Oracle® Enterprise Manager Cloud Control Oracle Fusion Middlewareマネージメント・ガイド リリース12.1.0.8 B66835-11 |
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Coherenceターゲットを検出し、Management Packのアクセス権を有効にしたら、クラスタの状態とパフォーマンスの監視を開始できます。クラスタ全体を監視したり、クラスタの様々なエンティティ(ノード、キャッシュ、サービス、プロキシ、接続など)にドリルダウンできます。
この章の内容は、次のとおりです。
Enterprise Managerでクラスタの監視を開始する前に、次のタスクを実行する必要があります。
Coherenceノードが実行しているすべてのホストに12.1.0.4.0管理エージェントをインストールすること。
すべての管理エージェントに12.1.0.6.0のFusion Middlewareプラグインをデプロイすること。
24.3.1.3項「構成のテスト」の説明に従い、すべてのCoherence MBeanがCoherence JMX管理ノードで利用できることを確認すること。
注意: 管理エージェントが12.1.0.4.0にアップグレードされている場合、Fusion Middlewareプラグインも12.1.0.6.0にアップグレードされていることを確認する必要があります。 |
この項では、Enterprise ManagerのCoherenceページのレイアウトおよびページのカスタマイズについて説明します。この章には次の項目があります。
ナビゲーション・ツリー
パーソナライズ
Enterprise ManagerのすべてのCoherenceページには、ページの左パネルにナビゲーション・ツリーがあります。ナビゲーション・ツリーには、選択したクラスタのすべてのエンティティ(最上位にクラスタ、その下に子エンティティとしてキャッシュおよびノード)が表示されます。エンティティは次のようにグループ化されます。
特定のクラスタに属するすべてのキャッシュが、ナビゲーション・ツリーの「キャッシュ」フォルダの下にリストされます。
サービス・タイプのキャッシュ・ターゲットはまとめてグループ化されます。
ノードフォルダには、そのノードが子エンティティとして実行されているホスト名が含まれます。
特定のホストで実行されているノードはまとめてグループ化されます。
「拡張/縮小」アイコンをクリックすることによって、ナビゲーション・ツリーの任意のエンティティを拡張または縮小できます。関連するホームページを右側に表示するには、ツリーのノード、キャッシュ、サービスなどのエンティティをクリックします。次に、ナビゲーションのスクリーンショットを示します。
Coherenceページはパーソナライズできるため、表示するリージョン、表示する順序、チャートに含めるメトリックなどを選択できます。編集モードでページを表示するには、ページ上の「パーソナライズ」アイコンをクリックします。
次のように、ページが編集モードで表示されます。
編集モードでは、次のことができます。
レイアウトの変更: レイアウトの変更をクリックして、ページに別のレイアウトを選択します。
コンテンツの追加: 「コンテンツの追加」をクリックします。ページに表示できるリージョンが表示されます。リージョンを選択して「追加」をクリックし、「閉じる」をクリックして前のページに戻ります。
リージョンの編集: リージョンで表示されているパラメータまたはメトリックを追加または削除するには、リージョンの「編集」アイコンをクリックします。
上下に移動: 「上に移動」アイコンまたは「下に移動」アイコンを使用して、ページ内のリージョンの位置を変更できます。
すべての変更が完了した後、「閉じる」をクリックして変更を適用するか、または「ページのリセット」をクリックしてデフォルト・モードに戻ります。
Coherenceクラスタを検出する場合、Coherence クラスタ・ターゲット、キャッシュおよび適切に構成されたノードが作成されます。それぞれのエンティティによって、多くのメトリックが収集されます。ホームページでは、全体的なクラスタの概要およびコンポーネント(ノード、キャッシュ、サービスなど)のキー・インジケータを表示できます。
注意: このページに表示されるデータはリアルタイム・データではありませんが、OMSリポジトリから使用可能な最新のデータに基づいています。Coherenceクラスタが検出された後、最新のデータが表示されるのは、クラスタおよびそのメンバーに対するパフォーマンスや構成の収集が完了してからです。 |
クラスタのグローバル・ビューを表示するには、「ターゲット」メニューから「ミドルウェア」を選択し、Coherenceクラスタ・ターゲットをクリックします。Coherenceクラスタのホームページが表示されます。
次のリージョンが表示されます。
サマリー: 次の詳細が表示されます。
クラスタ
可用性(%): 過去24時間のクラスタの可用性。
再起動されたノードの自動検出: extendedMBeanプロパティを使用してクラスタが起動されている場合、Auto Detect Restarted Nodesプロパティが有効化され、チェックマークが表示されます。
管理ノード: 管理ノードの名前とそのステータスが表示されます。リンクをクリックしてノードのホームページにドリルダウンします。
クラスタ制御: このクラスタで、開始/停止機能がサポートされるかどうかを示します。クラスタが実行されているすべてのホストがEnterprise Managerによって監視されている場合に、このフラグは有効化されます。
ノード
合計ノード数: クラスタ内のノードの合計数。リンクをクリックすると、すべてのノード・ページにドリルダウンします。
ストレージ・ノード: クラスタ内の記憶域が有効なノードの数。リンクをクリックすると、ストレージ・ノード・ページにドリルダウンします。
注意: ここにリストされる「ノード数」と「ストレージ・ノード」は、検出されたノード・ターゲットの数とは異なる場合があります。結果として、リンクをクリックして表示されるノード数は、この表に示されるノード数より少なくなる場合があります。
ストレージ・ノード以外: プロキシ、クライアント・ノードなどの記憶域が有効でないノード。
キャッシュ
キャッシュ: クラスタ内のキャッシュの合計数。リンクをクリックすると、すべてのキャッシュ・ページにドリルダウンします。
合計オブジェクト数: クラスタ内のすべてのバック・キャッシュに保存されたオブジェクトの合計数。
合計メモリー: バック・キャッシュ内のすべてのオブジェクトによって使用されているメモリーの合計(MB)。キャッシュ構成でBINARYカリキュレータが使用されている場合のみ数値が表示されます。BINARYカリキュレータが使用されていない場合、このフィールドは「N/A」と表示されます。
インシデントと問題の概要: このリージョンには、過去7日間に発生したインシデントと、クラスタおよびクラスタに関連付けられたターゲット(ノード、キャッシュおよびホスト)の問題がリストされます。リンクをクリックすると、インシデント・マネージャ・ページにドリルダウンします。
キー・インジケータ: このリージョンには、クラスタの状態とパフォーマンスを示す主要なメトリックのグラフが表示されます。パーソナライズ機能を使用してグラフに含める主要なメトリックを指定できます。
上位コンポーネント: このリージョンには、OMSのリポジトリからの最新の使用可能データに基づいて、選択したメトリックのパフォーマンスの上位10個のターゲットがグラフィカルに表示されます。上位コンポーネントは、選択したメトリックに応じて昇順または降順でリストされ、上位コンポーネント・データがどのように収集されたかが示されます。「表示」ドロップ・ダウン・リストからメトリックを選択すると、選択したメトリックの上位10個のターゲットがグラフィカルに表示されます。たとえば、「キャッシュ - キャッシュ・オブジェクト」メトリックを選択すると、グラフに上位10個のキャッシュ・ターゲットが表示されます。詳細ページにドリルダウンするには、グラフまたは凡例をクリックします。
コンポーネント: これは、Coherenceクラスタ・サービスを示す「Coherenceサービス」タブおよびクラスタ・ノードが実行されているホストのリストを示すホスト表を持つタブ・リージョンです。各タブの詳細な説明を以降に示します。
Coherenceサービス: このタブには、Coherenceクラスタ内のすべてのサービスが表示されます。次の詳細があります。
サービス名: サービスに割り当てられた一意の名前。サービス・ホーム・ページにドリルダウンします。
サービス・タイプ: 使用できるサービス・タイプは、次のとおりです。
クラスタ・サービス: このサービスは、クラスタ・ノードがクラスタに参加する必要がある場合に起動されます。クラスタ・サービスは、クラスタのメンバーシップとサービスを管理します。
分散型キャッシュ・サービス: クラスタ・ノードは、クラスタ全体にデータを分散(パーティション化)できます。これにより、キャッシュ内の各データは、1つのクラスタ・ノードでのみ管理(保持)されます。
起動サービス: このサービスは、クラスタ起動を可能にし、グリッド・コンピューティング・アーキテクチャをサポートします。
レプリケート・キャッシュ・サービス: 同期化されたレプリケート・キャッシュ・サービスです。このサービスは、サービスを実行しているすべてのクラスタ・ノードにすべてのキャッシュ・データを完全にレプリケートします。
ステータス: このサービスの高可用性ステータス。これには次のものがあります。
MACHINE-SAFE: データが失われることなく、指定されたマシン上で実行中のすべてのクラスタ・ノードを同時に停止できることを示します。
NODE-SAFE: データが失われることなく、任意のクラスタ・ノードを停止できることを示します。
ENDANGERED: このサービスを実行するクラスタ・ノードの終了によって、データが失われる可能性があることを示します。
注意: サービスをサポートする新しいノードがクラスタに追加された場合、更新された数が表示されるのは、構成収集が発生した後です。
CoherenceクラスタがExalogicラックで稼働している場合、前述とは別に、次のステータス・タイプが使用可能です。
RACK-SAFE: 任意のデータが失われることなくラックを停止できることを示します。
SITE-SAFE: 任意のデータが失われることなくサイトを停止できることを示します。
ノード数: サービス内のノード数。リンクをクリックしてノード: パフォーマンス・ページにドリルダウンします。
記憶域が有効なノード: このサービスに対して記憶域が有効なノードの数。
注意: ここにリストされる「ノード数」と「記憶域が有効なノード」は、検出されたノード・ターゲットの数とは異なる場合があります。結果として、リンクをクリックして表示されるノード数は、この表に示されるノード数より少なくなる場合があります。 |
危険にさらされたノード: このサービスに対する、危険にさらされているノードの数を表示します。リンクをクリックしてノード: パフォーマンス・ページにドリルダウンします。注意: 新しいノードがクラスタに追加された場合、更新された数が表示されるのは、構成収集が発生した後です。
キャッシュ: サービス内のキャッシュの数。リンクをクリックすると、キャッシュ・ページにドリルダウンします。
アクティブなトランザクション: トランザクション・キャッシュは、トランザクションを保証する専用の分散キャッシュです。トランザクション・キャッシュは、実行時にトランザクション記憶域とリカバリを提供する一連の内部トランザクション・キャッシュとともに自動的に使用されます。また、トランザクション・キャッシュにより、トランザクションのデフォルト動作(内部トランザクション・キャッシュのデフォルト動作を含む)を実行時にオーバーライドすることも可能です。このサービスのアクティブなトランザクションの数がここに表示されます。
ホスト: このタブには、ノードが実行されているホストが表示されます。次の詳細があります。
ホスト: ノードが存在するホスト。「ホスト名」リンクは、ノードに「マシン名」プロパティが定義されている場合にのみ表示されます。
ノードが稼働しているホストはEnterprise Managerによって監視されます。
検出されたホスト・ターゲットの名前は、oracle.coherence.machine
システム・プロパティで指定した名前と同じである必要があります。
ノード数: 各ホストに存在するノードの数。ノード・パフォーマンス・ページにドリルダウンするには、リンクをクリックします。
使用中のCPU%: ホストで使用されているCPUの割合。
使用済メモリー%: ホストで使用されているメモリーの割合。
次の前提条件を満たしている場合は、クラスタ管理操作を実行できます。
ノードを開始または停止する予定のホストをEnterprise Managerで監視する必要があります。
Coherenceノードは、-Doracle.coherence.machine
Javaオプションで開始し、その名前は、Enterprise Managerで監視されるホスト名と一致します。
Coherenceノードは、Javaオプション-Doracle.coherence.startscript
および-Doracle.coherence.home
で開始します。
oracle.coherence.startscript
オプションは、Coherenceノードの起動に必要な起動スクリプトの絶対パスを指定します。このノードの起動に必要なカスタマイズはすべて、このスクリプト内に記述する必要があります。oracle.coherence.home
オプションは、coherenceフォルダが存在する場所の絶対パス、つまり$INSTALL_DIR/coherence
を指定します。このフォルダにはコヒーレンスのバイナリとライブラリが含まれています。
優先資格証明は、クラスタ管理操作が実行されるすべてのホストに設定されています。
次の操作を実行できます。
新規ノードの起動: 既存のノードに基づいて1つ以上のノードを起動できます。新しいノードは、既存のノードと同じ構成になります。1回の操作で、複数のリモート・ホストで複数のノードを起動できます。新しいノードを起動するホストを選択し、「新規ノードの起動」をクリックします。1つ以上のノードを追加できる新規ノードの起動ページが表示されます。
ノードの停止: 特定のホストで、すべてのノードを停止できます。ホストを選択し、「ノードの停止」をクリックします。停止するノードの詳細を示すノードの停止ページが表示されます。
注意:
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「Coherenceクラスタ・ホーム」メニューから、次の主要なオプションを使用できます。
「パフォーマンス・サマリー」の表示: 「Oracle Coherenceクラスタ」メニューから「監視」、「パフォーマンス・サマリー」の順に選択します。このページでは、クラスタのパフォーマンスを確認できます。詳細は、第25.4.1項「「パフォーマンス・サマリー」ページ」を参照してください。
メトリックと収集設定: 「Oracle Coherenceクラスタ」メニューから「監視」、「メトリックと収集設定」の順に選択します。修正処理を設定して、ノードおよびキャッシュをEnterprise Managerターゲットとして追加できます。
次のページに移動できます。
ノード
キャッシュ
サービス
アプリケーション
プロキシ
クラスタ管理: Oracle Coherenceクラスタメニューから「管理」を選択します。詳細は26.1項「クラスタ管理ページ」を参照してください。
クラスタのリフレッシュ: 「Oracle Coherenceクラスタ」メニューから「クラスタのリフレッシュ」を選択します。Enterprise ManagerのCoherenceターゲットが、稼働中のクラスタに同期するようにクラスタをリフレッシュできます。
Coherenceノードのプロビジョニング: 「Oracle Coherenceクラスタ」メニューから「コヒーレンス・ノード・プロビジョニング」を選択します。ファーム内の複数のターゲット全体にCoherenceノードを配布できます。Coherenceノードのプロビジョニングの詳細は、Enterprise Managerライフサイクル管理の管理者ガイドを参照してください。
最新の構成情報: 「Oracle Coherenceクラスタ」メニューから「構成」、「最新収集」の順に選択します。Coherenceクラスタの最新または保存済の構成データを確認できます。
トポロジ: 「Oracle Coherenceクラスタ」メニューから「構成」、「トポロジ」の順に選択します。構成トポロジ・ビューアには、Coherenceデプロイメントのレイアウトが視覚的に表示され、Coherenceクラスタおよび関連するノードとキャッシュが表示されます。
JVM診断: 「Oracle Coherenceクラスタ」メニューから、「JVM診断」を選択し、「CoherenceクラスタのJVM診断」ドリルダウン・ページを表示します。このオプションは、クラスタがJVM診断用に構成されていて、WLS Management Pack EEのManagement Packが含まれている場合のみ使用できます。詳細は、28項「JVM診断とのCoherence統合」を参照してください。
このページには、クラスタ内の選択されたノードの詳細が表示されます。
次のリージョンが含まれます。
サマリー
一般
可用性: 過去24時間のノードの可用性。
Coherenceクラスタ: このノードが関連付けられているクラスタ。
再起動されたノードの自動検出: extendedMBeanフラグを設定してノードが起動されている場合に、このフラグが有効になり、チェック・マークが表示されます。
CPU
CPU (%): 使用されたCPUの割合。
キャッシュ・サイズ
オブジェクト: キャッシュ内のオブジェクト数の集計。
ユニット: キャッシュ内のユニット数の集計。
メモリー: キャッシュによって使用されたメモリの集計。
キャッシュ使用率
キャッシュ: クラスタ内のキャッシュの合計数。
取得総数: 過去24時間のget()操作の合計数。
ミス合計: 過去24時間のキャッシュ・ミスの合計数。
プット総数: 過去24時間のput()操作の合計数。
サービス
サービス: キャッシュで実行されているサービスの合計数。
タスクのバックログ: サービスのプール・スレッドの1つにより実行するようスケジュールされたタスクを保持するバックログ・キューのサイズ。
ストレージ・マネージャ
追出し合計: このストレージ・マネージャによって管理されるバッキング・マップからの削除の合計数。
ディスパッチされたイベントの合計: ストレージ・マネージャがディスパッチしたイベントの1分当たりの合計数。
インシデントと問題の概要
このリージョンには、過去7日間に発生したインシデントと、ノードおよびノードに関連付けられたホスト・ターゲッの問題がリストされます。リンクをクリックすると、インシデント・マネージャ・ページにドリルダウンします。
キー・インジケータ
このリージョンには、過去24時間のノードの状態とパフォーマンスを示す主要なメトリックのグラフが表示されます。メトリック・パレットから選択することによって、グラフに含める主要なメトリックを指定するメトリックをカスタマイズできます。
上位コンポーネント
このリージョンには、選択したメトリックのパフォーマンスの上位10個のターゲットが最後のメトリック収集から抽出され、グラフィカルに表示されます。グラフには、リアル・タイムのデータは表示されません。上位コンポーネントは、選択したメトリックに応じて昇順または降順でリストされ、上位コンポーネント・データがどのように収集されたかが示されます。「表示」ドロップ・ダウン・リストからメトリックを選択すると、選択したメトリックの上位10個のターゲットがグラフィカルに表示されます。たとえば、「キャッシュ - キャッシュ・オブジェクト」メトリックを選択すると、グラフに上位10個のキャッシュ・ターゲットが表示されます。
コンポーネント
このリージョンには、キャッシュ、サービス、接続、Connection Manager、アプリケーション、クラスタなどのノードに関連付けられたコンポーネントがリストされます。表には、コンポーネントの名前とタイプが表示されます。
Oracle Coherenceノードのホームページから、次の主要なメニュー・オプションを使用できます。
パフォーマンス・サマリーの表示: 「Oracle Coherenceノード」メニューから「監視」、「パフォーマンス・サマリー」の順に選択します。このページでは、クラスタのパフォーマンスを確認できます。詳細は、第25.4.1項「「パフォーマンス・サマリー」ページ」を参照してください。
メトリックと収集設定: 「Oracle Coherenceノード」メニューから「監視」、「メトリックと収集設定」の順に選択します。修正処理を設定して、ノードおよびキャッシュをEnterprise Managerターゲットとして追加できます。
次のページに移動できます。
キャッシュ
サービス
管理: 「Oracle Coherenceノード」メニューから「管理」を選択します。詳細は、第26.2項「ノード管理ページ」を参照してください。
最新の構成情報: 「Oracle Coherenceノード」メニューから「構成」、「最新収集」の順に選択します。Coherenceクラスタの最新または保存済の構成データを確認できます。
トポロジ: 「Oracle Coherenceノード」メニューから「構成」、「トポロジ」の順に選択します。構成トポロジ・ビューアには、Coherenceデプロイメントのレイアウトが視覚的に表示され、Coherenceクラスタおよび関連するノードとキャッシュが表示されます。
JVM診断: 「Oracle Coherenceノード」メニューから、「JVM診断」を選択し、「CoherenceノードのJVMプール」ドリルダウン・ページを表示します。このオプションは、ノードがJVM診断用に構成されていて、WLS Management Pack EEのManagement Packが含まれている場合のみ使用できます。詳細は、28項「JVM診断とのCoherence統合」を参照してください。
このページには、選択したキャッシュの詳細情報が表示されます。
次のリージョンが含まれます。
サマリー
一般
可用性: 過去24時間のキャッシュの可用性。
Coherenceクラスタ: このキャッシュが関連付けられているクラスタ。
ノード
合計ノード数: クラスタ内のノードの合計数。リンクをクリックすると、すべてのノード・ページにドリルダウンします。
ストレージ・ノード: クラスタ内の記憶域が有効なノードの数。リンクをクリックすると、ストレージ・ノード・ページにドリルダウンします。
注意: 新たに記憶域が有効になったノードは、自動的にはクラスタに追加されません。クラスタに追加された物理ノードにノード・ターゲットを追加するには、クラスタをリフレッシュする必要があります。 |
ストレージ・ノード以外: プロキシ、クライアント・ノードなどの記憶域が有効でないノード。これらは、フロント・キャッシュのみに関連します。詳細は、25.2.3.1項「ニア・キャッシュ」を参照してください。
キャッシュ・サイズ
オブジェクト: キャッシュ内のオブジェクト数の集計。
ユニット: キャッシュ内のユニット数の集計。
メモリー: キャッシュによって使用されたメモリの集計。
高/低ユニット合計: これはキャッシュに構成された高ユニットおよび低ユニットを表します。このパラメータが構成されていない場合、N/Aが表示されます。
キャッシュ使用率
取得総数: このキャッシュをサポートしているすべてのノードでの過去24時間のget操作の集計。
ミス合計: このキャッシュをサポートしているすべてのノードでの過去24時間のキャッシュ・ミスの数の集計。
プット総数: このキャッシュをサポートしているすべてのノードでの過去24時間のput操作の集計。
問合せ
最適化されていない実行された問合せ: 解決できなかった問合せの合計実行時間(分)。
最適化された問合せ: 索引を使用して全解決されたパラレル問合せの合計数(分)。
サービス
サービス: このキャッシュをサポートしているサービス。
タスクのバックログ: すべてのサービスで実行するようスケジュールされたタスクを保持するバックログ・キューのサイズ。
ストレージ・マネージャ (これらのメトリックはバック・キャッシュのみに適用されます。)
追出し合計: このストレージ・マネージャによって管理されるバッキング・マップからの削除の数の集計。
ディスパッチされたイベントの合計: ストレージ・マネージャがディスパッチしたイベントの1分当たりの合計数。
インシデントと問題の概要
このリージョンには、過去7日間に発生したインシデントと、ノードおよびノードに関連付けられたホスト・ターゲッの問題がリストされます。リンクをクリックすると、インシデント・マネージャ・ページにドリルダウンします。
キー・インジケータ
このリージョンには、過去24時間のノードの状態とパフォーマンスを示す主要なメトリックのグラフが表示されます。メトリック・パレットからメトリックを選択することで、チャートに含めるメトリックをカスタマイズできます。
上位コンポーネント
このリージョンには、選択したメトリックのパフォーマンスの上位10個のターゲットが最後の構成収集から抽出され、グラフィカルに表示されます。上位コンポーネントは、選択したメトリックに応じて昇順または降順でリストされ、上位コンポーネント・データがどのように収集されたかが示されます。「表示」ドロップ・ダウン・リストからメトリックを選択すると、選択したメトリックの上位10個のターゲットがグラフィカルに表示されます。たとえば、「キャッシュ - キャッシュ・オブジェクト」メトリックを選択すると、グラフに上位10個のキャッシュ・ターゲットが表示されます。
コンポーネント
このリージョンには、キャッシュが関連付けられているノードが表示されます。「名前」リンクをクリックすると、ノード・ホームページにドリルダウンします。
ニア・キャッシュはハイブリッドなキャッシュであり、一般に分散キャッシュまたはリモート・キャッシュとローカル・キャッシュを組み合せた役割を果たします。ニア・キャッシュでは、構成済の無効化戦略を使用してフロント・キャッシュ・エントリを無効にし、優れたパフォーマンスおよび同期化を実現します。パーティション・キャッシュによってバッキングされたニア・キャッシュでは、反復的なデータ・アクセスにおいて0ミリ秒のローカル・アクセスが可能になります。同時実行性が可能になり、整合性およびフェイルオーバーが保証されるのみでなく、レプリケーション・キャッシュとパーティション・キャッシュの長所が効率的に結合されます。
ニア・キャッシュの目的は、最後に使用した(MRU: Most Recently Used)データと最も頻繁に使用する(MFU: Most Frequently Used)データの読取りアクセスの速度を上げて、レプリケート・キャッシュの長所である最大のパフォーマンスと分散キャッシュの長所である最大のスケーラビリティの両方を最大限に実現することです。そのため、ニア・キャッシュの実装には「フロント・キャッシュ」と「バック・キャッシュ」の2つのキャッシュが含まれ、これらはリードスルー/ライトスルー方式を使用することにより、互いに自動的および透過的に通信します。「フロント・キャッシュ」はローカル・キャッシュ・アクセスを提供します。高速でサイズも限られていることから、低コストといえます。バック・キャッシュは、ローカル・キャッシュが使用不能な場合に必要に応じてロードできる、集中型のキャッシュまたは複数層構成のキャッシュにすることができます。バック・キャッシュは、非常に容量が大きいという点で完璧かつ適切ですが、アクセス速度の点では割高といえます。
ニア・キャッシュがクラスタに存在する場合は、バック・キャッシュとフロント・キャッシュそれぞれに対して1つのキャッシュ・ホーム・タブが表示されます。
次の主要なメニュー・オプションは、Coherenceキャッシュのホームページで使用できます。
「パフォーマンス・サマリー」の表示: 「Oracle Coherenceキャッシュ」メニューから「監視」、「パフォーマンス・サマリー」の順に選択します。このページでは、クラスタのパフォーマンスを確認できます。詳細は、第25.4.1項「「パフォーマンス・サマリー」ページ」を参照してください。
メトリックと収集設定: 「Oracle Coherenceキャッシュ」メニューから「監視」、「メトリックと収集設定」の順に選択します。修正処理を設定して、ノードおよびキャッシュをEnterprise Managerターゲットとして追加できます。
次のページに移動できます。
ノード
サービス
管理: 「Oracle Coherenceキャッシュ」メニューから「管理」を選択します。詳細は、26.3項「キャッシュ管理ページ」を参照してください。
キャッシュ・データ管理: キャッシュ・データ管理機能を使用すると、索引を定義して、指定した一連の条件を満たす、現在キャッシュされているデータに対して問合せを実行できます。詳細は、26.5項「キャッシュ・データ管理」を参照してください。
最新の構成情報: 「Oracle Coherenceクラスタ」メニューから「構成」、「最新収集」の順に選択します。Coherenceクラスタの最新または保存済の構成データを確認できます。
トポロジ: 「Oracle Coherenceクラスタ」メニューから「構成」、「トポロジ」の順に選択します。構成トポロジ・ビューアには、Coherenceデプロイメントのレイアウトが視覚的に表示され、Coherenceクラスタおよび関連するノードとキャッシュが表示されます。
JVM診断: 「Oracle Coherenceキャッシュ」メニューから、「JVM診断」を選択し、CoherenceキャッシュのJVM診断プール・ドリルダウン・ページを表示します。このオプションは、クラスタがJVM診断用に構成されていて、WLS Management Pack EEのManagement Packが含まれている場合のみ使用できます。詳細は、28項「JVM診断とのCoherence統合」を参照してください。
このページを使用すると、様々なタイプのキャッシュに格納されているアプリケーション・データを表示および監視できます。このページを表示するには、「Oracle Coherenceクラスタ」メニューから、「アプリケーション」オプションを選択します。
アプリケーションに複数のWebモジュールが含まれている場合、各モジュールのアプリケーション・データが表示されます。セッション管理統計をリセットするには、「統計情報のリセット」をクリックします。
表示されるグラフは次のとおりです。
ローカル属性数: ローカル属性数が表示されます。
ローカル・セッション数: ローカル・セッション数が表示されます。
オーバーフロー更新: 1分当たりのオーバーフロー更新回数が表示されます。
セッション更新: 1分当たりのセッション更新回数が表示されます。
リープ継続時間: 平均リープ継続期間をミリ秒単位で表示します。
リープ・セッション: リープ・サイクルにおける平均リープ・セッション数が表示されます。
オーバーフロー・キャッシュ
この表には、次の詳細が含まれます。
モジュール: アプリケーションを含むCoherenceクラスタの名前。
ノードID: これはノード・ターゲット名です。リンクをクリックしてノードのホームページにドリルダウンします。
キャッシュ: これはキャッシュ・ターゲットの名前です。キャッシュのホームページにドリルダウンするには、リンクをクリックします。
平均サイズ: 統計が最後にリセットされてから、セッション記憶域クラスタ・キャッシュに格納されたセッション・オブジェクトの平均サイズ(バイト)。
最大サイズ: 統計が最後にリセットされてから、セッション記憶域クラスタ・キャッシュに格納されたセッション・オブジェクトの最大サイズ(バイト)。
しきい値: シリアライズされた形式の属性値が、大きい属性のために確保されている別個のオーバーフロー・キャッシュに格納される際の条件となる最低限の長さ(バイト)。
オーバーフロー更新: 統計が最後にリセットされてから、オーバーフロー・クラスタ・キャッシュに格納されたセッション属性の更新回数。
クラスタ化されたセッション・キャッシュ
モジュール: アプリケーションを含むCoherenceクラスタの名前。
ノードID: これはノード・ターゲット名です。リンクをクリックしてノードのホームページにドリルダウンします。
キャッシュ: これはキャッシュ・ターゲットの名前です。キャッシュのホームページにドリルダウンするには、リンクをクリックします。
平均サイズ: 統計が最後にリセットされてから、セッション記憶域クラスタ・キャッシュに格納されたセッション・オブジェクトの平均サイズ(バイト)。
最小サイズ: 統計が最後にリセットされてから、セッション記憶域クラスタ・キャッシュに格納されたセッション・オブジェクトの最小サイズ(バイト)。
最大サイズ: 統計が最後にリセットされてから、セッション記憶域クラスタ・キャッシュに格納されたセッション・オブジェクトの最大サイズ(バイト)。
セッションID長: 生成されたセッションIDの長さ。
タイムアウト: セッションの有効期限(秒)。セッションが期限切れにならない場合は-1。
セッション更新: セッション記憶クラスタ・キャッシュに格納されたセッション・オブジェクトの1分当たりの更新回数。
確保済オブジェクト: Webアプリケーションのこのインスタンスに確保されたセッション・オブジェクトの数。スティッキー・セッション最適化が無効な場合には、-1。
リープ・セッション
モジュール: アプリケーションを含むCoherenceクラスタの名前。
ノードID: これはノード・ターゲットの名前です。リンクをクリックしてノードのホームページにドリルダウンします。
平均リープ継続時間: 平均リープ継続期間(分単位)。
平均リープ・セッション: 統計が最後にリセットされてからの平均リープ・セッション数。
リープ・セッションの合計: 統計が最後にリセットされてリープされた期限切れセッションの合計数。
このページには、Coherenceクラスタ内のサービス・インスタンスのすべての詳細が表示されます。
次のリージョンが含まれます。
名前: サービスに割り当てられた名前。
ノード: サービス内のノードの数。
記憶域が有効なノード: このサービスをサポートしている記憶域が有効なノードの数。
タイプ: 使用できるサービス・タイプは、次のとおりです。
クラスタ・サービス: このサービスは、クラスタ・ノードがクラスタに参加する必要がある場合に起動されます。クラスタ・サービスは、クラスタのメンバーシップとサービスを管理します。
分散型キャッシュ・サービス: クラスタ・ノードは、クラスタ全体にデータを分散(パーティション化)できます。これにより、キャッシュ内の各データは、1つのクラスタ・ノードでのみ管理(保持)されます。
起動サービス: このサービスは、クラスタ起動を可能にし、グリッド・コンピューティング・アーキテクチャをサポートします。
レプリケート・キャッシュ・サービス: 同期化されたレプリケート・キャッシュ・サービスです。このサービスは、サービスを実行しているすべてのクラスタ・ノードにすべてのキャッシュ・データを完全にレプリケートします。
インシデント: 発生したインシデントまたは問題。リンクをクリックすると、インシデント・マネージャ・ページにドリルダウンします。
ステータス: このサービスの高可用性ステータス。これには次のものがあります。
MACHINE-SAFE: データが失われることなく、指定されたマシン上で実行中のすべてのクラスタ・ノードを同時に停止できることを示します。
NODE-SAFE: データが失われることなく、任意のクラスタ・ノードを停止できることを示します。
ENDANGERED: このサービスを実行するクラスタ・ノードの異常終了によって、データが失われる可能性があることを示します。
RACK-SAFE: 任意のデータが失われることなくラックを停止できることを示します。
SITE-SAFE: 任意のデータが失われることなくサイトを停止できることを示します。
アクティブなトランザクション: 現在アクティブなトランザクションの合計数。アクティブなトランザクションは、少なくとも1つの変更されたエントリを含むトランザクションとして数えられ、まだコミットまたはロールバックされていません。複数のノードがトランザクションに参加していた可能性がある場合でも、トランザクションのコーディネータ・ノードでこの数は保持されます。
リクエストの合計
このグラフには、最後の収集間隔以降に発行された同期リクエストの合計数が表示されます。
このページを使用すると、CoherenceクラスタにあるConnection Managerの詳細を表示できます。
このページには、次のセクションが含まれています。
一般
サービス名: サービスに割り当てられた一意の名前。
ノードID: これはノード・ターゲット名です。
接続数: Connection Managerインスタンスに関連付けられた接続の数。
インシデント: 発生したインシデント。
ホストIP: ホスト・マシンのIPアドレス。
送信および受信バイト数: このグラフには、1分間に送受信されたバイト数が表示されます。「送信バイト数」メトリック・ページにドリルダウンするには、グラフをクリックします。
接続
リモート・クライアント: 接続ごとに割り当てられた一意の16進数。
ノードID: これはノード・ターゲット名です。
送信バイトのバックログ: バックログの送信バイト数。
送信メッセージのバックログ: バックログの送信メッセージ数。
稼働開始: Connection Managerインスタンスが起動されてから経過した日時。
受信バイト数: 1分間に受信したバイト数。
送信されたバイト数: 1分間に送信されたバイト数。
これらのページは、クラスタに関連付けられているノード、キャッシュ、サービスなどのターゲット・ページを説明します。
このページには、クラスタに属し、キャッシュまたはサービスをサポートする、検出されたすべてのノード・ターゲットがリストされます。表示されるノードのリストは、このページに移動してきた方法によって異なります。
このページは、マスター表でノードを選択して、詳細リージョンで主要なパフォーマンス・メトリックを表示できる、マスター/詳細形式のページです。ここに表示されるノードのリストは、このページに移動してきた方法によって異なります。このページを表示するには、次の手順を実行します。
「ターゲット」メニューから「ミドルウェア」を選択し、Coherenceクラスタをクリックします。Oracle Coherenceクラスタのホームページの「Oracle Coherenceクラスタ」メニューから、「ノード」を選択します。このページには、キャッシュのホームページからも移動できます。
Oracle Coherenceクラスタのホームページから、「記憶域」、「ストレージ・ノード以外」または「ノード数」リンクをクリックします。
デフォルトでは、次の詳細が表示されます。非表示フィールドを表示するには、「ビュー」メニューで、「列」、「列の管理」の順に選択します。「列の管理」表で、「非表示列」リストから1つ以上の列を選択し、それらを「表示列」に移動して「OK」をクリックします。選択したフィールドが表に表示されます。
注意: 表の最上部にある「例による問合せ」フィールドに値を指定することで、表に表示されるノードのリストをフィルタリングできます。たとえば、xyzホスト上で実行しているノードのリストを表示する場合は、「ホスト問合せ」フィールドに「xyz」と入力します。 |
ノード: これはノード・ターゲットの名前です。リンクをクリックしてノードのホームページにドリルダウンします。
ステータス: ノードが稼働中、停止中、エラーまたは不明のどのステータスであるかを示します。
ホスト: ノードが稼働しているホスト。ホストがEnterprise Managerで監視中のターゲットである場合は、リンクをクリックすると、ホストのホームページにドリルダウンできます。
キャッシュ: このノードがサポートしているキャッシュ・ターゲットの合計数。
受信者成功(%): 送信パケットの合計に占める受信パケットの率です。
パブリッシャ成功(%): ネットワーク上でのパブリッシャによるパケット転送の成功率です。
使用可能なメモリー(MB): このノードで使用可能なメモリー。
プット総数: put操作の集計。
取得総数: get操作の集計。
ノードの詳細をグラフィカルに表示するには、表でノードを選択します。次のグラフが表示されます。
使用可能なノード・メモリー: このグラフには、過去24時間で使用可能なメモリーが最も少ないノードが表示されます。
取得の集計/分: このグラフは、選択したノードでサポートされるすべてのキャッシュでのget操作の集計を示します。
プットの集計/分: このグラフは、選択したノードでサポートされるすべてのキャッシュでのput操作の集計を示します。
パブリッシャ成功率: これらのグラフは、ネットワーク上でのパブリッシャによるパケット転送の成功率を示します。
受信者成功率: 送信パケットの合計に占める受信パケットの率です。
使用済ノード・メモリー(MB): ノードによって使用されたメモリーの合計。
CPU使用率(%): 使用されたCPUの割合。
注意: これらのグラフをカスタマイズするには、パーソナライズ機能を使用できます。 |
実行可能な操作は次のとおりです。
起動: 「停止中」ステータスを持つ任意のノードを起動できます。このオプションは、ノードがEnterprise Managerの監視対象ホスト上で実行されている場合にのみ使用できます。
停止: 「稼働中」ステータスを持つ任意のノードを停止できます。このオプションは、ノードがEnterprise Managerの監視対象ホスト上で実行されている場合にのみ使用できます。
新規ノードの起動: 新規ノードは、選択したノードが稼働している同じホスト上で起動できます。ホストはEnterprise Managerで監視する必要があります。
統計情報のリセット: ノードを選択し、「統計情報のリセット」をクリックします。ノードが稼働しているホストのパスワードの入力を求められます。パスワードを入力し、「OK」をクリックし、統計をリセットします。このオプションは、「稼働中」ステータスを持つノードに対してのみ使用可能です。
例による問合せ: 「例による問合せ」アイコンをクリックします。表示される「問合せ」行で、検索する任意の列に問合せ文字列を入力します。指定した基準を満たすすべてのノードが表示されます。
このページには、クラスタに属する、検出されたすべてのキャッシュ・ターゲットがリストされます。このページは、マスター表でキャッシュを選択して、詳細リージョンで主要なパフォーマンス・メトリックを表示できる、マスター/詳細形式のページです。ここに表示されるノードのリストは、このページに移動してきた方法によって異なります。このページを表示するには、次の手順を実行します。
「ターゲット」メニューから「ミドルウェア」を選択し、Coherenceクラスタをクリックします。Oracle Coherenceクラスタのホームページの「Oracle Coherenceクラスタ」メニューから、「ノード」を選択します。
Oracle Coherenceクラスタのホームページから、「キャッシュ」リンクをクリックします。
各キャッシュに対して、次の詳細が表示されます。
名前: これはキャッシュ・ターゲットの名前です。キャッシュのホームページにドリルダウンするには、リンクをクリックします。
サービス: キャッシュで使用されるキャッシュ・サービスの名前。
層: 最も多くキャッシュを持つバック層が表示されます。ニア・キャッシュの場合、キャッシュはフロント層とバック層で構成できます。この場合、一意の階層値を持つ同じキャッシュの複数の行が表示されます。
オブジェクト: キャッシュ内のオブジェクト数。
取得: キャッシュ内のget()操作の集計。
ヒット: キャッシュされたオブジェクトの成功したフェッチの集計。
ミス: キャッシュされたオブジェクトの失敗したフェッチの集計。
読取り: データ・ストアへの読取りの集計。
書込み: データ・ストアへの書込みの集計。
キャッシュをサポートしているノード全体で集計された値の詳細をグラフィカルに表示するには、表でキャッシュを選択します。たとえば、「プットの集計/分」は、キャッシュをサポートしているノード全体で集計された1分当たりのput操作を計算した値です。
デフォルトでは、次のグラフが表示されますが、カスタマイズも可能です。「パーソナライズ」ボタンをクリックして、表示するグラフおよび各グラフに含めるメトリックを選択します。
プットの集計/分: このキャッシュをサポートしているすべてのノードの1分当たりのput操作の集計。
ヒットの集計/分: このキャッシュをサポートしているすべてのノードの1分当たりのget操作の集計。
ミスの集計/分: このキャッシュをサポートしているすべてのノードの1分当たりのキャッシュされたオブジェクトの失敗したフェッチの集計。
追出しの集計/分: このキャッシュをサポートしているすべてのノードの1分当たりの追出し操作の集計。
挿入の集計/分: このキャッシュをサポートしているすべてのノードの1分当たりの挿入操作の集計。
削除の集計/分: このキャッシュをサポートしているすべてのノードの1分当たりの削除操作の集計。
このページには、クラスタに属する、検出されたすべてのサービス・ターゲットがリストされます。このページは、マスター表でサービスを選択して、詳細リージョンで主要なパフォーマンス・メトリックを表示できる、マスター/詳細形式のページです。ここに表示されるノードのリストは、このページに移動してきた方法によって異なります。このページを表示するには、「Oracle Coherenceクラスタ」メニューから「サービス」オプションを選択します。
各サービスに対して、次の詳細が表示されます。
名前: サービスに割り当てられた名前。サービス・ホーム・ページにドリルダウンします。
タイプ: 使用できるサービス・タイプは、次のとおりです。
クラスタ・サービス: このサービスは、クラスタ・ノードがクラスタに参加する必要がある場合に起動されます。クラスタ・サービスは、クラスタのメンバーシップとサービスを管理します。
分散型キャッシュ・サービス: クラスタ・ノードは、クラスタ全体にデータを分散(パーティション化)できます。これにより、キャッシュ内の各データは、1つのクラスタ・ノードでのみ管理(保持)されます。
起動サービス: このサービスは、クラスタ起動を可能にし、グリッド・コンピューティング・アーキテクチャをサポートします。
レプリケート・キャッシュ・サービス: 同期化されたレプリケート・キャッシュ・サービスです。このサービスは、サービスを実行しているすべてのクラスタ・ノードにすべてのキャッシュ・データを完全にレプリケートします。
ステータス: このサービスの高可用性ステータス。これには次のものがあります。
MACHINE-SAFE: データが失われることなく、指定されたマシン上で実行中のすべてのクラスタ・ノードを同時に停止できることを示します。
NODE-SAFE: データが失われることなく、任意のクラスタ・ノードを停止できることを示します。
ENDANGERED: このサービスを実行するクラスタ・ノードの終了によって、データが失われる可能性があることを示します。
RACK-SAFE: 任意のデータが失われることなくラックを停止できることを示します。
SITE-SAFE: 任意のデータが失われることなくサイトを停止できることを示します。
スレッド件数: サービスのスレッド・プール内にあるスレッドの数。
アイドル・スレッド数: サービス・スレッド・プール内で現在アイドル状態のスレッド数。
タスクのバックログ: サービスのプール・スレッドの1つにより実行するようスケジュールされたタスクを保持するバックログ・キューのサイズ。
ハング・タスク: 現在一番長く実行されているハング・タスクのID。
平均リクエスト継続時間: サービスにより発行された個々の同期リクエストの平均継続時間(ミリ秒)。
サービスをサポートしているノード全体で集計された値の詳細をグラフィカルに表示するには、表でサービスを選択します。次のグラフが表示されます。
リクエストの集計/分: サービスによって発行された同期リクエストの合計数。
保留リクエストの集計: このグラフには、サービスによって発行された保留中のリクエストの集計数が表示されます。
平均アクティブ・スレッド: このグラフには、サービス・スレッド・プール内のアクティブ・スレッド数の平均が表示されます。
このページは、クラスタに関連付けられているすべてのアプリケーションをリストします。各アプリケーションで、次の詳細が表示されます。
ローカル属性キャッシュ
ローカル・セッション・キャッシュ
オーバーフロー・キャッシュ
クラスタ化されたセッション・キャッシュ
「アプリケーション名」リンクをクリックし、アプリケーションのホームページにドリルダウンします。
このページには、クラスタ内のすべてのConnection Managerおよび接続のパフォーマンスが表示されます。このページを表示するには、「Coherenceクラスタ」メニューから「プロキシ」を選択します。次のConnection Managerグラフが表示されます。
Connection Managerの統計が最後にリセットされてから送信したバイト数が最も多い上位Connection Manager。
Connection Managerの統計が最後にリセットされてから受信したバイト数が最も多い上位Connection Manager。
Connection Managerの一覧表には、次の詳細が表示されます。
Connection Manager: Connection Managerの名前。サービス名とノードIDから成り、サービス名はこのConnection Managerで使用されるサービスの名前です。リンクをクリックしてConnection Manager: ホーム・ページにドリルダウンします。
サービス: サービスの名前。サービス・ホーム・ページにドリルダウンします。
ノードID: これはノード・ターゲット名です。
送信されたバイト数: 1分間に送信されたバイト数。
受信バイト数: 1分間に受信したバイト数。
送信バッファ・プールの容量: 送信バッファ・プールの最大サイズ。
送信バイトのバックログ: バックログの送信バイト数。
表示される接続関連のグラフは次のとおりです。
接続の統計が最後にリセットされてから送信したバイト数が最も多い上位接続。
接続の統計が最後にリセットされてから受信したバイト数が最高または最多の上位接続。
接続のリストの表が表示されます。詳細ページにドリルダウンするには、リンクをクリックします。
リモート・クライアント: この接続が存在するホスト。
稼働開始: この接続の稼働が開始された日時。
Connection Manager: Connection Managerの名前。リンクをクリックしてConnection Manager: ホーム・ページにドリルダウンします。
サービス: サービスの名前。サービス・ホーム・ページにドリルダウンします。
ノードID: これはノード・ターゲット名です。
送信されたバイト数: 1分間に送信されたバイト数。
受信バイト数: 1分間に受信したバイト数。
接続時間: ミリ秒で表した接続時間。
送信メッセージのバックログ: バックログの送信メッセージ数。
送信バイトのバックログ: バックログの送信バイト数。
この項では、パフォーマンス・サマリー・ページ、およびサービスとConnection Managerのパフォーマンス・ページについて説明します。
パフォーマンス・サマリー・ページを使用して、選択したコンポーネントまたはアプリケーションのパフォーマンスを監視できます。このページを表示するには、「Oracle Coherenceクラスタ」メニューから、「監視」、「パフォーマンス・サマリー」を順に選択します。パフォーマンス・ページには、次が含まれています。
特定のパフォーマンス・メトリックの値を一定期間表示する一連のデフォルトのパフォーマンス・グラフ。このグラフをカスタマイズして、パフォーマンス上の潜在的な問題を検出できます。
コンポーネント、またはアプリケーションに固有の一連のリージョン。たとえば、Oracleキャッシュのパフォーマンス・サマリー・ページでは、キャッシュ・オブジェクトの集計、削除の集計、最大問合せ期間などのメトリックが表示されます。これらのセクションはコンポーネントごとに異なります。
パフォーマンス・ページは、デフォルトの一連のメトリック・グラフを表示するように構成されていますが、これらのグラフは様々な方法でカスタマイズできます。特定のメトリック・データを関係付けて比較すると、可能性のあるパフォーマンスの問題を識別できます。次のアクションを実行して、グラフをカスタマイズできます。
「メトリック・パレットの表示」をクリックすると、階層ツリー(選択したコンポーネントまたはアプリケーションのすべてのメトリックが含まれる)が表示されます。ツリーは、パフォーマンス・メトリックをパフォーマンス・データの様々なカテゴリに編成しています。
パレット内のメトリックを選択すると、時間とともにメトリック値の変更が表示されるパフォーマンス・グラフが表示されます。グラフは、自動的にリフレッシュされて更新されたデータを表示します。
グラフ上の「x」アイコンをクリックすると、グラフを閉じます。グラフの右側をクリックしてドラッグすると、ページ上の新しい位置にグラフを移動できます。
「メトリック・パレット」からメトリックをドラッグ・アンド・ドロップして、既存のグラフの上部にドロップします。既存のグラフには、両方のメトリックのデータが表示されます。
「パフォーマンス」ページをカスタマイズする方法の詳細は、Enterprise Managerのオンライン・ヘルプを参照してください。
このページには、指定した期間における選択したサービスのパフォーマンスが表示されます。「リクエストの平均継続時間」および「リクエストの最大継続時間」の各グラフが表示されます。
このページには、一定期間における選択したConnection Managerのパフォーマンスが表示されます。表示されるグラフは次のとおりです。
送信されたバイト数: このグラフには、接続マネージャが最後に起動されてから送信したバイト数が表示されます。
受信バイト数: このグラフには、接続マネージャが最後に起動されてから受信したバイト数が表示されます。
パフォーマンス:
選択した期間の平均パフォーマンスが表示されます。
送信バイトのバックログ: バックログの送信バイト数。
送信メッセージのバックログ: バックログの送信メッセージ数。
受信バッファ・プールの容量: 受信バッファ・プールの最大サイズ。
受信バッファ・プールのサイズ: 受信バッファ・プールで現在使用されている値。
送信バッファ・プールの容量: 送信バッファ・プールの最大サイズ。
受信バイト数: 1分間に受信したバイト数。
送信されたバイト数: 1分間に送信されたバイト数。
インシデント・マネージャは、ターゲットおよびそのメンバーのインシデント件数を表示します。Coherenceクラスタ・ターゲットからインシデント・マネージャが起動されると、クラスタ、クラスタ内のノードおよびキャッシュ・ターゲットのインシデント件数が表示されます。同様に、ノード・ターゲットのコンテキストでインシデント・マネージャが起動されると、ノード・ターゲットのインシデントと、ノードにデプロイされたすべてのキャッシュ・ターゲットのインシデントが表示されます。キャッシュ・ターゲットからインシデント・マネージャが起動されると、そのターゲットのインシデント件数が表示されます。
Coherenceクラスタ、ノード、およびキャッシュ・ターゲットの「一般」セクションにあるインシデント件数をクリックすると、インシデント・マネージャを起動できます。または、「Oracle Coherenceクラスタ」(ノードまたはキャッシュ)メニューから「監視」、「インシデント・マネージャ」の順に選択し、「インシデント・マネージャ」ページにナビゲートします。
「Oracle Coherenceクラスタ」メニューから、「ターゲット情報」を選択します。ターゲットに関する次の情報が、ポップアップ・ウィンドウに表示されます。
稼働開始: クラスタの稼働が開始された日時。
可用性%: 管理エージェントがクラスタと通信できた時間の割合。割合のリンクをクリックすると、過去24時間の可用性の詳細が表示されます。
バージョン: クラスタMBeanから取得されたCoherenceソフトウェアのバージョン。
Oracleホーム: Oracleホームの場所。
エージェント: MBeanサーバーと通信するためにOracle Enterprise Managerで使用している管理エージェント。エージェント・ホームページにドリルダウンするには、リンクをクリックします。
ホスト: クラスタが稼働しているホスト。リンクをクリックして、ホストのホームページにドリルダウンします。
名前: これは、クラスタの実際の名前であり、Enterprise Manager内のクラスタ・ターゲットの名前とは異なる可能性があります。
再起動されたノードの自動検出: 表示される値にはtrueまたはfalseがあり、このクラスタ内のすべてのノードがtangosol.coherence.management.extendedmbeanname
プロパティを使用して起動されたかどうかを示します。
MBeanサーバー・ホスト: MbeanサーバーでCoherence管理ノードを実行中のホストを表示します。
MBean Serverホストのノードにアクセスできない場合、ノードの監視機能が影響を受けます。この問題を回避するには、クラスタ内で複数の管理ノードを実行することをお薦めします。管理ノードがクラスタから離れている場合、ホストおよびポートのターゲット・プロパティを、管理ノードを実行しているホストをポイントするように更新する必要があります。