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Oracle Solaris Studio 12.3 の概要     Oracle Solaris Studio 12.3 Information Library (日本語)
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ドキュメントの情報

はじめに

Oracle Solaris Studio 12.3 の概要

Oracle Solaris Studio ソフトウェアの概要

Oracle Solaris Studio での開発者ワークフロー

Oracle Solaris Studio IDE

Oracle Solaris Studio コンパイラ

C コンパイラ

cc コマンドの構文

C のドキュメント

C++ コンパイラ

CC コマンドの構文

C++ のドキュメント

Fortran 95 コンパイラ

f95 コマンドの構文

Fortran のドキュメント

C/C++/Fortran ライブラリ

並列プログラミング用の OpenMP 3.1

大量の計算を行うプログラムのための Sun Performance Library

アプリケーションの構築用の dmake ユーティリティー

アプリケーションのデバッグ用のツール

コマンド行での dbx

IDE での dbx

dbxtool での dbx

アプリケーションの検証用のツール

メモリーエラーを検出するための Discover ツール

コードカバレージを測定するための Uncover ツール

統合エラーチェック用のコードアナライザツール

アプリケーションのパフォーマンスを調整するためのツール

パフォーマンスアナライザツール

コレクタでパフォーマンスデータを収集する

パフォーマンスアナライザでパフォーマンスデータを調べる

er_print ユーティリティーでパフォーマンスデータを調べる

スレッドアナライザでマルチスレッドアプリケーションのパフォーマンスを分析する

簡易パフォーマンス最適化ツール (SPOT)

DLight のプロファイリングツール

IDE のプロファイリングツール

詳細情報

Oracle Solaris Studio IDE

Oracle Solaris Studio IDE は、オープンソースの統合開発環境である NetBeans IDE をベースとしています。Oracle Solaris Studio IDE には、コア NetBeans IDE、NetBeans C/C++ プラグインモジュール、およびオープンソースの NetBeans IDE では使用できない Oracle Solaris Studio の追加統合コンポーネントが含まれます。

Oracle Solaris Studio IDE では、Oracle Solaris Studio の C、C++、および Fortran コンパイラ、dmake 構築ユーティリティー、および dbx デバッガを使用します。また、IDE は、Oracle Solaris DTrace および Oracle Solaris Studio パフォーマンスユーティリティーを透過的に使用して実行中のプロジェクトのデータを収集するグラフィカルプロファイリングツールも備えています。

Oracle Solaris Studio IDE を使用すると、テキストエディタおよびコマンド行を使用して開発する場合に比べていくつかの利点があります。

IDE を起動するには、次のコマンドを入力します。

% solstudio

次の図は、Quote というサンプルプロジェクトが実行されている IDE を示しています。

image:Oracle Solaris Studio IDE が表示されているスクリーンショット

C または C++ または Fortran のプロジェクトは、ソースファイルと、ソースファイルをコンパイルおよびリンクし、結果のプログラムを実行する方法についての関連情報のグループです。IDE では、プログラムが単一のソースファイルに含まれる場合でも、常にプロジェクト内で作業します。IDE は、メイクファイルとメタデータファイルを含むプロジェクトフォルダにプロジェクト情報を格納します。ソースディレクトリが物理的にプロジェクトフォルダ内に存在する必要はありません。

各プロジェクト (既存のバイナリから作成されたプロジェクトを除く) には、IDE がプロジェクトを構築できるようにメイクファイルが必要です。プロジェクトのメイクファイルを IDE によって生成することも、IDE の外部で以前に作成されたメイクファイルを使用することもできます。すでにメイクファイルを含む既存のソース、または構成スクリプトを実行したときにメイクファイルを構築する既存のソースからプロジェクトを作成できます。

プロジェクトの構築、実行、およびデバッグを行うには、ツールバーのボタンをクリックするか、またはメニューコマンドを選択します。IDE は、デフォルトで Studio の C、C++、および Fortran コンパイラ、dmake、および dbx を使用するように事前構成されています。ただし、システム上に GNU コンパイラが存在し、PATH に含まれている場合、IDE はそれらを容易に検出できます。プロジェクトのプロパティーで「ツールコレクション」を設定することによって、GNU ツールコレクションを使用できます。

Oracle Solaris Studio IDE の使用方法を知るには、IDE の「ヘルプ」メニューを使用するか、F1 キーを押してアクセスできる IDE の統合ヘルプを参照してください。また多くのダイアログボックスに、そのダイアログボックスの使用方法に関する情報を表示するための「ヘルプ」ボタンがあります。

Oracle Solaris Studio 12.3 IDE クイックスタートチュートリアルでは、IDE の使用を開始する方法を説明しています。さらに、NetBeans IDE に関するチュートリアル『C/C++ Learning Trail』も、Oracle Solaris Studio IDE の使用方法を知るために役立ちますが、ユーザーインタフェースおよび機能にいくつか違いがあります。特に、デバッグについての NetBeans のドキュメントは Oracle Solaris Studio IDE には当てはまりません。