Oracle® Real User Experience Insightインストレーション・ガイド 12cリリース6 (12.1.0.7) for Linux x86-64 E61774-01 |
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この章では、既存のRUEI 11.1または12.1.0.xインストールをリリース12.1.0.7にアップグレードする手順について説明します。インストール後の構成手順については、第6章「RUEIの構成」で説明しています。.RUEIをアップグレードする前に、システムが2.1項「前提条件」に示された前提条件を満たしていることを確認してください。
追加のインストールの依存性
バージョン12.1.0.3の時点で、新しい依存性が紹介されています。これには、3.11項「RUEI 11.1から12.1.0.7へのアップグレード」および3.12項「RUEI 12.1.0.xから12.1.0.7へのアップグレード」で説明しているアップグレード手順の一部として、php-soap
モジュール(Linux DVDで入手可能)のインストールが必要です。
バージョン12.1.0.4では、RUEI表でのデータの表示方法が変更されています。変更のまとめは、次のとおりです。
親レベル値が現在の値の前に付けられることはなくなりました。
以前のバージョンのRUEIでは、たとえばページ名には接頭辞にアプリケーションおよびページ・グループ値を付けて"MyApp " Admin " Login.asp"になるようにすることで、親値の前に値を付けるのが規則でした。現在は異なり、RUEI 12.1.0.4ではページ名は単純に"Login.asp"として表示されます。
RUEIでは現在、データの階層表示を有効にできるため、UIでの表示中に親レベル値の前に各子値を視覚的に付けることができます。これは視覚的なツールにすぎず、表にデータを格納する方法には関係しません。
空の値を表すにはNULLを使用します。
以前は、RUEIは情報が見つからない値を表示するために特殊値を使用していました。たとえば、特定のセッションに対してユーザーを識別できなかった場合、ユーザーは"anonymous"に設定されます。同様に、ページは"none"、欠落しているcookieは"no-cookie"に設定される可能性があります。
このリリースでは、空の値はすべてNULLに設定されるため、特殊値は不要になりました。KPI、レポート、ダッシュボードでのフィルタなど、既存の構成での特殊値への参照はすべて、インストール中のアップグレード手順によって、NULLを使用するように自動的に変換されます。すべての履歴データを変換するように選択した場合は、データ内の特殊値もすべて更新されます。
page-groupディメンションはNULLにすることができます。
以前のバージョンのRUEIでは、値が見つからなかったページ-グループには、ページ名と同じ値が割り当てられていました。現在は異なります。現在、値を持たないpage-groupはNULLになります。アップグレード手順では、このような状態が自動的に変換されます。
第3.1項「RUEI 12.1.0.4でのデータ表現の変更」で説明している変更は、BIエクスポート内のすべてのRUEI表に適用できます。つまり、RUEI 12.1.0.7にアップグレードした後、BIエクスポート表内のデータは異なった方法で表示されます。
新しいデータ表現が、RUEI BIエクスポート・ユーティリティを使用するアプリケーションと互換性がないことを確認してください。
12.1.0.0.1以前のバージョンで、KPIパーセント値が0および100の間ではなく0および1の間の数値として誤って報告される場合があります。アップグレード・スクリプトは、疑わしいKPI履歴値およびターゲットの修正の確認を要求します。これは、3.11.1項「RUEI 11.1からのレポータ・システムのアップグレード」で説明されています。
履歴データおよびターゲット値が必要に応じて正しく変換されていることを確認する最善の努力を行う一方で、要件を満たすKPIレポートおよびターゲット構成を確認することをお薦めします。
リリース11.1では、XPathクエリーのサポートが拡張され、コンテンツ・スキャニング用の完全なXPath 1.0機能が提供されるようになりました。これは既存のRUEIインストールをアップグレードする際に大きな影響があります。
アップグレード・スクリプトは、現在の構成で検出されたすべてのネームスペースを報告します。アップグレード・プロセス完了時にこれらを明示的に定義する必要があります。定義しなかった場合は、構成が正しく機能しません。
さらに、形式が正しくないXHTMLコードに対して実行されたXPath式は、前のバージョンとは異なる結果を返すことがある点にも注意してください。したがって、RUEIインストールで使用されるすべてのXPath式を慎重に確認することを強くお薦めします。XPathサポートに関する詳細は、『Oracle Real User Experience Insightユーザーズ・ガイド』を参照してください。
バージョン12.1.0.1の時点で、データ・ブラウザ・グループ内の毎時間情報の追加によって、必要なデータベース領域の量が大幅に増加しました。レポート要件を満たしていることを確認するため、データベース使用状況およびデータ保存ポリシーを定期的に確認することをお薦めします。
バージョン12.1.0.3の時点で、新しいインストール内のデフォルト(USERS
)および構成(UXCONF
)表領域がデフォルトでforce
logging
モードに設定されます。このモードは、オンライン・データベース・バックアップの作成に必要です。以前のデフォルト・モードはnologging
でした。この構成を変更する手順は、Oracle Real User Experience Insightアドバンスト管理者ガイドで説明されています。
既存のユーザーは、force
logging
モードを使用せずに作成されたデータベース・バックアップは使用できない可能性があることに注意する必要があります。アップグレード手順は、データベースの現在の設定を変更しません。ただし、force
logging
への表領域モードの変更によってディスクI/Oが大幅に増加する可能性があることに注意してください。
次の各項で、フィルタのアップグレードに関する問題の概要を示します。
バージョン12.1.0.4より前のバージョンからアップグレードする場合、アプリケーション名が、カッコで囲まれたスイート名を含むサブアプリケーションのとき、またはページ-グループ値が、複数のページ名を含むグループではなく実際のページ名であるとき、KPI、レポート、ダッシュボード、ユーザー・フローおよびログアウト・イベントのapplication.nameおよびapplication.page-groupフィルタのアップグレードは正しく機能しません。
アップグレード後に機能しない可能性があるアイテムを確認するには、アップグレード・スクリプトからupgrade_checkステップを実行します。
cd /root/RUEI/extra chmod +x ruei-upgrade-12.1.0.7.sh ./ruei-upgrade-12.1.0.7.sh upgrade_check
以前のリリース・バージョンからのフレームワーク例外ダウンロードzipファイルは、このリリースと互換性がありません。アップグレードが完了したら、zipファイルを再びダウンロードして、このリリースと互換性のあるバージョンを入手します。
バージョン12.1.0.4の時点で、表2-3で説明しているRUEI_HOME
、RUEI_DATA
、RUEI_USER
およびRUEI_GROUP
設定は、リテラル値の観点から指定する必要があります。したがって、次は許可されません。
RUEI_BASE=/my/ruei/dir
export RUEI_HOME
=$RUEI_BASE/home
さらに、表2-3で説明しているTZ
設定は、適切なタイム・ゾーン文字列('Europe/Amsterdam'など)に設定する必要があります。適切なタイム・ゾーンを選択するには、tzselect
プログラムを実行します。ORA_SDTZ
(セッションのデフォルト・タイム・ゾーン)変数を、$TZ
と同じになるように設定する必要もあります。次に例を示します。
export TZ=Europe/Amsterdam export ORA_SDTZ=$TZ
適切なタイムゾーン設定は、LinuxとPHPの両方にとって有効である必要があります。Linuxの場合、tzselectユーティリティを使用し、PHPの場合、次のところの情報を使用します。
http://php.net/manual/en/timezones.php
また、RUEIによって使用されるデータベース表領域名は、バージョン12.1.0.5以上では構成可能であり、ruei.conf
ファイルで設定する必要があります。アップグレードの前に、ruei.conf
でこれらを次のように現在の値に設定します。
export RUEI_DB_TSCONF=UXCONF export RUEI_DB_TSSTAT=UXSTAT
レポート・エクスポートのための認証では、RUEIユーザー資格証明が使用され、Apache構成ファイルを使用して構成することはできなくなりました。レポート・データのエクスポートのURLを引き続き使用する手順は、次のとおりです。
/opt/ruei/.credentials
ファイルに一覧表示された各ユーザーを確認します。
手順1で確認した各ユーザーのRUEIユーザーを作成します。各ユーザーに「レポート・データのエクスポート」ロールを付与する必要があります。パスワードは取得できないため、ユーザーのパスワードがわからない場合は、ユーザーに新しいパスワードを付与してください。
/opt/ruei/.credentials
ファイルを削除します。
$RUEI_HOME/gui/.htaccess
ファイルを削除します。
リリース12.1.0.7では、ユーザー・アカウント(システム・アカウントとは異なる)が「Enterprise Managerアクセス」ロールを持つことはできません。アップグレード中、システム・アカウントでないアカウントがこの権限を持っている場合はその権限が取り消され、メッセージが表示されます。RUEIユーザーズ・ガイドの「ユーザーと権限の管理」の説明に従って、「Enterprise Managerアクセス」権限を持つ新しいシステム・アカウントを作成する必要があります。次の例に示すように、権限の取消しは"rpm_post_install"フェーズで行われます。
2015-01-13 23:28:29 check_em_access_permissions ... [User Permissions] EM access has been revoked, for the following user account(s): [User Permissions] - em_user [User Permissions] To restore, the user(s) must first be converted to a system account. This can be accomplished via the edit user wizard in the UI. 2015-01-13 23:28:30 check_em_access_permissions done ...
この項では、既存のRUEI 11.1インストールをリリース12.1.0.7にアップグレードするための手順について説明します。
重要: アップグレードを続行する前に、各プロセッサで個別に構成、メイン・データベースおよびデータベースをバックアップします。「システム」、「メンテナンス」の順に選択し、「バックアップおよびリストア」をクリックします。ロールバックの場合には、構成のバックアップが必要です。データベースをバックアップする手順については、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド』を参照してください。 |
この項で説明するレポータのアップグレード手順は、専用のレポータ・システムばかりでなく、単一サーバーのインストールにも適用できます。
次を実行します。
レポータにroot
としてログインします。/root
ディレクトリ内でRUEI zipファイルを解凍し、アプリケーション・ファイルが格納されているディレクトリに移動します。次のコマンドを使用します。
cd /root
unzip Vxxxx
.zip
次のコマンドを発行します。
cd /usr/java tar xzf /root/RUEI/Java/jre-7u71-linux-x64.tar.gz
これにより、必要なJavaソフトウェアが/usr/java/jre1.7.0_71
ディレクトリにインストールされます。インストール・ディレクトリをバージョンに依存しないものにするためには、次のコマンドを使用して、より一般的なsymlinkを作成します。
rm ./jre ln -s /usr/java/jre1.7.0_71 /usr/java/jre
php-soap
モジュールをインストールし、次のコマンドを発行してWebサーバーを再起動します。
rpm -Uhv php-soap-5.1.6-*.x86_64.rpm service httpd restart
次のコマンドを使用して、bridge-utils
モジュールをインストールします。
rpm -Uhv bridge-utils-*.rpm
次のコマンドを使用して、レポータ・システムおよびコレクタ・システム上のすべての処理を停止します。
cd /root/RUEI/extra chmod +x ruei-upgrade-12.1.0.7.sh ./ruei-upgrade-12.1.0.7.sh stop_ruei
/etc/ruei.conf
ファイルに次の行を挿入します。
export RUEI_DB_TNSNAME_CFG=$RUEI_DB_TNSNAME export RUEI_DB_TSCONF=UXCONF export RUEI_DB_TSSTAT=UXSTAT
3.8項「ruei.confファイル内の設定」で説明しているタスクをまだ完了していない場合は、TZ
設定(表2-3で説明)を、'Europe/Amsterdam'のような適切なタイムゾーン文字列に設定します。適切なタイム・ゾーンを選択するには、tzselect
プログラムを実行します。ORA_SDTZ
(セッションのデフォルト・タイム・ゾーン)変数を、$TZ
と同じになるように設定する必要もあります。これらの変更は、/etc/ruei.confに行う必要があります。次に例を示します。
export TZ=Europe/Amsterdam export ORA_SDTZ=$TZ
適切なタイムゾーン設定は、LinuxとPHPの両方にとって有効である必要があります。Linuxの場合、tzselectユーティリティを使用し、PHPの場合、次のところの情報を使用します。
http://php.net/manual/en/timezones.php
次のコマンドを実行して、アップグレード前に必要なアクションを実行します。
cd /root/RUEI/extra ./ruei-upgrade-12.1.0.7.sh rpm_pre_install
リリース12.1.0.3以下からアップグレードする場合、デプロイメントによっては、アップグレード・アクションの完了に数時間かかることがあります。
ruei-prepare-db.sh
スクリプトを、データベースがあるシステム上のOracleユーザーに提供します(たとえば、RUEIディストリビューションzipを抽出するなど)。次のコマンドを発行して、RUEIデータベース・インスタンスを更新します。
cd /root/RUEI/121 cp ruei-prepare-db.sh /home/oracle cp -r sql_scripts /home/oracle chmod +x /home/oracle/ruei-*.sh chmod +r /home/oracle/sql_scripts/* su - oracle export ORACLE_HOME=/u01/app/oracle/product/11.2.0/dbhome_1Foot 1 ./ruei-prepare-db.sh sql_packages ./ruei-prepare-db.sh user_grants ./ruei-prepare-db.sh set_incremental_stats ./ruei-prepare-db.sh create_triggers
完了すると、再びroot
ユーザーになります。
必要なコレクタ・システムごとに、3.11.2項「RUEI 11.1からのリモート・コレクタ・システムのアップグレード」に記載されている手順を実行します。
次のコマンドを使用して、新しいリリースのRPMをインストールします。
cd /root/RUEI/121 chmod +x ruei-install.sh ./ruei-install.sh reporter
既存のインストール(アップグレード)では、次のコマンドを使用してRPMをインストールした後にフォントをコピーする必要があります。
. /etc/ruei.conf cp $RUEI_HOME/bi-publisher/fonts/* /usr/java/jre/lib/fonts/
root
ユーザーとして、RUEI_USER
ユーザーの.bash_profile
ファイル(RUEI_DATA
/.bash_profile
)に次の行を追加します。
source /etc/ruei.conf source $RUEI_HOME/bin/env.sh
次のコマンドを実行して、アップグレード後に必要なアクションを実行します。
cd /root/RUEI/extra ./ruei-upgrade-12.1.0.7.sh rpm_post_install
第3.2項「KPI値」で説明されているように、アップグレード・スクリプトにより疑わしいKPI履歴値およびターゲットの変換の確認を要求される場合があります。
上で行った選択を変更する場合、次のコマンドを実行して、この手順を再実行できます。
./ruei-upgrade-12.1.0.7.sh kpi_convert_percent
前述のコマンドは次の手順の前に実行する必要があります。
次のコマンドを使用して、処理を再起動します。
cd /root/RUEI/extra ./ruei-upgrade-12.1.0.7.sh reinitialize ./ruei-upgrade-12.1.0.7.sh start_ruei
アップグレードでは、RUEI構成および現在のデータが新しいモデルに変換されます。ただし、古いデータはまだ変換されていません。詳細は、3.11.3項「RUEI 11.1からの履歴データのアップグレード」を参照してください。
注意: アップグレード中またはその後で、イベント・ログ( 「システム」、「ステータス」、「イベント・ログ」の順に選択)にエラーまたは情報メッセージが出現したら、アップグレード手順の完了後に既読としてマークし、新しいメッセージが報告されているかどうかを監視。エラー・メッセージが再び生じた場合、Oracleサポート・サービスにご連絡ください。 |
必要なコレクタ・システムごとに、root
としてログインします。/root
ディレクトリ内でRUEI zipファイルを解凍し、アプリケーション・ファイルが格納されているディレクトリに移動して、新しいリリースのPRMをインストールします。次を実行します。
次のコマンドを使用して、RUEIディストリビューション・パッケージを解凍します。
cd /root
unzip Vxxxx
.zip
次のコマンドを発行します。
cd /usr/java tar xzf /root/RUEI/Java/jre-7u71-linux-x64.tar.gz
これにより、必要なJavaソフトウェアが/usr/java/jre1.7.0_71
ディレクトリにインストールされます。インストール・ディレクトリをバージョンに依存しないものにするためには、次のコマンドを使用して、より一般的なsymlinkを作成します。
rm ./jre ln -s /usr/java/jre1.7.0_71 /usr/java/jre
/etc/ruei.conf
ファイルに次の行を挿入します。
export RUEI_DB_TSCONF=UXCONF export RUEI_DB_TSSTAT=UXSTAT
次のコマンドを使用して、コレクタRPMをアップグレードします。
cd /root/RUEI/121 chmod +x ruei-install.sh ./ruei-install.sh collector
root
ユーザーとして、RUEI_USER
ユーザーの.bash_profile
ファイル(RUEI_DATA
/.bash_profile
)に次の行を追加します。
source /etc/ruei.conf source $RUEI_HOME/bin/env.sh
必要なコレクタ・システムごとに前述の手順を完了した後、レポータ・システムのアップグレードを続行する必要があります(3.11.1項「RUEI 11.1からのレポータ・システムのアップグレード」を参照)。
RUEI 12.1.0.4ではデータの格納および問合せに新しいデータ・モデルを使用するため、12.1.0.4以前のデータを新しいRUEIバージョンで引き続き表示できるようにする場合は、データをアップグレードする必要があります。RUEI 12.1.0.7システムが適切に動作するためには、データの変換は不要であることに注意してください。この手順が必要なのは、12.1.0.7のインストール前に処理および格納されたデータを表示できるようにする場合のみです。
12.1.0.4の新機能、データの格納および表示方法の変更点については、第3.1項「RUEI 12.1.0.4でのデータ表現の変更」を参照してください。
データのアップグレードは、個別の処理エンジンおよびレポータで実行する必要があります。
これは、古いデータの変換および新しいデータの収集のためにUSERS表領域の領域を解放するオプションの手順です。古いデータは個別の表領域に移動され、そこにバックアップとして残ります。
古いデータを保持する表領域(たとえば、UXBACKUP)を作成します。サイズはUSERS表領域とほぼ同じになりますが、必ず十分なデータベース・ファイルを追加できるようにしてください。
sqlplus sys/<password>@$RUEI_DB_TNSNAME as sysdba SQL> create tablespace UXBACKUP datafile 'uxbackup01.dbf' size 5M reuse autoextend on default compress; SQL> alter user RUEI_DB_USER quota unlimited on UXBACKUP; SQL> alter tablespace UXBACKUP add datafile 'uxbackup02.dbf' size 5M reuse autoextend on;
rootとしてログインした後、アップグレード・スクリプトから次の手順を実行します。
cd /root/RUEI/extra ./ruei-upgrade-12.1.0.4.sh backup_data_cubes UXBACKUP
構成されなくなったアプリケーションのデータは変換されないことに注意してください。このデータを保持するために、変換を実行する前に同じ名前を使用して「構成」 > 「アプリケーション」/「サービス」画面でデータを戻します。
rootとしてログインした後、アップグレード・スクリプトから次の手順を実行します。
cd /root/RUEI/extra ./ruei-upgrade-12.1.0.7.sh convert_data_cubes
システム内のデータの量によって、これは完了するまでに長い時間がかかる可能性があります。
アップグレード中に問題が発生した場合、元のデータ・キューブはバックアップとして保持されます。データのアップグレードが完了した後、rootとしてログインして次を実行することで完全に削除できます。
cd /root/RUEI/extra ./ruei-upgrade-12.1.0.7.sh delete_old_data
これにより、RUEI 12.1.0.4以前のデータ・キューブが完全に削除されます。
データをディスクから削除するには、RUEI_USER
ユーザーとして次のコマンドを入力します。
sqlplus sys/<password>@$RUEI_DB_TNSNAME as sysdba SQL> drop tablespace UXBACKUP INCLUDING CONTENTS AND DATAFILES; SQL> drop tablespace UXTEMP INCLUDING CONTENTS AND DATAFILES;
この項では、既存のRUEI 12.1.0.xインストールをリリース12.1.0.7にアップグレードするための手順について説明します。
重要: アップグレードを続行する前に、各プロセッサで個別に構成、メイン・データベースおよびデータベースをバックアップします。構成バックアップを実行するには、「システム」、「メンテナンス」の順に選択し、「バックアップおよびリストア」をクリックします。ロールバックの場合には、構成のバックアップが必要です。データベースをバックアップする手順については、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド』を参照してください。 |
この項で説明するレポータのアップグレード手順は、専用のレポータ・システムばかりでなく、単一サーバーのインストールにも適用できます。
次を実行します。
レポータにroot
としてログインします。/root
ディレクトリ内でRUEI zipファイルを解凍し、アプリケーション・ファイルが格納されているディレクトリに移動します。次のコマンドを使用します。
cd /root
unzip Vxxxx
.zip
次のコマンドを発行します。
cd /usr/java tar xzf /root/RUEI/Java/jre-7u71-linux-x64.tar.gz
これにより、必要なJavaソフトウェアが/usr/java/jre1.7.0_71
ディレクトリにインストールされます。インストール・ディレクトリをバージョンに依存しないものにするためには、次のコマンドを使用して、より一般的なsymlinkを作成します。
rm /usr/java/jre ln -s /usr/java/jre1.7.0_71 /usr/java/jre
php-soap
モジュールをインストールし、次のコマンドを発行してWebサーバーを再起動します。
rpm -Uhv php-soap-5.1.6-*.x86_64.rpm service httpd restart
注意: 12.1.0.3以前のバージョンからアップグレードしている場合のみ、この手順を実行します。 |
次のコマンドを使用して、bridge-utils
モジュールをインストールします。
rpm -Uhv bridge-utils-*.rpm
次のコマンドを使用して、レポータ・システムおよびコレクタ・システム上のすべての処理を停止します。
cd /root/RUEI/extra chmod +x ruei-upgrade-12.1.0.7.sh ./ruei-upgrade-12.1.0.7.sh stop_ruei
/etc/ruei.conf
ファイルに次の行を挿入します。
export RUEI_DB_TNSNAME_CFG=$RUEI_DB_TNSNAME export RUEI_DB_TSCONF=UXCONF export RUEI_DB_TSSTAT=UXSTAT
3.8項「ruei.confファイル内の設定」で説明しているタスクをまだ完了していない場合は、TZ
設定(表2-3で説明)を、'Europe/Amsterdam'のような適切なタイムゾーン文字列に設定します。適切なタイム・ゾーンを選択するには、tzselect
プログラムを実行します。ORA_SDTZ
(セッションのデフォルト・タイム・ゾーン)変数を、$TZ
と同じになるように設定する必要もあります。これらの変更は、/etc/ruei.confに行う必要があります。次に例を示します。
export TZ=Europe/Amsterdam export ORA_SDTZ=$TZ
適切なタイムゾーン設定は、LinuxとPHPの両方にとって有効である必要があります。Linuxの場合、tzselectユーティリティを使用し、PHPの場合、次のところの情報を使用します。
http://php.net/manual/en/timezones.php
次のコマンドを実行して、アップグレード前に必要なアクションを実行します。
cd /root/RUEI/extra ./ruei-upgrade-12.1.0.7.sh rpm_pre_install
バージョン12.1.0.4より前のバージョンからアップグレードする場合、デプロイメントによっては、アップグレード・アクションの完了に数時間かかることがあります。
12.1.0.3以前のバージョンからアップグレードしている場合、この手順を実行する必要があります。
ruei-prepare-db.sh
スクリプトを、データベースがあるシステム上のOracleユーザーに提供します(たとえば、RUEIディストリビューションzipを抽出するなど)。次のコマンドを発行して、RUEIデータベース・インスタンスを更新します。
cd /root/RUEI/121 cp ruei-prepare-db.sh /home/oracle cp -r sql_scripts /home/oracle chmod +x /home/oracle/ruei-*.sh chmod +r /home/oracle/sql_scripts/* su - oracle export ORACLE_HOME=/u01/app/oracle/product/11.2.0/dbhome_1Foot 2 ./ruei-prepare-db.sh sql_packages ./ruei-prepare-db.sh user_grants ./ruei-prepare-db.sh set_incremental_stats ./ruei-prepare-db.sh create_triggers
完了すると、再びroot
ユーザーになります。
必要なコレクタ・システムごとに、3.12.2項「RUEI 12.1.0.xからのリモート・コレクタ・システムのアップグレード」に記載されている手順を実行します。
必要な処理エンジン・システムごとに、3.12.3項「RUEI 12.1.0.xからの処理エンジン・システムのアップグレード」に記載されている手順を実行します。
次のコマンドを使用して、新しいリリースのRPMをインストールします。
cd /root/RUEI/121 chmod +x ruei-install.sh ./ruei-install.sh reporter
既存のインストール(アップグレード)では、次のコマンドを使用してRPMをインストールした後にフォントをコピーする必要があります。
. /etc/ruei.conf cp $RUEI_HOME/bi-publisher/fonts/* /usr/java/jre/lib/fonts/
root
ユーザーとして、RUEI_USER
の.bash_profile
ファイル(RUEI_DATA
/.bash_profile
)に次の行を追加します。
source /etc/ruei.conf source $RUEI_HOME/bin/env.sh
注意: バージョン12.1.0.3以上からアップグレードする場合は、この手順をスキップします。 |
次のコマンドを実行して、アップグレード後に必要なアクションを実行します。
cd /root/RUEI/extra ./ruei-upgrade-12.1.0.7.sh rpm_post_install
第3.2項「KPI値」で説明されているように、アップグレード・スクリプトにより疑わしいKPI履歴値およびターゲットの変換の確認を要求される場合があります。
バージョン12.1.0.0.0からアップグレードしている場合のみ、この手順を実行します。それ以外の場合は、この手順を省略できます。
前述の手順で行った選択を変更する場合、次のコマンドを実行して、この手順を再実行できます。
./ruei-upgrade-12.1.0.7.sh kpi_convert_percent
前述のコマンドは次の手順の前に実行する必要があります。
次のコマンドを使用して、処理を再起動します。
cd /root/RUEI/extra ./ruei-upgrade-12.1.0.7.sh reinitialize ./ruei-upgrade-12.1.0.7.sh start_ruei
アップグレードにより、RUEI構成および現在のデータが新しいモデルに変換されました。ただし、リリース12.1.0.3以前からアップグレードする場合、古いデータは変換されません。詳細は、3.12.4項「RUEI 12.1.0.xからの履歴データのアップグレード」を参照してください。
注意: アップグレード中またはその後で、イベント・ログ( 「システム」、「ステータス」、「イベント・ログ」の順に選択)にエラーまたは情報メッセージが出現したら、アップグレード手順の完了後に既読としてマークし、新しいメッセージが報告されているかどうかを監視。エラー・メッセージが再び生じた場合、Oracleサポート・サービスにご連絡ください。 |
必要なコレクタ・システムごとに、root
としてログインします。/root
ディレクトリ内でRUEI zipファイルを解凍し、アプリケーション・ファイルが格納されているディレクトリに移動して、新しいリリースのPRMをインストールします。次を実行します。
次のコマンドを使用して、RUEIディストリビューション・パッケージを解凍します。
cd /root
unzip Vxxxx
.zip
次のコマンドを発行します。
cd /usr/java tar xzf /root/RUEI/Java/jre-7u71-linux-x64.tar.gz
これにより、必要なJavaソフトウェアが/usr/java/jre1.7.0_71
ディレクトリにインストールされます。インストール・ディレクトリをバージョンに依存しないものにするためには、次のコマンドを使用して、より一般的なsymlinkを作成します。
rm jre ln -s /usr/java/jre1.7.0_71 /usr/java/jre
/etc/ruei.conf
ファイルに次の行を挿入します。
export RUEI_DB_TSCONF=UXCONF export RUEI_DB_TSSTAT=UXSTAT
次のコマンドを使用して、コレクタRPMをアップグレードします。
cd /root/RUEI/121 chmod +x ruei-install.sh ./ruei-install.sh collector
root
ユーザーとして、RUEI_USER
ユーザーの.bash_profile
ファイル(RUEI_DATA
/.bash_profile
)に次の行を追加します。
source /etc/ruei.conf source $RUEI_HOME/bin/env.sh
バージョン12.1.0.3以上からアップグレードする場合は、この手順をスキップします。
必要なコレクタ・システムごとに前述の手順を完了した後、レポータ・システムのアップグレードを続行する必要があります(3.12.1項「RUEI 12.1.0.xからのレポータ・システムのアップグレード」を参照)。
この項で説明されているアップグレード手順を処理エンジン・システムごとに実行する必要があります。処理エンジン・システムは、順にアップグレードする必要があります。つまり、前のシステムのアップグレードが完了するまで、次のシステムのアップグレードを開始しないでください。次を実行します。
root
として処理エンジンにログインします。/root
ディレクトリ内でRUEI zipファイルを解凍し、アプリケーション・ファイルが格納されているディレクトリに移動します。次のコマンドを使用します。
cd /root
unzip Vxxxx
.zip
次のコマンドを発行します。
cd /usr/java tar xzf /root/RUEI/Java/jre-7u71-linux-x64.tar.gz
これにより、必要なJavaソフトウェアが/usr/java/jre1.7.0_71
ディレクトリにインストールされます。インストール・ディレクトリをバージョンに依存しないものにするためには、次のコマンドを使用して、より一般的なsymlinkを作成します。
rm /usr/java/jre ln -s /usr/java/jre1.7.0_71 /usr/java/jre
/etc/ruei.conf
ファイルに次の行を挿入します。
export RUEI_DB_TSCONF=UXCONF export RUEI_DB_TSSTAT=UXSTAT
次のコマンドを実行して、アップグレード前に必要なアクションを実行します。
cd /root/RUEI/extra ./ruei-upgrade-12.1.0.7.sh rpm_pre_install
12.1.0.1以前のバージョンからアップグレードしている場合のみ、この手順を実行する必要があります。
ruei-prepare.sh
スクリプトを、データベースがあるシステム上のOracleユーザーに提供します(たとえば、RUEIディストリビューションzipを抽出するなど) 。次のコマンドを発行して、処理エンジン・データベース・インスタンスを更新します。
cd /root/RUEI/121 cp ruei-prepare-db.sh /home/oracle cp -r sql_scripts /home/oracle chmod +x /home/oracle/ruei-*.sh chmod +r /home/oracle/sql_scripts/* su - oracle export ORACLE_HOME=/u01/app/oracle/product/11.2.0/dbhome_1Foot 3 ./ruei-prepare-db.sh sql_packages ./ruei-prepare-db.sh user_grants
完了すると、再びroot
ユーザーになります。
次のコマンドを使用して、新しいリリースのRPMをインストールします。
cd /root/RUEI/121 chmod +x ruei-install.sh ./ruei-install.sh processor
root
ユーザーとして、RUEI_USER
の.bash_profile
ファイル(RUEI_DATA
/.bash_profile
)に次の行を追加します。
source /etc/ruei.conf source $RUEI_HOME/bin/env.sh
12.1.0.3または12.1.0.4からアップグレードする場合は、この手順をスキップします。
必要な処理エンジンごとに前述の手順を完了した後、レポータ・システムのアップグレードを続行する必要があります(3.12.1項「RUEI 12.1.0.xからのレポータ・システムのアップグレード」を参照)。
RUEI 12.1.0.4ではデータの格納および問合せに新しいデータ・モデルを使用するため、12.1.0.4以前のデータを新しいRUEIバージョンで引き続き表示できるようにする場合は、データをアップグレードする必要があります。RUEI 12.1.0.4システムが適切に動作するためには、データの変換は不要であることに注意してください。この手順が必要なのは、12.1.0.7のインストール前に処理および格納されたデータを表示できるようにする場合のみです。
12.1.0.4の新機能、データの格納および表示方法の変更点については、第3.1項「RUEI 12.1.0.4でのデータ表現の変更」を参照してください。
データのアップグレードは、個別の処理エンジンおよびレポータで実行する必要があります。
これは、古いデータの変換および新しいデータの収集のためにUSERS表領域の領域を解放するオプションの手順です。古いデータは個別の表領域に移動され、そこにバックアップとして残ります。
古いデータを保持する表領域(たとえば、UXBACKUP)を作成します。サイズはUSERS表領域とほぼ同じになりますが、必ず十分なデータベース・ファイルを追加できるようにしてください。
sqlplus sys/<password>@$RUEI_DB_TNSNAME as sysdba SQL> create tablespace UXBACKUP datafile 'uxbackup01.dbf' size 5M reuse autoextend on default compress; SQL> alter user RUEI_DB_USER quota unlimited on UXBACKUP; SQL> alter tablespace UXBACKUP add datafile 'uxbackup02.dbf' size 5M reuse autoextend on;
rootとしてログインした後、アップグレード・スクリプトから次の手順を実行します。
cd /root/RUEI/extra ./ruei-upgrade-12.1.0.7.sh backup_data_cubes UXBACKUP
構成されなくなったアプリケーションのデータは変換されないことに注意してください。このデータを保持するために、変換を実行する前に同じ名前を使用して「構成」 > 「アプリケーション」/「サービス」画面でデータを戻します。
rootとしてログインした後、アップグレード・スクリプトから次の手順を実行します。
cd /root/RUEI/extra ./ruei-upgrade-12.1.0.7.sh convert_data_cubes
システム内のデータの量によって、これは完了するまでに長い時間がかかる可能性があります。
アップグレード中に問題が発生した場合、元のデータ・キューブはバックアップとして保持されます。データのアップグレードが完了した後、rootとしてログインして次を実行することで完全に削除できます。
cd /root/RUEI/extra ./ruei-upgrade-12.1.0.7.sh delete_old_data
これにより、RUEI 12.1.0.4以前のデータ・キューブが完全に削除されます。
データをディスクから削除するには、RUEI_USER
ユーザーとして次のコマンドを入力します。
sqlplus sys/<password>@$RUEI_DB_TNSNAME as sysdba SQL> drop tablespace UXBACKUP INCLUDING CONTENTS AND DATAFILES; SQL> drop tablespace UXTEMP INCLUDING CONTENTS AND DATAFILES;
この項では、バージョン12.1.0.7へのアップグレード後にバージョン12.1.0.4、12.1.0.5または12.1.0.6にロールバックする手順について説明します。レポータのインストールに含まれているコレクタは、説明されている手順の実行中に自動的にロールバックされます。ただし、リモート・コレクタ・システムは、個々にロールバックする必要があります。この手順については、この項で後ほど説明します。
重要: アップグレード前の状態に完全にシステムをリストアできない場合がある点に注意してください。アップグレードのロールバックを行う前に、Oracleサポート・サービスに連絡いただくことを強くお薦めします。データベースをリストアする手順については、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド』を参照してください。 |
次の手順では、古いバージョン(12.1.0.4、12.1.0.5または12.1.0.6)のディストリビューション・セットが/root/old
に抽出され、12.1.0.7のディストリビューション・セットが/root
に抽出されることを想定しています。
レポータ・システムにroot
としてログインします。/root/old
ディレクトリ内でRUEI 12.1.0.4または12.1.0.5のディストリビューションzipファイルを解凍し、アプリケーション・ファイルが格納されているディレクトリに移動します。次のコマンドを使用します。
mkdir /root/old cd /root/old unzip<path to distribution set>
/Vxxx
.zip
次のコマンドを発行して、すべての処理を停止します。
cd /root/RUEI/extra ./ruei-upgrade-12.1.0.7.sh stop_ruei
root
ユーザーとして、RUEI_USER
ユーザーの.bash_profile
ファイル(RUEI_DATA
/.bash_profile
)から次の行を削除します。
source /etc/ruei.conf source $RUEI_HOME/bin/env.sh
rootとして次のコマンドを発行することで、12.1.0.7 RPMを削除します。
L=$(rpm -qa | grep ^ux-) rpm -e $L
次のコマンドを発行して、前のRPMをリストアします。
cd /root/old/RUEI/121 chmod +x ruei-install.sh ./ruei-install.sh reporter
次のコマンドを発行して、すべての処理を停止します。
cd /root/RUEI/extra ./ruei-upgrade-12.1.0.7.sh stop_ruei
アップグレード中に作成したデータベース・バックアップをリストアします。
すべての必要なリモート・コレクタをロールバックします(第3.13.1項「リモート・コレクタ・システムのロールバック」で説明されている手順を使用)。インストールでリモート・コレクタを使用しない場合は、すぐに手順9に進んでください。
すべての必要な処理エンジン・システムをロールバックします(第3.13.2項「処理エンジン・システムのロールバック」で説明されている手順を使用)。インストールで処理エンジンを使用しない場合は、すぐに手順10に進んでください。
(「システム」、「メンテナンス」、「バックアップおよびリストア」、「ファイルへのシステムのバックアップ」の順に選択して)アップグレード前に作成したバックアップを/tmp
ディレクトリなどにコピーしてレポータ・システムで使用できることを確認します。次に、root
ユーザーとして次のコマンドを発行して、RUEI_USER
ユーザーによってバックアップ・ファイルを読取り可能にします。
chmod 644 /tmp/backup_file_name
.tar.gz
RUEI_USER
ユーザーとして次のコマンドを発行して、バックアップ・ファイルをリストアします。
project -restore --collectors /tmp/backup_file_name
.tar.gz
次を実行します。
リモート・コレクタ・システムにroot
としてログインします。/root/old
ディレクトリ内で12.1.0.4または12.1.0.5のディストリビューションzipファイルを解凍し、アプリケーション・ファイルが格納されているディレクトリに移動します。次のコマンドを発行します。
mkdir /root/old cd /root/old unzip<path to distribution file>
/Vxxx
.zip
次のコマンドを発行して、前のRPMをリストアします。
cd /root/old/RUEI/121 chmod +x ruei-install.sh ./ruei-install.sh ux-collector-*.rpm
次を実行します。
root
としてリモート処理エンジン・システムにログインします。/root/old
ディレクトリ内で12.1.0.4または12.1.0.5のディストリビューションzipファイルを解凍し、アプリケーション・ファイルが格納されているディレクトリに移動します。次のコマンドを発行します。
mkdir /root/old cd /root/old unzip<path to distribution file>
/Vxxx
.zip
アップグレード中に作成したプロセッサ・データベース・バックアップをリストアします。
rootとして次のコマンドを発行することで、12.1.0.7 RPMを削除します。
L=$(rpm -qa | grep ^ux-) rpm -e $L
この項では、このリリースでのパフォーマンス管理の変更内容の概要を示します。
RUEI 12.1.0.6では新しい機能が導入され、KPIしきい値プロファイルを作成して編集し、それらのプロファイルをKPIに関連付けることができるようになりました。これについては、RUEIユーザーズ・ガイドの「監視対象トラフィックのレポートの制御」で説明されています。以前のリリースのKPIでは、自動(または自動学習)ターゲットは30日間の期間、180分のサンプリング・ウィンドウにわたって評価されました。アップグレード後、すべてのKPIは、これらの値に設定されたシステム・デフォルト・プロファイルと関連付けられます。このデフォルト・プロファイルを編集することも、新しいプロファイルを作成して別の設定のKPIと関連付けることもできます。
KPIメトリック「ユーザー・フロー成功率」(txn-success-ratio)は、RUEIのリリース12.1.0.3で非推奨になりましたが、このリリースまでは使用可能です。リリース12.1.0.6以上では、このKPIメトリックは使用できなくなりました。このメトリックを使用していて、12.1.0.7にアップグレードする場合は、次の点に注意してください。
このメトリックに基づくKPIは削除されます。
このメトリックに基づくKPIの履歴データは削除されず、引き続き表示できます。
アップグレード・プロセス中、次のようなメッセージが表示されます。
warning - Found unsupported KPI "My Category > My User Flow Success Ratio" with metric "txn-success-ratio" warning - This KPI cannot be converted and will be deleted
脚注の説明
脚注1: この行は、データベース・バージョンとインストール・パスに基づいてカスタマイズする必要があります。