ナビゲーションリンクをスキップ | |
印刷ビューの終了 | |
Oracle Solaris Studio 12.3 の概要 Oracle Solaris Studio 12.3 Information Library (日本語) |
Oracle Solaris Studio 12.3 の概要
Oracle Solaris Studio ソフトウェアの概要
Oracle Solaris Studio での開発者ワークフロー
er_print ユーティリティーでパフォーマンスデータを調べる
Sun Performance Library は、線形代数問題や非線形問題を数値的に解くための最適化された、かつ高速な数学サブルーチンを集めたものです。Sun Performance Library は、http://www.netlib.org の Netlib から入手できるパブリックドメインサブルーチンの集合をベースとしています。Sun はこれらのパブリックドメインサブルーチンを強化し、Sun Performance Library としてバンドルしました。
多くの Sun Performance Library ルーチンのシリアル速度が向上し、多くのルーチンが並列化されているため、Sun Performance Library ルーチンはシリアルプロセッサとマルチプロセッサ (MP) の両方のプラットフォームでアプリケーションのパフォーマンスを高めることができます。Sun Performance Library ルーチンでは、Fortran 95 および C 言語のインタフェースをサポートする拡張機能など、ベースとなっている Netlib ライブラリには存在しない SPARC および AMD に固有の最適化も得られます。
Sun Performance Library は、ほかのライブラリをリンクするために使用される -l スイッチではなく、- library スイッチでアプリケーションにリンクされます。
Performance Library ルーチンを使用する Fortran ソースをコンパイルするには:
% f95 -dalign filename.f -library=sunperf
Performance Library をコンパイルしてデータの整列を制御するために -dalign オプションが使用されているため、このオプションは必須です。
Performance Library ルーチンを使用する C または C++ ソースをコンパイルするには:
% cc filename.c -library=sunperf % CC filename.cpp -library=sunperf
Sun Performance Library のないシステムにアプリケーションを配備できるように、静的にコンパイルおよびリンクするには、オプション -library=sunperf および -staticlib=sunperf を使用する必要があります。
Sun Performance Library の使用方法についての詳細は、『Oracle Solaris Studio 12.2:Sun Performance Library User’s Guide』を参照してください。ライブラリの各関数およびサブルーチンのマニュアルページについては、Oracle Solaris Studio のマニュアルページのセクション 3p を参照してください。Sun Performance Library の現在のリリースの新機能と変更された機能、ソフトウェアの修正事項、既知の問題、制限事項、および互換性の問題については、『Oracle Solaris Studio 12.3 リリースの新機能』を参照してください。