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Oracle® Real User Experience Insightインストレーション・ガイド
12cリリース6 (12.1.0.7) for Linux x86-64
E61774-01
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D Enterprise Managerリポジトリへの接続の設定

この付録では、Oracle Enterprise Managerリポジトリへの接続の設定方法を説明します。アプリケーション、スイート、およびビジネス・アプリケーションを構成するサービスに定義されたKPIをインシデント・マネージャでイベントとしてレポートする場合に必要です。インシデント・マネージャの使用は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド』で説明されています。ビジネス・アプリケーション機能の使用については、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control Oracle Fusion Middlewareマネージメント・ガイド』で説明されています。

http://docs.oracle.com/cd/E24628_01/install.121/e24215/toc.htm

D.1 概要

Oracle Enterprise Managerはビジネス・アプリケーションの監視をサポートしています。これらは、論理サービスまたはアプリケーションを表し、RUEIを介して使用できる専用のパフォーマンス監視、診断およびレポート機能とOracle Enterprise Managerを介して使用できる機能を統合します。アプリケーション、スイート、およびビジネス・アプリケーションを構成するサービスに定義されたKPIによって生成されたアラートは、インシデント・マネージャでイベントとしてレポートされます。Enterprise Managerを使用してKPIを監視するメリットの詳細は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control Oracle Fusion Middlewareマネージメント・ガイド』を参照してください。

ここで説明する手順を完了した後、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control Oracle Fusion Middlewareマネージメント・ガイド』の「ビジネス・アプリケーションの監視」で説明されている手順を使用して、RUEIシステムをEnterprise Managerに登録します。

この付録に記載されている設定を変更する場合、RUEIシステム・リセット・ウィザードを使用してシステムを再起動する必要があります。

  1. 「システム」「メンテナンス」「システム・リセット」の順に選択します。

  2. 「最新構成の再適用」オプションを選択し、「次」をクリックして、行った変更を適用します。

D.2 Enterprise Managerとの通信のためのRUEIユーザーの作成

RUEIがEnterprise Managerと通信するためには、「Enterprise Managerアクセス」権限を持つRUEIユーザーを作成する必要があります。RUEIユーザー・インタフェースを使用したこのシステム・ユーザーの作成については、『Oracle Real User Experience Insightユーザーズ・ガイド』の第14章「ユーザーと権限の管理」で説明されています。

  1. 管理者ユーザーとしてRUEIにログインします。

  2. 「システム」「ユーザー管理」を選択し、タスクバーの「新規ユーザーの追加」コマンド・ボタンをクリックします。

  3. 「Enterprise Managerアクセス」権限を持つシステム・ユーザーを作成したことを確認して、ウィザードを完了します。


    注意:

    RUEIをEnterprise Managerに登録するときは、このユーザーの資格証明を入力するように要求されません。

D.3 sysmanでないEnterprise Managerリポジトリ・ユーザーの作成

RUEIをEnterprise Managerに登録するプロセス中に、Enterprise Managerリポジトリ・ユーザーの資格証明を提供する必要があります。sysmanユーザー資格証明を使用しない場合、次のようにしてsysmanでないユーザーを作成できます。

  1. rueiユーザーとしてRUEIサーバーにログインします。

  2. 2.3項「RUEIソフトウェアの解凍」に、RUEIソフトウェアの解凍方法が説明されています。解凍された/root/RUEI/121/sql_scriptsディレクトリをRUEIサーバーからEnterprise Managerリポジトリ・サーバーにコピーします。

  3. Enterprise Managerリポジトリ・サーバー上のsql_scriptsディレクトリ内でsysmanユーザーとしてSQL*Plusを実行し、次のスクリプトを使用してユーザーを作成します。

    SQL> @create_em_user_for_event.sql
    

    注意:

    ここで説明する手順を完了した後、手順3で入力したユーザー名とパスワードを使用して、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control Oracle Fusion Middlewareマネージメント・ガイド』の「ビジネス・アプリケーションの監視」の説明に従ってRUEIを設定します。

D.4 Oracle Enterprise Managerへの接続の設定

必要な手順は、mkstoreユーティリティを使用するようにRUEIを設定してから、RUEIを再起動することです。

mkstoreユーティリティを使用するようにRUEIを構成する手順は、次のとおりです。

  1. mkstoreユーティリティの場所を判別します。このユーティリティは、Oracle DatabaseおよびOracle Clientランタイムに付属しています。どちらの場合も、$ORACLE_HOME/bin内にあります。


    注意:

    リモート・データベースを使用する場合は、Oracle Clientランライム・ソフトウェアをRUEIシステムにインストールして、mkstoreユーティリティが使用可能であることを確認します。

  2. /etc/ruei.confファイルを編集し、次の行を追加します(mkstore_locationは手順1で判別したパス)。

    export MKSTORE_BIN=mkstore_location