ナビゲーションリンクをスキップ | |
印刷ビューの終了 | |
Oracle Solaris Studio 12.3: C++ ユーザーズガイド Oracle Solaris Studio 12.3 Information Library (日本語) |
CCFLAGS 環境変数で特別なシェル別名を定義するか、または make を使用すると、複雑なコンパイラコマンドを簡略化できます。
次の例では、頻繁に使用するオプションをコマンドの別名として定義します。
example% alias CCfx "CC -fast -xnolibmil"
次に、この別名 CCfx を使用します。
example% CCfx any.C
コマンド CCfx は、次のコマンドと同じです。
example% CC -fast -xnolibmil any.C
CCFLAGS 環境変数を設定すると、一度に特定のオプションを指定できます。
CCFLAGS 変数は、コマンド行に明示的に指定できます。次の例は、CCFLAGS の設定方法を示したものです (C シェル)。
example% setenv CCFLAGS ’-xO2 -m64’
次の例では、CCFLAGS を明示的に使用しています。
example% CC $CCFLAGS any.cc
make を使用する場合、CCFLAGS 変数が前述の例のように設定され、メイクファイルのコンパイル規則が暗黙的に使用された状態で make を呼び出すと、次のコマンドと同等のコンパイルになります。
CC -xO2 -m64 files...
make ユーティリティーは、Oracle Solaris Studio のすべてのコンパイラで簡単に使用できる非常に強力なプログラム開発ツールです。詳細については make(1S) のマニュアルページを参照してください。
メイクファイルの暗黙のコンパイラ規則を使用する、つまり、C++ コンパイルがない場合は、make プログラムによって CCFLAGS が自動的に使用されます。