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Oracle® WebCenter Content Desktopユーザーズ・ガイド
11g リリース1 (11.1.1)
B66697-01
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2 コンピュータ上でのDesktopクライアント・ソフトウェアの設定

この項では、Microsoft Windowsオペレーティング・システムが動作しているコンピュータ上でDesktopクライアント・ソフトウェアを設定するプロセスについて説明します。内容は次のとおりです。

2.1 インストール要件

Oracle WebCenter Content: Desktop 11gリリース1を実行するクライアント・コンピュータは、次の要件を満たしている必要があります。

2.2 インストールの考慮事項

Desktopで使用するクライアント・コンピュータの設定に関して、次の考慮事項に注意してください。

2.3 インストール・プロセス

Desktopクライアント・ソフトウェアは、次の手順に従って設定します。

  1. 以前のバージョンのDesktopクライアント・ソフトウェアのアンインストール

  2. 最新バージョンのDesktopクライアント・ソフトウェアのインストール

  3. Notes.iniファイルの手動構成(必要に応じて)

  4. コンテンツ・サーバー接続の設定

2.4 以前のバージョンのDesktopクライアント・ソフトウェアのアンインストール

前のバージョンのDesktopクライアント・ソフトウェアがコンピュータにすでにインストールされている場合は、最初にこのソフトウェアをアンインストールすることをお薦めします。以前にインストールしたバージョンをすべて完全にアンインストールすることが重要です。

デスクトップ統合クライアント・ソフトウェアを完全にアンインストールする手順は次のとおりです。

  1. Windowsの「コントロール パネル」を開きます。

  2. オペレーティング・システムに応じて、次のリンクをクリックします。

    • Windows XP: 「プログラムの追加と削除」

    • Windows VistaおよびWindows 7(カテゴリ表示): 「プログラムのアンインストール」(「プログラム」の下)

    • Windows VistaおよびWindows 7(アイコン表示): 「プログラムと機能」

  3. 「Oracle WebCenter Content: Desktop」または「Oracle Content Server - Desktop Integration Suite」を選択します。

  4. オペレーティング・システムに応じて、次の操作を実行します。

    • Windows XP: 「削除」をクリックします。

    • Windows VistaおよびWindows 7: 右クリックして「アンインストール」を選択します。

    アンインストール・ウィザードが起動します。

  5. Desktopクライアント・ソフトウェアをコンピュータから削除するかどうかを確認された場合は、「はい」をクリックします。

    ソフトウェアがクライアント・コンピュータから削除されます。

  6. コンピュータを再起動します。


注意:

(たとえばアップグレード時に)Desktopクライアント・ソフトウェアをアンインストールしてから再インストールした場合、以前に設定したサーバー接続はソフトウェアの再インストール後もすべて継続して使用できます。


2.5 最新バージョンのDesktopクライアント・ソフトウェアのインストール

コンピュータに旧バージョンのDesktopクライアント・ソフトウェアがインストールされていない場合は、現行バージョンのDesktop 11g リリース1クライアント・ソフトウェアをインストールできます。

コンピュータ上でのDesktop 11g リリース1クライアント・ソフトウェアをインストールする手順は次のとおりです。

  1. Desktopクライアント・ソフトウェアのインストーラの入手方法をシステム管理者に問い合せます。

    Oracle WebCenter Content Server 11g リリース1インスタンスにアクセスできる場合、Desktopクライアントのインストーラは、コンテンツ・サーバーのWebインタフェースのダウンロード・ページ(「コンテンツ」の下)にあります。

    Oracle.comの「ダウンロード」セクションからDesktop配布zipファイルを入手することもできます。

    32ビットと64ビットのデスクトップ・クライアント・ソフトウェア・インストーラがあることに注意してください。必ず正しいインストーラ・バージョンを実行してください。デスクトップ配布zipファイルには、32ビットと64ビットの両方のインストーラが含まれています(\Installer\32-bit\DIS-11.1.x.yy-Setup.exeおよび\Installer\64-bit\DIS-11.1.x.yy-x64-Setup.exe。xはバージョン番号でyyはビルド番号です)。使用バージョンが不明な場合は、システム管理者に問い合せてください。


    注意:

    64ビットのMicrosoft Windowsを32ビットのMicrosoft Officeとともに使用している場合は、64ビットのDesktopインストーラを使用してください。


  2. クライアント・ソフトウェアを入手した後、インストーラ実行可能ファイル(.msiではなく.exe)を実行します。

  3. Microsoft .NET Frameworkバージョン2.0再配布可能パッケージが見つからない場合は、このパッケージをロードするかどうかを尋ねるプロンプトが表示されます。「はい」をクリックし、ライセンス契約を受け入れてインストールを実行し、「終了」をクリックします。

  4. 「ようこそ」画面で、「次」をクリックしてインストールを開始します。

  5. Custom Setupダイアログ・ボックスで、サポートされているアプリケーションの中からコンテンツ・サーバーに統合するアプリケーションを選択します。

    リストには、ローカル・コンピュータで検出されたサポートされているすべてのアプリケーションが表示されます(第1.4項「サポートされているクライアント・アプリケーション」を参照)。デフォルトでは、すべてのアプリケーションが統合対象として選択されています。アプリケーションをコンテンツ・サーバーに統合しない場合は、そのアプリケーションのアイコンをクリックし、メニューから「This feature will not be available.」を選択します。この場合、アプリケーションのアイコンが赤色のXに変わります。

    図2-1 コンテンツ・サーバーと統合するアプリケーションの選択

    図2-1の説明が続きます
    「図2-1 コンテンツ・サーバーと統合するアプリケーションの選択」の説明


    注意:

    Outlookアカウントを定義していない場合は、アプリケーション選択のダイアログ・ボックスでOutlookを選択しても、Outlookに統合を設定できません。


    デフォルトでは、ソフトウェアはC:¥Program Files¥Oracle¥Content Server¥Desktop Integration Suiteにインストールされます。ソフトウェアを別のフォルダにインストールするには、「変更」ボタンをクリックし、別のフォルダを指定します。

    統合するアプリケーションとソフトウェアのインストール場所を確認した後、「次」をクリックして続行するか、「取消」をクリックしてインストール・プロセスを終了します。

  6. コンテンツ・サーバーに統合するアプリケーションのいずれかが現在実行中の場合は、影響を受けるアプリケーションを再起動するまではDesktopの一部の機能が使用できないことを示す警告が表示されます。「次へ」をクリックして続行します。

  7. 「インストール」をクリックしてインストールを開始します。

    必要なすべてのファイルがコピーされます。

    Lotus Notes統合をインストールしているとき、Notes.iniファイルが見つからないことを示すエラー・メッセージが表示される場合があります。このエラー・メッセージが表示された場合は、まずインストールを完了し、第2.6項「Notes.iniファイルの手動構成」の手順に従います。

  8. インストールが完了した後、「終了」をクリックしてインストール・ウィザードを終了します。

  9. コンピュータを再起動します。

2.6 Notes.iniファイルの手動構成

統合対象として選択されているアプリケーションにLotus Notesが含まれている場合は、Notes.iniファイルを変更する必要があります。デスクトップ・クライアント・ソフトウェア・インストーラでは、ファイルを自動的に変更しようとします。インストーラで変更できなかった場合は、エラー・メッセージが表示されます。この場合、ファイルを手動で変更する必要があります。

Notes.iniファイルへの必要な変更を手動で行う手順は次のとおりです。

  1. Notes.iniファイルを探します。このファイルは次の場所にあります。

    • Windows XP: Lotus-Notes-App-Dir¥Notes.ini(C:¥Program Files¥Lotus¥Notes¥Notes.iniなど)

    • Windows VistaおよびWindows 7: C:¥Users¥User-Name¥AppData¥Local¥VirtualStore¥Lotus-Notes-App-Dir¥Notes.ini(C:¥Users¥jsmith¥AppData¥Local¥VirtualStore¥Program Files¥Lotus¥Notes¥Notes.iniなど)

      Windows VistaおよびWindows 7の場合は、次の点に注意してください。

      • Lotus Notesアプリケーション・ディレクトリにもNotes.iniファイルがありますが、これは変更が必要なファイルではありません。

      • Windows VistaおよびWindows 7のAppData構造はデフォルトで非表示です。Windowsエクスプローラで隠しフォルダを表示するには、該当するオプションを有効にする必要があります。

      • Windows VistaまたはWindows 7を実行しているクライアント・コンピュータを複数のユーザーが使用している場合は、各ユーザーのNotes.iniファイルを変更する必要があります。

    Notes.iniファイルが見つからない場合は、Notes管理者に問い合せてください。

  2. Notes.iniファイルをテキスト・エディタで開きます。

  3. AddInMenusエントリを探します。

    • AddInMenusエントリが存在する場合は、このエントリの末尾にSTELNI.DLLをカンマで区切って追加します。次に例を示します。

      AddInMenus=FILE1.DLL,FILE2.DLL,STELNI.DLL
      
    • AddInMenusエントリがない場合は、ファイルの末尾に次の行を追加します。

      AddInMenus=STELNI.DLL
      

    (DLLファイル名の最後の文字はiの大文字であり、数字の1ではありません。)

  4. Notes.iniファイルを保存して閉じます。

2.7 コンテンツ・サーバー接続の設定

コンピュータにDesktopクライアント・ソフトウェアをインストールした後は、コンピュータからアクセスするすべてのコンテンツ・サーバーへの接続を設定する必要があります。詳細は、第7章「コンテンツ・サーバー接続に関する作業」を参照してください。