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Oracle® WebCenter Content Content Serverユーザーズ・ガイド
11gリリース1(11.1.1)
B65038-02
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3 コンテンツ・アイテムの検索

Oracle WebCenter Contentサーバーは、システム管理者が設定したデータベースでコンテンツ・アイテムをチェックインしたときに入力されるメタデータを格納します。このようなメタデータ値を使用すると、コンテンツ・アイテムを検索できます。システム管理者がOracle Text Searchオプションまたはデータベース・フルテキスト検索機能を構成している場合、コンテンツ・アイテムのテキストは索引付けされ、検索対象としても指定できるようになります。

どの検索ソリューションまたはデータベースが使用されているか、またフルテキスト索引の作成が有効化されているかどうかについては、システム管理者に問い合せてください。

この章の内容は、次のとおりです。

3.1 検索ページ

コンテンツ・アイテムの検索は、コンテンツ・サーバー・インタフェースの次の場所から実行できます。

3.1.1 「クイック検索」フィールド

「クイック検索」フィールドを使用すると、コンテンツ領域に表示されているページとは関係なく検索を実行できます。「クイック検索」フィールドでは、タイトルおよびコンテンツIDメタデータの部分文字列検索を実行できます。また、システムでサポートされている場合は、索引付きのフルテキスト検索も実行できます。

部分文字列検索は、検索語の先頭および末尾にワイルドカードを配置した場合と同じです。たとえば、「クイック検索」フィールドにformと入力した場合、タイトルまたはコンテンツIDメタデータ、あるいは索引付きのフルテキスト(システムでサポートされている場合)にformsperformancereformなどの語が含まれるアイテムが返されます。

ユーザーまたはシステム管理者は、指定した1つ以上のメタデータ・フィールドを検索対象としたカスタム検索を作成し、「クイック検索」フィールドで使用できるようにすることもできます。対象を絞った検索は、クエリー・ビルダー・フォームまたは拡張フォームのいずれかで作成できます。

「クイック検索」フィールドでは、インターネット・スタイルの検索構文、複合構成および代替問合せフォーマットがサポートされています。詳細は、3.7項「その他の検索機能の使用」を参照してください。

3.1.2 ホームページの検索フィールド

ホームページにある検索フィールドを使用すると、メタデータ検索、フルテキスト検索、またはその2つの組合せをホームページから実行できます。ホームページでは、最も一般的に使用される検索フィールドのみが使用可能です。


注意:

ホームページの外観は、検索フィールドが含まれるデフォルトのコンテンツ・サーバー・ホームページから変更されている場合があります。ホームページで検索機能を使用できない場合や、別のメタデータ・フィールドを検索する場合は、「検索」トレイまたは拡張検索ページを使用してください。


3.1.3 「検索」トレイ

「検索」トレイを使用すると、メタデータ検索、フルテキスト検索または組合せ検索を実行できます。「検索」トレイに用意されているのは、最も一般的に使用される検索フィールドのみです。

「検索」トレイ「条件」タブには、条件を入力するためのフォームが表示されます。検索結果は「結果」タブに表示されます。

3.1.4 拡張検索ページ

拡張検索ページでは、使用可能なすべてのフィールドを対象にして、メタデータ検索、フルテキスト検索、またはその2つの組合せを実行できます。

このページにアクセスするには、「検索」トレイ「詳細」リンクをクリックするか、ツールバー「検索」メニューを使用します。

拡張検索ページ展開されたフォームには、使用可能なすべての検索フィールドが1つのページに表示されます。検索ページの上部にある「検索フォーム」メニューを使用して、拡張フォームとクエリー・ビルダー・フォームを切り替えることができます。

また、「プロファイルの切替え」メニューから別の検索プロファイルを選択することもできます(システム管理者がそれらを定義済の場合)。拡張検索ページを使用するデフォルトの検索フォームを指定できます。詳細は、2.4.2項「ユーザー・プロファイル・ページ」を参照してください。


注意:

拡張フォームを使用して作成する問合せでは、<AND>演算子でメタデータ・フィールドを区切ります。結果が返されるのは、各フィールドに入力した各検索条件を満たした場合のみです。たとえば、「タイトル」フィールドにJanuaryと入力し、「タイプ」フィールドにpresentationと入力した場合、タイプがpresentationであり、タイトルがJanuaryである場合にのみ、コンテンツが返されます。



注意:

コンテンツ・サーバー・インスタンスでOracle Text Searchを使用する場合、拡張検索ページ拡張フォームの「フルテキスト検索」フィールドに複合検索問合せを入力することはできません。かわりに、クエリー・ビルダー・フォームを使用する必要があります。


3.1.5 クエリー・ビルダー・フォーム

クエリー・ビルダー・フォームでは、一連のリストからオプションを選択して、複合問合せを作成および保存できます。問合せを作成した後、その問合せを直接編集したり、検索を実行することができます。また、問合せを保存して「保存済問合せ」から簡単にアクセスできるようにすることもできます。

クエリー・ビルダー・フォームでは、メタデータ・フィールドを<AND>演算子または<OR>演算子のいずれかで区切ることができます。<AND>演算子を使用する場合は、各フィールドに入力した検索条件がすべて満たされた場合に結果が返されます。

<OR>演算子を使用する場合は、各フィールドの条件のうち1つを満たすだけでかまいません。たとえば、「タイトル」フィールドにJanuaryと入力し、「タイプ」フィールドにpresentationと入力し、<OR>で区切った場合、タイプがpresentationであるか、タイトルがJanuaryである場合に、コンテンツが返されます。


注意:

コンテンツ・サーバー・インスタンスでOracle Text Searchを使用する場合、拡張検索ページ拡張フォームの「フルテキスト検索」フィールドに複合検索問合せを入力することはできません。かわりに、クエリー・ビルダー・フォームを使用する必要があります。


3.2 検索結果の操作

ページごとに返すコンテンツ・アイテムの数やその順序を決めることで、検索結果の表示方法を指定できます。たとえば、条件を満たす最新のファイルを検索する場合は、結果をリリース日順にソートできます。changed addressなどの特定のテキストを検索する場合は、スコア順に検索結果をソートできます。

拡張検索ページ「結果オプション」領域を使用して、検索結果ページの表示方法を制御できます。

この項の内容は次のとおりです。

3.2.1 検索結果の表示

検索結果の表示方法を指定するには、次の手順を実行します。

  1. ホームページの検索フィールドまたは拡張検索ページを表示します。

  2. 「結果オプション」まで下にスクロールします。

  3. 「ページごとの結果」に、各検索結果ページに表示するコンテンツ・アイテムの最大数を設定します。

  4. ソート基準の方法と順序を指定します。

  5. 「検索」をクリックします。

  6. 検索結果ページ「コンテンツ・アクション」メニューで、ビュー・オプションを選択して検索結果ビューを指定します。


注意:

  • 「クリア」ボタンを使用すると、検索フィールドがクリアされます。ただし、「結果オプション」の設定はクリアされません。

  • ソート・フィールド、ソート順および結果数のデフォルト値を変更する方法の詳細は、2.4.3項「ユーザー・プロファイルの編集」を参照してください。

  • システム管理者は、コンテンツ・サーバー構成マネージャを使用して、ソート可能なフィールドを追加または削除できます。ソート可能なフィールドを変更する方法については、システム管理者に問い合せてください。


3.2.2 検索結果ビューの変更

デフォルトの検索結果ビューを変更するには、次の手順を実行します。

  1. ユーザー・プロファイル・ページを表示します。

  2. 「検索テンプレート」オプションまで下にスクロールします。

  3. 「検索テンプレート」をクリックし、検索結果ビューを選択します。

  4. 「更新」をクリックします。

3.3 検索結果テンプレート

検索結果の表示方法をパーソナライズするには、ユーザー・プロファイル・ページのリストまたは検索結果ページからオプションを選択します。デフォルトで3つのテンプレートを使用でき、提供されている3つのテンプレートに基づいて新しいビューを作成することもできます(ユーザーの検索結果テンプレート・ページを使用し、情報を識別して表示オプションを指定します)。この方法で、検索結果に表示するメタデータの情報をカスタマイズできます。さらに、様々な保存済問合せに対して異なる検索結果テンプレートを使用するように指定できます。

この項の内容は次のとおりです。

3.3.1 クラシック表示テンプレート

クラシック・テンプレートには、ユーザー・プロファイル・ページで設定されたデフォルトのソート・フィールドと順序に基づいて、単一行のコンテンツ・アイテムが順にリストされます。

classictemplate.gifについては周囲のテキストで説明しています。
説明

コンテンツ・アイコンまたはサムネイル・イメージ

コンテンツ・タイプに基づいてアイコンが表示されます。オプションで、システム管理者がコンテンツのサムネイル・イメージを作成するようにコンテンツ・サーバーを設定した場合は、サムネイル・イメージが表示されます。

説明

次の情報が表示されます。

タイトルとコンテンツID: コンテンツ・アイテムのタイトルと一意の識別子が表示され、コンテンツのWeb表示可能バージョン(使用可能な場合)にリンクしています。使用可能なWeb表示可能バージョンがない場合は、そのネイティブ・ファイルにリンクします。

タイトルおよびコンテンツIDは、クラシック表示に基づいて、検索結果のクラシック表示テンプレートの作成/検索結果のクラシック表示テンプレートの編集ページ「クラシック表示」テンプレート・セクションからフィールドが明確に選択されていない場合でも、すべてのカスタム検索結果テンプレートに表示されます。

作成者: コンテンツ・アイテムをチェックインしたユーザー。

リビジョン: コンテンツ・アイテムのリビジョン番号を識別します。

リリース日: コンテンツ・アイテムがリリースされた日付。

コメント: アイテムのチェックイン時に入力されたコメント(存在する場合)。

コンテンツ・フォーマット: ネイティブ・ファイルのフォーマット。

改訂

コンテンツ・アイテムのリビジョン番号を表示します。

アクション

アイテムの「アクション」メニューと「コンテンツ情報」アイコンを表示します。

「アクション」アイコン: このアイコンをクリックすると、選択したコンテンツ・アイテムに対するアクションのメニューが開きます。

「コンテンツ情報」アイコン: このアイコンをクリックすると、コンテンツ情報ページが表示されます。


3.3.2 ヘッドライン表示テンプレート

ヘッドライン・テンプレートには、デフォルトでは単一行のアイテムがリストされ、最小限の情報が表示されます。ヘッドライン・テンプレートでは、ユーザー・プロファイル・ページのソート・フィールド、ソート順および結果数のフィールドを使用して結果が整列されます。

headlinetemplate.gifについては周囲のテキストで説明しています。
説明

ID

コンテンツ・アイテムの一意の識別子が表示され、コンテンツのWeb表示可能バージョン(使用可能な場合)にリンクしています。使用可能なWeb表示可能バージョンがない場合は、そのネイティブ・ファイルにリンクします。

タイトル

リンクが関連付けられていないコンテンツ・アイテムのタイトルが表示されます。

日付

コンテンツ・アイテムがリリースされた日付が表示されます。

作成者

コンテンツ・アイテムをチェックインしたユーザーのユーザー名が表示されます。

アクション

アイテムの「アクション」メニューと「コンテンツ情報」アイコンを表示します。

「アクション」アイコン: このアイコンをクリックすると、選択したコンテンツ・アイテムに対するアクションのメニューが開きます。

「コンテンツ情報」アイコン: このアイコンをクリックすると、選択したコンテンツ・アイテムのコンテンツ情報ページが表示されます。


3.3.3 サムネイル表示テンプレート

サムネイル・テンプレートには、デフォルトではアイテムがグリッドの左から右、上から下へ順にリストされ、コンテンツ・タイプに基づくアイコン、システム管理者がサムネイル・イメージを作成するようにコンテンツ・サーバーを設定している場合にはコンテンツのサムネイル・イメージが表示されます。このテンプレートは、特に、イメージや他のグラフィック・コンテンツの表示に適しています。グリッドでは、ユーザー・プロファイル・ページで設定されたソート・フィールドおよびソート順に基づいて結果が整列されます。

thumbnailtemplate.gifについては周囲のテキストで説明しています。
アイテム 説明

アイコン

アイテムの「アクション」メニューと「コンテンツ情報」アイコンを表示します。

「アクション」アイコン: このアイコンをクリックすると、選択したコンテンツ・アイテムに対するアクションのメニューが開きます。

「コンテンツ情報」アイコン: このアイコンをクリックすると、選択したコンテンツ・アイテムのコンテンツ情報ページが表示されます。

サムネイル・アイコンまたはイメージ

コンテンツ・タイプに基づくアイコン、またはコンテンツのサムネイル・イメージ(システム管理者がそのサムネイル・イメージを作成するようにコンテンツ・サーバーを設定している場合)が表示され、これらはコンテンツ・アイテムのWeb表示可能バージョン(使用可能な場合)にリンクしています。使用可能なWeb表示可能バージョンがない場合は、そのネイティブ・ファイルにリンクします。

タイトル

リンクが関連付けられていないコンテンツ・アイテムのタイトルが表示されます。グリッド構造を維持するために、長いタイトルは1行に収まるように切り捨てられます。タイトルの上でマウスを動かすと、テキストが展開されてタイトル全体が表示されます。


3.3.4 カスタム検索結果テンプレートの作成

カスタム検索結果テンプレートを作成するには、次の手順を実行します。


注意:

Oracle WebCenter Content: Recordsを国防総省(DoD)機能を有効にしてインストールしている場合は、「セキュリティ分類」フィールドが検索結果に常に表示される必要があります。検索結果テンプレートをカスタマイズする際に「セキュリティ分類」フィールドを含めなかった場合は、「セキュリティ分類」フィールドは自動的に含まれます。


  1. ユーザーの検索結果テンプレート・ページにナビゲートします。

  2. カスタム・テンプレートのベースにする付属のリスト・テンプレートの横にある、「アクション」列の「テンプレートの追加」アイコンをクリックします。カスタム・テンプレートの作成ページが開きます。

  3. カスタム・テンプレートが付属のヘッドライン表示テンプレートに基づいていない場合は、次の手順にスキップします。カスタム・テンプレートがヘッドライン表示テンプレートに基づいている場合は、「使用できるフィールド」ボックスから、列として表示するメタデータ・フィールドを選択し、右向き矢印をクリックします。選択したメタデータ・フィールドが「列」フィールドに追加されます。各フィールドを個別に選択して移動できます。

    列の表示を並べ替えるには、「列」フィールドの横にある上下の矢印を使用します。選択した列を結果テンプレートの左に移動するには、上向き矢印をクリックします。選択した列を結果テンプレートの右に移動するには、下向き矢印をクリックします。

  4. 「使用できるフィールド」ボックスから「説明」列に表示するメタデータ・フィールドを選択し、「説明」ボックスの下にある「ここに移動」をクリックします。メタデータ・フィールドが「説明」ボックスに追加されます。各フィールドを個別に選択して移動できます。

    列の表示を並べ替えるには、「主な情報」フィールドの横にある上下の矢印を使用します。選択したアイテムを「説明」列で上に移動するには、上向き矢印をクリックします。選択したアイテムを「説明」列で下に移動するには、下向き矢印をクリックします。


    重要:

    選択したフィールドを表示するには、「説明」メタデータ・フィールドを列として表示する必要があります。


  5. 「保存」をクリックします。

    カスタム検索結果テンプレートの詳細は、A.3項「カスタム検索結果テンプレートの作成および編集」を参照してください。

3.4 問合せの保存

この項の内容は次のとおりです。

3.4.1 保存済問合せについて

頻繁に実行する検索の結果をすばやく表示するには、検索を「コンテンツ・サーバー」トレイの「保存済問合せ」フォルダに保存します。

問合せリンクを保存した後、保存済問合せページでリンクを変更または削除できます。

ユーザーまたはシステム管理者は、指定した1つ以上のメタデータ・フィールドを検索対象としたカスタム検索を作成し、「クイック検索」フィールドで使用できるようにすることもできます。

3.4.2 問合せの保存

保存済問合せページで検索を問合せリンクとして保存するには、次の手順を実行します。

  1. 保存する検索条件を指定します。

  2. 検索結果ページ「アクション」メニューから「検索の保存」を選択します。

    プロンプト・ダイアログが開きます。

  3. 保存済問合せのリンク名として使用するタイトルを入力します。

  4. 「OK」をクリックします。

    新しいリンクが「保存済問合せ」トレイの下に表示されます。


    注意:

    保存済問合せを変更および削除する方法の詳細は、2.4.4項「保存済問合せの編集」を参照してください。


3.4.3 最近の問合せの再実行

最近の問合せを再実行するには、次の手順を実行します。

最近の問合せを再実行する手順は次のとおりです。

  1. 「コンテンツ・サーバー」トレイで「最近の問合せ」フォルダを開きます。

  2. 実行する問合せのリンクをダブルクリックします。

    問合せの結果が検索結果ページに表示されます。

3.4.4 最近の問合せのクリア

「最近の問合せ」トレイから最近の問合せをすべてクリアするには、次の手順を実行します。

最近の問合せをクリアする手順は次のとおりです。

  1. 「コンテンツ・サーバー」トレイで「最近の問合せ」を開きます。

  2. 「クリア」リンクをダブルクリックします。

    「最近の問合せ」フォルダ内のすべてのリンク(「クリア」を除く)が削除されます。

3.4.5 クイック検索問合せの作成

「クイック検索」フィールドから使用できる対象を絞った検索を作成するには、次の手順を実行します。対象を絞った検索は、クエリー・ビルダー・フォームまたは拡張フォームのいずれかで作成できます。問合せの文字列を直接カスタマイズするには、この手順に示されているように、クエリー・ビルダー・フォームを使用する必要があります。

  1. 「コンテンツ・サーバー」トレイ「クイック検索」をクリックします。

    クイック検索ページが開き、自分または管理者が作成した既存のクイック検索問合せが表示されます。管理者によって定義されたクイック検索を変更するには、自分も管理者である必要があります。

  2. 新しいクイック検索を作成するには、「クイック検索」領域の下の「新規作成」をクリックします。

    既存のクイック検索を編集するには、関連付けられている「アクション」メニューから「編集」を選択します。

    ターゲット・クイック検索の作成/ターゲット・クイック検索の編集ページが開きます。

  3. 「検索フォーム」メニューから、検索問合せの作成に使用するフォームを選択します。

    クイック検索の作成時に選択するフォームは、クイック検索の編集時に使用する必要があるフォームです(「検索フォーム」メニューは、既存のクイック検索の編集時には使用できません)。

    デフォルトで「拡張フォーム」が選択されます。問合せテキストを手動で編集する場合は、クエリー・ビルダー・フォームを使用します。これらのフォームの詳細は、A.2.6項「拡張検索ページ」を参照してください。

  4. 「クイック検索」リストから検索を選択するためのクイック検索キーを指定します。小文字または数字を使用します。検索は、このキーに基づいて昇順でリストされます。

    「クイック検索」表内で重複キーは使用できません。単一の文字を使用することをお薦めしますが、重複キー名を回避するために複数文字キーを使用できます。最初の文字のみがショートカットとして機能します。たとえば、キーa1、a2およびa3がある場合、最初にaを押したときに、キーa1に関連付けられた検索を選択します。次にaを押したときに、キーa2に関連付けられた検索を選択し、以下同様に選択します。

  5. 「クイック検索」リストに表示するクイック検索ラベルを指定します。

  6. 1つ以上のフィールドに#sと入力して、「クイック検索」フィールドにユーザーによって入力される検索語を表します。検索をさらに制限するために、1つ以上の検索フィールドに特定の値を指定できますが、少なくとも1つのフィールドに#sと入力する必要があります。

    クエリー・ビルダー・フォームを使用すると、詳細クエリー・ビルダー・オプションの表示をクリックして「問合せテキストの変更」を選択した場合に、問合せを手動で編集できます。

    たとえば、日付フィールドと「以後」演算子を選択し、ユーザー入力を表す#sを指定した場合、問合せテキストは次のようになります。

    dInDate >= `#s`
    

    指定した直近の日数以内のチェックインを表示する問合せを作成するには、dateCurrent関数から返された現在の日付から、ユーザーによって入力された日数を引きます。

    dInDate > `<$dateCurrent(-#s)$>`
    
  7. 各ページに表示する結果数を指定するか、またはデフォルトを使用します。

  8. 結果のソート方法を指定するか、またはデフォルトを使用します。

  9. 結果の書式設定に使用するテンプレートを指定するか、またはデフォルトを使用します。

  10. 「保存」をクリックします。

    作成した検索が「クイック検索」メニューの「クイック検索」の下に表示されます。

3.5 検索エンジン・オプション

コンテンツ・サーバーでは、コンテンツ・アイテムの検索用として、Oracle Text Searchオプションを構成するか、またはデータベース・メタデータ検索オプションとデータベース・フルテキスト検索オプションを構成できます。


注意:

ここで説明しているオプションに加えて、コンテンツ・サーバーは他の検索エンジンと統合できます。使用可能なオプションについては、システム管理者に問い合せてください。


3.5.1 Oracle Text Searchでの検索

システム管理者がOracle Text Searchオプションを構成している場合は、フルテキスト検索やメタデータ検索を指定したり、検索結果をカテゴリ別にフィルタ処理するためのオプションを選択できます。

Oracle Text Searchでは、各種言語の様々なドキュメント・フォーマットのコンテンツをフィルタ処理して抽出できます。Microsoft Officeファイル・フォーマット、Adobe PDF、HTML、XMLなど、多数のドキュメント・フォーマットがサポートされています。検索結果は、未フォーマットのテキスト、検索語を強調表示するHTML、元のドキュメント・フォーマットなど、様々なフォーマットでレンダリングできます。

この項の内容は次のとおりです。

3.5.1.1 拡張フォームでの検索

拡張フォームでは、メタデータ検索またはフルテキスト検索(あるいはその両方)を指定して、検索対象の1つ以上のコンテンツ・アイテムを識別できます。結果オプションを指定することもできます。

図3-1に、Oracle Text Searchの問合せを指定するための拡張フォームの一部を示します。

図3-1 Oracle Text Searchの拡張フォーム

図3-1については周囲のテキストで説明しています。

拡張フォームで検索を指定するには、次の手順を実行します。

  1. コンテンツ・サーバーのホームページで、「検索」メニューまたは「検索」トレイからホームページの検索フィールドを表示します。

  2. 拡張フォームの「メタデータ検索」領域で、メタデータ・フィールドに関する1つ以上の検索条件を入力できます。

  3. 「フルテキスト検索」領域では、1つ以上のコンテンツ・アイテムを検索するためのテキストを入力して、検索を絞り込むことができます。


    注意:

    コンテンツ・サーバー・インスタンスでOracle Text Searchを使用している場合は、拡張フォームの「フルテキスト検索」フィールドに自由形式のメタデータ問合せを入力することはできません。かわりに、クエリー・ビルダー・フォームの詳細オプションを使用する必要があります。詳細は、3.5.1.3項「クエリー・ビルダー・フォームでの検索」を参照してください。


  4. 「結果オプション」領域では、結果を表示するための結果オプションを変更できます。

  5. 「保存済問合せ」に検索問合せを保存するには、「保存」をクリックします。

  6. 検索問合せを実行するには、「検索」をクリックします。

検索条件と一致する1つ以上のコンテンツ・アイテムが検索結果ページに表示されます。

3.5.1.2 検索結果のフィルタ処理

検索結果ページには、検索結果のフィルタ処理に使用できるメタデータ・カテゴリを示すメニュー・バーが表示されます。各カテゴリには、特定の検索結果に対して有効な値が一覧表示されます。システム管理者は、カテゴリを追加または削除できます。デフォルトのカテゴリ・セットには、「コンテンツ・タイプ」「セキュリティ・グループ」および「アカウント」があります。

図3-2 検索結果とOracle Text Searchのデフォルト・メニュー

図3-2については周囲のテキストで説明しています。

カテゴリ名の横の矢印は、検索結果にそのカテゴリの複数の値が含まれていることをを示します。オプション名の上にカーソルを移動すると、そのカテゴリの検索結果に含まれる値のリストと各値のコンテンツ・アイテム数を示すメニューが表示されます。値をクリックすると検索結果ページがフィルタ処理され、選択したカテゴリで選択した値を持つアイテムのみが一覧表示されます。

図3-3では、「セキュリティ・グループ」のカテゴリのリストと各カテゴリで見つかったアイテム数が表示されています。

図3-3 検索結果とOracle Text Searchの拡張メニュー

図3-3については周囲のテキストで説明しています。

3.5.1.3 クエリー・ビルダー・フォームでの検索

クエリー・ビルダー・フォームでは、必要に応じてメニューから検索条件を選択できます。一連のリストからオプションを選択して、複雑な問合せを作成および保存できます。また、問合せテキストを手動で編集することもできます。


注意:

コンテンツ・サーバー・インスタンスでOracle Text Searchを使用している場合は、拡張フォームの「フルテキスト検索」フィールドに自由形式のメタデータ問合せを入力することはできません。かわりに、クエリー・ビルダー・フォームの詳細オプションを使用する必要があります。詳細は、3.5.1.3項「クエリー・ビルダー・フォームでの検索」を参照してください。


図3-4に、Oracle Text Searchの問合せを指定するためのクエリー・ビルダー・フォームを示します。

図3-4 Oracle Text Searchのクエリー・ビルダー・フォーム

図3-4については周囲のテキストで説明しています。

クエリー・ビルダー・フォームで検索を指定するには、次の手順を実行します。

  1. コンテンツ・サーバーのホームページで、「検索」メニューまたは「検索」トレイからホームページの検索フィールドを表示します。

  2. 「検索フォーム」メニューで、「クエリー・ビルダー・フォーム」を選択します。

  3. 問合せを編集するには、詳細クエリー・ビルダー・オプションの表示をクリックし、「問合せテキストの変更」を選択します。

    たとえば、日付フィールドと「以後」演算子を選択し、日付を指定した場合、問合せテキストは次のようになります。

    dInDate >= `9/22/11 12:00 AM`
    

    指定した直近の日数以内のチェックインを表示する検索を作成するには、dateCurrent関数から返された現在の日付から、日数(下の例では7)を引きます。

    dInDate > `<$dateCurrent(-7)$>`
    
  4. 「結果オプション」領域では、結果を表示するための結果オプションを変更できます。

  5. 「保存済問合せ」に検索問合せを保存するには、「保存」をクリックします。

  6. 検索問合せを実行するには、「検索」をクリックします。

3.5.1.4 Oracle Text Searchのメタデータ検索演算子

拡張検索ページでは、検索演算子を使用して検索条件を絞り込むことができます。これらの演算子は、各フィールドの左側のリストにオプションとして表示されます。

次の表に、使用される検索語の説明と使用例を示します。

演算子 説明

CONTAINS

指定した語全体または句全体がメタデータ・フィールドに含まれるコンテンツ・アイテムを検索します。

この演算子はOracle Text Searchでのみ有効です。また、オプションのDBSearchContainsOpSupportコンポーネントを有効化したOracle DatabaseおよびMicrosoft SQL Serverデータベースに対してのみ使用できます。詳細は、システム管理者に問い合せてください。

「タイトル」フィールドにformと入力した場合、タイトルにformという語全体が含まれるアイテムは返されますが、performancereformformatという語が含まれるアイテムは返されません。

MATCHES

指定した値と完全に一致する値がメタデータ・フィールドに含まれるアイテムを検索します。

「タイトル」フィールドにaddress change formと入力した場合、タイトルがaddress change formとまったく同じアイテムが返されます。

非最適化フィールドに対してMATCHES演算子を使用する問合せは、CONTAINS演算子を使用する問合せと同様に動作します。

たとえば、xDepartmentフィールドが最適化されていない場合、問合せxDepartment MATCHES 'Marketing'xDepartment CONTAINS 'Marketing'と同様に動作し、xDepartment値が'Marketing Services'または'Product Marketing'になっているドキュメントを返します。

HAS WORD PREFIX

指定した接頭辞がメタデータ・フィールドの少なくとも1語の先頭に含まれるコンテンツ・アイテムをすべて検索します。

「タイトル」フィールドにformと入力した場合、タイトルにformformatという語が含まれるすべてのコンテンツ・アイテムは検出されますが、performancereformという語は検出されません。


3.5.2 データベース・メタデータ検索での検索

この項の内容は次のとおりです。

3.5.2.1 メタデータ検索について

メタデータ検索は、図書館で著者、タイトルまたは主題を検索して本を探すことと同様です。メタデータで検索する場合、ファイルまたはファイルのグループについて知っている情報をすべて指定します。たとえば、自部門の責任者によって作成され、2002年1月1日以降にリリースされたすべてのファイルを検索するには、検索ページで次のように指定します。

  • 作成者: 責任者のユーザー名

  • 部門: 部門名

  • リリース開始日: 2002年1月1日


    注意:

    メタデータを検索する場合の大/小文字の区別は、システム管理者によるコンテンツ・サーバーの構成方法によって異なります。特定の構成については、システム管理者に問い合せてください。

    フルテキスト検索を使用する場合、メタデータの検索では大/小文字が区別され、フルテキストの検索では大/小文字は区別されません。ただし、コンテンツIDについては、小文字が大文字に変換されるため、小文字を使用して検索することはできません。


3.5.2.2 メタデータ検索の実行

メタデータを検索条件として使用してファイルを検索するには、次の手順を実行します。

  1. ホームページの検索フィールドまたは「検索」トレイを表示します。

  2. 拡張フォームに検索条件を入力します。

  3. 結果を表示するための結果オプションを選択します。

  4. 「検索」をクリックします。

検索条件と一致するファイルが検索結果ページに表示されます。

3.5.2.3 データベース・メタデータ検索のメタデータ検索演算子

拡張検索ページでは、検索演算子を使用して検索条件を絞り込むことができます。これらの演算子は、各フィールドの左側のリストにオプションとして表示されます。

次の表に、使用される検索語の説明と使用例を示します。

演算子 説明

Substring

指定した文字列がメタデータ・フィールドのどこかに含まれるコンテンツ・アイテムを検索します。この演算子は、検索語の前後にワイルドカードを配置した場合と同様の効果があります。これがデフォルトの演算子です。

この演算子は、Oracle Text Searchを使用する実装では無効です。

「タイトル」フィールドにformと入力した場合、タイトルにformsperformancereformなどの語が含まれるアイテムが返されます。

Matches

指定した値と完全に一致する値がメタデータ・フィールドに含まれるアイテムを検索します。

「タイトル」フィールドにaddress change formと入力した場合、タイトルがaddress change formとまったく同じアイテムが返されます。

Starts

指定した値がメタデータ・フィールドの先頭に含まれるアイテムを検索します。この演算子は、Matches演算子の使用時に検索語の後にワイルドカードを配置した場合と同様の効果があります。

「タイトル」フィールドにformと入力した場合、formsformingなど、formで始まるタイトルを持つアイテムがすべて返されます。

Contains

指定した語全体または句全体がメタデータ・フィールドに含まれるアイテムを検索します。

この演算子はOracle Text Searchでのみ有効です。また、オプションのDBSearchContainsOpSupportコンポーネントを有効化したOracle DatabaseおよびMicrosoft SQL Serverデータベースに対してのみ使用できます。詳細は、管理者に問い合せてください。

「タイトル」フィールドにformと入力した場合、タイトルにformという語が含まれるアイテムは返されますが、performancereformという語が含まれるアイテムは返されません。

Ends

指定した値がメタデータ・フィールドの末尾に含まれるアイテムを検索します。この演算子は、Matches演算子の使用時に検索語の前にワイルドカードを配置した場合と同様の効果があります。

「タイトル」フィールドにformと入力した場合、formperformchloroformなど、formで終わるタイトルを持つアイテムがすべて返されます。

Not Substring

指定した文字列がメタデータ・フィールドのどこにも含まれていないコンテンツ・アイテムを検索します。

「タイトル」フィールドにformと入力した場合、タイトルにformsperformancereformなどの語が含まれていないアイテムが返されます。

Not Matches

指定した値と完全に一致する値がメタデータ・フィールドに含まれるアイテム以外を検索します。

「タイトル」フィールドにaddress change formと入力した場合、タイトルがaddress change form以外のアイテムが返されます。


3.5.2.4 メタデータ検索における大/小文字の区別

メタデータ検索における大/小文字の区別は、システム管理者によるコンテンツ・サーバーの構成方法によって異なります。


注意:

特定の構成については、システム管理者に問い合せてください。


  • Microsoft SQL Server: コンテンツ・サーバーがMicrosoft SQL Serverでのデータベース検索を使用している場合、メタデータ検索で大/小文字が区別されるかどうかは、データベースの設定方法によって決まります。

  • Oracle Database: コンテンツ・サーバーがOracle Databaseでのデータベース検索を使用している場合、メタデータ検索では常に大/小文字が区別され、フルテキスト検索では大/小文字は区別されません。

  • IBM DB2: コンテンツ・サーバーがIBM DB2でのデータベース検索を使用している場合、メタデータ検索では大/小文字が区別されます。

3.5.3 データベース・フルテキスト検索での検索

この項の内容は次のとおりです。

3.5.3.1 フルテキスト検索について

フルテキスト検索では、ファイル自体に含まれているテキストに基づいてコンテンツ・アイテムを検索できます。コンテンツ・アイテムをコンテンツ・サーバーにチェックインすると、インデクサによって、Webで表示可能なコンテンツ・アイテム・バージョン(PDF、HTML、テキストまたはサポートされている他のファイル・フォーマット)の語がすべて索引に格納されます。フルテキスト検索では、検索式が索引と比較され、検索テキストを含むコンテンツ・アイテムおよびディスカッションが返されます。

フルテキスト検索式には、次の要素を含めることができます。

  • 文字列: 語の一部(addrなど)

  • 語: 個々の単語(addressesなど)

  • 句: 複数の語で構成される句(new addressesなど)

  • 演算子: 語および句に適用されるロジック(news AND addressesなど)

詳細は、3.5.3.2項「フルテキスト検索のルール」を参照してください。

返されたテキスト内で検索語を強調表示できます(ただし、コンテンツ・サーバーでOracle Databaseのフルテキスト検索が使用されており、管理者によってこの機能が有効化されていることが条件です)。強調表示されたテキストは、次(>>)および前(<<)に進むナビゲーション・リンクで囲まれます。リンクをクリックすると、テキスト内の次の結果および前の結果に移動します。

3.5.3.2 フルテキスト検索のルール

次のオプションを使用して、フルテキスト検索条件を絞り込むことができます。

  • フルテキスト検索問合せではワイルドカードを使用できます。

  • フルテキスト検索問合せでは検索演算子を使用できます。

    詳細は、3.5.3.4項「Oracle Databaseのフルテキスト検索演算子」を参照してください。

  • インターネット・スタイルの検索構文を使用できます。

  • フルテキスト検索を実行すると、指定した語に加えて、指定した語と同じ語幹を持つ語が検索されます。たとえば、addressという語を検索すると、addressaddressingaddressesまたはaddressedを含むファイルが見つかります。検索対象を指定した語に限定するには、その語を二重引用符で囲みます("address"など)。

  • フルテキスト検索の結果は、検索語の発生数でソートしたり、<NEAR>などの演算子を使用している場合は、検索語の近接性でソートできます。検索結果ページソート基準リストから「スコア」オプションを選択します。


    注意:

    「スコア」オプションを使用して結果をソートできるのは、Oracle 11gデータベース検索ソリューションを使用していて、Oracle Text Searchオプションをインストールしている場合のみです。


3.5.3.3 フルテキスト検索における大/小文字の区別

フルテキスト検索における大/小文字の区別は、システム管理者によるコンテンツ・サーバーの構成方法によって異なります。デフォルトでは、Oracle Databaseでのフルテキスト検索の場合、大/小文字は区別されません。Microsoft SQL Serverでのフルテキスト検索の場合は、データベースの設定方法によって異なります。

コンテンツ・サーバーの構成にオプションの検索エンジンが含まれている場合、大/小文字の区別はその検索エンジンによって決まります。特定の構成については、システム管理者に問い合せてください。


ヒント:

一般に、検索式と一致するすべてのファイルを検索する場合、検索文字列をすべて小文字にする必要があります。大/小文字が混在した検索文字列を使用するのは、特定の大/小文字の組合せを検索する場合のみです。


3.5.3.4 Oracle Databaseのフルテキスト検索演算子

次の演算子を使用して、Oracle Databaseのフルテキスト検索式を絞り込むことができます。


注意:

演算子は、わかりやすいように大文字で示されていますが、小文字でも使用できます。


演算子 説明

AND

指定した語をすべて含むコンテンツ・アイテムを検索します。

address AND nameと指定した場合、指定した語の両方を含むコンテンツ・アイテムが返されます。

OR

指定した語の少なくとも1つを含むコンテンツ・アイテムを検索します。

safety OR security OR protectionと指定した場合、指定した語のうち少なくとも1つを含むコンテンツ・アイテムが返されます。

NOT

演算子の前の語(指定した場合)を含むコンテンツ・アイテムを検索し、演算子の後の語を含むコンテンツ・アイテムを無視します。

NOT serverと指定すると、serverという語を含まないコンテンツ・アイテムが返されます。

internet NOT serverと指定すると、internetという語は含み、serverという語は含まないコンテンツ・アイテムが返されます。

NEAR(term1, term2)

指定した語が互いに近接して存在するコンテンツ・アイテムを検索します。より近い語ほどスコアが高くなります。

NEAR(internet,server)と指定した場合、指定した語が互いに近接して存在するコンテンツ・アイテムが返されます。

ISABOUT(phrase)

カッコで囲んだ句を含むコンテンツ・アイテムを検索します。

IS ABOUT(changed address)と指定した場合、指定した句を含むコンテンツ・アイテムが返されます。


3.5.3.5 フルテキスト検索の実行

フルテキスト検索を実行するには、次の手順を実行します。

  1. 「クイック検索」フィールドホームページの検索フィールド「検索」トレイまたは拡張検索ページを表示します。

  2. フルテキスト検索フィールドに検索語を入力します。

  3. 結果を表示するための結果オプションを選択します。

  4. 「検索」をクリックします。

検索条件と一致するファイルが検索結果ページ、または「検索」トレイ「結果」タブに表示されます。

3.6 有効期限が切れたコンテンツまたは有効期限が切れるコンテンツの検索

デフォルトでは、すべてのセキュリティ・グループに対する書込み権限を持っている場合、有効期限が切れたコンテンツ・ページにアクセスして、有効期限が切れたコンテンツを検索できます。検索結果には、少なくとも読取り権限を持つコンテンツのみが含まれます。

有効期限が切れたか、または有効期限が切れるように設定されているコンテンツを検索するには、次の手順を実行します。

  1. コンテンツ・サーバーにログインします。

  2. 左側のナビゲーション・バーで「コンテンツ・マネージャ」をクリックし、「有効期限が切れたコンテンツ」をクリックします。

    有効期限が切れたコンテンツ・ページが開きます。

  3. 特定の日時範囲内のコンテンツを検索するには、「前」フィールドと「後」フィールドに日時を指定するか、関連付けられているリストから、現在の日時の前または後の日、週または月の値を選択します。


    注意:

    日付フォーマットは、ユーザー・ロケール設定で決まります。ユーザー・ロケールの詳細は、2.4.3項「ユーザー・プロファイルの編集」を参照してください。


    デフォルトでは、「前」フィールドと「後」フィールドを空白のままにすると、事実上、現在の日時の後に有効期限が切れるように設定されているすべてのコンテンツが返されます。

  4. 有効期限が切れたコンテンツのみに検索結果を制限するには、「有効期限が切れたコンテンツ」を選択します。

    「有効期限が切れたコンテンツ」を選択して「前」フィールドと「後」フィールドを空白のままにすると、事実上、現在の日時の前に有効期限が切れたすべてのコンテンツが返されます。

  5. 有効期限が切れたコンテンツ・ページに、適用される日付範囲と、指定された条件を満たす、有効期限が切れたコンテンツ・アイテムまたは有効期限が切れるコンテンツ・アイテムが表示されます。

3.7 その他の検索機能の使用

この項の内容は次のとおりです。

3.7.1 メタデータ・ワイルドカード

ワイルドカードは、検索語内の不明な文字または特定されない文字のかわりに使用します。「クイック検索」フィールドを使用する場合でも、メタデータ検索でワイルドカードを使用できます。

メタデータ検索フィールドでは、次のワイルドカードを使用します。

  • アスタリスク(*)は、0文字以上の英数字を示します。次に例を示します。

    • form*は、formformulaと一致します。

    • *ormは、formreformと一致します。

    • *form*は、formformulareformperformanceと一致します。

  • 疑問符(?)は、1文字の英数字を示します。次に例を示します。

    • form?は、formsform1と一致しますが、formformalとは一致しません。

    • ??formは、reformと一致しますが、performとは一致しません。


注意:

アスタリスク(*)や疑問符(?)をワイルドカードとして扱わずに実際に検索するには、検索語を引用符で囲む必要があります("here*"など)。


3.7.2 インターネット・スタイルの検索構文

通常のインターネット検索エンジンで一般的な検索手法はコンテンツ・サーバーでもサポートされています。たとえば、「クイック検索」フィールドにnew productと入力すると、new <AND> productと解釈されます。また、new, productと入力すると、new <OR> productと解釈されます。次の表に、一般的な文字がコンテンツ・サーバーでどのように解釈されるかを示します。

文字 解釈方法

スペース( )

AND

カンマ(,)

OR

マイナス(-)

NOT

二重引用符で囲まれた句("任意の句")

入力した句と正確に一致する句


次の表に、フルテキスト検索でインターネット・スタイルの構文がどのように解釈されるかの例を示します。

問合せ 解釈方法

new product

new <AND> product

(new, product) images

(new <OR> product) <AND> images

new product -images

(new <AND> product) <AND> <NOT> images

"new product", "new images"

"new product" <OR> "new images"

次の表に、substring演算子を使用してタイトル・メタデータを検索する場合にインターネット・スタイルの構文がどのように解釈されるかの例を示します。

問合せ 解釈方法

new product

dDocTitle <substring> 'new' <AND> dDocTitle <substring> 'product'

new, product

dDocTitle <substring> 'new' <OR> dDocTitle <substring> 'product'

new -product

dDocTitle <substring> 'new' <AND> <NOT> 'product'

"new product"

dDocTitle <substring> 'new product'


注意:

インターネット・スタイルの検索構文はデフォルトでは有効ですが、システム管理者によって無効化されている場合があります。不明点については、システム管理者に問い合せてください。


3.7.3 複合問合せおよび代替問合せのフォーマット

コンテンツ・サーバーでは、問合せの作成時に、カッコを使用して複合問合せを構成したり、フィールド:値およびサイト:値のフォーマットを使用できます。これらの代替手法を使用すると、必要に応じて複数のサーバーを対象に目的のメタデータ・フィールドを簡単に検索できます。また、検索結果を絞り込むこともできます。たとえば、拡張検索ページに移動せずにタイトル・メタデータとしてnew productのみを検索する場合、「クイック検索」フィールドにdDocTitle:"new product"と入力します。この検索対象は、コロンの前に指定したフィールドに限定されます。この場合、検索対象のメタデータ・フィールドに関するコンテンツ・サーバーの識別子を把握している必要があります。


注意:

コンテンツ・サーバー・インスタンスでOracle Text Searchを使用する場合、拡張検索ページ拡張フォームの「フルテキスト検索」フィールドに複合検索問合せを入力することはできません。かわりに、クエリー・ビルダー・フォームの詳細オプションを使用する必要があります。


次の表に、複合問合せおよび代替問合せのフォーマットの例を示します。

問合せ 解釈方法

dDocTitle:New

dDocTitle <contains> `New`

dDocTitle:New product

(dDocTitle <contains> `New`) <AND> <ftx>`product`</ftx>

dDocTitle:New dDocTitle:product

dDocTitle <contains> `New` <AND> dDocTitle <contains> `product`

dDocTitle:New,dDocTitle:product

dDocTitle <contains> `New` <AND> dDocTitle <contains> `product`

dDocTitle:New dDocType:Presentations

dDocTitle <contains> `New` <AND> dDocType <contains> `Presentations`

dDocTitle:New,dDocType:"Test Plan"

dDocTitle <contains> `New` <OR> dDocType <contains> `Test Plan`

3.8 参照リンクの検索(オプション)

オプションのリンク・マネージャ・コンポーネントをインストールすると、索引付きドキュメントのURLリンクが評価、フィルタ処理および解析され、その後、これらのリンクが抽出されてデータベース表に格納され、検索が可能になります。抽出されたURLリンクが表に移入された後、この表に基づいて、リンク検索結果、コンテンツ情報ページのリンク参照のリスト、およびリンク情報ページのリソース情報が生成されます。リンク・マネージャ・コンポーネントによって、次の項目が表示されます。

検索結果、リンク参照リストおよびリンク情報ページは、コンテンツの追加、変更またはリビジョン削除の影響を受けるドキュメントを調べる場合に便利です。たとえば、コンテンツ・アイテムを削除する前に、含まれているURL参照が重要でないことを確認できます。また、コンテンツ・アイテムがどのように使用されているかを監視することもできます。


注意:

URLリンクはリンク・マネージャ・コンポーネントによってコンテンツ・サーバーの索引付けサイクル中に抽出されるため、抽出されるのはリリース済ドキュメントのURLリンクのみです。複数のリビジョンがあるコンテンツ・アイテムの場合、検索可能なのは最新のリリース済リビジョンのみです。


この項の内容は次のとおりです。

3.8.1 リンクの検索について

リンクの検索ページを使用すると、リポジトリ・データベースに格納されている条件に基づいてリンクを検索できます。このページは、リンクを検証して、リソースが使用されている場所を確認したり、コンテンツ・アイテムの削除が他のドキュメントに及ぼす影響を確認する場合などに使用します。

リンク検索結果ページには、検索条件と一致するアイテムが表示されます。無効または破損しているリンクは、太字で表示されます。アイテムごとに、リンク・アイテムの「アクション」メニューと「情報」アイコンがあり、このアイコンを使用すると、リンク情報ページが表示されます。

3.8.2 コンテンツ情報ページ上のリンク参照

「参照」オプションを使用すると、コンテンツ・アイテムが他のコンテンツ・アイテムを参照しているのか、他のコンテンツ・アイテムから参照されているのかを確認できます。「参照」には、次の2つのオプションがあります。

  • 表示: デフォルトでは、コンテンツ情報ページが開かれている場合、リンクは非表示です。「表示」をクリックすると、該当するすべてのリンクが表示されます。このコンテンツ・アイテムに他のドキュメントへの参照が1つ以上含まれている場合、「このコンテンツ・アイテムに含まれるリンク」セクションにこれらのリンクが表示されます。他のドキュメントがこのコンテンツ・アイテムを参照している場合、「このコンテンツ・アイテムへのリンク」セクションにそれらの参照が表示されます。

    無効または破損しているリンクは、太字で表示されます。「アクション」列の「情報」リンクをクリックすると、その特定のリンクのリンク情報ページが表示されます。

  • 非表示: 「非表示」をクリックすると、リンク情報が非表示になります。

コンテンツ・アイテムに関するリンク情報にアクセスするには、「コンテンツ情報」アイコンをクリックして、コンテンツ情報ページおよび「参照」オプションを表示します。または、リンク・アイテムの「アクション」メニューから「コンテンツ情報」または「ターゲット・コンテンツ情報」のいずれかを選択して、コンテンツ情報ページと「参照」オプションを表示します。


注意:

コンテンツ・アイテムのリビジョンが他のコンテンツ・アイテムによって参照されている場合、システム管理者がAllowForceDelete構成変数をtrueに設定していないかぎり、このリビジョンは削除できません。コンテンツ・アイテムのリビジョンを削除すると、このコンテンツ・アイテムが他のコンテンツ・アイテムによって参照されているかどうかを示すメッセージが表示され、削除するかどうかを確認されます。この場合、他のコンテンツ・アイテムによって参照されているコンテンツ・アイテムを削除すると、それらのリンクは切断され、無効になります。


3.8.3 期限切れの通知

リンク・マネージャがインストールされている場合、期限切れの通知ページには、まもなく期限が切れる各コンテンツ・アイテムの追加情報が表示されます。電子メール通知には、次のように、期限が切れるコンテンツ・アイテムが別のコンテンツ・アイテムによって参照されているかどうかが示されます。

  • 参照: はい

  • 参照: いいえ

電子メールでは、まもなく期限が切れるドキュメントを参照しているコンテンツ・アイテムのリストは示されません。この情報は、コンテンツ情報ページの「参照」セクションに表示されます。詳細は、3.8.5項「コンテンツ・アイテムのリンク参照の確認」を参照してください。

コンテンツ・サーバー構成変数(EnableExpirationNotifier)が有効化されている場合、コンテンツの期限が切れるときに、電子メール通知がそれぞれの作成者に送信されます。この構成変数を設定する方法の詳細は、Oracle WebCenter Content Idocスクリプト・リファレンス・ガイドのEnableExpirationNotifierに関する説明を参照してください。


注意:

コンテンツ・アイテムは、期限が切れても、コンテンツ・サーバーに残ります。期限が切れると、アイテムが索引から削除されるだけです。そのため、期限が切れたコンテンツ・アイテムに関連付けられたリンクも、有効なドキュメントが関係しているかぎり、すべて機能します。


図3-5 作成者に期限切れを伝える電子メール通知

図3-5については周囲のテキストで説明しています。

3.8.4 リンク検索の実行

コンテンツ・アイテムのリンクを検索するには、次の手順を実行します。

  1. 「コンテンツ管理」トレイの「管理されたリンクの検索」リンクをクリックします。リンクの検索ページが開きます。

  2. フィールドに該当する値を入力します。フィールドの詳細は、「リンク検索結果ページ」を参照してください。

  3. 「検索」をクリックします。リンク・マネージャ・コンポーネントにより、「リンク検索結果ページ」に示すように、検索結果が生成されて表示されます。

3.8.5 コンテンツ・アイテムのリンク参照の確認

コンテンツ情報ページを使用すると、特定のコンテンツ・アイテムに関連付けられたすべてのリンク参照を表示、確認および検証できます。次の各トピックで説明しているように、2つのページのいずれかから、コンテンツ・アイテムのコンテンツ情報ページにアクセスできます。

3.8.5.1 検索結果ページからのリンク参照の確認

  1. コンテンツ・サーバー検索ページを使用して、特定のコンテンツ・アイテムを検索します。

  2. 検索結果ページでコンテンツ・アイテムを選択し、「アクション」列で対応する「コンテンツ情報」アイコンをクリックします。

    選択したコンテンツ・アイテムのコンテンツ情報ページが開きます。このコンテンツ・アイテムにリンクが含まれるか、このコンテンツ・アイテムを参照しているリンクがある場合、「参照」の「表示」オプションが表示されます。

  3. 「参照」の「表示」をクリックします。

    該当するリンクがすべて表示されます。「このコンテンツ・アイテムに含まれるリンク」セクションには、このコンテンツ・アイテム内から他のドキュメントを参照しているリンクがすべて表示されます。「このコンテンツ・アイテムへのリンク」セクションには、他のドキュメント内からこのコンテンツ・アイテムを参照しているリンクがすべて表示されます。

3.8.5.2 リンク・マネージャのリンクの検索ページからのリンク参照の確認

  1. リンクの検索ページを開き、リンクを検索します。詳細は、3.8.4項「リンク検索の実行」を参照してください。

  2. 「検索結果」セクションでリンクを選択します。

  3. 「アクション」列で「コンテンツ情報」アイコンをクリックします。

    選択したコンテンツ・アイテムのコンテンツ情報ページが開きます。このコンテンツ・アイテムにリンクが含まれるか、このコンテンツ・アイテムを参照しているリンクがある場合、「参照」の「表示」オプションが表示されます。

  4. 「参照」の「表示」をクリックします。

    該当するリンクがすべて表示されます。「このコンテンツ・アイテムに含まれるリンク」セクションには、このコンテンツ・アイテム内から他のドキュメントを参照しているリンクがすべて表示されます。「このコンテンツ・アイテムへのリンク」セクションには、他のドキュメント内からこのコンテンツ・アイテムを参照しているリンクがすべて表示されます。


    注意:

    「参照」のいずれかのセクション(「このコンテンツ・アイテムに含まれるリンク」または「このコンテンツ・アイテムへのリンク」)に含まれるリンクのリンク情報ページを表示するには、「アクション」列で対応する「情報」リンクをクリックします。


3.8.6 特定のリンクに関するリンク情報の確認

リンク情報ページを使用すると、特定のリンクに関する追加情報を確認できます。次の各トピックで説明しているように、2つのページのいずれかから、リンクのリンク情報ページにアクセスできます。

3.8.6.1 コンテンツ情報ページからのリンク情報の確認

  1. 特定のコンテンツ・アイテムのコンテンツ情報ページを開き、該当するリンクを表示します。詳細は、3.8.5項「コンテンツ・アイテムのリンク参照の確認」を参照してください。

  2. 「参照」のいずれかのセクション(「このコンテンツ・アイテムに含まれるリンク」または「このコンテンツ・アイテムへのリンク」)のリストからリンクを選択します。

  3. 「アクション」列で対応する「コンテンツ情報」リンクをクリックします。

    選択したリンクのリンク情報ページが開きます。

3.8.6.2 リンクの検索ページからのリンク情報の確認

  1. リンクの検索ページを開き、リンクを検索します。詳細は、3.8.4項「リンク検索の実行」を参照してください。

  2. 「検索結果」セクションでリンクを選択します。

  3. 「アクション」列で「アクション」アイコンをクリックします。リンク・アイテムの「アクション」メニューが開きます。

  4. 「リンク情報」メニュー・オプションを選択します。

    選択したリンクのリンク情報ページが開きます。

3.9 コンテンツ・データのトラッキングとレポート生成

Content TrackerおよびContent Trackerレポートはオプションのコンポーネントで、システムの使用状況に関する情報を提供します。この項の内容は次のとおりです。

3.9.1 Content Trackerについて

Content Trackerでは、システムが監視され、様々なアクティビティに関する情報が記録されます。このような情報は、様々なソースから収集され、マージ後、コンテンツ・サーバー・データベースの一連の表に書き込まれます。収集する情報のタイプは、Content Trackerをカスタマイズして変更または拡張できます。Content Trackerでは、次の情報に基づいてアクティビティが監視されます。

  • コンテンツ・アイテムへのアクセス:

    Content Trackerでは、Webフィルタのログ・ファイル、コンテンツ・サーバー・データベースおよびその他の外部アプリケーション(ポータルやWebサイトなど)から、コンテンツ・アイテムの使用状況に関する情報が収集されます。コンテンツ・アイテムへのアクセスに関するデータとしては、日付、時刻、コンテンツID、現在のメタデータ、ユーザー名、ユーザーのプロファイル情報などがあります。

  • コンテンツ・サーバー・サービス:

    Content Trackerでは、コンテンツを返すサービスや検索リクエストを処理するサービスがすべてトラッキングされます。またContent Trackerでは、簡単な構成変更により、カスタム・サービスも含めてほとんどすべてのコンテンツ・サーバー・サービスを監視できます。

3.9.2 Content Trackerレポートについて

Content Trackerでデータが抽出され、適用可能なデータベース・リポジトリ表に移入されると、その情報を使用してレポートを生成できます。Content Trackerレポートを使用すると、次のことが可能です。

  • レポートの生成:

    Content Trackerレポートを使用すると、Content Trackerによって作成された表に対して問合せが行われ、各種アクティビティや特定のコンテンツ・アイテムの使用履歴に関するサマリー・レポートが生成されます。これらのレポートを使用すると、コンテンツまたはユーザーの特定グループを、メタデータ、ファイル拡張子またはユーザー・プロファイルに基づいて分析できます。提供されている事前定義済レポートを使用したり、使用するインストールにあわせて事前定義済レポートをカスタマイズしたり、互換性のあるサード・パーティのレポート作成パッケージを使用することができます。

  • コンテンツ管理作業の最適化:

    コンテンツの保存管理のためにレポートのデータを使用することもできます。つまり、特定の期間に特定のコンテンツ・アイテムにアクセスする頻度に応じて、一部のアイテムをアーカイブすることも、削除することもできます。同様に、アプリケーションではこのデータを使用して、特定タイプのユーザーの上位アクセス・コンテンツをポートレットに提供できます。

この項の内容は次のとおりです。

3.9.2.1 コンテンツ・アクセス・レポート

「Content Trackerレポートの生成」のメイン・ページを使用して生成する各レポートには、同じ一般フォーマットとビジュアル・レイアウトが適用されます。「Content Trackerレポートの生成」でまとめられる結果には、コンテンツ・アイテムを実際にリクエストして開いたユーザーのみが含まれます。コンテンツ情報ページのみを開いたユーザーは、追跡データに含まれません。

開かれるコンテンツ・アイテムは、Webロケーション・ファイル(コンテンツ・アイテムへの絶対パス)、HTMLバージョン(Dynamic Converterを使用)、または実際のネイティブ・ファイルです。一般に、ユーザーがコンテンツ・アイテムにアクセスした時間から、「Content Trackerレポートの生成」のアクセス履歴に情報が含まれるまでに、1日かかります。詳細は、A.13項「Content Trackerインタフェース」を参照してください。

3.9.2.2 コンテンツ・ダッシュボード機能

生成された問合せレポートに特定のコンテンツ・アイテムへのアクティブなリンクが含まれている場合、そのリンクをクリックすると、対応するコンテンツ・ダッシュボードが表示されます。このコンテンツ・ダッシュボードのイメージは、特定のコンテンツ・アイテムの1つのバージョンが1人のユーザーによって3回アクセスされたことを示しています。

ctr_vers_togeth.gifについては周囲のテキストで説明しています。

3.9.2.3 ドリルダウン・レポート機能

事前に定義された各レポートでは、様々なレベルのレポート結果が生成されます。Content Trackerレポートの生成メイン・ページで入力した検索条件に基づいて、結果が適宜フィルタ処理されます。最上位レベルのレポートはサマリー・レポートで、一般性の高い情報が示されます。最上位レベルのレポートにあるリンクを使用して、より具体的な情報にドリルダウンできます。