアルページを参照してください。
% prtconf -b
例 5-5 システムの製品名を表示する
次に、prtconf -b コマンドの出力例を示します。
$ prtconf -b name: SUNW,Ultra-5_10 model: SUNW,375-0066 banner-name: Sun Ultra 5/10 UPA/PCI (UltraSPARC-IIi 333MHz)
次に、prtconf -vb コマンドの出力例を示します。
$ prtconf -vb name: SUNW,Ultra-5_10 model: SUNW,375-0066 banner-name: Sun Ultra 5/10 UPA/PCI (UltraSPARC-IIi 333MHz) idprom: 01800800.20a6c363.00000000.a6c363a9.00000000.00000000.405555aa.aa555500 openprom model: SUNW,3.15 openprom version: 'OBP 3.15.2 1998/11/10 10:35'
例 5-6 システムにインストールされているメモリーを表示する
次の例は、prtconf コマンドの出力を示します。grep Memory コマンドは prtconf コマンドの出力内容を選別して、メモリー情報だけを表示します。
$ prtconf | grep Memory Memory size: 128 Megabytes
例 5-7 日付と時刻を表示する
$ date Wed Jan 21 17:32:59 MST 2004 $
$ psrinfo -p 1
psrinfo -pv コマンドを使用すると、システム上の各物理プロセッサのほか、各物理プロセッサに関連した仮想プロセッサの情報も表示されます。
$ psrinfo -pv The UltraSPARC-IV physical processor has 2 virtual processors (8, 520) The UltraSPARC-IV physical processor has 2 virtual processors (9, 521) The UltraSPARC-IV physical processor has 2 virtual processors (10, 522) The UltraSPARC-IV physical processor has 2 virtual processors (11, 523) The UltraSPARC-III+ physical processor has 1 virtual processor (16) The UltraSPARC-III+ physical processor has 1 virtual processor (17) The UltraSPARC-III+ physical processor has 1 virtual processor (18) The UltraSPARC-III+ physical processor has 1 virtual processor (19)
psrinfo -pv コマンドを x86 ベースのシステムで使用すると、以下の出力が表示されます。
$ psrinfo -pv The i386 physical processor has 2 virtual processors (0, 2) The i386 physical processor has 2 virtual processors (1, 3)
$ psrinfo -v
x86 ベースのシステムでは、isalist コマンドを使用し、仮想プロセッサタイプを表示します。
$ isalist
例 5-8 SPARC: システムのプロセッサタイプを表示する
この例では、SPARC システムのプロセッサタイプに関する情報を表示する方法を示します。
$ psrinfo -v Status of virtual processor 0 as of: 04/16/2004 10:32:13 on-line since 03/22/2004 19:18:27. The sparcv9 processor operates at 650 MHz, and has a sparcv9 floating point processor.
例 5-9 x86: システムのプロセッサタイプを表示する
この例では、x86 システムのプロセッサタイプに関する情報を表示する方法を示します。
$ isalist pentium_pro+mmx pentium_pro pentium+mmx pentium i486 i386 i86
役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。
# localeadm -l Checking for installed pkgs. This could take a while. Checking for Australasia region (aua) (1of2 pkgs) |......| . . . The following regions are installed on concordance on Wed Dec 17 15:13:00 MST 2003 POSIX (C) Central Europe (ceu) [ Austria, Czech Republic, Germany, Hungary, Poland, Slovakia, Switzerland (German), Switzerland (French) ] Done.
役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。
# localeadm -q ceu locale/region name is ceu Checking for Central Europe region (ceu) . . . The Central Europe region (ceu) is installed on this system